未来感あふれるスタイリングと、BMWらしい走行性能を融合させたプラグインハイブリッドスポーツカー「BMW i8」。
この車に興味を持ち、「BMW i8に乗ってる人」と調べた方は、どんな人がこの個性的な一台を選んでいるのか、その実態を知りたいのではないでしょうか。
本記事では、i8に乗っている人の年収や職業層はどのくらい?という点から、中古車でも注目される理由、i8の新車価格と中古価格のギャップまで、さまざまな視点から深掘りしていきます。
また、人気YouTuber「てつや」の影響でi8に乗る若者が増えた?という話題や、馬力と加速性能の評価、実際のユーザーが感じている満足点と違和感まで網羅的に紹介。
さらに、バッテリー寿命と交換費用、中古価格が安いのはなぜ?といった維持面の疑問にも具体的な情報を交えながら解説します。
買取相場はいくら?と気になるリセールバリューの実態、生産終了の理由とプレミア価値の可能性、そして何年乗れる?という耐用年数や事例紹介、維持で感じるデメリットまで、これからBMW i8を購入・検討している方にとって知っておきたい情報を厳選しました。
続きを読めば、i8というクルマが「あなたにとって本当にふさわしい一台かどうか」が見えてくるはずです。
・bmw i8に乗っている人の年収や職業層の傾向
・中古市場で注目される理由や価格のギャップ
・実際のオーナーが感じる満足点と不満点
・維持費・バッテリー寿命・リセールの実態
BMW i8に乗ってる人はどんな人?特徴と傾向を解説

・年収や職業層はどのくらい?
・中古車でも注目される理由とは
・i8の新車価格と中古価格のギャップ
・てつやの影響でi8に乗る若者が増えた?
・i8の馬力と加速性能の評価
・i8に乗ってる人が語る満足点と違和感
年収や職業層はどのくらい?
BMW i8を所有している人々の年収層や職業について調べると、一定以上の経済的余裕がある層が多いことがわかります。
特に注目されるのは、年収でいうと800万円〜1500万円以上のレンジに属するビジネスパーソンや経営者、あるいはフリーランスで高収入を得ているIT系エンジニア、投資家などです。
もちろん、車の購入にはローンやリースを活用する選択肢もありますが、BMW i8のような高価格帯の車両は、初期費用だけでなく維持費も高いため、安定した収入が求められます。
一方で、クリエイティブな業界やインフルエンサー、YouTuberなどの比較的若年層のオーナーも見られます。これは、従来の「高級車=中高年の成功者」というイメージを少しずつ覆している象徴とも言えるでしょう。
BMW i8 オーナー層の特徴比較表|年収・職業・価値観・所有スタイルまとめ
項目 | 主な内容例 | 備考 |
---|---|---|
年収層 | 800万円〜1500万円以上 | 自営業者・高収入サラリーマン・投資家などが中心 |
職業分類 | 経営者/IT系エンジニア/マーケター/フリーランス/インフルエンサー/不動産業 | 安定収入かつ柔軟な働き方をしている人が多い |
年齢層傾向 | 30代後半〜50代中心。ただし20代後半の成功者も増加傾向 | YouTuberなど新興富裕層が参入し始めている |
購入形態 | 現金一括/残価設定ローン/リース/法人名義購入 | 法人での節税目的も多く見られる |
所有スタイル | 週末ドライブ用のセカンドカー/コレクション/ガレージ保管 | 日常使いというよりは“見せる車”としての活用が多い |
デザイン価値 | 自己表現/未来感/サステナビリティ意識の象徴 | 燃費やコストよりも「美しさ」「コンセプト」を重視する傾向が強い |
維持費 | 年間50〜100万円以上(保険・整備・バッテリー・タイヤ・保管費含む) | 継続所有には経済的余裕が必要 |
価値観傾向 | 未来志向/美意識重視/サステナビリティ志向/ブランド志向 | テスラと比較しても“ラグジュアリー”と“先進性”のバランスを求める層に人気 |
特にデザインや先進性に魅了される人たちにとって、i8は単なる移動手段ではなく自己表現の一部なのです。
また、購入後のコストも重要なポイントです。バッテリー交換や専用部品の修理、さらにはガレージ保管や保険料など、年間で見れば数十万円〜百万円単位の維持費がかかります。そういった面でも、経済的に余裕のある職業層でなければ継続所有は難しいでしょう。
このように考えると、BMW i8に乗る人は単なる「お金持ち」という枠には収まらず、審美眼やテクノロジーへの関心、持続可能性に対する意識なども含めた価値観を持っている層であると言えます。
中古車でも注目される理由とは

初から未来的なスタイルと革新的なプラグインハイブリッドシステムを持ち、見る人を惹きつけてきたi8は、たとえ新車販売が終了しても、その魅力が色あせることはありませんでした。
まず、外観のインパクトが非常に強いという点が挙げられます。スーパーカーを彷彿とさせるガルウィングドア、流線型のボディ、そして独自のライトデザインは、街中でもひときわ目を引く存在です。
見た目に惹かれて中古での購入を検討する方も多く、特に若い世代からの人気が根強いのも特徴です。
また、プラグインハイブリッドという点も中古市場での人気に貢献しています。ガソリンと電気の両方を活用できるため、燃費性能に優れており、日常的な維持費を抑えやすいというメリットがあります。
さらに、BMWのサービスインクルーシブプランを活用すれば、メンテナンス費用の一部も抑えられるため、中古であっても「お得感」が得られやすいのです。
加えて、生産終了により今後は新車が手に入らないという希少価値も注目されています。特定のカラーや装備を持つモデルは、コレクターズアイテムとしての価値もあり、オークションなどで高値がつくこともあります。
このような背景から、BMW i8は中古車であっても依然として人気が高く、所有することで周囲に個性や先進的な価値観を示せる車として支持され続けているのです。
i8の新車価格と中古価格のギャップ
BMW i8は、新車価格が2000万円を超える高級車として登場しました。しかし、中古市場では800万円台から購入可能な車両もあり、その価格差に驚く人も少なくありません。この新車価格と中古価格のギャップは、どのような背景から生まれたのでしょうか。
まず、プラグインハイブリッド(PHEV)というテクノロジー自体が、登場当時にはまだ珍しく、今ほど市場に受け入れられていなかったことが挙げられます。
購入層が限定的だったため、需要に対して供給が多くなりがちで、結果的に中古価格が下落しやすい傾向がありました。
さらに、i8は見た目こそスーパーカーですが、エンジンが1.5リッター3気筒であることに対し、走行性能を重視する層から「非力に見える」と評価されることもありました。
たとえ実際の加速性能が優れていたとしても、「スペックだけで選ぶ人」からの評価が分かれたことが、リセールバリューの低下につながった一因です。
一方で、この価格差が中古車購入を検討する人にとって大きなチャンスになっているのも事実です。
1000万円以上の減額で、ガルウィングドアや未来的なデザイン、BMWらしい運転感覚が手に入るわけですから、コストパフォーマンスの面では極めて優れた選択肢と言えるでしょう。
このように、BMW i8の新車と中古の価格ギャップは、製品の特性と市場の受け止め方のギャップによって生まれたとも言えます。現在ではそのギャップがむしろ「魅力」となって、中古市場での人気を支えているのです。
てつやの影響でi8に乗る若者が増えた?

BMW i8は、新車価格が2000万円を超える高級車として登場しました。しかし、中古市場では800万円台から購入可能な車両もあり、その価格差に驚く人も少なくありません。この新車価格と中古価格のギャップは、どのような背景から生まれたのでしょうか。
まず、プラグインハイブリッド(PHEV)というテクノロジー自体が、登場当時にはまだ珍しく、今ほど市場に受け入れられていなかったことが挙げられます。
購入層が限定的だったため、需要に対して供給が多くなりがちで、結果的に中古価格が下落しやすい傾向がありました。
さらに、i8は見た目こそスーパーカーですが、エンジンが1.5リッター3気筒であることに対し、走行性能を重視する層から「非力に見える」と評価されることもありました。
たとえ実際の加速性能が優れていたとしても、「スペックだけで選ぶ人」からの評価が分かれたことが、リセールバリューの低下につながった一因です。
一方で、この価格差が中古車購入を検討する人にとって大きなチャンスになっているのも事実です。
1000万円以上の減額で、ガルウィングドアや未来的なデザイン、BMWらしい運転感覚が手に入るわけですから、コストパフォーマンスの面では極めて優れた選択肢と言えるでしょう。
このように、BMW i8の新車と中古の価格ギャップは、製品の特性と市場の受け止め方のギャップによって生まれたとも言えます。現在ではそのギャップがむしろ「魅力」となって、中古市場での人気を支えているのです。
i8の馬力と加速性能の評価
BMW i8の加速性能は、スペック上の数値以上に「体感的な速さ」が高く評価されています。カタログスペックでは、エンジンが231馬力、モーターが131馬力で、システム合計362馬力という出力です。
これだけを見れば、最近の500馬力超えのスーパースポーツと比べてやや物足りなく思えるかもしれません。
しかし、i8の本質は「軽量なカーボンボディ」と「前後分散された駆動システム」にあります。
車両重量はわずか1500kgと非常に軽く、これによりパワーウェイトレシオは約4.1kg/PS。これは、ポルシェ911に匹敵する水準であり、0-100km/h加速もおよそ4.4秒と俊足です。
さらに特徴的なのは、加速の“質”にあります。
モーター駆動による瞬発的なトルクと、エンジンによる伸びやかな加速が組み合わさることで、滑らかかつダイレクトな加速フィールが得られます。街中でもストレスなく、合流や追い越しが非常にスムーズにこなせる点が魅力です。
とはいえ、ドライバーによっては「音」に物足りなさを感じる場面もあるかもしれません。実際、エンジンサウンドの一部はスピーカーから人工的に再生される仕組みになっており、「フェイク感」に敏感なユーザーからは賛否両論があります。
このように、i8の馬力や加速性能は単なる数値だけで判断するのではなく、軽量設計と電動パワーの調和による「体験の速さ」に注目するべきでしょう。
i8に乗ってる人が語る満足点と違和感

BMW i8に乗るオーナーの多くは、見た目とテクノロジーに強く魅了されています。まず外観に関して言えば、ガルウィングドアやフューチャリスティックなフォルムは、街中でも圧倒的な存在感を放ちます。
まさに「見せるための車」としての美学が凝縮されており、自宅ガレージに収めて眺めるだけでも満足感が得られるという声も少なくありません。
一方で、日常的に使う上での“違和感”を覚える部分もあります。
特に多く語られるのが、車高の低さによる乗り降りの不便さや、前方視界の制限です。加えて、荷室容量が非常に限られており、実用性を重視する人には不向きと感じられるかもしれません。
また、EVモードで走行する際の静粛性と快適性は高評価ですが、その反面、スポーツモードで演出される「人工的なエンジンサウンド」に違和感を覚えるユーザーもいます。
これはスピーカーを通じて加工された音で、実際の3気筒エンジンのサウンドとは異なるため、リアルな“車好き”にはやや物足りなく映ることがあるようです。
それでも、i8が提供するドライビング体験には特別なものがあります。モーターとエンジンが切り替わる瞬間の滑らかさや、意外にもコンフォートな乗り味は、従来のスポーツカーとは一線を画しています。
この“ハイブリッドな魅力”こそが、i8オーナーたちの満足度を高めている要因と言えるでしょう。
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BMW i8に乗ってる人が気になる維持費と注意点

・i8のバッテリー寿命と交換費用
・中古価格が安いのはなぜ?理由を詳しく
・買取相場はいくら?リセールバリューの実態
・生産終了の理由とプレミア価値の行方
・i8は何年乗れる?耐用年数と事例
・維持で感じるBMW i8のデメリットとは
i8のバッテリー寿命と交換費用
BMW i8はプラグインハイブリッド(PHEV)であるため、ガソリンと電気の両方で走行できます。その心臓部となるリチウムイオンバッテリーの容量は、初期型で7.1kWh、後期型では11.6kWhにまで拡大されています。
一般的なEVと比較すれば小容量ですが、その分、軽量化が徹底されている点が特筆すべき特徴です。
では、バッテリーの寿命はどれほどかというと、BMWでは「8年または10万km」の保証を設けています。
実際には、5〜8年程度で劣化が目立ち始めることがあり、走行可能距離が短くなる、充電速度が低下するなどの症状が出ることがあります。
ここで気になるのが交換費用です。i8のバッテリーパックを丸ごと交換する場合、ディーラーでの見積もりでは100万円を超えるケースも報告されています。また、部品代だけでなく工賃も高額になりがちなため、総額で150万円前後かかる可能性も否定できません。
BMW i8 バッテリー仕様・寿命・交換費用比較
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
バッリー種別 | リチウムイオンバッテリー(高電圧) | プラグインハイブリッド専用設計 |
容量(初期型) | 7.1kWh | 2014年~2017年モデル |
容量(後期型) | 11.6kWh | 2018年以降、航続距離アップ |
EV単独航続距離(目安) | 約30〜55km(状況による) | モードや気温で変動 |
BMW公式保証 | 8年または10万km | 新車購入時に自動付帯 |
劣化が始まる時期(目安) | 約5〜8年 | 使用環境・充放電回数に依存 |
バッテリー交換費用(総額) | 約120万〜150万円 | 部品代+工賃含む |
セル単位修理費用(目安) | 数十万円程度 | 故障部位次第、専門業者によるリビルドも可能 |
リビルド対応 | ○(専門業者にて) | 全国に対応業者が増加中 |
推奨対策 | 延長保証、バッテリー保険の加入 | 長期所有予定ならコストリスク対策を推奨 |
ただし、バッテリーの一部セルのみの修理や再生といった方法を選べば、費用を大幅に抑えることも可能です。最近では専門業者によるリビルドサービスも普及し始めており、全交換せずに済むケースも増えてきました。
このように、バッテリーの寿命と交換にかかるコストは、所有を検討する上で避けては通れないテーマです。長期間乗り続ける予定がある場合は、延長保証やバッテリー保険などのプランを組み合わせて備えておくのが賢明と言えるでしょう。
中古価格が安いのはなぜ?理由を詳しく

BMW i8は登場当初、2000万円超の高級PHEVとして話題を集めましたが、現在の中古市場では700〜1000万円前後で取引されるケースも多く、価格の落差に驚く方もいるでしょう。この価格下落には、複数の要因が関係しています。
まず大きな理由として、「PHEV」というジャンル自体のリセールバリューが比較的低めであることが挙げられます。
EVでもガソリン車でもない中間的な立ち位置ゆえに、消費者からの理解が得にくく、需要がやや限定的となってしまった背景があります。
さらに、i8のメンテナンスに関する不安も価格下落の一因です。
構造が特殊で、電動系とエンジン系の複合的な整備が必要になる場面があるため、一般の整備工場では対応できないこともあります。このことが「維持が難しい車」という印象を与え、再販価格を押し下げる要素になっているのです。
また、i8は見た目のインパクトに比べて、エンジンが1.5Lの3気筒である点を「物足りない」と感じる人も一定数存在します。加速性能やハンドリングには高評価があるものの、スペックだけを重視する人々にとっては「価格に見合わない」と映ることもありました。
その一方で、今ではこの中古価格の安さが「狙い目」として注目されています。かつては手の届かなかった車が、今なら1000万円を切る価格で購入できるチャンス。
希少価値と先進性を持ち合わせたi8が、セカンドカーやコレクション目的としても選ばれているのです。
中古価格の安さはネガティブな側面ばかりではなく、ある意味では「割安に夢を買える」時代に入っているのかもしれません。
買取相場はいくら?リセールバリューの実態
BMW i8の買取相場は、年式・走行距離・ボディコンディションによって大きく変動しますが、2025年現在では700万〜1000万円前後が一つの目安とされています。
新車時の価格が約2100万〜2300万円だったことを考えると、リセールバリューはそれほど高くはないと感じるかもしれません。
この価格差には、PHEVという複雑な構造が影響しています。i8はガソリンエンジンと電動モーターを組み合わせた設計であり、長期的な整備費用への不安から、中古市場での評価がやや低くなりがちです。
とくにバッテリー劣化や補機類の修理が高額になるケースがあるため、買取業者も慎重に査定する傾向があります。
一方、見方を変えれば、今の価格帯は“お買い得”のタイミングとも言えます。希少性が高く、デザイン性・テクノロジーの面でも時代を先取りしていたi8は、将来的にコレクターズカーとして価値が見直される可能性を秘めています。
特に後期型ロードスターや低走行・オプション装備が充実した個体は、再販時にも比較的高値で取引される傾向があります。
結局のところ、リセールバリューを最大限に高めるには、定期メンテナンスの記録・内外装の状態保持・オプション装備の有無といった点に気を配ることが重要です。
日常使いよりも「セカンドカー」的な位置づけで維持されてきた車両ほど、市場価値を落としにくいとも言えるでしょう。
生産終了の理由とプレミア価値の行方

BMW i8は2020年に生産終了となりましたが、その背景には複数の要因が存在します。まず第一に、i8の設計コンセプトは2010年代初頭のものであり、急速に進化するEV市場と競合環境に追いつけなくなったことが大きいとされています。
当時、i8はPHEVとして非常に先進的な存在でした。カーボンモノコックの軽量ボディ、モーターとエンジンのハイブリッドシステム、そしてガルウィングドアのような未来的なデザインは、大きな話題を呼びました。
しかし、テスラやポルシェのフルEVスポーツモデルが次々と登場する中、i8の航続距離やパフォーマンスでは物足りなさを感じる層が増えていったのです。
また、BMW自身がフルEVへのシフトを本格化させるなかで、i8の存在はやや中途半端になってしまいました。iシリーズを次世代EVに完全移行するという戦略により、i8は“先駆者”としての役目を終えたと判断されたのでしょう。
ただし、ここからが注目すべきポイントです。i8はその唯一無二の存在感から、プレミア価値を持つ可能性が高まってきています。とくにロードスターや限定カラー仕様は市場での希少価値が高く、欧米では投資対象としての注目も集まりつつあります。
国内市場でも、メンテナンス履歴が明確で状態の良い個体は、徐々に価格が下げ止まりつつある印象です。
つまり、“終わったモデル”ではなく、“これから評価される一台”としての可能性も含んでいるのがi8の現在地です。
i8は何年乗れる?耐用年数と事例
BMW i8の耐用年数は、適切なメンテナンスが施されていれば10年〜15年程度が目安とされています。
もちろん、使用状況や走行環境、バッテリーの劣化状態などによっても変動はありますが、エンジン・モーターともに高品質な設計であるため、丁寧に扱われた個体であれば長期間の使用も十分に可能です。
ここでポイントになるのがバッテリーの寿命です。i8に搭載されているリチウムイオンバッテリーは、一般的には7〜10年ほどで性能が低下し始めるとされていますが、BMWは8年または10万kmの保証を設定しており、実際にはそれ以上持つケースも少なくありません。
一方で、バッテリーや電子制御系に不具合が出た場合、その修理費用が高額になるリスクもあります。そのため、延長保証や専門業者によるメンテナンス体制が整っているかを購入時に確認することが非常に重要です。
事例としては、海外では走行距離10万マイル(約16万km)を超えても快調に走っているi8も存在しています。また、日本国内でも「セカンドカー」として大事に乗られているケースが多く、走行距離が比較的少ない車両が多いのも特徴です。
つまり、i8は消耗品の交換や電装系のケアを怠らなければ、長く乗れるスポーツカーとしてのポテンシャルを秘めていると言えるでしょう。高価な修理を避けるためにも、こまめな点検と維持計画が重要です。
維持で感じるBMW i8のデメリットとは
BMW i8は多くの魅力を備えた車ですが、維持していく中でいくつかのデメリットも見えてきます。特に注意したいのはメンテナンス費用と整備の難易度です。
i8はハイブリッド構造かつカーボンボディという特殊な構成を持っており、一般の整備工場では対応できないケースが少なくありません。
そのため、ディーラーや専門店での整備が前提となり、修理やパーツ交換の費用が高くなりがちです。例えば、エアコンコンプレッサーのトラブルが起きた場合、修理費用は100万円を超えることもあります。
しかも、故障の際には電動系・エンジン系が複雑に絡み合っているため、トラブルの特定にも時間がかかります。
さらに、ボンネットの開閉が非常に難しく、DIYメンテナンスがほぼ不可能な点も一般的な車と大きく異なります。細かな不具合でもいちいちディーラーに頼らなければならず、「自分でいじれない車」としてストレスを感じるユーザーもいるようです。
また、車高が非常に低く、乗り降りや段差通過時に気を遣う必要があるのも日常使いにおいてはデメリットです。荷室容量も極めて少ないため、実用性を求める人には不向きと感じられるかもしれません。
このように、i8を所有するにはランニングコストと実用性に対する割り切りが求められます。とはいえ、その非日常的な魅力や先進性を重視するユーザーにとっては、これらのデメリットさえ「個性」として受け入れられる場合もあります。
まとめ:BMW i8に乗ってる人について

・BMW i8に乗っている人の多くは年収800万〜1500万円以上の経済的余裕がある層
・経営者やIT系フリーランス、投資家などの職業が多い
・若年層ではYouTuberやインフルエンサーもi8オーナーに多い
・BMW i8は自己表現や審美眼を重視する人に支持されている
・維持費は高く、年間で数十万〜百万円ほどかかる
・中古車市場でi8が注目される理由は未来的デザインと希少性
・ガルウィングドアや独特の外観が若年層からも人気
・プラグインハイブリッドで燃費と環境性能を両立している
・生産終了により中古市場での希少価値が高まっている
・新車価格は2000万円超だったが中古では800万円台も存在する
・エンジンスペックよりも走行体験と軽量設計が高く評価される
・てつやなどの人気YouTuberの影響で若年層の注目が集まった
・バッテリー寿命は7〜10年で交換費用は100万〜150万円前後
・中古価格が安い理由はPHEV特有の構造と整備の難しさ
・プレミア価値を期待してコレクション対象としても注目されている
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