ステップワゴンとヴォクシーに悩む人必見!違いと選び方を解説

ステップワゴンとヴォクシー 悩む人へ比較ポイント解説

ミニバン購入を検討する中でステップワゴンとヴォクシーの中で悩む方は非常に多いはずです。

ファミリーカーとして人気のこの2台は、どちらも魅力的な車種ですが、それぞれに明確な違いがあります。

この記事では、ヴォクシーとステップワゴンどっちがいいか悩んでいる方に向けて、両車の特徴や、セレナなども含めた比較、また、旧型モデルとの違いなどをわかりやすく解説します。選ぶ前に知っておきたい情報を、この記事でしっかり確認してください。

記事の要約

・ステップワゴンとヴォクシーの室内空間や乗り心地の違い
・燃費・加速性能など走行面の特徴と違い
・リセールバリューや価格差などのコスト比較
・各モデルの強み・弱みや選び方のポイント

ステップワゴンとヴォクシーに悩む人へ比較ポイント解説

ステップワゴンとヴォクシー 悩む人へ比較ポイント解説
HONDA・stepwgn・イメージ

・ステップワゴンとヴォクシーではどちらが広い?
・新型ヴォクシーとステップワゴンはどっちがいい?
・燃費はどちらが優秀?
・乗り心地の違いとは
・ステップワゴンの弱点は何?
・ヴォクシーの生産中止理由は何?

ステップワゴンとヴォクシーではどちらが広い?

ミニバンを選ぶ上で「室内空間の広さ」は非常に重要なポイントです。とくに家族での使用を想定している方にとって、車内での快適性や荷物の収納力は妥協できない要素でしょう。この点で比べると、ステップワゴンのほうがヴォクシーよりも広さに優れていると言えます。

まずホイールベース(前輪と後輪の間の長さ)は、ステップワゴンが2,890mmとヴォクシーより長く設計されており、これにより2列目・3列目の足元空間にゆとりがあります。

また、6代目ステップワゴンではボディサイズが拡大され、全幅は1,750mmに。3列目シートのクッション厚も増し、座り心地と視界の良さが改善されています。

一方のヴォクシーも、先代に比べて室内空間は進化していますが、ステップワゴンのようなロングホイールベースや独立キャプテンシートの横スライド機能などには届かない部分もあります。

加えて、ステップワゴンは3列目シートを床下にすっきり収納できる「マジックシート」構造を採用しており、荷室を最大限活用できる点も魅力です。

このように、車内の広さや実用性で比較するなら、ステップワゴンのほうがより家族向けに配慮された設計になっていると評価できます。

新型ヴォクシーとステップワゴン、どっちがいい?

「新型ヴォクシーとステップワゴンのどちらを選ぶべきか?」という悩みは、実際に多くのファミリーユーザーが直面します。結論から言えば、使用目的や重視するポイントによって最適な選択は異なります。

例えば、デザイン性やブランドイメージを重視するならヴォクシーに軍配が上がります。凛々しいフロントマスクとトヨタならではの先進装備が支持されており、若年層のファミリーから人気です。

新型ヴォクシーでは電動パーキングブレーキや全方位モニターなど、安全装備が強化されているのも特徴です。

一方、ステップワゴンは「使い勝手」と「車内空間」で優れています。6代目モデルではわくわくゲートが廃止された代わりに、パワーテールゲートの機能性が向上しました。とくに新開発のキャプテンシートは前後・左右スライドが可能で、2列目の利便性はミニバンクラスでもトップレベルです。

つまり、スタイリッシュな外観と先進装備を求めるならヴォクシー、日常的な使いやすさと室内の快適性を重視するならステップワゴンが向いています。迷う方は、実際に試乗して体感してみることをおすすめします。

燃費はどちらが優秀?

燃費はどちらが優秀?
HONDA・stepwgn・イメージ

燃費性能は車を選ぶ上で無視できない要素です。とくに近年はガソリン価格の高騰もあり、維持費の安さを重視するユーザーが増えています。この観点から見た場合、ハイブリッドモデルの燃費性能はステップワゴンもヴォクシーも高水準ですが、若干の違いがあります。

まず、カタログ上の燃費数値では、WLTCモードでの比較でヴォクシーのハイブリッドは約23.0km/L前後、ステップワゴンはe:HEVモデルで22.0km/L程度となっています。わずかではありますが、数字の上ではヴォクシーがやや優勢です。

ただし、実燃費に目を向けると使用環境や乗り方によって差が出ます。

ステップワゴンはモーター出力が高く、高速域でも安定した走行が可能なため、郊外や長距離移動が多い方には燃費差を感じにくい傾向があります。一方、ヴォクシーは市街地でのストップ&ゴーが多い走行パターンに強みを持っています。

また、ガソリンモデル同士で比較した場合は、両者ともに1.5Lターボエンジンを採用しており、燃費に大きな違いはありません。ただし、最新のL15C型エンジンを搭載するステップワゴンはターボの応答性が改良され、効率的な運転が可能となっています。

このように、わずかな差はあるものの、どちらも優れた燃費性能を持っています。用途や走行環境に応じて、自分に合ったモデルを選ぶことが大切です。

乗り心地の違いとは

ミニバンにおける「乗り心地」は、家族全員が快適に過ごせるかどうかを左右する大切なポイントです。とくに長時間のドライブを想定している場合、シートの質感やサスペンション性能は見逃せません。この点で言えば、ステップワゴンは快適性に、ヴォクシーは安定性にそれぞれ特徴があります。

まず、ステップワゴンは低重心設計と高剛性フロアを採用しており、フワつきの少ない滑らかな乗り味が特徴です。

6代目では静粛性も向上しており、リア部分に吸音材を追加するなどして車内の騒音を抑えています。さらに、e:HEVモデルはモーター駆動の特性上、発進時や低速域での振動が少なく、滑らかな加速感も魅力です。

一方でヴォクシーは足回りの剛性が高く、路面にしっかりとした接地感があります。そのため、高速走行時の直進安定性が高く、スポーティなフィーリングを好む方には好印象かもしれません。ただし、段差や舗装の荒れた道ではやや突き上げ感を感じるという声もあります。

また、2列目・3列目のシートの作りにも違いがあります。

ステップワゴンはシートの座面が厚く、ロングスライド機構により足元にゆとりが生まれるため、同乗者の快適性は高めです。ヴォクシーはレイアウトの自由度に富んでいるものの、シート自体の柔らかさではやや劣る印象も受けます。

結局のところ、柔らかくしっとりとした乗り心地を求めるならステップワゴン、走りの安定性や操縦性を重視するならヴォクシーが向いていると言えるでしょう。

ステップワゴンの弱点は何?

ステップワゴンの弱点は何ですか?
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ステップワゴンは多くの魅力を持つミニバンですが、完璧ではありません。実際に購入を検討するなら、弱点もしっかり把握しておくことが大切です。主な課題は「個性の弱さ」と「価格帯の高さ」にあります。

まずデザイン面について、多くのユーザーからは「無難でおとなしい印象」という声が聞かれます。6代目でボックススタイルに戻ったとはいえ、ヴォクシーのような押し出しの強さや個性はやや控えめ。そのため、若年層を中心としたユーザーには、選ぶ決め手に欠けると感じられることもあります。

次に、ハイブリッドモデルに焦点を当てると、価格が比較的高めに設定されています。もちろんe:HEVの性能は高いですが、同等クラスのミニバンと比較したときにコストパフォーマンスで悩む人もいるでしょう。

また、先代モデルまでに存在した「わくわくゲート」が6代目では廃止されたことも、ユーザーによってはデメリットと感じる場合があります。

さらに、現行モデルでは3ナンバー化されたことで、狭い駐車場では取り回しに注意が必要です。このように、ステップワゴンは広さや快適性に優れている一方で、デザイン性や価格面などにおいては、検討の余地があると言えます。

ヴォクシーの生産中止理由は何?

「ヴォクシーが生産中止された」と聞くと驚かれる方も多いかもしれませんが、実際にはモデルチェンジによる一時的な生産停止が行われたことがあります。これは完全な廃止ではなく、次期型への移行を見据えた期間限定の措置でした。

具体的には、2021年から2022年にかけて、先代ヴォクシーおよび兄弟車のノアはフルモデルチェンジの準備で、生産が一時的に終了しています。このタイミングで一部のディーラーでは在庫車両のみの販売となり、「ヴォクシーが生産中止された」といった誤解が広がったのです。

背景には、トヨタが進めるラインナップの再整理や、安全性能・環境性能の強化があります。

新型ヴォクシーはプラットフォームの刷新やToyota Safety Senseの最新機能を搭載するなど、次世代の車両として生まれ変わる必要がありました。そのため、一定期間は旧型の生産を停止し、新型の投入準備に注力したというわけです。

このように、「生産中止」はあくまで新型への橋渡し的な意味合いであり、ヴォクシー自体が市場から消えるわけではありません。むしろ、進化のための前向きな中断と捉えるべきでしょう。

ステップワゴンとヴォクシーに悩むならコスパもチェック

ステップワゴンとヴォクシー 悩むならコスパもチェック
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・ヴォクシーとステップワゴンのリセールバリューは?
・加速性能の違い
・人気はどちらが上?
・値段の違いを比較
・ステップワゴンとヴォクシーの旧型の特徴
・ステップワゴンとヴォクシーとセレナとの違い

ヴォクシーとステップワゴンのリセールバリューは?

クルマを選ぶ際に「リセールバリュー(売却時の残価)」を気にする方は多いです。特にファミリーカーのような使用頻度の高い車種では、数年後の買い替えを視野に入れて選ぶことが合理的です。この点で比較すると、ヴォクシーのほうがステップワゴンよりやや高い傾向があります。

なぜヴォクシーのリセールが強いかというと、トヨタ車としてのブランド力と中古市場での需要が背景にあります。特にノアやヴォクシーは法人利用やレンタカー需要も多いため、年式が経っても買い手が付きやすいのです。また、パーツの入手性や整備のしやすさも中古市場では評価されています。

一方のステップワゴンも、一定の評価を受けていますが、トヨタ車に比べるとややリセールは控えめです。特にガソリンモデルやベースグレードは、再販時に価格が落ちやすい傾向があります。ただし、ハイブリッド仕様や特別仕様車(Modulo Xなど)は高値がつくこともあります。

まとめると、短期的な買い替えを視野に入れるならヴォクシーが有利です。長く乗る予定であれば、リセールに過度に左右されず、好みに合ったモデルを選ぶことも大切です。

加速性能の違い

加速性能に注目した場合、ステップワゴンとヴォクシーはどちらも優れたハイブリッドシステムを搭載しており、走行フィーリングは似ているようで微妙に異なります。それぞれの特徴を把握することで、自分に合った加速感を選ぶことができます。

まずステップワゴンは「e:HEV」システムを採用しており、モーターが主役となる走行スタイルです。

発進から中速域にかけてはモーターのみで駆動することが多く、スムーズで静かな加速を実現しています。特に街乗りではアクセルを踏んだ瞬間に力強く前に出る感覚があり、ストレスを感じにくいのが特徴です。

一方ヴォクシーは「THS II」と呼ばれるトヨタ独自のハイブリッドシステムを搭載しています。エンジンとモーターを効率よく切り替えながら加速する仕組みで、高速域での安定感や再加速性能に強みがあります。

ただし、発進時の加速ではエンジンの介入が感じられるため、滑らかさという点ではステップワゴンに一歩譲る印象を受けるかもしれません。

また、ガソリンモデル同士で比較した場合も差があります。ステップワゴンは改良されたL15C型ターボエンジンにより、トルク感が強化されており、踏み込んだ際の加速は力強いです。ヴォクシーの自然吸気エンジンは扱いやすいものの、ターボの瞬発力には劣ります。

したがって、静かで俊敏な加速を求めるならステップワゴンが、全体的にバランスの良い走行性能を求めるならヴォクシーが適していると言えます。

人気はどちらが上?

人気はどちらが上?
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ステップワゴンとヴォクシー、どちらが人気かという話題は常に話題の的です。現時点での市場動向を見ると、ヴォクシーの方がやや人気が高い傾向にあります。これは販売台数だけでなく、中古車市場の需要やリセールバリューにも表れています。

その背景には、トヨタブランドの信頼性や販売網の広さが影響しています。

全国各地に展開されたトヨタディーラーのサポート体制は、地方在住者にも安心感を与えています。また、デザイン面でも押し出し感のあるフロントマスクが若年層やファミリー層に評価され、好印象を持たれる要因となっています。

一方のステップワゴンも、6代目モデルでボックススタイルに原点回帰し、広さや快適性を大きく改善しました。とくに室内の静粛性や乗り心地では評価が高まっており、近年では「再注目されているモデル」とも言えます。

人気に関しては時期やモデルチェンジによっても変動しますが、全体的に見るとヴォクシーの方が知名度・ブランド力で一歩リードしている状況です。ただし、好みや使い方によって「どちらが優れているか」は変わってくるため、自分に合った選択をすると良いでしょう。

値段の違いを比較

ステップワゴンとヴォクシーを比較検討する際、価格の違いは重要なポイントです。両車ともにハイブリッドモデルとガソリンモデルが展開されていますが、価格設定にやや差が見られます。

まずガソリンモデルで比較すると、ステップワゴンの「AIR」グレードは約3,000,000円台から、一方ヴォクシーのエントリーモデルは2,900,000円前後からスタートしています。つまり、初期費用ではヴォクシーの方がややリーズナブルです。

しかし、ハイブリッドモデルになると構図が少し変わります。ステップワゴンの「e:HEV SPADA」は高性能なe:HEVシステムと充実した装備がセットになっている分、価格は3,500,000円台〜となる場合が多く、上級グレードではさらに上がります。

ヴォクシーのハイブリッド車も同様に3,300,000円〜3,800,000円と価格帯は重なりますが、細かい装備内容やオプションを含めると、ステップワゴンの方がやや割高な印象を受けるかもしれません。

とはいえ、装備の充実度や静粛性、走行性能の差もあるため「値段の差=損得」ではありません。価格だけでなく、付加価値やライフスタイルとの相性も含めて比較検討することが大切です。

ステップワゴンとヴォクシーの旧型の特徴

ステップワゴンとヴォクシー旧型の特徴も知っておく
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新型モデルに注目が集まりがちですが、ステップワゴンとヴォクシーの旧型モデルについても特徴を押さえておくことは大切です。特に中古車を検討している方には、有益な情報となります。

ステップワゴンの5代目(RP型)は、2015年から2022年まで販売されていました。このモデルでは、独自の「わくわくゲート」が大きな話題となりました。

縦にも横にも開くテールゲートにより、3列目シートへのアクセスが格段に向上。さらに、マジックシートによる床下格納機能など、使い勝手の良さが光ります。一方、後期モデルではe:HEVハイブリッドが登場し、燃費性能と静粛性が大幅に向上しました。

一方、ヴォクシーの旧型は3代目(80系)が代表的です。こちらはスタイリッシュなデザインと低床設計による乗降性の高さが評価され、特にファミリー層に支持されてきました。ハイブリッドモデルも先行して展開されていたため、燃費性能では当時から定評がありました。

どちらの旧型も優れたポイントを持っており、現行モデルと比較することでそれぞれの進化の過程が見えてきます。予算を抑えつつ快適な車を探している方は、旧型にもぜひ注目してみてください。

ステップワゴンとヴォクシーとセレナとの違い

ミニバン選びではステップワゴンとヴォクシーに加えて、日産セレナも有力な選択肢となります。どのモデルが自分のニーズに合っているかを見極めるためには、それぞれの違いを知っておくことが大切です。

まず走行性能に関して、ステップワゴンのe:HEVはモーター主体の力強い加速が特長です。

ヴォクシーはエンジンとモーターを組み合わせたTHS IIにより、バランスの良い走行性能を実現しています。対してセレナは日産独自の「e-POWER」システムを採用し、エンジンは発電専用で、実際の駆動はすべてモーターが担う仕組みです。

このため、走りの感覚はEVに近く、静かで滑らかな加速が魅力です。

次に、室内の広さと快適性。ステップワゴンはボックス型の形状によって、室内空間の広さが際立ちます。ヴォクシーもゆったりとした設計ですが、全高がやや低めなため圧迫感を感じることもあります。セレナは天井が高く、後席の開放感に優れていますが、3列目シートの使い勝手はステップワゴンの方が勝ります。

安全装備に関しては、3車種とも先進的な運転支援システムを標準またはオプションで搭載していますが、「Honda SENSING」や「Toyota Safety Sense」に対し、セレナは「プロパイロット」機能が特徴的です。高速道路での運転支援に強みを持っています。

このように、どの車もそれぞれの個性を持っているため、家族構成や使用シーンに合わせた選択が鍵となります。単純なスペック比較ではなく、実際の使用イメージを持つことで、より納得のいく選択ができるでしょう。

まとめ:ステップワゴンとヴォクシーに悩む人へのポイント

まとめ:ステップワゴンとヴォクシー 悩む人必見!違いと選び方を徹底解説
HONDA・stepwgn・イメージ

・ステップワゴンの方がホイールベースが長く室内が広い設計
・ステップワゴンは3列目シートを床下に収納でき荷室が広く使える
・ヴォクシーはデザイン性と先進装備に優れ若年層から人気
・ステップワゴンは使い勝手や快適性に重点を置いた構造
・ヴォクシーの燃費はカタログ値でわずかにステップワゴンを上回る
・ステップワゴンは高速走行時の安定感と静粛性に優れる
・ヴォクシーは市街地での燃費と取り回しの良さに強みがある
・ステップワゴンは柔らかい乗り心地と厚みのあるシートが魅力
・ヴォクシーはスポーティな足回りで走行安定性が高い
・ステップワゴンのデザインはシンプルで好みが分かれやすい
・ヴォクシーは中古市場でのリセールバリューが高い傾向
・ステップワゴンの加速はe:HEVによるモーター主体で滑らか
・ヴォクシーの加速はバランス型で高速域の伸びが特長
・ヴォクシーはトヨタのブランド力で販売実績が多い
・ステップワゴンは快適性と実用性を重視する人に向いている

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