「ランボルギーニ ディアブロの新型って本当に出たの?」――そう思って検索したあなたに向けた記事です。
まず押さえたいのは、いま話題になっている“新型”は、完全新設計の後継車ではなく、往年の名車を最新技術でよみがえらせたレストモッド版だということです。
本記事では、ランボルギーニディアブロ新型の基本情報からスタートし、「ランボルギーニ ディアブロの新車価格は?」「ランボルギーニ ディアブロの中古相場はいくらですか?」といった素朴な疑問に一つずつ答えていきます。
ランボルギーニ の車種ランボルギーニ カウンタックとの関係や、歴代 ランボルギーニとディアブロ比較も取り上げるので、「ディアブロを選ぶ意味」がより立体的に見えてくるはずです。
読み終えるころには、自分にとっての“理想のディアブロとの付き合い方”がはっきりしてくるでしょう。
・レストモッド版としての「ランボルギーニ ディアブロの新型」の正体
・ディアブロ各グレード(SV/VT/GT/6.0)の新車価格と、現在の中古相場・希少性
・ディアブロ中古車の具体的な探し方
・歴代ランボルギーニ(カウンタック〜レヴエルト)の流れ
ランボルギーニ ディアブロの新型の概要

・ランボルギーニディアブロ新型の基本情報
・ランボルギーニ ディアブロの新車価格は?
・ランボルギーニ ディアブロの中古相場はいくらですか?
・ディアブロGTの新車価格はいくらですか?
・ランボルギーニ ディアブロは世界に何台?
ランボルギーニディアブロ新型の基本情報
ランボルギーニ「ディアブロ新型」と言われると、まず押さえておきたいのは「完全新設計の後継車」ではなく、往年の名車を最新技術でよみがえらせた“レストモッド版”であるという点です。
ベースになっているのは、1990年から2001年まで生産された初代ディアブロの初期型。V12エンジンをミッドに積んだ2シーターのスーパーカーで、当時は最高速度320km/hオーバーを誇るフラッグシップでした。
レストモッド版ディアブロは、サンマリノのスタートアップ「エキセントリカ」が手掛けるプロジェクトで、世界限定19台のみ製作されます。
外観はひと目でディアブロとわかるシルエットを保ちながらも、ボディパネルの多くをカーボン製に置き換え、細部の造形をシャープにリデザイン。
特にレーシング仕様の「ディアブロGTR」を思わせるワイドなフェンダーや薄いリアバンパーなど、90年代レースカーのテイストを強く意識した仕上がりになっています。
照明まわりの演出も特徴的です。オリジナル前期型のチャームポイントだったリトラクタブルライトは安全基準の関係でそのまま使えないため、カバーが“下に沈む”ポップダウン式にアレンジ。
ライト消灯時のフラットな顔つきと、点灯時のメカニカルな表情を両立させています。
室内は当時のイタリアンらしいゴージャスさを残しつつ、素材とレイアウトを徹底的にアップデート。
プラスチック部品はほぼ排除され、スイッチやシフトノブは削り出しアルミ製、ダッシュボードにはレザーとアルカンターラ、カーボンが贅沢に使われています。
メーターはピクセル調グラフィックのデジタルパネルに置き換えられ、クラシックとモダンが自然に混ざり合う世界観です。パワートレーンはオリジナルの5.7L・V12自然吸気をベースに、吸排気や制御を見直して約550馬力までチューニング。
0-100km/h加速3.5秒程度、最高速は330km/h級とされ、現代のスーパーカーと比べてもまったく見劣りしない性能を狙っています。
ブレーキにはブレンボ製6ピストンキャリパーが採用され、足まわりやタイヤも現在のコンパウンドに合わせてセットアップし直されました。
ランボルギーニ “ディアブロ新型(レストモッド版)” まとめ表
① 基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式な位置づけ | 完全新設計の後継車ではなく「レストモッド版」 |
| ベース車 | 1990〜2001年製の初代ディアブロ初期型 |
| 製作会社 | サンマリノのスタートアップ「エキセントリカ」 |
| 製作台数 | 世界限定19台 |
| ボディ構造 | 多くの外装パネルをカーボン化 |
② 外装デザインの特徴
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 全体シルエット | ひと目で“ディアブロ”と分かるフォルムを維持 |
| リデザイン | 細部をシャープに再構築。90年代の未来感を現代的に再解釈 |
| レースカー要素 | ディアブロGTRを彷彿とさせるワイドフェンダー&薄型リアバンパー |
| リトラクタブルライト | 安全基準で不可 → “下に沈む”ポップダウン式へ変更 |
| 演出 | 消灯時はフラット、点灯時はメカニカルな表情 |
③ 内装デザイン&素材
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| デザインテーマ | クラシック × モダンの融合 |
| 素材 | レザー/アルカンターラ/カーボンをふんだんに使用 |
| 金属パーツ | スイッチ・シフトノブは削り出しアルミ製 |
| プラスチック類 | ほぼ排除 |
| 計器類 | ピクセル調グラフィックのデジタルメーター |
④ パワートレーン & 走行性能
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エンジン | オリジナル5.7L V12 NAをベースにチューニング |
| 最高出力 | 約550馬力 |
| 0-100km/h加速 | 約3.5秒 |
| 最高速度 | 約330km/h |
| ブレーキ | ブレンボ製6ピストンキャリパー |
| 足まわり | 現代タイヤに合わせて再セットアップ |
⑤ 装備・思想
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ADAS(自動運転系) | なし |
| インフォテインメント | 大型システムをあえて非搭載 |
| 方向性 | 「走りと質感に全振りしたピュアスーパーカー」 |
| 想定ユーザー | 90年代アイコンを最新クオリティで味わいたい人 |
一方で、完全自動運転系のADASや大型インフォテインメントはあえて載せず、「走りと質感に全振り」したピュアなスーパーカーとして仕立てられているのがポイントです。
現代の快適装備に慣れたユーザーには割り切りが必要になりますが、90年代のアイコンを最新クオリティで乗りたい人にとって、非常に濃い選択肢になると言えるでしょう。
ランボルギーニ ディアブロの新車価格は?

「ランボルギーニ ディアブロ 新型の新車価格はいくらか?」と考えるとき、まず区別したいのは「当時の正規新車価格」と「レストモッド版の価格」の2つです。
現行ラインナップに“ディアブロ”という公式モデルは存在しないため、通常の意味での「新車」は、すでに販売を終えた1990〜2000年代当時の価格を参照する形になります。
日本に正規導入されていた終盤モデルを見ると、代表的なグレードの新車価格はおおむね次のレンジでした。
標準的な高性能モデルの「SV」が約2250万円、4WD仕様の「VT」や6.0Lエンジンを積む「6.0」が約2550万円、そしてサーキット志向の「GT」は約4150万円という設定です。
いずれも当時としては超高額で、同世代の国産スーパースポーツが1,000万円前後だったことを考えると、別世界のクルマだったと想像できます。
① ディアブロ「新車価格」を考えるうえでの区分と価格イメージ
| 区分 | 内容 | 価格レンジ | 補足・注意点 |
|---|---|---|---|
| 当時の正規新車価格 | 1990〜2000年代に日本へ正規導入されていたディアブロの新車価格 | SV:約2,250万円 | V12を積む標準的な高性能モデル |
| 当時の正規新車価格 | 同じく正規導入モデル | VT・6.0:約2,550万円 | 4WD仕様(VT)、6.0Lエンジン搭載(6.0)など上位グレード |
| 当時の正規新車価格 | サーキット志向のハイエンドモデル | GT:約4,150万円 | ごく一部の顧客向けの尖った仕様 |
| 当時の位置づけ | 国産スーパースポーツとの比較 | 国産スーパースポーツ:新車で約1,000万円前後 | ディアブロは「別世界の価格帯」の存在 |
② 「新型ディアブロ」と呼ばれるレストモッド版(エキセントリカV12)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称イメージ | ディアブロ新型 = エキセントリカV12(レストモッド版) |
| 価格 | 概算で2億円オーバー |
| ベース車 | オーナーがオリジナルのディアブロ本体を別途用意 |
| 施工内容 | カーボンボディ化/内外装フル作り直し/エンジンのオーバーホール&チューニング など |
| 性格 | 「メーカー公式の完全新車」ではなく、既存車を素材としたコンプリートカスタム |
| 保証・アフターサービス | 通常のランボルギーニ正規ディーラー車とは体系が異なる |
| 台数 | 19台限定。注文枠が極めて少ない |
③ 「新車感覚でディアブロに乗る」ための2つの選択肢
| 選択肢 | 内容 | メリット | 留意点 |
|---|---|---|---|
| ① オリジナル極上個体を探す | 当時のオリジナル状態に近い個体を探し、そのままの雰囲気で楽しむ | 1990〜2000年代当時の空気感・質感を味わえる | コンディションの良い個体探しが難しく、整備コストもそれなりに必要 |
| ② レストモッド(エキセントリカV12など)に投資 | ベース車を用意し、現代スペックの“新型ディアブロ”的な1台に仕立てる | 最新の素材・技術を取り入れたスペシャルな1台になる | 価格は2億円級、保証体系も通常と異なり、台数も19台限定と極めて少ない |
一方、現在話題になっている「ディアブロ新型=エキセントリカV12」のプライスタグは、概算で2億円オーバーと報じられています。
ベース車となるオリジナルのディアブロ本体はオーナーが別途用意し、そのうえでカーボンボディ化や内外装のフル作り直し、エンジンのオーバーホール&チューニングなどを行うため、どうしても金額は跳ね上がります。
ここで注意したいのは、「メーカー公式の完全新車」ではない点です。あくまで既存のディアブロを素材にしたコンプリートカスタムなので、保証やアフターサービスの体系は通常のランボルギーニ正規ディーラー車と異なります。
また、製作台数が19台限定と極端に少ないことから、注文できる枠自体が極めて狭いのも現実です。
このように考えると、ディアブロに「新車感覚で」乗りたい場合の選択肢は大きく2つです。オリジナルの極上個体を探して当時の雰囲気のまま楽しむか、レストモッドで2億円級の投資をして最新スペックの“新型”として仕立てるか。
いずれも現代の量販車とはまったく別次元の世界になるため、予算だけでなく、どこまでディアブロに思い入れがあるかも重要な判断材料になるでしょう。
ランボルギーニ ディアブロの中古相場はいくらですか?
現在の日本市場でディアブロを狙う現実的な入口は「中古車」です。では、その相場はいくらぐらいなのでしょうか。
大手中古車サイトの情報を俯瞰すると、掲載台数は常にごく少数で、価格帯はおおよそ2,000万円台後半から6,000万円台までのレンジに収まっています。平均値としては6,000万円前後というデータもあり、希少性の高さがそのまま数字に表れていると言えるでしょう。
前述の通り、ディアブロにはSV・VT・GT・6.0など複数のグレードが存在し、限定モデルや最終型ほど高値で取引される傾向があります。
特に、世界80台限定だったGTや、6.0Lエンジンを搭載した終盤モデルは、実際に相場表にデータが出てこないケースも多く、「ASK(応談)」表記やオークション形式で価格が決まるパターンも少なくありません。
相場に大きく影響するポイントは、グレード以外にもいくつかあります。走行距離や事故歴、塗装のオリジナル度合い、内装のコンディションなどはもちろん、ランボルギーニ本社の「ポロストリコ」認定を取得しているかどうかも重要です。
メーカーお墨付きのヒストリーが付いている車両は、同じ年式・距離でも一段高いプライスタグになることが多くなります。
一方で、社外エアロや大幅なローダウン、オリジナルとかけ離れたカスタムが入っている個体は、好みが分かれるところです。
見た目のインパクトは強いものの、将来の資産性や整備性を考えると、ノーマルに近い仕様を求めるコレクターが多いため、カスタム内容によっては価格が伸びにくいケースもあります。
購入を検討する際は、「相場の中央値」だけで判断すると危険です。掲載台数が極端に少ないモデルなので、たまたま出ている数台の条件に相場が大きく引っ張られている可能性があります。
複数サイトを横断して価格帯や装備を見比べること、海外オークションの落札事例も参考にすることなど、できるだけ広い情報から“自分なりの相場観”を組み立てるのが得策です。
ディアブロは単なる移動手段ではなく、コレクション性の高い投資対象でもあるため、価格だけで飛びつかず、整備体制や今後の維持費も含めたトータルコストで判断することをおすすめします。
ディアブロGTの新車価格はいくらですか?

ディアブロの中でも「GT」は、特に通好みの存在です。
新車価格を語る前に、どのような位置づけのモデルだったかを整理しておくとイメージしやすくなります。GTは1999年に登場したサーキット志向のグレードで、もともとレース用に開発していた車両を公道仕様に落とし込んだと言われるほど、本気度の高い仕様でした。
日本での新車価格は約4,150万円とされ、標準のSVやVT(約2,250万〜2,550万円)と比べても明らかに別格のプライスタグが付けられていました。
6.0LのV12自然吸気エンジンは575馬力まで高められ、ボディは大型のフロントスポイラーや三角形のエアインテーク、固定式リアウイングなどで大幅にエアロ強化。車重も軽量化され、まさに「公道を走れるレーシングカー」というコンセプトにふさわしいパッケージです。
世界限定80台という生産台数も、価格を押し上げた要因のひとつです。右ハンドル市場である日本にどれだけの台数が入ってきたかは明らかではありませんが、現在の中古車サイトではほとんど流通しておらず、相場表を作ることすら難しい状況になっています。
その希少性は、近年のオークション結果にも表れています。海外ではディアブロGTが約2.1億円で落札されたという報道もあり、新車価格から何倍にも価値を高めているケースが出てきました。
前述の通り、新車時4,000万円超えという価格は、当時のスーパーカー市場でも突出したものでした。現在の感覚で言えば、フェラーリやランボルギーニの“ウルトラ限定車”に相当するポジションです。
購入者は単なるオーナーではなく、半ばパートナーとしてブランドやモータースポーツ活動を支えていたような層だったと考えられます。
現在、もしディアブロGTを狙うのであれば、「新車価格はいくらだったか」という歴史的な数字よりも、「今どのくらいの資金を用意する覚悟があるか」が重要になります。
実際の売買価格は個体の素性や状態、付属品、オークション会場の雰囲気まで大きく影響するため一概には言えませんが、少なくとも新車時価格を大きく上回る水準からのスタートになると見ておいたほうが現実的でしょう。
ランボルギーニ ディアブロは世界に何台?
ランボルギーニ ディアブロは「どれくらいの台数が世の中に存在するのか」が気になるモデルです。おおまかに言えば、全バリエーション合計で約2900台前後と言われており、そのうち日本に正式輸入されたのはごく一部に限られます。
つまり、もともとの絶対数が少ないうえに、年々コンディションの良い個体は減っていると考えられるでしょう。
ここで少し内訳のイメージを整理しておきます。細かい数字は諸説ありますが、初期の標準ディアブロ(RWD)、4WD化されたディアブロVT、軽量ハイパワー仕様のディアブロSV、サーキット色の濃い限定車ディアブロGT、そして最終進化形となるディアブロ6.0など、複数の派生モデルが少量ずつ積み重なって約2900台という規模になっています。
特にディアブロGTは世界限定80台前後、6.0系も300台強と言われており、どちらも「世界的に見てもレア」という位置づけです。
一方で、事故や火災、長期放置による部品取りなどで、現在も走行可能なディアブロは当初の生産台数より確実に減っています。
どれだけ大切に扱われてきたかで生存率は変わりますが、実働ベースで残っているのは全体の半分程度、もしくはそれ以下と見ておくと現実的です。日本国内の中古車サイトに常時出ている台数が10台前後に過ぎないことを考えても、希少性の高さがイメージしやすいはずです。
さらに近年は「レストモッド」ブームの影響で、ディアブロをベースにしたカスタムプロジェクトも登場しました。代表例がエチェントリカ(ECCENTRICA)で、第一世代ディアブロをベースにしたフルレストモッド車を世界19台のみ製作する計画です。
これは新たに19台増えるというより、「既存のディアブロが姿を変えて再登場する」というイメージになります。
このように考えると、ランボルギーニ ディアブロは数字のうえでも、実際の市場流通という意味でも「出会えるチャンスが少ないスーパーカー」といえます。
今から狙う場合は、台数が少ないことを前提に、じっくり長期戦で付き合うつもりで探すことが大切です。
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ランボルギーニ ディアブロの新型と市場動向

・ランボルギーニ ディアブロ 中古の探し方
・ランボルギーニの価格・新車ランボルギーニの高い順
・ランボルギーニの車種一覧・カタログの活用
・ランボルギーニ の車種ランボルギーニ カウンタック
・歴代 ランボルギーニとディアブロ比較
ランボルギーニ ディアブロ 中古の探し方
ランボルギーニ ディアブロを中古で探すときは、「普通の中古車探し」と同じ感覚でスタートすると、情報の少なさに戸惑うかもしれません。そこで最初のポイントは、国内主要サイトを一通りチェックしつつ、それでも台数が少ないことを前提に進めることです。
カーセンサー、グーネット、carview!、価格.comのカタログ・中古車ページあたりは必ず押さえておきたいところでしょう。
ここからが本番です。まず、検索条件では「メーカー:ランボルギーニ」「車名:ディアブロ」で絞り込んだうえで、年式・グレードにこだわりすぎない設定から始めると、全体像をつかみやすくなります。
SVやGT、6.0だけに絞ると、該当ゼロというケースも珍しくありません。いずれにしても流通台数が少ないため、希望グレードを決める前に、現実にどの仕様が市場に出ているかを眺めてみると良いでしょう。
次にチェックしたいのが「正規ディーラー車か並行輸入車か」です。日本導入当時の販売体制や整備履歴の分かりやすさを考えると、正規ディーラー車は安心材料になりやすい一方、価格は高めに設定されがちです。
並行輸入車でも、履歴がしっかり残っていて、現オーナーや販売店が状態を丁寧に説明してくれる個体であれば、十分検討に値します。
また、ディアブロのようなクラシックに近いスーパーカーでは、走行距離よりも「整備履歴」と「現オーナーの管理状態」が重要になります。長く放置された低走行車より、きちんと整備され定期的に走らせていた個体のほうが、結果的にトラブルは少ないケースも多いからです。
できればポロストリコ(ランボルギーニのクラシック認定プログラム)の申請済み・申請予定なども確認しておきたいところでしょう。
最後に、購入前には専門ショップやランボルギーニに強い整備工場で、第三者による事前点検(いわゆるPPI:購入前検査)を依頼するのがおすすめです。見た目が美しくても、電装系や足回り、クラッチなどに大きな修理予備軍を抱えているケースは珍しくありません。
価格だけを優先するのではなく、「購入後にどの程度の初期整備費用がかかりそうか」まで含めて判断することが、ディアブロ中古探しの大きなポイントになります。
ランボルギーニの価格・新車ランボルギーニの高い順

「ランボルギーニ 価格」「ランボルギーニの高い順」と検索する人が気になっているのは、現在のランボルギーニ新車ラインナップの価格帯と、どのモデルが“頂点”なのかという部分ではないでしょうか。
ここでは、ざっくりとした価格の階層構造を押さえたうえで、ディアブロとの位置づけもイメージできるよう整理してみます。
現在のランボルギーニの新車を価格の高い順に並べると、最上段にくるのが「限定ハイパーカー」と呼ばれる超少量生産モデルです。
シアンFKP 37やカウンタック LPI 800-4のような限定車は、税抜ベースでも数億円クラスに達し、一般的なカタログモデルとは完全に別世界と言ってよいでしょう。
その次の層に位置するのが、フラッグシップV12モデルです。現在はレヴエルト(Revuelto)がその役割を担い、ハイブリッド化されたV12+モーターで1000ps級のパフォーマンスを誇ります。
価格帯も国内では概ね6000万円クラスとされ、かつてディアブロが担っていた「V12フラッグシップ」のポジションを現代風に引き継いでいると言えます。
一方で、かつてのガヤルドやウラカンに相当するV10系・V8系のスポーツモデルや、ウルスのようなSUVは、フラッグシップより一段低い価格帯に配置されます。
とはいえ、いずれも数千万円の世界であり、「ランボルギーニ 価格 新車」でイメージするハードルの高さは十分に健在です。
ここでディアブロに話を戻すと、当時の新車価格はおよそ2000万〜4000万円クラスでした。
現在のフラッグシップや限定車と比べると見劣りするようにも感じますが、90年代の物価や為替を考えれば、実質的には今の超高級車と同じくらいの感覚だったと言って良いでしょう。
さらに、エチェントリカのようなディアブロベースのレストモッドになると、価格は一気に1億円台後半クラスまで跳ね上がります。
つまり、ランボルギーニの価格構造をざっくり理解しておくと、「現行の新車のどのあたりのポジションが、かつてのディアブロ相当なのか」が見えやすくなります。
新型ディアブロという言い回しで情報を探している人は、こうした全体像も合わせて把握しておくと、モデル選びの視野が広がるはずです。
ランボルギーニの車種一覧・カタログの活用
「ランボルギーニ 車種一覧 カタログ」と検索する人にとって、まず押さえておきたいのは、公式サイトと国内の自動車情報サイトを上手く使い分けることです。
公式サイトでは現行モデルが中心になりますが、国内メディアのカタログページや中古車サイトの車種一覧を辿ると、ディアブロのような過去モデルの情報まで一気にたどり着けます。
例えば、carview!や価格.com、自動車専門メディアのカタログページでは「ランボルギーニ」の車種一覧から、現行のレヴエルト、ウラカン系、ウルスはもちろん、カウンタック、ミウラ、ディアブロといった歴代モデルまで一括して確認できます。
ここでボディサイズ、エンジン形式、駆動方式、新車当時の価格帯などをざっと眺めるだけでも、ブランド全体の変遷がイメージしやすくなるでしょう。
このように考えると、カタログページは「ディアブロだけを見る」のではなく、「歴代 ランボルギーニの中でディアブロがどんな位置にいたのか」を理解する道具として使うのが有効です。
例えば、ミウラやカウンタックから続くV12フラッグシップの系譜の中で、ディアブロはどのようにデザインが進化し、どんな性能的ジャンプを果たしたのかといった視点ですね。
一方で、中古車サイトの車種一覧は、実際に市場に出ているモデルだけが並びます。ここでは「ランボルギーニ の車種」のうち、今どれが現実に購入対象になり得るのかを把握することができます。
ディアブロの掲載台数を他モデルと比べてみると、その希少性も具体的な数字として実感しやすくなるはずです。
なお、カタログを活用するときの注意点として、年式によって仕様や価格が変わることがあります。前述の通り、ディアブロも初期型と後期型、SVやVT、GT、6.0などでスペックがかなり異なります。
カタログ上のグレード名と、実際に中古広告に記載されている表記が一致しているかを確認しながら、情報を照らし合わせていくとミスマッチを防ぎやすくなります。
こうして車種一覧・カタログを上手く使いこなせれば、新型ランボルギーニに興味がある人はもちろん、ディアブロのような往年のモデルを狙う人にとっても、「どのモデルを軸に検討するか」がかなり明確になっていくでしょう。
ランボルギーニ の車種ランボルギーニ カウンタック

ランボルギーニ の車種を語るうえで、ランボルギーニ カウンタックは避けて通れない存在です。
今でも「スーパーカー=カウンタック」というイメージを持つ人は多く、ディアブロを理解するためにも、まずカウンタックという前任者を押さえておく価値があります。
カウンタックは1970年代にデビューしたV12ミッドシップのスーパーカーで、極端なウェッジシェイプとシザーズドアを採用したことで世界中に衝撃を与えました。
現在のレヴエルトやアヴェンタドール、新型カウンタックLPI 800-4に至るまで続く「ランボルギーニらしさ」の原型といえるでしょう。
一方で、カウンタックはあくまで1970〜80年代のプロダクトであり、快適性や信頼性は現代の基準から見るとかなり割り切られたものです。視界は狭く、ステアリングは重く、室内も決して広くありません。
それでも多くのファンが惹きつけられるのは、徹底した造形と「走るポスター」のような存在感にあります。
ここからディアブロを見ると、両者のつながりも見えてきます。ディアブロはカウンタックの後継として登場し、同じV12ミッドシップ+シザーズドアというレイアウトを維持しながら、ボディの大型化や内装の質感向上、最高速度の大幅アップを実現しました。
つまり、カウンタックが「原始的な暴れ牛」だとすれば、ディアブロはそれを90年代の水準に引き上げた進化形という位置づけです。
カタログや中古車サイトでランボルギーニ の車種を見比べるときは、カウンタックを“始祖”、ディアブロを“熟成期のV12フラッグシップ”として眺めると、ブランド全体のストーリーが立体的になります。
どのモデルを選ぶにしても、この2台の関係性を知っておくと、新型モデルを見る目も変わってくるはずです。
歴代 ランボルギーニとディアブロ比較
歴代 ランボルギーニの流れのなかで、ディアブロがどこに位置するのかを整理しておくと、新型モデルを検討するときの軸が作りやすくなります。
大まかに並べると、V12フラッグシップの系譜は「ミウラ → カウンタック → ディアブロ → ムルシエラゴ → アヴェンタドール → レヴエルト」という流れで続いてきました。
この中でディアブロは、1990年代を代表するV12モデルとして、性能面でもデザイン面でも“過渡期の主役”だったといえます。
まず、ミウラや初期カウンタックは「美しさと刺激を最優先したスーパーカー」で、実用性や信頼性よりもインパクト重視の側面が強いモデルでした。
これに対してディアブロは、最高速度300km/h超えのパフォーマンスを維持しつつ、室内空間の改善や冷房性能の強化、足回りの熟成など、日常的に乗ることも視野に入れたチューニングが進められています。
| モデル | 位置づけ・時代背景 | 性能・技術の特徴 | デザインの特徴 | キーワード |
|---|---|---|---|---|
| ミウラ (Miura) | V12フラッグシップの始祖。クラシック期の象徴 | 実用性よりもインパクト重視。スーパーカー黎明期の性能 | 曲線的でエレガント。流れるようなボディライン | 「美しいスーパーカー」「エレガント」 |
| カウンタック (Countach) | スーパーカー・アイコンとしての地位を確立 | 実用性や快適性よりも刺激・話題性を優先 | 直線的でシャープ。ショーモデルのようなインパクト | 「刺激優先」「ショーカー的存在」 |
| ディアブロ (Diablo) | クラシックとモダンの境目に立つ90年代代表V12 | 最高速300km/h超を維持しつつ、室内空間・冷房・足回りなどを改善。日常使用も意識したチューニング | ロングノーズ&ショートデッキ、大きく寝かされたフロントガラス。曲線と直線をブレンドした“90年代的未来感” | 「過渡期の主役」「アナログとデジタルの境目」「クラシックとモダンの境目」 |
| ムルシエラゴ (Murciélago) | アウディ傘下後の第一世代V12。近代ランボルギーニへの橋渡し | 品質向上、電子制御の本格導入。ABSやトラクションコントロール、電子制御ダンパーなど | より多面的で力強いスタイル。エッジが立った現代的フォルムの始まり | 「現代化のスタート」「電子制御の本格導入」 |
| アヴェンタドール (Aventador) | カーボン技術や電子制御が熟した世代 | ハイパワーを誰でも扱いやすくする方向に進化。安全性・安定性が大幅に向上 | 多面的でエッジの効いたデザインがさらに強調 | 「モダンV12の完成形」 |
| レヴエルト (Revuelto) | 最新世代V12ハイブリッドフラッグシップ | ハイブリッドシステム前提のパッケージ。電動化と高性能を両立 | エアロダイナミクスとハイブリッドパッケージを前提としたスタイル | 「電動化時代のV12」「次世代フラッグシップ」 |
一方で、アウディ傘下になってからのムルシエラゴ以降は、品質や電子制御、安全装備などが一気に現代的になりました。ABSやトラクションコントロール、後期には電子制御ダンパーなど、ハイパワーを誰でも扱いやすくする方向に進化しています。
ディアブロは、その両者の真ん中に立つ存在です。クラシックな荒々しさを色濃く残しつつ、最低限の快適性と長距離性能も手に入れた、ちょうど境界線のモデルと言えるでしょう。
デザインという視点でも比較してみましょう。ミウラは曲線的でエレガント、カウンタックは直線的でショーモデルのようなインパクトが特徴です。
ディアブロはその両方をブレンドしたようなロングノーズ・ショートデッキと、大きく寝かされたフロントガラスで、90年代らしい“未来感”を演出しました。
その後のムルシエラゴやアヴェンタドールは、より多面的でエッジの効いたスタイルへと進化し、最新のレヴエルトではエアロダイナミクスとハイブリッドパッケージを前提としたデザインに到達しています。
このように歴代 ランボルギーニとディアブロを比較していくと、ディアブロは「アナログとデジタルの境目」「クラシックとモダンの境目」を象徴する1台として浮かび上がります。
新型ランボルギーニに興味がある人にとっても、ディアブロを知ることは、ブランドのDNAを理解する近道になるでしょう。
まとめ:ランボルギーニ ディアブロの新型について

・「ランボルギーニ ディアブロ 新型」はランボルギーニ純正の新型車ではなく、初代ディアブロを現代技術で蘇らせたレストモッド版である
・レストモッド版ディアブロはサンマリノ拠点の「エキセントリカ」が手掛け、初期型ディアブロをベースに世界限定19台のみ製作される計画である
・外観はオリジナルのシルエットを維持しつつ、多くの外板をカーボン製に変更し、ディアブロGTR風のワイドフェンダーや薄いリアバンパーを備えるレーシーな仕様である
・ヘッドライトは当時のリトラクタブルを再解釈し、カバーが下がるポップダウン式とすることでクラシックな雰囲気と現代の法規制への適合を両立している
・インテリアはプラスチックを排し、削り出しアルミのスイッチ類やレザーとアルカンターラ、カーボン素材を組み合わせた高級志向のコクピットに刷新されている
・メーターパネルはピクセル風グラフィックのデジタルクラスターとなり、90年代らしさと現代的表示をミックスした演出になっている
・エンジンはオリジナルの5.7L V12自然吸気をチューニングし、約550馬力・0-100km/h約3.5秒・最高速約330km/h級とされるパフォーマンスを狙っている
・ブレーキにはブレンボ製6ピストンキャリパーなど最新コンポーネントが採用され、足まわりも現代タイヤに合わせて再セッティングされている
・最新ADASや大型インフォテインメントはあえて搭載せず、「走りと質感」に振り切ったピュアなスーパーカーとして仕立てられている
・オリジナルのディアブロ新車価格はSVが約2250万円、VTおよび6.0が約2550万円、サーキット志向のGTは約4150万円だったとされる
・レストモッド版ディアブロの価格はおおよそ2億円超とされ、ベース車のディアブロ本体はオーナーが別途用意する必要がある
・ディアブロ全体の世界生産台数は約2900台前後とされ、そのうちGTは世界80台前後、最終型6.0系も300台強と非常に少量生産である
・日本の中古市場では常時10台前後しか流通しておらず、価格帯はおおむね2,000万円台後半〜6,000万円台クラスと非常に高値安定で推移している
・中古車選びではグレードや走行距離だけでなく、事故歴・整備履歴・オリジナル度・ポロストリコ認定の有無などが価格と信頼性を大きく左右するポイントになる
・ディアブロはミウラやカウンタックから続くV12フラッグシップ系譜の中で、クラシックとモダンの境界に位置する“90年代の主役”として評価されるモデルである
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