家族向けミニバンとして高い人気を誇るホンダのステップワゴン。その中でも特に人気が高いのが「スパーダ」シリーズです。
しかし、いざ売却や乗り換えを検討する際、買取相場はいくらなのか、下取り価格はいくらなのか、といった疑問を抱える方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ステップワゴンのスパーダの買取相場表をもとに情報をまとめています。3年落ち・5年落ち・6年落ち・7年落ち・10年落ち・13年落ち・15年落ちといった年式別の価格帯や、下取りと買取のどちらが有利かといったポイントも解説。
具体的な数字を知りたい方にとって、この記事は売却前の判断材料として参考になるはずです。
・ステップワゴンスパーダの年式別買取相場の目安がわかる
・スパーダハイブリッドとガソリン車の買取価格の違いを理解できる
・下取りと買取のどちらが高く売れるか判断できる
・年式ごとの売却タイミングや注意点を把握できる
ステップワゴンのスパーダの買取相場表から見る価格の傾向

・スパーダの買取相場表の最新データ
・スパーダハイブリッドの買取相場表とは
・3年落ちの買取価格は?
・5年落ちのスパーダはいくらで売れる?
・6年落ちの査定価格をチェック
・7年落ちは下取りと買取どちらが有利?
スパーダの買取相場表の最新データ
ステップワゴンスパーダの買取相場表を確認する際は、まず年式やグレード、走行距離が価格に大きな影響を与えることを理解する必要があります。
一般的な目安として、2019年~2021年式のスパーダ(ガソリン車)の買取相場は約150万円〜220万円の範囲で推移しています。特に「SPADA・Cool Spirit」や「SPADA Honda SENSING」などの上位グレードは、装備や外観の魅力から査定額が高くなりやすい傾向があります。
また、事故歴や修復歴の有無、メンテナンス記録の有無なども査定額を左右します。例えば、定期的なオイル交換や車検の履歴がきちんと残っていれば、プラス査定になることが多いです。一方で、過走行車やカスタマイズ車両は買取額が下がる傾向にあります。
もう一つ注目すべき点は、季節によって相場が変動することです。
家族向けのミニバンは、春の新生活シーズンや夏休み前に需要が高まりやすく、その時期は査定額が上昇する傾向にあります。逆に、冬場などはやや相場が落ち着く傾向が見られます。これらを踏まえ、愛車の価値を把握するためには、複数の買取業者で相見積もりを取ることを推奨します。
また、ネットで一括査定を利用するのも、効率的な方法の一つです。
スパーダハイブリッドの買取相場表とは
スパーダハイブリッドの買取相場表は、ガソリン車とは異なる基準で査定されることが多く、その理由として燃費性能の高さと静粛性、そして環境性能の高さが評価されているためです。
特に「SPADA HYBRID G・EX Honda SENSING」や「e:HEV SPADA」などのモデルは、ハイブリッド特有のモーター駆動による加速性能と静かさが魅力であり、中古市場でも人気が高いです。
現在の買取相場は、2020年〜2022年式であればおおよそ180万円〜250万円ほど。装備やグレード、走行距離が少ない車体は、さらに高値がつくこともあります。一方で、バッテリーの劣化が進んでいる場合や保証期間が切れている車両は、買取価格が下がる可能性があるため注意が必要です。
スパーダハイブリッドは、WLTCモードに対応した高い燃費性能を持ちつつ、安全装備も充実しており、ファミリー層を中心に需要があります。
とくに「Honda SENSING」搭載車は事故防止機能が充実しているため、リセールバリューが高いです。このように、相場表を参考にする際は単に年式だけを見るのではなく、ハイブリッド特有の要素を含めて比較することが大切です。
3年落ちの買取価格は?

ステップワゴンの3年落ちは、買取市場で比較的高値がつきやすい年式に該当します。
理由として、まだ車の状態が新しく、保証期間が残っていることが多いためです。2021年式のステップワゴン・スパーダであれば、ガソリンモデルでも180万円~220万円、ハイブリッドモデルであれば200万円〜260万円の買取相場が期待できます。
この価格帯は、新車価格の60〜70%程度に相当するため、売却するには最も有利なタイミングの一つとも言えるでしょう。
走行距離が3万km未満であれば、より高い評価を受けやすくなります。特に「SPADA・Cool Spirit」や「e:HEV SPADA PREMIUM LINE」などの人気グレードは、中古市場でも高く評価されています。
ただし、使用状況や地域によっても査定額は変動します。
例えば、雪国などで使用された車両はサビや下回りの傷みが懸念されるため、マイナス査定になる可能性があります。3年落ちの車を手放す際は、車両状態を細かくチェックし、できる限り綺麗な状態を保っておくことで、より高い買取価格が見込めます。
5年落ちモデルはいくらで売れる?
ステップワゴン・スパーダの5年落ちモデルは、年式でいうと2018〜2019年式にあたり、中古車市場でも在庫が多い年式となっています。
この時期のモデルは、マイナーチェンジ後のデザインが洗練されており、燃費性能や安全装備のバランスも良いため、依然として人気が高いです。買取相場としては、ガソリンモデルで130万円〜180万円、ハイブリッドモデルであれば150万円〜210万円が目安となります。
この価格帯は、新車購入価格の50%前後に相当しますが、定期メンテナンスや内外装の状態によって大きく差が出ます。特に、事故歴の有無や修復歴の有無が明確で、メンテナンス記録がしっかり残っている個体は、査定士の評価も高くなります。
一方で、走行距離が7万kmを超えている場合や、人気の低いカラーであると、査定額が下がる要因となるため注意が必要です。また、買取業者によって評価基準が異なるため、複数業者に見積もりを依頼することが賢明です。
5年落ちはまだリセールバリューが残っているタイミングですので、売却を考えている方にはおすすめの時期と言えるでしょう。
6年落ちの査定価格をチェック

6年落ちのステップワゴンは、年式でいうと2017年モデルに該当します。
この年はスパーダシリーズにおいてマイナーチェンジが実施され、「Honda SENSING」の全車標準装備やハイブリッドモデルの追加といった大きな進化があったタイミングです。そのため、6年落ちとはいえ、装備や安全性能の面では今でも通用する仕様が多く、査定価格も比較的安定しています。
具体的な査定価格は、グレードや状態によって異なりますが、ガソリン車であれば90万円〜130万円程度、ハイブリッドモデルであれば120万円〜170万円前後が相場です。走行距離が6万km未満でメンテナンス記録がしっかり残っていれば、さらに高評価を得られる可能性があります。
ただし、年式が古くなるにつれて注意したいのが、内外装の劣化やバッテリー性能の低下です。特にハイブリッド車の場合、バッテリー交換費用が高額になるため、買い手側がその分を考慮し査定額を下げることがあります。
こうした背景を理解したうえで、複数の業者に見積もりを取り、相場を正確に把握することがポイントです。査定額を少しでも上げたい場合は、事前に車内清掃や軽微な傷の修復を行うことも有効な対策と言えるでしょう。
7年落ちは下取りと買取どちらが有利?
7年落ちのスパーダを売却する際、「ディーラー下取り」と「専門業者による買取」のどちらを選ぶかは、多くのオーナーが直面する悩みの一つです。
結論から言えば、多くのケースで“買取”の方が高値を期待できる傾向にあります。その理由は、ディーラー下取りは新車販売の補助的な役割に留まり、再販価格の最適化よりも手続きの簡略化を重視するからです。
例えば、2016年式のスパーダ・クールスピリットで走行距離が8万km程度の場合、ディーラー下取りでは60万円〜80万円程度が相場となることがあります。しかし、買取業者では状態次第で90万円近くの査定が出るケースも少なくありません。
とくにミニバンは海外需要も根強く、再販ルートを複数持つ買取店であれば、より高い価格での取引が可能になるのです。
一方で、下取りには「手続きがスムーズ」「新車購入時の値引き交渉に使いやすい」といったメリットもあります。車の売却に時間をかけたくない方や、交渉が苦手な方にとっては下取りの方がストレスが少ないでしょう。
とはいえ、金額面を重視するのであれば、まずは一括査定サイトを活用して複数社の査定額を比較し、その結果を持って下取り交渉を行うという戦略も効果的です。
ステップワゴンのスパーダの買取相場表で見る年式別相場

・10年落ちの買取相場はいくら?
・13年落ちの買取価格とは
・15年落ちのモデルは売れるのか?
・ステップワゴンの下取り価格はいくら?
・ステップワゴンはいくらで売れる?
・下取りが安いって本当?
10年落ちの買取相場はいくら?
10年落ちのステップワゴン、つまり2014年式前後のモデルになると、買取相場は大きく下がる傾向にあります。
車としての基本性能は問題なくても、年式の古さや新車登録からの経過年数による査定減点は避けられません。特に走行距離が10万kmを超えるような個体であれば、査定額は一気に低下し、10万円〜40万円程度になることが一般的です。
それでも、「スパーダ」や「クールスピリット」などの人気グレードは、スタイリングや装備の面で今も一定の評価を得ており、状態が良ければ高めの査定が出ることもあります。もう一つのポイントは、買取業者が「輸出用途」や「部品取り車」として価値を見出すかどうかです。
特にアジアや中東市場では、ホンダ車の耐久性と整備のしやすさから、10年落ちでも需要が存在します。
このように考えると、年式だけで諦めるのではなく、今の車の状態や市場のニーズを正しく把握することが大切です。仮に年式が古くても、ワンオーナー車で事故歴なし、定期点検記録がしっかり残っている車両であれば、プラス査定の可能性があります。
売却前には必ず複数業者から査定を取り、価格に納得してから決断するのが理想的です。
13年落ちの買取価格とは
13年落ちのステップワゴンは、一般的には2011年モデルに該当し、すでに「旧型車」として扱われることがほとんどです。
新車価格から見ても価値はかなり下がっており、多くのケースで買取相場は5万円〜20万円程度に落ち着きます。ただし、完全に価値がないわけではなく、「中古車パーツの需要」や「海外輸出向け」のニーズが残っているため、思わぬ価格がつくこともあります。
たとえば、エンジンやトランスミッションの状態が良好で、修復歴もない車両であれば、部品取り用として10万円以上の値がつくことがあります。特に4WDモデルや寒冷地仕様車は一部地域で重宝されるため、その点が評価されることもあります。
注意点としては、ディーラーでは年式が古すぎるため下取り価格がゼロに近い、あるいは有料での引き取りになることもある点です。このような場合は、廃車買取業者や専門の中古車バイヤーに査定を依頼することで、少しでも高値で売却できる可能性が高まります。
車検の残り期間や外装の状態も価格に影響しますので、売却前には車両状態の確認を徹底しておくことをおすすめします。
15年落ちのモデルは売れるのか?

15年落ちのステップワゴンは、一般的には2009〜2010年式のモデルに該当します。
この年式になると、車の価値としてはかなり下がっており、買取業者によっては「査定不可」や「引き取りのみ」と言われることもあるのが現実です。しかし、実際には“売れる可能性は十分にある”という点に注目すべきでしょう。
特に海外輸出を扱っている業者では、古い日本車の人気が根強く、需要に応じた価格がつくケースがあります。
たとえば、エンジンが正常に作動し、重大な事故歴がない場合は、10万円前後の買取価格がつくこともあります。走行距離が15万kmを超えていても、部品取りや海外再販を目的とした需要があるため、まったく価値がないというわけではありません。
車検が残っていれば、それがプラス評価になることもあり、査定額に差が生じやすいのがこの年式の特徴です。
ただし、ディーラーではこの年式の車は下取り価格がゼロ円になる可能性も高いため、買取専門業者や廃車買取業者への依頼が現実的です。査定を受ける前に、車内の清掃や最低限のメンテナンスを行うことで、査定額を引き上げる工夫も重要です。
最終的に値段がつかなくても、「廃車費用無料+手続き代行」といったサービスを受けられる可能性があるので、諦めずに比較検討することをおすすめします。
ステップワゴンの下取り価格はいくら?
ステップワゴンの下取り価格は、年式や走行距離、車両の状態、そして販売店の査定方針によって大きく異なります。
一般的な傾向として、3年以内の比較的新しい車両であれば100万〜180万円ほどの下取り価格がつくこともありますが、5年を超えると80万円以下、10年落ちになれば30万円以下にまで落ち込むのが一般的です。
この価格の違いは、ディーラーの査定基準が「年式」と「状態」の比重を非常に重視している点にあります。
たとえば、多少の内装の傷や小さなヘコミがあるだけでも、減額されるケースが少なくありません。また、ディーラー下取りは新車販売を促進するためのサービス的要素が強く、再販価値を最大限に評価する買取業者とは根本的に目的が異なります。
しかし、下取りにもメリットはあります。新車購入時の手続きが一括で済むため、時間や手間が省ける点は大きな利点です。
また、販売店によっては下取り車を値引き交渉材料として利用できる場合もあります。このように、価格だけでなく“手続きの簡便さ”や“交渉材料としての活用”も視野に入れながら、下取りと買取のどちらを選ぶかを判断することが重要です。
ステップワゴンはいくらで売れる?

ホンダのステップワゴンを売却した場合の価格は、グレードや年式、走行距離、そして車両の状態によって大きく異なります。
新しい年式で人気グレードの「スパーダ」や「ハイブリッドモデル」であれば、150万円〜220万円ほどで売れる可能性があります。一方で、10年落ちや走行距離10万kmを超える車両になると、30万円前後まで価格が下がるケースも珍しくありません。
査定額に大きく影響するのは、「事故歴の有無」「メンテナンス記録の有無」「タイヤやバッテリーの状態」などです。たとえば、同じ年式・同じグレードでも、整備履歴がしっかりしている車は評価が高くなります。
特に、ディーラーでの定期点検を受けている車両は“安心して再販できる”とみなされ、プラス査定になりやすい傾向があります。
また、売却先の選び方も重要です。ディーラーの下取りでは価格が伸びにくい傾向があるため、複数の買取専門業者で見積もりをとることで、数十万円の差が出ることもあります。
最近では一括査定サービスやオンライン査定も充実しており、自宅にいながら複数社の査定額を比較できるため、価格アップを狙うなら積極的に活用したいところです。
下取りが安いって本当?
「ステップワゴンの下取り価格は安い」と言われることがありますが、それには明確な理由があります。
ディーラーの下取り査定はあくまで新車販売を円滑に進めるための手段であり、車両を高く評価して再販することを目的としていないからです。つまり、再販の利益よりも手続きの簡略さとコスト削減が重視されているというわけです。
例えば、5年落ちのステップワゴンを下取りに出すと、80万円前後の評価になることがあります。
しかし、同じ車を買取専門業者に持ち込んだ場合、100万円以上の査定が出ることも珍しくありません。こうした差は、再販ルートやオークション出品の仕組みを持つ業者のほうが、市場ニーズをより正確に把握できていることに起因します。
ただし、すべてのケースで“買取の方が絶対に高い”とは限らない点も留意が必要です。ディーラーでは、下取り価格を新車の値引きと組み合わせる形で“実質的な高値”を提示してくれる場合があります。このような場合、表面上は低く見えても、総合的な費用対効果で見ると悪くないケースもあるのです。
そのため、下取りを検討する際は、買取業者の査定額と比較したうえで、総支払額がどうなるのかを見極めることが大切です。価格面だけで判断せず、サービスの質や契約内容も含めて判断すると、納得のいく選択ができるでしょう。
まとめ:ステップワゴンのスパーダの買取相場表について

・ステップワゴンスパーダの買取相場は年式と走行距離で大きく変動
・上位グレードは査定額が高くなりやすい傾向
・事故歴や修復歴の有無が価格に大きく影響
・メンテナンス履歴が明確な車両はプラス査定の対象
・買取相場は季節によって変動する特徴がある
・スパーダハイブリッドは静粛性と燃費性能で高評価
・ハイブリッドモデルはバッテリー状態が価格に直結する
・3年落ちはリセールバリューが高く売却に有利
・5年落ちは人気年式で安定した買取価格帯
・6年落ちは装備の充実度から高めの査定も期待できる
・7年落ちは買取業者の方がディーラー下取りより高値傾向
・10年落ちは輸出需要や部品価値により査定に差が出る
・13年落ちは国内再販より海外向けの可能性が高い
・15年落ちでも動作良好なら売却できるケースがある
・ディーラー下取りは査定額が低くなる傾向が強い
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