レクサス プリウスと探している方の多くは、「レクサス版プリウスと呼ばれる理由」や「プリウスとレクサスCTのデザインの差」が気になっているのではないでしょうか。
同じハイブリッドシステムを採用しているとはいえ、両者の個性は大きく異なります。
燃費と走行性能の比較ポイント、さらには「静粛性と乗り心地はどちらが上か」という視点まで、選び方に迷う人が知りたい疑問は数多くあります。
加えて、装備や安全性能で見る違いや、ブランド価値と価格差の背景なども、購入を検討する際に外せない要素です。さらにユニークなのが、プリウスにレクサスグリルやホイールを流用するケースや、「ダサい」と言われるレクサス仕様プリウスの真相といったカスタム事情。
本記事では、これらのテーマを丁寧に整理し、レクサス プリウスの関係性を深掘りしていきます。
・レクサスCTとプリウスの共通点と違い
・燃費・走行性能・静粛性などの比較ポイント
・ブランド価値や価格差、装備や安全性能の違い
・カスタム事例や中古市場での評価と維持費の目安
レクサスとプリウスの違い・特徴を徹底比較

・レクサス版プリウスと呼ばれる理由
・プリウスとレクサスCTのデザインの差
・燃費と走行性能の比較ポイント
・静粛性と乗り心地はどちらが上か
・装備や安全性能で見る違い
・ブランド価値と価格差の背景
レクサス版プリウスと呼ばれる理由
レクサスCTは発売当初から「レクサス版プリウス」と表現されることが多くあります。この呼び方の背景には、両車が同じ1.8Lエンジンとハイブリッドシステムを共有している点があります。
つまり、パワートレインの基本構造はプリウスと共通しているため、技術的なつながりは明確です。ただし、それだけで単純に「同じ車」と考えるのは早計です。
実際にはボディの剛性強化、足回りのチューニング、遮音材の配置など、多くの部分で異なる仕上げが施されています。これを理解すれば「中身がプリウスだから意味がない」という意見が誤解であることが分かるでしょう。
レクサスブランドとしての品質基準を満たすため、外装デザインや内装の素材、ディーラーでのサービスまで含めて差別化されています。
例えば、プリウスではオプション扱いだった先進装備がCTでは標準装備となっていたり、内装の質感がワンランク上であったりする点は象徴的です。
このため、レクサスCTは単にプリウスを高級化したのではなく、都市部での取り回しやブランド価値を意識して開発された「プレミアムコンパクトハイブリッド」としての立ち位置を持っています。
言ってしまえば「レクサス版プリウス」とは、共通点を理解しつつ差異を知るための分かりやすい表現にすぎないのです。
プリウスとレクサスCTのデザインの差

プリウスとレクサスCTを並べると、一目でわかるのが外観デザインの違いです。
プリウスは燃費効率を最優先に設計され、空力性能を重視した流線型のシルエットが特徴です。Aピラーの角度やルーフラインの形状も、空気抵抗を低減するために工夫されています。
一方、レクサスCTは「L-finesse」と呼ばれるブランド独自のデザイン哲学を反映し、スピンドルグリルを中心にスポーティかつ高級感ある雰囲気を演出しています。この差は単なる見た目だけにとどまらず、購入する層のライフスタイルを象徴するものでもあります。
「プリウス」と「レクサスCT」の違い
항목 | プリウス(Toyota Prius) | レクサスCT(Lexus CT) |
---|---|---|
外観デザイン | 空力性能を重視した流線型シルエット 機能性を優先したデザイン | スピンドルグリルを基調にした 高級感と個性ある外観 |
デザイン哲学 | 燃費効率・合理性を最優先 | 「L-finesse」思想で上質感・存在感を演出 |
対象ユーザー | 環境志向で燃費重視のユーザー | ラグジュアリー志向で個性重視のユーザー |
内装素材 | 樹脂パネル中心でシンプル 実用性優先 | 本革・ソフトタッチ素材を多用 質感を重視した仕上げ |
操作系の質感 | 実用性にフォーカスした配置 | 操作感・触感に高級感あり |
コンセプトの違い | 「実用性と合理性」 | 「所有満足感とブランド性」 |
内装に目を向ければ、プリウスは実用性を優先し、樹脂パネルを多用したシンプルな仕上げが中心です。これに対しCTでは本革やソフトタッチ素材がふんだんに使われ、座った瞬間に質感の違いを実感できます。
操作系のボタン配置やステアリングの手触りも、ドライバーが所有する満足感を得られるよう設計されています。
このように考えると、プリウスが「合理性を追求したデザイン」であるのに対して、レクサスCTは「高級感と個性を際立たせるデザイン」と位置づけることができます。購入を検討する人は、どちらを自分の価値観に合うと感じるかで選ぶとよいでしょう。
燃費と走行性能の比較ポイント
燃費性能に注目すると、プリウスの優位性は明確です。軽量なボディと空力性能を最大限に追求した設計により、実燃費でも20km/Lを超えるケースが多く報告されています。
これに対してレクサスCTは、同じハイブリッドシステムを搭載していながら、燃費数値はやや劣ります。主な理由は重量の増加と、走行性能を高めるためのチューニングにあります。
ボディ剛性を強化した分だけ重量が増し、足回りも硬めに仕上げられているため、燃費効率は多少犠牲になります。しかしその一方で、CTは運転の楽しさという点で評価されています。
プリウスとレクサスCTの燃費性能および走行性能の違い
比較項目 | プリウス(Toyota Prius) | レクサスCT(Lexus CT) |
---|---|---|
燃費性能(実燃費) | 約20〜25km/L(使用環境により変動) ※空力設計と軽量ボディにより優秀 | 約15〜18km/L(使用環境により変動) ※同じハイブリッドでも車重とチューニングで差が出る |
ハイブリッドシステム | トヨタ製1.8Lハイブリッド(THSⅡ) | トヨタ製1.8Lハイブリッド(THSⅡ) |
ボディ重量 | 軽量(空力効率重視) | やや重め(剛性強化・高級装備搭載) |
ドライブモード | 通常はノーマルまたはEVモード中心 | エコ・ノーマル・スポーツの3モード搭載 スポーティな走行も可能 |
走行フィーリング | しなやかで静粛性高め 効率重視の乗り心地 | ステアリングがダイレクトで スポーツ走行にも対応可能 |
燃費と走行性能のバランス | 燃費最優先で設計されている | 燃費よりもドライバビリティを重視 |
ドライブモードセレクターにより、エコ・ノーマル・スポーツを切り替えられるのも特徴的です。例えばスポーツモードを選択すれば、アクセルレスポンスが鋭くなり、ステアリングも重めに変化してダイレクト感を味わえます。
このように、燃費を徹底的に追求するならプリウスが有利ですが、燃費と走行の楽しさを両立させたい場合はCTの魅力が光ります。つまり両車の比較ポイントは「効率重視か、走りの質も含めた総合性能重視か」という観点で判断することが大切です。
静粛性と乗り心地はどちらが上か

静粛性と乗り心地に関しては、レクサスCTが明確に優位といえます。理由は、防音材の厚みや配置、ドアの密閉性、サスペンションのセッティングに違いがあるためです。
プリウスもハイブリッド車ならではの静かさを持ちますが、高速道路での風切り音や路面からの振動はやや伝わりやすい傾向があります。対してCTは走行時のノイズ低減に徹底して取り組んでおり、100km/hで巡航していても車内での会話が自然にできるレベルです。
また、シートの座り心地やクッション性もプリウスと比較すると上質で、長距離ドライブ後の疲労感が少なく感じられるのは大きな利点です。
ただし、乗り心地については一概に全員に快適といえるわけではありません。スポーティな走りを意識したCTは、サスペンションがやや硬めに設定されているため、路面状況によっては突き上げを強く感じる場合もあります。
ここで注目したいのは、乗り心地と静粛性が必ずしも同じ方向を向いていない点です。柔らかい足回りで静かに走るプリウスか、やや硬さを伴っても上質な質感を求めるCTか。
この選択は利用シーンによって変わります。家族で静かに移動するのが目的ならプリウス、運転中の集中力や高級感を重視するならCTが適していると言えるでしょう。
装備や安全性能で見る違い
レクサスCTとプリウスを比較する際、装備や安全性能の差は購入を決める重要なポイントとなります。
プリウスはトヨタが誇る大衆向けハイブリッドとして普及を重視し、必要十分な安全装備を標準搭載しています。例えばトヨタセーフティセンスによる自動ブレーキや車線逸脱警報など、近年のモデルでは高い安全性を確保しています。
一方レクサスCTは同じトヨタグループの技術を基盤にしつつも、さらに一歩進んだ機能が特徴です。たとえばレーダークルーズコントロールや歩行者検知機能を早い段階から採用し、グレードによっては先進的な予防安全技術が標準装備されていました。
また、エアバッグの数や展開する位置もCTの方が多く、衝突時の乗員保護性能に配慮されています。
装備面でも違いが見られ、CTでは本革シートや高級オーディオシステム、ドライブモードセレクターなどが用意され、単なる移動手段ではなく「快適性と安心感を両立する車」としての立ち位置を強調しています。
プリウスがコストパフォーマンスを重視した大衆向けの安全性能を備える一方、CTは高級ブランドらしい細やかな仕上げと余裕をもった安全設計が魅力と言えるでしょう。
ブランド価値と価格差の背景

プリウスとレクサスCTは同じハイブリッドシステムを持ちながら、新車価格には大きな差があります。この背景にはブランド戦略の違いが大きく関係しています。
プリウスは「ハイブリッドカーの先駆者」として一般ユーザーに幅広く受け入れられることを目的に開発されました。そのため、コストを抑えつつ燃費性能や信頼性を最優先にした設計になっています。
一方、レクサスCTはレクサスブランドのエントリーモデルとして登場し、単に低燃費だけではなく「高級車らしい体験」を重視しています。具体的には、内外装の素材選び、静粛性の向上、販売店でのサービス品質まで含めたトータルの価値提供が行われています。
このため、価格差は単なる車両スペックの違いではなく、オーナー体験全体に投資している部分と理解すべきです。また、レクサスはリセールバリューの高さやブランドが持つステータス性も含めて、購入者に安心感を与えます。
プリウスとレクサスCTの価格差の理由とブランド戦略の違い
比較項目 | プリウス(Toyota Prius) | レクサスCT(Lexus CT) |
---|---|---|
新車価格(参考) | 約290万円〜(グレードにより変動) | 約430万円〜(販売終了時点の価格帯) |
開発目的 | 燃費と信頼性重視の大衆向けモデル | 高級ブランドのエントリー向けモデル |
ブランド戦略 | トヨタブランドとしての量産・普及志向 | レクサスとしての高付加価値提供 |
内外装の質感 | 実用性とコストパフォーマンス重視 樹脂やファブリック中心の素材 | 高級感ある内装素材を採用 本革・ソフトタッチ素材多数 |
静粛性・乗り心地 | 快適性より燃費優先の設計 | 吸音材やボディ剛性を強化し静粛性向上 |
販売・アフターサービス | 一般的なトヨタディーラーでの対応 | レクサス専用ディーラーでの手厚い応対 |
オーナー体験の価値 | 車両性能重視の合理的な所有感 | ブランド・接客・所有満足を含む総合体験 |
リセールバリュー | 市場で安定した下取りが可能 | 高級車ブランドとしての価値が残る傾向あり |
単純に「高い・安い」で比較するのではなく、価格差の裏にあるサービスや品質をどう評価するかが重要になるでしょう。
レクサスとプリウスに関するカスタムと選び方

・プリウスにレクサスグリルやホイールを流用するケース
・「ダサい」と言われるレクサス仕様プリウスの真相
・30プリウスとレクサスCTの共通点と違い
・新型プリウスとレクサスUXを比較
・中古市場での値段や維持費の目安
・カスタム派と純正派で分かれる評価
プリウスにレクサスグリルやホイールを流用するケース
近年のカーカスタムの流行として、プリウスにレクサス風のパーツを取り付けるケースが目立ちます。
特に人気があるのがレクサスグリルやホイールの流用です。プリウスの外観をより高級に見せたいと考えるオーナーが増え、純正互換や社外製の「レクサス風」グリルが販売されています。
30系や50系プリウスではスピンドルグリル風に仕上げるキットも存在し、見た目の印象を大きく変えることが可能です。また、ホイールに関してもレクサス純正デザインを流用する事例があり、足元の高級感を演出する手段として用いられています。
ただし注意点もあります。グリルやホイールの装着には加工が必要な場合があり、純正のフィット感や安全性を損なうリスクがあります。
さらに、保険や車検の基準に適合しているか確認が必要となります。それでも「プリウスを少し特別に見せたい」「高級感を取り入れたい」というニーズに応える方法として、これらのカスタムは一定の人気を保っているのが現状です。
「ダサい」と言われるレクサス仕様プリウスの真相

インターネット上では「プリウスをレクサス仕様にするとダサい」といった意見を目にすることがあります。こうした評価が生まれる背景には、車好きの間で「本物志向」と「カスタム志向」の価値観がぶつかっている点が挙げられます。
本来レクサスは高級ブランドとして独自の存在感を持つため、「プリウスにレクサスエンブレムを付けるのはブランドを偽る行為」と捉える人もいるのです。
また、エンブレムだけを変えて中身はプリウスのままという点に違和感を覚える層もいます。しかし一方で、所有者にとっては外観を好みに合わせてアレンジする自由があり、「ダサい」と感じるかどうかは主観に依存します。
むしろ「レクサス風にすることで高級感を演出できる」と満足するユーザーも少なくありません。実際、社外パーツ市場でレクサス風エアロやグリルが安定した需要を持つことがその証拠です。
要するに、この評価は外部の視点からのイメージと、オーナー自身の満足度との間にギャップがあることから生じています。他人の価値観に縛られるのではなく、自分のライフスタイルに合った選び方を尊重することが最も賢い判断といえるでしょう。
30プリウスとレクサスCTの共通点と違い
30プリウスとレクサスCTは、同じトヨタグループのハイブリッドシステムを採用していることから「兄弟車」と呼ばれることもあります。
両車ともに1.8Lのアトキンソンサイクルエンジンと電動モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載し、燃費性能の高さと環境性能の良さを武器にしています。その一方で、走りの味付けや装備面には明確な違いが見られます。
30プリウスは大衆向けモデルとして燃費とコストパフォーマンスを重視し、シンプルで合理的な作りが特徴です。内装もハードプラスチックが多用されており、必要十分な快適性に留まります。
対してレクサスCTは「高級コンパクト」という立ち位置から、内装に本革やソフトタッチ素材を用いて質感を大幅に高めています。さらにボディ剛性やサスペンションのチューニングに力を入れ、プリウスよりもスポーティで安定感のある走りを実現しています。
静粛性の面でも防音材の使用量が多く、街乗りや高速走行での疲労感を減らす工夫がなされています。つまり両車は基盤を共有しながらも、ターゲット層や重視する価値観の違いが反映された仕上がりになっているのです。
新型プリウスとレクサスUXを比較

新型プリウスとレクサスUXは、同じトヨタの最新プラットフォーム(TNGA)を採用している点で共通していますが、方向性は大きく異なります。
プリウスは「ハイブリッドの象徴」として燃費性能やデザインの革新性に注力してきました。
最新モデルでは空力性能を徹底的に追求した低いフォルムと、新しいハイブリッドシステムにより、実燃費でも従来を超える水準を達成しています。
新型プリウスとレクサスUXの違いを「共通点」と「方向性の違い」
比較項目 | 新型プリウス(Toyota Prius) | レクサスUX(Lexus UX) |
---|---|---|
プラットフォーム | TNGA(GA-C)採用 | TNGA(GA-C)採用 |
車種カテゴリ | セダン(低重心ハッチバック風) | コンパクトSUV |
パワートレイン | ハイブリッド(2.0Lメイン) ※一部PHEVもあり | ハイブリッド(2.0L) EV(UX300e)も設定 |
燃費性能(参考) | 実燃費 24〜30km/L(グレードによる) | 実燃費 18〜22km/L(ハイブリッド) |
デザイン方向性 | 空力重視の低く流れるフォルム デザイン性と燃費の両立 | SUVらしい高さと視界を確保したシルエット |
内装の質感 | シンプルで未来感あるデザイン コストパフォーマンス重視 | 本革や上質素材を使用 インフォテインメントも充実 |
先進安全装備 | Toyota Safety Sense標準装備 必要十分な支援機能 | LSS+や高度な支援システムが標準搭載 |
価格帯(参考) | 約320万円〜(Zグレード) | 約450万円〜(UX250h) 約600万円〜(UX300e) |
特徴的な強み | 圧倒的な燃費・価格・維持費の安さ | 上質な走りと所有満足感・静粛性・EV選択肢 |
向いているユーザー層 | 通勤・家計重視派/初めてのハイブリッド購入者 | 高級コンパクトSUV志向/都市部での使い勝手重視 |
これに対してレクサスUXは都市型コンパクトSUVとして開発され、燃費性能に加えて上質な走りや安全装備、ブランド体験を重視しています。UXにはハイブリッドだけでなくEV仕様も設定されており、選択肢の幅が広いのも特徴です。
また、インテリアは高級感にあふれ、ディスプレイや安全支援システムなどの先進装備もプリウスより充実しています。両車の比較ポイントは「どこに価値を置くか」に尽きます。
低燃費とコスト重視ならプリウスが優位ですが、ブランド力や内装の質、SUVとしての使い勝手を求めるならUXが適しています。同じ技術を背景に持ちながらも、購買層のニーズに応じて全く違う方向へ展開しているのが両車の面白さといえるでしょう。
中古市場での値段や維持費の目安

プリウスとレクサスCTの中古市場における価格差は、ブランド力の違いが色濃く反映されています。
30プリウスの場合、走行距離や年式によっては50万円台から購入できる車両が多く、コストパフォーマンスに優れています。
一方レクサスCTは同じ年式でも100万円以上高くなるケースが多く、状態が良ければ200万円を超える車両も珍しくありません。
維持費の観点では、燃費性能はプリウスがやや優れており、年間の燃料費を抑えやすいのが強みです。
ただし、自動車税はどちらも1.8Lクラスのため差はなく、保険料に関しては車両価格が高いCTの方が車両保険込みで高額になりやすいです。
プリウスとレクサスCTの中古市場価格・維持費・リセールバリューの比較
比較項目 | プリウス(30型・中古) | レクサスCT(同年代・中古) |
---|---|---|
中古車価格帯(目安) | 約50万〜120万円(年式・距離により) | 約150万〜250万円(状態が良ければ200万超) |
走行距離あたりの価格 | 割安感あり、台数も豊富 | 価格が高めで玉数はやや少なめ |
燃費性能(実燃費) | 約20〜25km/L(燃費優秀) | 約15〜20km/L(少し劣る) |
自動車税(1.8Lクラス) | 約39,500円/年 | 同じく約39,500円/年(差なし) |
保険料(車両保険込み) | 中程度〜やや安価 | 車両価格が高いため高めになりやすい |
修理・部品交換費 | 比較的安価、部品流通も豊富 | 高額になりがち(例:バンパーやヘッドライト) |
残価率・リセールバリュー | やや低め(大衆車として消耗が早い) | 高め(ブランド力で価値が持続) |
所有満足度 | 実用性・燃費重視のユーザー向け | 高級感・ブランド体験重視のユーザー向け |
総合評価 | コスパと維持費に優れた選択肢 | 初期費用は高いがリセールを含めた満足度が高い |
また、修理や部品交換費用もレクサスCTの方が高めで、フロントバンパーやヘッドライトの交換はプリウスの1.5倍前後になることがあります。ただし、レクサスは残価率が高く、数年後に売却する場合は高いリセールバリューが期待できる点は大きなメリットです。
総合的に見ると、初期費用や日常のランニングコストを抑えたいならプリウス、所有満足度や売却時の価値を重視するならレクサスCTという違いがはっきりしています。
カスタム派と純正派で分かれる評価
プリウスやレクサスCTは、ユーザーによって評価が大きく分かれる車種でもあります。
特にプリウスは販売台数が多い分、カスタムのベースとして人気があり、レクサス風のグリルやエンブレム、ホイールに交換して「高級感をプラスする」スタイルが一定層に支持されています。
30プリウスや50プリウス用のスピンドルグリル風エアロは社外パーツ市場でも人気が高く、街中で目にする機会も少なくありません。
ただ一方で、こうした「レクサス仕様カスタム」に対しては「中身はプリウスなのに無理に見栄を張っている」と否定的に捉える人もおり、賛否が分かれやすいのも事実です。
逆にレクサスCTのオーナーは純正デザインやブランドの完成度を重視する傾向が強く、カスタム派は少数派です。この背景には「高級ブランドはそのまま乗ることに価値がある」という意識が影響しています。
結果として、プリウスは自由度の高いカスタム文化が発展し、レクサスCTは純正志向の強いモデルという対照的な評価が生まれました。
いずれにせよ、車選びやカスタムは他人の価値観よりも自分のライフスタイルに合うかどうかが最も重要であり、その点を理解しておくと後悔のない選択につながります。
まとめ:レクサスとプリウス違いについて

・レクサスCTはプリウスと同じ1.8Lハイブリッドシステムを採用している
・CTはボディ剛性や遮音材の配置などで独自の仕上げがある
・プリウスは燃費効率を最優先にした合理的デザインを持つ
・レクサスCTはL-finesseデザインを反映し高級感を演出している
・内装はプリウスが実用性重視、CTは本革やソフトタッチ素材で高級仕様
・プリウスの燃費は優秀で20km/Lを超えるケースが多い
・CTは重量増やチューニングにより燃費はやや劣るが走行の質感が高い
・CTはドライブモード切替で走りの楽しさを味わえる
・静粛性はCTが優位で、高速巡航でも快適な会話が可能
・プリウスは柔らかい乗り心地、CTはスポーティで硬めの設定
・安全性能ではプリウスが標準的な装備を持ち、CTは先進機能を充実させている
・ブランド価値の違いが価格差に反映され、CTは高級ブランド体験を提供する
・プリウスにはレクサス風グリルやホイール流用カスタムが人気
・レクサス仕様プリウスは「ダサい」と言われる一方、支持層も存在する
・中古市場ではプリウスは安価、CTは高価だが残価率が高い
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