ヴォクシーの自動車重量税いくらなのか、車検時にどのくらいの費用がかかるのか気になっている方もいるかもしれません。
特に、13年を超えた場合の増額や、90系、80系、70系、60系といった各モデルでの違い、ハイブリッド車が受ける税制優遇、さらには39500円や45400円といった具体的な金額について、疑問を持っている方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、これらの疑問を解消し、ヴォクシーの自動車重量税に関する情報を解説していきます。
・自動車重量税の基本的な仕組み
・ヴォクシーの各モデルにおける税額の違い
・ハイブリッド車の税制優遇について
・自動車重量税を抑える方法
ヴォクシーの自動車重量税はいくら?基本情報と概要

・車両重量で変わる税額
・車検時の税金支払い
・ハイブリッド車の税優遇
・60系・70系の税額
・80系モデルにおける税額
・90系モデルの税額
車両重量で変わる税額
自動車重量税は、その名の通り車両の重量に応じて課税される国税です。一般的に、車両の重量が0.5トン増えるごとに税額が段階的に上がります。
このため、同じ車種であってもグレードやオプション装備の有無によって車両重量が異なり、結果として支払う税額が変わることがあります。
例えば、ヴォクシーの場合、車両重量が1.5トンから2.0トン未満の区分に該当することが多く、その区分に応じた税額が適用されますので、購入を検討する際には、カタログなどに記載されている車両重量を確認することが大切です。
車検時の税金支払い
自動車重量税は、自動車を新規登録する際と、その後、定期的に行う車検の際にまとめて支払うことが義務付けられています。
- 新車登録時: 初回は3年分の自動車重量税を一括で支払います。これは、新車の車検証の有効期間が通常3年であるためです。
- 車検時: 2回目以降の車検からは、次回車検までの2年分の税金をまとめて支払います。これは、継続車検の有効期間が通常2年であるためです。
この仕組みは、納税の手間を簡略化するとともに、車検の機会に合わせて確実に税金を徴収するために設けられています。
車検時には自動車重量税の他に、自賠責保険料や検査手数料などの法定費用も支払う必要がありますので、これらの費用も合わせて準備を進めることが重要です。
ハイブリッド車の税優遇

ハイブリッド車は、その環境性能の高さからエコカー減税の対象となることが多いです。エコカー減税は、排出ガス性能や燃費性能に優れた自動車に対して、自動車重量税や環境性能割などの税金が軽減される制度です。
ヴォクシーのハイブリッドモデルも、このエコカー減税の対象となる場合があり、新車登録時や初回車検時に大幅な税額軽減が期待できます。
しかし、エコカー減税は永続的なものではなく、期間や条件が定められているため、購入時期やモデルによって適用される減税率が異なる点に注意が必要です。
60系・70系の税額
初代ヴォクシーの60系や2代目ヴォクシーの70系モデルは、登場時期が古いため、現在の税制とは異なる部分があります。
特に、これらのモデルはエコカー減税が導入される前の車両であったり、現在の燃費基準を満たさない場合が多いため、現行のハイブリッド車のような大きな税制優遇は期待できません。
そのため、基本的に車両重量が1.5トン超2.0トン以下の区分が適用されます。この区分の重量税は、2年分で32,800円となることが多いです。
しかし、前述の通り、これらの年式の古い車両は「経年重課」の対象となる可能性が高く、新車登録から13年が経過すると2年分で45,600円に、18年が経過すると50,400円に増額される場合があります。
80系モデルにおける税額
3代目ヴォクシーの80系モデルでは、ハイブリッド車が新たにラインナップに加わりました。これにより、ガソリン車とハイブリッド車で自動車重量税の適用が分かれることになります。
- ガソリン車: 新車登録時には3年分で49,200円、初回車検以降の2年分では32,800円が適用されます。
- ハイブリッド車: エコカー減税の対象となり、新車登録時には3年分で24,600円、初回車検以降の2年分では16,400円と大幅に軽減されます。しかし、エコカー減税の適用期間は限られているため、2回目以降の車検では通常の税額が適用される場合もあります。
このように、80系モデルではハイブリッド車を選ぶことで、税負担を大きく軽減できるメリットがありました。
90系モデルの税額
現行モデルである4代目ヴォクシーの90系では、全てのグレードが3ナンバーサイズとなり、車両重量も若干増加しています。しかし、最新のハイブリッド技術の進化により、引き続きエコカー減税の恩恵を受けることが可能です。
- ガソリン車: 新車登録時には3年分で49,200円、初回車検以降の2年分では32,800円が適用されます。
- ハイブリッド車: エコカー減税の対象となり、新車登録時には3年分で0円(免税)となる場合があります。初回車検以降の2年分では20,000円が適用されます。
ガソリン車も最新のエンジン技術により燃費性能が向上しており、排出ガス性能に応じた税額が適用されます。
このため、ガソリン車でも免税対象ではないものの、一定の優遇を受けることができる場合があります。購入を検討する際は、最新の税制情報とグレードごとの車両重量を確認することが大切です。
ヴォクシーの重量税、経過年数による影響

・13年経過時の増額
・自動車税39,500円と45,400円の違い
・車検費用と税金の内訳
・自動車重量税を抑えるポイント
・よくある質問
13年経過時の増額
新車登録から13年が経過した自動車は、環境負荷の観点から自動車重量税が増額される「経年重課」の対象となります。
これは、古い車両の排出ガス性能や燃費効率が最新の基準に比べて劣るため、環境への配慮を促す目的で設けられた制度です。
具体的には、13年が経過すると、それまでの税額に加えて約15%の増額が課せられます。これは、車両の維持費に大きく影響するため、長く乗り続けることを考えている方は、この増額分を考慮に入れる必要があります。
自動車税39,500円と45,400円の違い
ヴォクシーの自動車税には、39,500円と45,400円という金額がありますが、これらは適用される税制と車両の初度登録時期によって異なります。この違いを理解することが大切です。
まず、2019年9月30日以前に初度登録されたヴォクシーの場合、排気量1,501ccから2,000ccの区分に該当し、年間の自動車税は39,500円です。
しかし、2019年10月1日以降に初度登録されたヴォクシーでは、同じ排気量であっても、税制改正により自動車税は36,000円に引き下げられています。これは、税制変更によって新しい車両の税負担が軽減されたためです。
一方で、45,400円という金額は、新車登録から13年が経過したガソリン車のヴォクシーに適用される自動車税の金額です。前述の通り、自動車税は環境負荷を考慮して、古い車両に対しては税額が上乗せされる「経年重課」という制度があります。
ヴォクシーの排気量は通常1,986ccですので、この区分に該当する車両が13年を超えると、約15%の増税が課せられ、結果として自動車税が約45,400円になるのです。
簡潔にまとめると、以下のようになります。
区分 | 状態 | 年間自動車税額 | 備考 |
---|---|---|---|
① | 2019年9月30日以前に初度登録 | 39,500円 | 旧税率適用 |
② | 2019年10月1日以降に初度登録 | 36,000円 | 新税率適用(エコカー減税対象外) |
③ | 新車登録から13年未満 | 上記①または②適用 | 経過年数による加算なし |
④ | 新車登録から13年以上経過 | 45,400円 | 重課対象(ガソリン車) |
車検費用と税金の内訳
車検費用は、大きく分けて「法定費用」と「車検基本料」の2つに分類されます。
法定費用には、自動車重量税、自賠責保険料、印紙代などが含まれ、これらは国や保険会社に支払われるため、どの業者で車検を受けても金額は一律です。
一方で、車検基本料は、点検整備費用や代行手数料などが含まれ、依頼する業者や車両の状態によって金額が異なります。
例えば、ディーラーは純正部品を使用し専門的な整備を行うため費用が高くなる傾向がありますが、民間整備工場や車検専門店は比較的費用を抑えられる場合が多いです。
費用項目 | 内訳 | 特徴 |
---|---|---|
法定費用 | 自動車重量税、自賠責保険料、印紙代 | 国や保険会社に支払うため、どの業者でも一律の料金 |
車検基本料 | 点検整備費用、代行手数料、部品交換代など | 依頼する業者や車の状態、整備の内容によって料金が変動する |
自動車重量税を抑えるポイント
自動車重量税を抑えるためには、いくつかのポイントがあります。まず、最も効果的なのはエコカー減税の対象となるハイブリッド車や低燃費車を選ぶことです。
これらの車両は、新車登録時や初回車検時に重量税の軽減措置が適用されます。また、長期的に見て税負担を抑えたい場合は、新車登録から13年未満で車両を買い替えることも一つの選択肢です。
なぜなら、13年を超えると経年重課が適用され、税額が増額されるためです。加えて、中古車を購入する際は、年式や走行距離だけでなく、エコカー減税の適用状況も確認することで、購入後の維持費を抑えることができます。
よくある質問
自動車重量税に関して、よくある質問として、3ナンバー車は重量税が高いのかという疑問があります。
しかし、自動車重量税は、ナンバープレートの種類ではなく、車両の総排気量と車両重量によって決定されます。
そのため、3ナンバーのヴォクシーであっても、5ナンバーのヴォクシーと同じ車両重量や排気量であれば、重量税の金額に違いはありません。
また、車検時のバッテリー交換など、想定外の部品交換が発生すると車検費用全体が高額になることがあり、特にハイブリッド車の駆動用バッテリーは高価なため、交換時期が近づいている場合は、事前に費用を見積もっておくことが重要です。
ヴォクシーの重量税について
ヴォクシーの自動車重量税は車両重量と経過年数で決まります
新車登録時には3年分、以降の車検では2年分をまとめて支払います
ハイブリッド車はエコカー減税の対象となり税金が軽減されます
60系や70系モデルは経年重課の対象となる可能性があります
80系モデルではハイブリッド車の税制優遇が始まりました
90系モデルも引き続きエコカー減税の恩恵を受けられます
13年経過すると自動車重量税が増額されます
39500円から45400円への税額変動があります
車検費用には法定費用と車検基本料が含まれます
エコカー減税対象車を選ぶことで重量税を抑えられます
13年を超えて車両を保有する場合、税額の増額を考慮しましょう
3ナンバー車であっても排気量や車両重量が同じであれば税額は変わりません
車検時には予期せぬ部品交換で費用が増えることがあります
特にハイブリッド車のバッテリー交換は高額になる場合があります
購入時には最新の税制情報とグレードごとの車両重量を確認するのがおすすめです
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