エルグランドの購入や買い替えを検討している方にとって、「エルグランドの排気量」は非常に気になるポイントではないでしょうか。
特に初代モデルから現行のE52型、さらにはスクープ情報が出回る新型モデルに至るまで、どのエンジン仕様が自分のライフスタイルや予算に合っているのか迷う方も多いはずです。
この記事では、エルグランドの総排気量はどれくらいあるのかをはじめ、初代〜E51モデルの排気量の変遷、そしてE52型と新型モデルのエンジン仕様まで幅広く解説します。
また、「250」と「3500」どちらを選ぶべきか、ハイウェイスターやライダーで排気量に違いがあるのかも明らかにしていきます。さらに、ディーゼル仕様の有無と排気量、2500cc・3500ccの税金、排気量で変わる燃費や維持費のバランスまで丁寧に紹介。
中古で人気の排気量や中古相場、新型エルグランドの排気量動向まで、知りたい情報を網羅しています。購入前に必ず押さえておきたい情報ばかりなので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
・エルグランドの歴代モデルごとの排気量
・2500ccと3500ccの性能や税金・維持費の差
・グレードや仕様による排気量の特徴
・中古市場や新型モデルの排気量傾向
エルグランド排気量の基本知識とモデル別の違い

・総排気量はどれくらいあるのか
・初代〜E51モデルの排気量変遷
・E52型と新型モデルのエンジン仕様
・「250」と「3500」どちらを選ぶべきか
・ハイウェイスターやライダーで違いはある?
・ディーゼル仕様の有無と排気量について
総排気量はどれくらいあるのか
エルグランドの総排気量は、搭載されているエンジンの種類によって異なります。
おおまかに分けて、2.5リッター(2500cc)と3.5リッター(3500cc)の2種類が用意されており、モデルやグレードによってどちらが搭載されているかが決まります。
例えば、標準グレードでは2.5Lエンジンが採用されていることが多く、上位モデルやスポーティなグレードには3.5Lが搭載されているケースが多い傾向です。
このように総排気量の違いは、車両のパフォーマンスや燃費、維持費にも大きく関わってきます。排気量が大きいエンジンほどパワフルな走行が可能ですが、税金や燃料消費の面では負担が増えることも忘れてはいけません。
エルグランドの総排気量に関する情報を用途や特徴別に比較した表
排気量 | エンジン | 主な搭載グレード | 特徴 | 向いている用途 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|---|---|
2.5L(2500cc) | QR25DE | 標準グレード中心 | 燃費重視・実用性高め | 街乗り・通勤・家族送迎 | 燃費が良く維持費が安い | 高速走行や登坂で物足りなさも |
3.5L(3500cc) | VQ35DE | ハイウェイスター・VIP系など上位モデル | 高出力・走行性能に優れる | 高速道路・長距離移動・山道走行 | パワーがあり運転が快適 | 税金・燃料消費が大きい |
特に高速道路や山道での安定性や加速性能を求める方は、3.5Lエンジンに魅力を感じるかもしれません。
一方で、街乗りや通勤中心の利用であれば、2.5Lでも十分な性能を発揮します。燃費面でもメリットがあり、維持費を抑えたい方にとっては現実的な選択肢になるでしょう。このようにエルグランドの総排気量は用途に応じて選ぶことが大切です。
初代〜E51モデルの排気量変遷

初代エルグランド(E50系)は1997年に登場し、高級ミニバン市場に新たな選択肢をもたらしました。
その当時から、排気量には複数の選択肢が用意されていました。具体的には、3.3リッター(VG33E型)や3.5リッター(VQ35DE型)といった大排気量エンジンが主流で、ゆとりのある走行性能を提供していたことが特徴です。
次に登場したのがE51型で、2002年から販売されました。
この世代になるとエンジンのラインナップが再編され、2.5リッターと3.5リッターの2種類に集約されました。3.5Lエンジンは先代同様VQ35DE型が引き続き採用されており、当時のミニバンとしてはトップクラスの動力性能を誇っていました。
一方、2.5LエンジンはVQ25DE型で、燃費や税金面でのバランスを重視した設計になっています。
これにより、E51型はファミリーユースからビジネス利用まで幅広いユーザーに支持されました。排気量の選択肢が2パターンに整理されたことで、グレード選びも明確になった点が評価されています。
当時のミニバン市場では「大型で豪華=高排気量」という考え方が一般的でしたが、E51型では実用性とコスト意識を両立した選択肢が登場し、時代のニーズを捉えたモデルといえます。
E52型と新型モデルのエンジン仕様
E52型エルグランドは、2010年にフルモデルチェンジを受けて登場しました。
従来のFR(後輪駆動)レイアウトからFF(前輪駆動)ベースへと変更され、それに伴いエンジン設計にも進化が加えられています。主に搭載されているのは、VQ25DE(2.5L)とVQ35DE(3.5L)の2種類。どちらも自然吸気エンジンで、信頼性と安定した性能が魅力です。
2.5Lモデルは主に「250ハイウェイスター」などに搭載され、燃費と走行性能のバランスを取った仕様になっています。
一方、3.5Lは「350ハイウェイスター」などに採用され、より高い出力とスムーズな加速を提供しています。V型6気筒エンジンは静粛性にも優れており、快適な室内空間との相性も抜群です。
また、E52後期型では一部改良によりアイドリングストップ機構やエコモード制御が導入され、環境性能にも配慮が見られます。とはいえ、最新のハイブリッド車と比較すると燃費性能では劣る点もあるため、燃料コストや税金面を重視する方には注意が必要です。
現在スクープされている新型エルグランド(E53型と推測される)では、e-POWERの導入が噂されています。もし実現すれば、従来のガソリンエンジンとは異なる電動化された動力源が主流となり、排気量そのものの概念が変わる可能性もあります。
新旧モデルでエンジンの選択肢がどう変わっていくか、今後の動向が注目されます。
「250」と「3500」どちらを選ぶべきか

「250」と「3500」という数字は、エルグランドに搭載されているエンジンの排気量を指します。
2.5リッター(2500cc)は比較的燃費が良く、税金や維持費が抑えられるのが特徴です。一方、3.5リッター(3500cc)はパワーに優れており、スムーズな加速や高速走行での安定感が魅力となっています。
この2つを比較したとき、どちらが「正解」というわけではありません。重要なのは、利用目的と予算に合っているかどうかです。例えば、家族での旅行や長距離移動が多い方にとっては、パワフルな3500ccの方が快適かもしれません。
荷物を積んだ状態でも余裕を持って走行でき、ストレスを感じにくいというメリットがあります。
反対に、都市部での短距離移動や日常の買い物程度であれば、2500ccでも必要十分です。
実際、多くのユーザーが2.5Lモデルを選んでおり、エルグランドの中でも主力グレードとなっています。税金も年間45,000円前後と抑えられており、ファミリー層にはありがたい仕様です。
ただし、3500ccモデルはその分、車両価格や燃費、税額も高くなる点には注意が必要です。
中古車市場では価格差も出やすく、年式によっては税金の負担が大きくなるケースもあります。このため、予算と走行スタイルの両面から検討し、自分にとって最適な排気量を選ぶことが後悔のない買い物につながります。
ハイウェイスターやライダーで違いはある?
エルグランドには複数のグレードがありますが、その中でも「ハイウェイスター」や「ライダー」といった名称は、外装や装備に加えてエンジン仕様にも違いがある場合があります。見た目の違いだけに目が向きがちですが、実は排気量や出力にも関わってくることがあるのです。
たとえば、ハイウェイスターはスタンダードグレードよりもスポーティな装備が特徴で、VQ25DE(2.5L)やVQ35DE(3.5L)といったエンジンが搭載されます。
一方で、ライダーはAUTECHが手掛けるカスタムモデルであり、専用エアロや内装の違いに加えて、加速フィーリングや走行性能にもチューニングが加えられています。
排気量そのものはハイウェイスターと同様ですが、エンジン制御やマフラーの仕様が異なる場合があり、体感としてのレスポンスに差を感じる人もいるかもしれません。
これにより、同じ2.5Lや3.5Lのエンジンを搭載していても、走行フィーリングや燃費、エンジンサウンドなどが若干異なることがあります。ライダーに乗ることでより重厚な加速感を楽しめる反面、燃費がやや低下する可能性もあるため、好みに応じて選択するのが理想です。
単に見た目で選ぶのではなく、実際の走行スタイルに合わせたグレード選びが重要といえるでしょう。
ディーゼル仕様の有無と排気量について

現在の日本国内において販売されているエルグランドには、ディーゼル仕様は存在していません。
初代モデルや一部の海外仕様には、ディーゼルエンジンを搭載したバリエーションが存在した時期もありますが、排出ガス規制の強化などの影響により、日本市場向けにはガソリンエンジンのみが提供されています。
一方、海外市場では一部にYD25型などの2.5L直列4気筒ディーゼルエンジンが導入されたケースも見受けられました。これらは商用や過酷な環境での利用を想定したもので、トルク性能を重視した仕様となっていました。
ただし、日本国内で流通している中古車ではほとんど見られないため、一般ユーザーが手にする機会は限られています。
ディーゼルエンジンの魅力は燃費性能と低回転トルクですが、ガソリン車と比べて振動や騒音が大きくなる傾向もあります。また、排気ガス浄化のための装置(DPFなど)によりメンテナンスコストが上がる点も、導入のハードルとなっていました。
そのため、現在の日産エルグランドでは、V6ガソリンエンジンに特化したラインナップに一本化されているのです。
このような背景から、ディーゼル仕様を希望するユーザーには他車種を検討する必要があります。排気量に関しても、ガソリン車の2.5Lまたは3.5Lのみとなるため、用途に応じてどちらを選ぶかがポイントになるでしょう。
エルグランド排気量による燃費・税金・購入目安

・2500cc・3500ccの税金はどれくらい?
・排気量で変わる燃費と維持費のバランス
・中古で人気の排気量はどれか
・排気量ごとの中古相場を比較
・新型エルグランドの排気量に注目
2500cc・3500ccの税金はどれくらい?
排気量によって異なるのが「自動車税」の額です。日本では排気量ごとに税額が区分されており、2.5Lと3.5Lでは明確な差が出てきます。
まず、エルグランドの2500ccモデル(2.5L)は、年間の自動車税が45,000円(都道府県によって若干異なる)程度です。これは標準的な税額であり、多くのミニバンや中型セダンと同等の水準といえるでしょう。
一方で、3500cc(3.5L)モデルの場合、自動車税は年間66,500円前後と一気に増加します。
たった1000ccの差で2万円以上の開きがあるため、購入後の維持費を考慮する上では大きなポイントとなります。さらに、13年経過車や18年経過車になると、環境負荷を理由に重課税(約15〜20%増)される可能性があることも頭に入れておくべきです。
エルグランドの排気量ごとの自動車税・維持費の違い
項目 | 2.5Lモデル(2500cc) | 3.5Lモデル(3500cc) |
---|---|---|
年間自動車税(目安) | 約45,000円 | 約66,500円 |
重課税(13年経過) | 約51,700円(+15%) | 約76,000円(+15%) |
重課税(18年経過) | 約54,000円(+20%) | 約79,800円(+20%) |
燃費性能 | 比較的良好(実燃費7〜9km/L前後) | やや悪い(実燃費6〜8km/L前後) |
加速性能 | 標準的 | 高速・登坂に強い |
エコカー減税の影響 | やや有利 | 対象外が多い |
向いている使い方 | 街乗り・短距離移動中心 | 高速道路・長距離・山道中心 |
維持費全体の傾向 | 税金・燃費ともに抑えられる | 総コストはやや高めだがパワフル |
購入後のランニングコスト | 低めで安定 | 高めだが走行快適性が高い |
また、重量税や燃費に応じたエコカー減税の対象にも影響を与えるため、排気量の違いは税金面だけでなくトータルコストに直結します。特に年間走行距離が少なく、近距離移動が中心のユーザーにとっては、排気量の大きさが必ずしもメリットになるとは限りません。
税金の負担を最小限にしたいのであれば、2.5Lモデルのほうが有利です。
ただし、加速性能や快適なドライブを重視するのであれば、多少の税金アップを受け入れて3.5Lを選ぶという考え方もあるでしょう。このように、自動車税を含めた維持費をあらかじめ把握しておくことで、後悔のない選択が可能になります。
排気量で変わる燃費と維持費のバランス

排気量が大きくなれば、それだけパワフルな走行性能が得られる一方、燃費や維持費にはどうしても影響が出てきます。
エルグランドの場合、2.5Lモデルと3.5Lモデルでは燃費に明確な差があります。カタログ燃費では、2.5Lが10.8km/L前後、3.5Lが9.4km/L前後とされており、実際の走行ではさらに燃費差が広がることもあります。
特に街乗りが中心の場合、信号や渋滞による加減速の頻度が多くなるため、排気量の大きい3.5Lは燃料消費が増えやすい傾向があります。この結果、ガソリン代がかさみ、長期的に見ると維持費の差は意外と大きな金額になります。
エルグランドの排気量別(2.5L vs 3.5L)による燃費・維持費・性能の違い
項目 | 2.5Lモデル(2500cc) | 3.5Lモデル(3500cc) |
---|---|---|
カタログ燃費(JC08) | 約10.8km/L | 約9.4km/L |
実燃費(目安) | 7〜9km/L前後 | 6〜8km/L前後 |
街乗りでの燃費傾向 | 安定しやすい | 渋滞時に燃費悪化しやすい |
高速道路での燃費 | 伸びやすい | 高速でも燃費は中程度 |
ガソリン代 | 比較的安く抑えられる | 年間で数万円の差が出る場合も |
税金・維持費 | 低めで安心 | 自動車税が2万円以上高い |
メンテナンス費用 | 両モデルで大差なし | 両モデルで大差なし |
走行性能 | 標準的・街乗り向き | 高出力で高速・長距離向き |
静粛性・快適性 | 普通 | 高い(V6エンジンの特性) |
向いている使い方 | 通勤・買い物・短距離中心 | ドライブ・旅行・高速中心 |
保険料やメンテナンス費用はそれほど大きく変わりませんが、税金と燃料費が主な差となって表れるのです。
ただし、3.5Lモデルには高出力と静粛性、そして滑らかな加速性能という大きな利点があります。
家族での長距離ドライブや、高速道路での走行が多い方にとっては、ストレスのない快適な移動手段として十分な魅力を発揮するでしょう。実際、3.5Lのエルグランドはその走りの余裕からファンが多く、下取り価格が安定しているというメリットも見逃せません。
このように、排気量が変わることで生じる燃費や維持費の違いは、使用環境と価値観によって評価が分かれます。コスト重視であれば2.5L、走行性能重視であれば3.5Lと、自身のニーズに合わせた選択が求められます。
中古で人気の排気量はどれか
中古市場においてエルグランドの排気量で人気が高いのは、2.5Lモデルです。
多くのユーザーが求めるのは、維持費と走行性能のバランスが取れているモデルであり、その点で2.5Lは非常に優れています。実際、初めてミニバンを購入する人や家族での利用を前提にしている人は、年間の自動車税や燃費を気にする傾向が強く、結果として2.5Lを選ぶケースが目立ちます。
もちろん3.5Lモデルも一定の人気があります。
特に走行距離が多い方、高速道路を多用する方には、加速性能や静粛性を重視して3.5Lを選ぶ価値があります。ただし、前述のように税金や燃費面での負担が大きくなるため、中古車購入後のランニングコストを重視する層にはやや敬遠される傾向も見られます。
一方、希少価値という観点から見ると、ハイウェイスター・ライダー仕様の3.5Lに根強いファンがいるのも事実です。年式が進んでいても丁寧に乗られていた個体であれば、2.5Lより高値で取引されることもあります。
このように「人気の排気量=売れている排気量」と「評価される排気量」には微妙な違いがあります。
したがって、コスト重視で実用的な選択を望むのであれば2.5Lモデル、プレミア感や走行性能に価値を置くなら3.5Lモデルという選び方が、中古エルグランド選びの基本といえます。
排気量ごとの中古相場を比較

エルグランドの中古車価格は、排気量によっても明確な差があります。
一般的に、2.5Lモデルのほうが3.5Lモデルよりも安く流通している傾向が強いです。特に年式が古めで、走行距離が多い個体であれば、2.5L車は100万円未満で手に入るケースも少なくありません。
一方で、3.5Lモデルは中古車としての台数がやや少なく、装備が豪華なグレードが多いため、価格が高めに設定されていることが多いです。
特に「ハイウェイスター プレミアム」や「ライダーS」といった上位グレードは、年式が古くても200万円近い価格で流通していることもあります。装備や内装の質感、状態によって価格差が出るため、単純な排気量の違いだけでは測れない部分もあるのが現実です。
エルグランドの排気量別による中古車価格の違い
項目 | 2.5Lモデル(2500cc) | 3.5Lモデル(3500cc) |
---|---|---|
中古車市場の流通量 | 多い(選択肢が豊富) | 少なめ(装備重視の車種が多い) |
中古車価格の相場 | 約70〜150万円 | 約100〜200万円以上も |
最安価格帯の目安 | 100万円未満(高走行・旧年式) | 約120万円〜(装備充実モデル) |
上位グレードの価格 | 比較的抑えめ(需要高) | ハイウェイスター系で200万円近くも |
値下がり傾向 | 緩やか・価格安定 | 売れにくく値下がりしやすい |
装備の傾向 | 標準装備中心 | 豪華装備・高級内装が多い |
維持費(税金・燃料) | 低コストで抑えやすい | 高コストで敬遠されやすい |
販売店の対応 | 相場通り・交渉しにくい | 値引き交渉しやすい傾向あり |
向いている購入者 | 初心者・コスパ重視層 | 装備重視・走り重視層 |
総合的な選び方 | 維持費と実用性で選ぶと◎ | 快適性と装備重視なら魅力的 |
加えて、3.5Lモデルは燃費や自動車税などの維持費が高いと見なされるため、値段は高くても売れにくいという側面があります。販売店もそれを見越して、価格交渉に応じやすい傾向があるのも特徴のひとつです。
逆に、2.5Lモデルは需要が多いため価格が安定しており、値下がりしにくい面もあります。
このように、排気量によって中古価格は大きく変わりますが、「価格が安い=お得」とは限りません。購入後の維持費や乗り方、自身のライフスタイルに合っているかどうかを含めて、総合的に判断することが重要です。
新型エルグランドの排気量に注目
新型エルグランドにおいて注目されているのが、その「排気量の選択肢」に変化があるのではないかという点です。
現行モデルまでは、VQ25DE(2.5L)およびVQ35DE(3.5L)のガソリンエンジンが主力でしたが、次期モデルでは日産のe-POWERシステムが採用される可能性が高まっています。
これにより、従来のような排気量という概念ではなく、モーター出力やバッテリー容量など、別の指標で性能を比較する時代が来るかもしれません。
ただし、エンジンそのものが完全になくなるわけではなく、e-POWERはエンジンで発電しモーターで走るシステムであるため、発電用のエンジンには排気量が存在します。
そのため、「エルグランドの排気量は何ccですか?」という問いに対して、従来と少し異なる回答が必要になるでしょう。現時点での情報では、1.5L〜2.0Lクラスのエンジンが採用される可能性が高いとされています。
さらに、ハイブリッド化が進めば燃費性能が大きく向上することが予想され、維持費の面でもユーザーにとって魅力的な選択肢になるでしょう。
実際、アルファードやヴェルファイアといったライバル車もハイブリッド化を推進しており、それに対抗する形でエルグランドもパワートレインの刷新に動いているのは間違いありません。
このように、新型エルグランドでは「排気量」そのものの意味が変わりつつあります。これまでのように、単純なcc数だけで選ぶ時代から、「実質的な走行性能」や「燃費・静粛性」などトータルバランスを重視する時代へと移行していく兆しが見えているのです。
まとめ:エルグランドの排気量について

・エルグランドの排気量は主に2.5Lと3.5Lに分かれる
・初代〜E51型までは3.3Lや3.5Lの大排気量が主流
・E51からは2.5Lと3.5Lの2本立てに整理された
・E52型ではVQ25DEとVQ35DEの自然吸気エンジンを採用
・E53型ではe-POWERの採用が有力視されている
・排気量によって燃費と税金に大きな差がある
・2.5Lは燃費や税金面で有利な実用型エンジン
・3.5Lは走行性能や加速性能に優れたパワフル仕様
・「250」「3500」の選択は利用環境と予算で決めるべき
・ハイウェイスターやライダー仕様でも排気量は共通
・ライダーはエンジン制御が異なり走行フィーリングに影響
・ディーゼル仕様は国内未展開で海外に一部存在する
・自動車税は2.5Lが約45,000円、3.5Lが約66,500円
・中古市場では2.5Lモデルが流通量・人気ともに高い
・新型エルグランドでは排気量の概念が変わる可能性がある
・エルグランド販売台数の推移とライバル車比較・中古市場の現状
・エルグランドの二代目は買いか?初代や3代目との違い・敗しない選び方
・エルグランドの大きさは?アルファードやセレナと比較・家族目線で解説
・エルグランドの新型リーク|発売日や価格予想・2026年モデル
・エルグランドは何人乗りが最適?定員と家族構成別おすすめ構成