ミニバンを選ぶうえで「荷室の広さ」は非常に重要なポイントです。とくにファミリー層を中心に人気の高い日産セレナは、その使い勝手の良さから長年支持されてきました。では、セレナの荷室寸法は実際どれくらいなのでしょうか?
本記事ではC25・C26型のラゲッジスペースの特徴から、C27型の実用性と積載性、そしてC28型(新型)の荷室寸法と改良ポイントまで、歴代セレナの荷室サイズの違いをわかりやすく解説していきます。
最後には「セレナとヴォクシー、荷室はどちらが広い?」「家族利用に最適な荷室活用術とは」といった比較や応用編も盛り込んでいますので、これからセレナの購入や買い替えを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
・歴代セレナ(C25~C28型)の荷室寸法
・荷室の奥行・幅・高さなどサイズ感
・長さのある荷物や8人乗り時の積載の工夫方法
・セレナとヴォクシーの荷室スペースの比較
セレナの荷室寸法の基本と世代別比較

・歴代セレナの荷室サイズの違い
・C25・C26型のラゲッジスペースの特徴
・C27型の実用性と積載性
・C28型(新型)の荷室寸法と改良ポイント
・荷室の奥行・高さ・幅の実測イメージ
・ラゲッジボックス容量とは
歴代セレナの荷室サイズの違い
日産セレナは1991年の初代モデルから現在まで、多くのユーザーに支持されてきたミニバンです。
その中でも注目すべきなのが、世代ごとに進化してきた「荷室サイズ」の違いでしょう。ミニバンとしての役割を果たすうえで、荷室の広さはファミリーユースやレジャー用途において非常に重要な要素といえます。
まず、初代~C24型までのモデルは、ボディサイズが比較的コンパクトであり、荷室スペースも現代の水準と比べると限られていました。3列目を倒すことで一定の荷室を確保できるものの、ベビーカーやキャンプ用品など大型の荷物にはやや不便さが残ります。
一方、C25型以降はボディ全体が大きくなり、車内スペースが飛躍的に拡大されました。
特に荷室に関しては奥行き・高さ・幅のいずれにも余裕が生まれ、使用用途が格段に広がりました。この進化は、家族構成の変化やアウトドア志向の高まりに応じたものといえるでしょう。
さらにC26型、C27型になるとフロアの高さやシートの格納機能が改善され、荷物を積みやすくする工夫が目立つようになります。特に3列目の収納が簡易化され、女性や高齢者でも扱いやすい構造になっているのが特長です。
このように、歴代セレナの荷室サイズは時代のニーズに合わせて着実に進化を遂げてきました。単なる「広さ」だけでなく、利便性や収納アイデアが加わることで、現代のユーザーにとってより使いやすい車種となっているのです。
C25・C26型のラゲッジスペースの特徴

セレナのC25およびC26型は、それぞれ2005年〜2010年、2010年〜2016年に販売されたモデルであり、ミニバンとしての機能性が強く意識された世代です。特にラゲッジスペースに関しては、それまでのモデルとは一線を画す進化が見られます。
C25型では、3列目シートを跳ね上げて格納できる構造が採用され、荷室の奥行きを最大限に活かせる設計になっています。シートの跳ね上げは少し力が必要ではありますが、広大な荷室空間が得られるため、旅行時や大型の荷物を積む際に便利です。
また、フロア下収納も用意されており、ツールや傘など細かなアイテムを隠して収納するのに役立ちます。
セレナC25型とC26型のラゲッジスペースに関する特徴
項目 | セレナ C25型(2005〜2010年) | セレナ C26型(2010〜2016年) |
---|---|---|
販売時期 | 2005年〜2010年 | 2010年〜2016年 |
3列目シート格納方法 | 跳ね上げ式(力が必要) | 引くだけで簡単格納 |
荷室の使いやすさ | 広さは十分だが操作にやや力が必要 | 操作がスムーズで女性や高齢者にも優しい |
フロア下収納 | あり(小物収納に便利) | 継続あり |
ラゲッジ開口部の高さ | 標準的な高さ | 地上高が低く積み下ろしがしやすい |
2列目シートスライド機能 | 標準的な可動域 | スライド幅が拡大し荷室活用性アップ |
実用性の総評 | 荷室の広さは十分で、工夫次第で使いやすい | 操作性・利便性ともに向上し、より完成度が高い |
C26型に進むと、さらに使い勝手が洗練されてきます。特筆すべきは、3列目の格納方法がよりスムーズになり、シートを引くだけで収納できる簡単な構造になった点です。これにより、女性や力の弱い方でも手軽に荷室を拡張できるようになりました。
また、ラゲッジ開口部の地上高が低く設計されているため、重い荷物も積み下ろししやすいのが魅力です。
加えて、2列目シートのスライド幅が広がったことにより、荷室との連動性も高くなりました。2列目を前方にスライドさせることで、荷室の奥行きをより柔軟に調整できるのもC26型の特徴の一つです。
このように、C25とC26型はセレナの中でも実用性が高く、家族のライフスタイルにしっかりと寄り添った荷室設計がされています。中古市場でも人気が高い理由は、こうした細かな配慮にあるのかもしれません。
C27型の実用性と積載性
C27型セレナは、2016年から2022年にかけて販売されたモデルであり、デザイン性と機能性のバランスが取れた一台として高い評価を受けています。特に荷室スペースの実用性は、歴代セレナの中でも群を抜いています。
まず、荷室開口部が非常に広く設計されているため、大きな荷物でもスムーズに積み下ろしが可能です。ゴルフバッグやスーツケースなど、従来なら斜めにしないと入らなかった荷物でも、横向きに収納できるのは大きな進化といえるでしょう。
また、C27では「デュアルバックドア」が導入され、バックドアの上半分だけを開けることができる構造になっています。これにより、後方にスペースが少ない場所でも簡単に荷物の出し入れができるようになりました。
狭い駐車場や壁際でもストレスなく使える点は、日常使いにおいて大きなメリットです。
シートアレンジの自由度も高く、3列目を簡単に左右に跳ね上げて荷室を広く使うことができます。さらに、2列目シートのスライド幅も大きく、荷室の奥行き調整がしやすくなっているのも見逃せません。
一方で、3列目シートを跳ね上げると左右の視界が多少狭まることがあり、後方確認には注意が必要です。とはいえ、全体としては快適で柔軟な使い方が可能な設計であり、ファミリーユーザーはもちろん、趣味やレジャー用途にも適したモデルといえるでしょう。
C28型(新型)の荷室寸法と改良ポイント

C28型、つまり新型セレナは2022年にフルモデルチェンジされた最新版であり、現代のニーズに合わせた荷室の改良が各所に見られます。ミニバンクラスNo.1とされる荷室容量は、数値的にも使い勝手の面でも進化しています。
荷室寸法としては、3列目を使用していても一定の奥行きが保たれ、買い物袋やベビーカー程度であれば余裕をもって収納できます。そして、3列目を跳ね上げた場合には、奥行きが大幅に広がり、大型のキャンプ用品や自転車なども積載可能となります。
注目すべきは「ラゲッジアンダーボックス」の進化です。
左右に広く、深さもある設計に加え、水洗い可能なトレイが用意されており、アウトドアやスポーツで濡れたアイテムの収納にも対応しています。さらに、オプションで仕切り板を追加でき、細かく荷物を整理しやすいのも便利なポイントです。
また、先代モデルで好評だった「デュアルバックドア」も継承されており、ハーフオープンでの荷物取り出しがよりスムーズに行えます。都市部での使い勝手にも優れており、実際に狭い駐車スペースで役立つ場面が増えそうです。
このように、C28型は荷室寸法の「広さ」だけではなく、「使いやすさ」「清掃のしやすさ」「カスタマイズ性」といった実用性の面でも大きく進化しています。子育て世代からアウトドア愛好家まで、幅広い層にとって満足度の高い設計となっているのが特徴です。
荷室の奥行・高さ・幅の実測イメージ
セレナの荷室サイズを検討する際、「カタログ値」だけでは実感が湧かないという方も多いかもしれません。そこで今回は、実際に使った際のイメージを想定して、荷室の奥行・高さ・幅を解説します。特にC27型やC28型など、近年のモデルでは使い勝手を重視した設計が随所に見られます。
まず、奥行について。3列目シートを使用した状態では、ラゲッジスペースは約300〜400mm程度の奥行きになります。
これは日常的な買い物やベビーカー、小型のキャリーバッグを積むには十分なスペースです。一方、3列目を左右に跳ね上げた場合、奥行きは最大で約1,000mm〜1,200mmに広がり、ゴルフバッグやアウトドア用品、大型スーツケースも余裕で積載可能です。
セレナ(主にC27・C28型)の荷室サイズとその特徴
項目 | サイズ(目安) | 特徴・説明 |
---|---|---|
奥行(3列目使用時) | 約300〜400mm | 日常使いに最適。買い物やベビーカー、小型キャリーバッグの収納に対応 |
奥行(3列目格納時) | 約1,000〜1,200mm | ゴルフバッグ、アウトドア用品、大型スーツケースの積載も可能 |
高さ(床〜天井) | 約1,100mm前後 | 段ボール2段積み可能。観葉植物や縦長荷物にも対応できる十分な高さ |
幅(ホイール間) | 約1,100〜1,200mm | クーラーボックスやキャリーバッグ2個を横並びで積載可能 |
総合評価 | ◎ | ファミリー4人分の荷物も余裕。実用性と積載性を兼ね備えた設計が魅力 |
高さについては、荷室フロアから天井までの空間は約1,100mm前後とされており、段ボールを2段積みにしても余裕があるレベルです。大きな観葉植物や衣装ケースなどの縦長の荷物も問題なく積めます。
そして、荷室の幅はホイールハウス間で約1,100〜1,200mm程度が確保されています。
この幅があることで、大型のクーラーボックスやキャリーバッグを横に2個並べて積むことも可能になります。実際に家族4人分の荷物を想定しても、上下左右に空間の余裕がある点は大きな安心材料です。
このように、カタログの数値だけでなく、実際の生活シーンに置き換えてサイズ感を把握することが、ミニバン選びでは重要です。セレナの荷室は、見た目以上に柔軟で、さまざまな場面に対応できる設計になっているのです。
ラゲッジボックス容量とは

ラゲッジボックスとは、荷室の床下に設けられた隠し収納スペースのことを指します。セレナに搭載されているこの装備は、見た目には目立たないながらも非常に実用的で、使い方次第で車内整理の利便性が大きく変わります。
例えば、C27型およびC28型では、このラゲッジアンダーボックスが左右に広く、深さも十分確保されており、おおよそ60L〜80Lほどの容量を持っています。これは、2Lのペットボトルなら10本前後、ブーツや折りたたみ傘、掃除道具などもゆったり収納できるほどの大きさです。
使い方は非常にシンプルで、荷室のフロアマットを持ち上げるだけでアクセス可能。収納ボックスには仕切り板や防水トレイが備えられているタイプもあり、汚れた靴や濡れた道具などを気軽に放り込むことができます。
特にアウトドアやスポーツを趣味とする人にとっては、非常にありがたい機能といえるでしょう。
一方で、注意点としてはラゲッジボックスの存在を忘れがちになること。中に物を入れすぎて重量がかさむと、燃費への影響や床面のたわみが気になる場合もあるため、適度な荷物量を意識する必要があります。
このように、ラゲッジボックスは単なる“おまけ”ではなく、車内空間を最大限に活用するための重要なポイントの一つです。細かな工夫が生活の快適さに直結することを考えると、セレナのようにしっかりと設計された収納スペースの存在は、ミニバン選びの大きな決め手になります。
セレナの荷室寸法を活かす使い方と応用法

・長さのある荷物はどこまで積める?
・8人乗り仕様での積載量と工夫
・荷物の積み方・収納棚の活用アイデア
・セレナとヴォクシー、荷室はどちらが広い?
・C28の収納力を引き出すシートアレンジ術
・家族利用に最適な荷室活用術とは
長さのある荷物はどこまで積める?
セレナの荷室は一般的な買い物用途にとどまらず、長さのある荷物にも柔軟に対応できる設計がなされています。たとえば、サーフボード、スノーボード、DIY用の木材など、一般的な車では積みにくい「長尺物」も工夫次第で問題なく積載できます。
その秘密は、2列目・3列目シートのアレンジ機能にあります。
まず3列目を左右に跳ね上げ、2列目を前方へスライドまたはリクライニングさせることで、ラゲッジスペースの奥行きを約2,000mm前後まで拡張可能です。このサイズがあれば、180cmを超える長さの荷物でも、斜めに傾けることなく収納できるケースもあります。
また、助手席を倒すことで、さらに長さを確保する方法もあります。
この場合、前方から後方まで一直線の空間が生まれ、最大で約2,500mmの長尺スペースを作ることが可能です。サーフボードを2枚積んだり、IKEAで購入した2m超の家具パーツもそのまま持ち帰ることができます。
もちろん、積み方には工夫が必要です。角が鋭い荷物には毛布を巻く、荷崩れ防止のために滑り止めシートを敷くといった配慮も欠かせません。また、運転中の視界確保のためにも、荷物の高さや配置バランスにも気を配る必要があります。
このように、セレナは長尺物への対応力が高く、ライフスタイルに応じたフレキシブルな使い方が可能です。車内を自分好みにアレンジできる自由度の高さは、他のミニバンと比べても大きな魅力のひとつといえるでしょう。
8人乗り仕様での積載量と工夫

セレナには7人乗り仕様と8人乗り仕様が存在しますが、8人乗りモデルは「全席を使いつつ、どれだけ荷物が積めるか」がカギになります。家族全員での外出や遠距離の旅行となると、積載量と快適性のバランスが問われます。
8人フル乗車時の荷室容量はおよそ300〜350L程度とされており、これは中型のスーツケース2個分程度のスペースです。一見すると少なく感じるかもしれませんが、シートの下やフロア下の収納スペース、さらには荷室上部の空間をうまく活用することで、意外にも多くの荷物が収まります。
特に役立つのが、ラゲッジボックスの活用と荷物の「縦積み」テクニックです。
整理ボックスやソフトバッグを活用して積み重ねることで、上方向の空間も無駄なく使えます。また、後席を使用しつつも、2列目の足元に小型クーラーボックスやバッグを収納することで、車内の死角スペースを有効活用することが可能です。
さらに、最近のセレナでは荷室側からも操作できる電動バックドアや、デュアルバックドアを活用することで、積載と取り出しがしやすくなっています。8人乗りだからこそ、「出し入れのしやすさ」が全体の快適性に直結するわけです。
もちろん、全席に人が乗っている場合には重さも加わるため、タイヤの空気圧管理や走行時のブレーキ感覚には注意が必要です。安全を優先しながら、最大限に空間を活かす工夫が求められます。
このように、8人乗り仕様のセレナであっても、ちょっとした工夫と整理術があれば、荷物の積載に困ることはほとんどありません。多人数乗車と荷物の両立ができる車として、非常に完成度の高い一台です。
荷物の積み方・収納棚の活用アイデア
セレナを所有している方、あるいは購入を検討している方の多くが悩むのが「どう荷物を整理するか」という点です。特に家族での旅行や買い出しなど、荷物が多くなりがちなシーンでは、積み方の工夫が車内快適性を左右します。
単に荷物を積み込むだけでは空間が無駄になってしまい、取り出しにも手間がかかるからです。
このとき有効なのが、「縦の空間」を意識した収納方法です。
例えばラゲッジエリアに後付けできる折りたたみ式の収納棚や、2段式のトランクボードを使えば、上下に荷物を分けて収納できます。下段には重い荷物や買い物袋、上段には衣類や割れ物など軽い荷物を置くとバランスも取りやすくなります。
また、隙間を活用することもポイントです。シート背面に取り付けるポケットタイプの収納や、ヘッドレストにかけるフックを活用すると、ティッシュボックスや傘、タブレット端末などをスマートに収納できます。
とりわけ子ども連れのドライブでは、車内の整理整頓が安全性にも直結します。
このように、ただの「荷室」としてではなく、限られたスペースを立体的に活用する工夫が大切です。
セレナは天井高もあるため、収納アイテムを導入しやすい設計となっています。日常の買い物から長距離旅行まで、シーンに応じた積載テクニックを取り入れることで、カーライフの満足度は大きく向上するでしょう。
セレナとヴォクシー、荷室はどちらが広い?

ミニバンを検討する際、多くの方が比較するのが「セレナ」と「ヴォクシー」です。特に荷室の広さに関しては、家族利用やアウトドア派にとって重要な判断材料となります。両車ともに日本のミニバンを代表する存在ですが、積載性能に微妙な違いがあります。
実際のスペックを見ると、セレナは全長4,685mm・全幅1,695mm(C28型)と、数値的にはヴォクシーとほぼ同等。ただし、荷室の設計思想に差があり、セレナの方がラゲッジボードの高さや開口部の形状に工夫が見られます。
とりわけ荷室の「床下収納」と「3列目シートの跳ね上げ幅」の違いは大きく、セレナはより奥行きのあるスペースを確保しやすいのです。
一方、ヴォクシーも室内高に強みがあります。背の高い荷物や段ボールの積載には向いており、上下方向のゆとりを活かした収納が可能です。ただ、3列目の格納方式が内側に寄る設計のため、左右の幅が制限されがちです。
これを踏まえると、広さの「質」で見るならセレナに軍配が上がると感じる方も多いかもしれません。
特に荷物を整理整頓して積みたい方や、フラットな床面で効率的に収納したい方にはセレナの方が使いやすい設計です。もちろん用途によって感じ方は異なりますが、買い物や旅行など「日常使い」に重きを置くなら、セレナの荷室設計が一歩リードしているといえるでしょう。
C28の収納力を引き出すシートアレンジ術
C28型セレナは、単なるモデルチェンジにとどまらず、収納効率の面でも大きな進化を遂げました。
その最大の特徴は、多彩なシートアレンジによって、使いたい分だけスペースを確保できる柔軟性にあります。まさに「必要なときに必要な形へと変化できる」車といえるでしょう。
まず注目したいのが、3列目シートの跳ね上げ構造です。片側だけを収納して6人乗車+大容量の荷室という使い方が可能で、アウトドアやスポーツ用具の積載にも便利です。全席を使用しないシーンであれば、3列目を両側跳ね上げることで奥行きが大幅に拡張されます。
2列目もスライド機構が進化しており、前後の移動距離が広く取れるため、2列目の足元スペースを荷物スペースとして活用することも可能です。また、助手席を倒して荷物を通す「スルー配置」にすれば、長尺物も積載できるようになります。
さらにC28型では、荷室側からもシートアレンジが操作しやすい工夫が施されており、買い物帰りなど手がふさがった状態でも手早く荷室を確保できます。加えて、ラゲッジボードの2段構造や床下収納といった細部の工夫も見逃せません。
このように、C28セレナは「固定された座席配置」から脱却し、ライフスタイルに合わせた空間アレンジが可能となっています。荷物が多いとき、人が多いとき、それぞれに対応できるフレキシブルさは、まさに現代のミニバンに求められる機能のひとつといえるでしょう。
家族利用に最適な荷室活用術とは

家族でのカーライフを考えるうえで、ミニバンの荷室は「単なる荷物置き場」以上の役割を果たします。セレナのようなモデルは、子どもの送り迎えから週末のレジャー、買い出しや旅行まで幅広く対応できるよう設計されており、荷室の活用方法も多岐にわたります。
まず基本となるのは「誰が何を使うか」を明確に分ける収納術です。例えば、子ども用のおもちゃやお菓子はサイドポケットにまとめ、頻繁に使うレジャー用品は荷室奥へ収納するなど、使用頻度によって配置を工夫することで、車内の混雑を防げます。
また、ラゲッジボックスを上手に使えば、見た目もすっきりとした印象になります。
汚れやすい靴やスポーツ用具はこのスペースに入れておけば、車内の清潔さも保ちやすくなります。特にファミリーカーでは「いかに車内を散らかさないか」が快適性のカギとなるのです。
さらに、8人乗車時には積載スペースが限られるため、キャリー型の整理ボックスや積み重ね可能な収納アイテムが重宝します。シート背面を活用する収納ポケットも便利で、おむつやタオルなどの育児用品をすぐに取り出せるようにしておけば、移動中のトラブルも最小限に抑えられます。
このように、セレナの荷室は「家族の活動拠点」として活用できる設計になっています。
移動中も整理された空間が保たれていれば、子どもたちも落ち着いて過ごせるうえ、親も運転に集中しやすくなるでしょう。車を「走るリビング」として活かすためにも、荷室活用術は欠かせない要素といえます。
まとめ:セレナの荷室寸法について

・セレナの荷室はクラス最大級の広さを誇る
・荷室奥行はシート格納により最大約2,000mmまで確保可能
・荷室幅はホイールハウス間で約1,100mm程度ある
・ハーフバックドア採用で狭い場所でも荷物の出し入れがしやすい
・大容量ラゲッジアンダーボックスが荷室下に搭載されている
・3列目シートは格納式でラゲッジ容量を拡張可能
・2列目スライドシートにより奥行調整が可能
・荷室床下収納もあり、小物の整理に便利
・バックドアは大きく開くフルオープン設計も可能
・荷室は家族4人分の旅行荷物も十分に積載可能
・ゴルフバッグやベビーカーなど大型荷物の積載に適している
・荷室の形状がスクエアで無駄なく使える設計
・荷室空間は日常からアウトドアまで対応できる汎用性が高い
・シートアレンジ次第で8人乗りでも積載性を確保できる
・荷室寸法に関する細かな工夫が多数あり実用性が高い
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