アウディに搭載されているドライブレコーダー(ドラレコ)は、高性能で便利な一方、説明書を読んでも「いまいちよくわからない…」と感じたことはありませんか?
この記事では「アウディのドライブ レコーダーの説明書」と検索して情報を探している方に向けて、説明書だけではわかりづらいポイントをやさしく丁寧に解説します。
説明書はどこで手に入るのか、型番別の対応モデルや初期設定の手順、SDカードの推奨容量、録画データの保存形式や確認方法など、知っておくと便利な知識をまとめました。
さらに、純正ドラレコに対応するスマホアプリや、音声操作とLED表示の意味、走行中と常時録画の違い、説明書に載っていない便利な裏機能まで網羅。ファームウェア更新やエラー対処法、整備時に役立つ設定項目など、ユーザーが次を読み進めたくなる実用情報を一気にご紹介します。
・アウディ純正ドライブレコーダーの説明書の入手方法
・型番別の初期設定や対応モデルの違い
・録画データの保存形式・確認方法・SDカードの選び方
・エラー対処法やファームウェア更新などの実用的な操作方法
アウディのドライブレコーダー説明書の基礎知識

・説明書はどこで手に入る?
・型番別の違いと対応モデル
・初期設定の流れをわかりやすく解説
・SDカードの推奨容量と注意点
・録画の保存形式と確認方法
・純正ドラレコの対応アプリ紹介
説明書はどこで手に入る?
まず最初に確認しておきたいのは、「アウディのドライブレコーダーの説明書」は紙媒体での同梱がない場合が多いという点です。
近年の車載機器ではマニュアル類がオンラインで提供されるケースが一般的となっており、特に純正アクセサリやディーラーオプション品については、メーカーの公式ウェブサイトにてPDF形式でダウンロードできるようになっています。
具体的には、アウディジャパンのサポートページや、製造元であるドライブレコーダーメーカーの公式サイトで検索するのが近道です。車両に装着されている機種の「型番」や「モデル名」がわかれば、該当する説明書を探すのはそれほど難しくありません。
一方、納車時にディーラーからUSBメモリやQRコード付きリーフレットでデジタルマニュアルを渡されるケースもあります。もし説明書が手元に見当たらない場合は、まず納車時の付属品を確認してみましょう。
それでも見つからない場合は、アウディ正規ディーラーに問い合わせるのが最も確実です。電話やメールで問い合わせると、型番に応じた説明書の入手方法を案内してもらえるでしょう。
また、説明書を必要とする理由が「取り付け方法」「設定の初期化」「映像の確認方法」など具体的であれば、オンラインマニュアルよりも動画解説のほうが理解しやすいこともあります。
YouTubeでは、該当機種の名称を入れて検索すると、実際の操作画面を映したチュートリアル動画が多数ヒットします。
紙の説明書だけに頼るのではなく、動画やメーカーサポートなど複数の情報源を併用することが、理解を深めるうえで効果的です。
型番別の違いと対応モデル
アウディの純正ドライブレコーダーには、複数の型番が存在します。たとえば「4Kモデル」「HD対応モデル」「前後2カメラモデル」「Wi-Fi搭載タイプ」など、用途や時期によって導入される製品が異なります。
それぞれの型番には細かな仕様差があり、説明書の内容や初期設定方法も異なるため、正しい型番を把握することが重要です。
一例として、「DR-A001」という型番は前後カメラ付きでナイトビジョン対応。一方、「DR-A002」はフロントカメラのみの廉価版となっており、スマホとのWi-Fi連携はサポートされていません。
これらの違いはパッと見ではわかりにくいため、車載されているドライブレコーダー本体に貼られているラベル、またはディーラーから提供された仕様書をよく確認する必要があります。
■ アウディ純正ドライブレコーダー 型番別比較表
型番 | カメラ構成 | 解像度 | 特徴 | Wi-Fi対応 | 適合モデル例(参考) |
---|---|---|---|---|---|
DR-A001 | 前後2カメラ | フルHD+HD | ナイトビジョン機能、駐車監視機能対応 | ○ | A4, Q3, Q5など |
DR-A002 | フロントのみ | HD | 廉価版モデル、小型ボディ設計 | × | A1, Q2 |
DR-A003 | 前後2カメラ | 4K+HD | 超高画質4K録画、音声操作対応 | ○ | Q5, Q7, e-tron系 |
DR-A004 | フロント+室内 | HD | 車内録画向け、タクシー・社用車用途 | △(限定モデル) | 一部商用車向け特注仕様 |
さらに重要なのが、「どの車種にどの型番が適合するか」という点です。同じアウディでも、Q3やA4などのモデルによって設置スペースや電源配線の取り回しが異なり、一部機種は非対応となるケースも存在します。
例えば、Q2には取り付けできるが、Q7のルーフ形状には干渉してしまうという例もあります。
正確な型番を特定し、そのモデルに合った説明書を確認することが、誤操作や誤接続を防ぐ上での第一歩です。もし型番が不明な場合は、ドライブレコーダーの電源を入れた際に表示されるロゴやバージョン情報をもとに、インターネットで調べるとよいでしょう。
誤った説明書を参照してしまうと、かえって混乱の元となるので注意が必要です。
初期設定の流れをわかりやすく解説

アウディ ドライブ レコーダーの初期設定は、一見複雑に感じるかもしれませんが、順序立てて行えばそれほど難しくはありません。
まずエンジンを始動し、ドライブレコーダーが自動的に起動することを確認します。次に、液晶画面があるモデルであれば、初回起動時に「言語設定」「日時設定」などの初期ウィザードが表示されることがあります。ここで日本語を選び、日時を合わせることが最初のステップです。
続いて行うべきは、録画モードの設定です。常時録画・イベント録画(衝撃時の録画)・駐車監視モードなど、機能が豊富なモデルほど多彩な録画モードが用意されています。
それぞれの録画モードは、記録映像の保存先や保存条件に関わるため、自分の使用環境に合った設定を選ぶことが大切です。特に駐車中も録画を行いたい場合は、バッテリー保護機能のON/OFFも忘れずに確認しましょう。
■ アウディ純正ドライブレコーダー 初期設定フロー表
ステップ | 設定項目 | 内容・注意点 |
---|---|---|
1 | 電源起動 | エンジン始動と同時に自動起動することを確認 |
2 | 言語設定 | 初回起動時に表示されるウィザードで「日本語」を選択 |
3 | 日時設定 | 正確な録画のために年月日・時間を手動入力 |
4 | 録画モード選択 | 常時録画 / 衝撃録画 / 駐車監視モードから必要な機能を選択 |
5 | バッテリー保護設定 | 駐車監視を使う場合は、バッテリーカット条件(電圧 or 時間)を事前に確認・設定 |
6 | スマホ連携(Wi-Fi) | 対応モデルのみ。SSIDと初期パスワードは本体ラベルか取扱説明書に記載 |
7 | アプリ連携確認 | スマホアプリから映像閲覧・SDカード管理・録画モード変更が可能 |
8 | 最終確認 | 正しく録画が開始されているか、LED点灯・画面表示で確認 |
※補足 | 初期化リセット | 設定に失敗した場合はリセットボタンで再設定(全項目が初期化されるため注意) |
Wi-Fi対応モデルであれば、スマートフォンと接続しての初期設定もおすすめです。専用アプリを使えば、スマホ画面から操作できるため、録画映像の確認や詳細な設定変更もスムーズに行えます。
この場合、初期のSSIDとパスワードは説明書または本体ラベルに記載されているので、それを確認して入力してください。
万が一、うまく設定できない場合は、リセットボタンで初期化し再設定を試すのも一つの方法です。ただし、設定が消去されるため、再度最初からやり直す必要があります。
全体の流れとしては、「言語・日時→録画モード→スマホ連携→最終確認」と進めていけば、迷うことなく初期設定が完了するはずです。
SDカードの推奨容量と注意点
ドライブレコーダーの性能をフルに活かすためには、SDカードの選定が非常に重要です。
特にアウディ ドライブ レコーダー 説明 書では、機種ごとに推奨される容量と速度規格が明示されています。たとえば、4K画質での録画が可能なモデルでは、最低でも64GB以上、可能であれば128GB〜256GBの高耐久タイプのSDカードが推奨されます。
録画データのサイズが大きいため、小容量ではすぐに上書きが発生し、重要な映像が消えるリスクがあるためです。
SDカードの速度にも注意が必要です。最低でも「Class10」、できれば「UHS-I」や「V30」規格に対応している製品を選びましょう。速度が遅いと、録画時にフレーム落ちや記録ミスが生じることがあります。
また、ドライブレコーダーに対応していないSDカードを使用すると、「カード認識エラー」や「録画停止」などのトラブルの原因になります。
さらに、定期的なフォーマット作業も忘れてはいけません。長期間使用したSDカードは、ファイルの断片化によりエラーが起きやすくなります。多くのモデルでは、月に一度のフォーマットを推奨しています。
手動で行うのが不安な場合は、オートフォーマット機能の有無も説明書で確認しておくと安心です。
最後に注意したいのが、SDカードの寿命です。高耐久タイプでも1〜2年程度で性能が劣化し始めます。録画状態に問題がなくても、一定期間を過ぎたら予防的に新品と交換するのがベストです。
安価なカードを繰り返し使うよりも、最初から高品質なカードを選んでおくほうが、長い目で見て安心でしょう。
録画の保存形式と確認方法

アウディ純正ドライブレコーダーで記録される映像データの保存形式は、一般的に「.mp4」や「.avi」などの動画形式が採用されています。
これは市販の動画プレイヤーやスマートフォンでも再生可能な形式であるため、特別なソフトウェアを用意する必要がなく利便性が高い点が特徴です。ただし、機種によっては専用アプリでの再生を推奨している場合もあるため、取扱説明書や公式サイトの案内を確認することが重要です。
保存された録画データは、基本的にmicroSDカードに記録されます。録画されたファイルは「通常録画」「イベント録画」「駐車録画」などのフォルダに分類されており、ファイル名には日付や時間が自動的に付与されているため、必要な映像を後から探しやすくなっています。
これにより、万一事故が発生した際も、該当時間帯の映像を迅速に確認できます。
映像の確認方法としては、SDカードを取り外し、パソコンに直接接続する方法が最も確実です。WindowsやMacのファイルエクスプローラーから簡単に確認でき、必要に応じてバックアップを取ることも可能です。
■ アウディ純正ドライブレコーダー|映像保存形式と確認方法一覧
項目 | 内容 |
---|---|
保存形式 | 主に .mp4 または .avi 形式(汎用性が高く再生しやすい) |
記録メディア | microSDカード(32GB~128GBが主流、モデルにより上限異なる) |
フォルダ構成 | 通常録画 / イベント録画 / 駐車録画 の3種に自動分類 |
ファイル命名規則 | 日付・時刻情報付きのファイル名(例:20250731_093000.mp4) |
再生方法(PC) | microSDカードをPCに挿入し、任意のメディアプレイヤーで直接再生可能 |
再生方法(スマホ) | Wi-Fi対応モデルなら専用アプリからワイヤレス再生可能 |
専用アプリ推奨機能 | 一部モデルではアプリでのみ表示される走行速度やGPS情報付き映像あり |
バックアップ方法 | PC接続で任意ファイルをコピー。事故映像の保全や共有に活用できる |
注意点 | 機種によって保存形式や対応プレイヤーに違いあり。説明書の確認が必須 |
もしパソコンを使わずに確認したい場合は、対応アプリを使ってスマートフォンからWi-Fi経由で映像を再生することもできます。この方法であれば、出先でもすぐに映像の確認が行えるため、非常に便利です。
なお、録画形式や確認方法はドライブレコーダーのモデルによって異なるため、設定画面や公式マニュアルを一度確認しておくと安心です。
純正ドラレコの対応アプリ紹介
アウディの純正ドライブレコーダーは、スマートフォンと連携することで、より便利な使い方が可能となります。対応している主なアプリとしては、「Audi UTR(Universal Traffic Recorder)」が挙げられます。
これはアウディが純正ドラレコ向けに提供しているアプリで、Wi-Fi接続によってスマートフォンと直接通信し、録画映像の確認や設定変更ができるようになっています。
このアプリでは、リアルタイムでカメラ映像を見ることができるほか、録画ファイルの再生やダウンロード、ファームウェアの更新も可能です。特に駐車中のイベント録画や走行中の映像をその場で確認したいときに非常に役立ちます。
また、画質設定や音声録音のオンオフ、Gセンサーの感度調整などもアプリ上で完結するため、操作性が高く直感的に使える点が魅力です。
一方で、使用にはいくつか注意点もあります。まずアプリの対応バージョンや、スマートフォンのOSとの互換性を事前にチェックしておく必要があります。
iPhoneではiOS14以降、AndroidではAndroid10以降での動作が推奨されている場合があり、古い機種では正常に動作しないこともあります。
さらに、Wi-Fi接続時にはスマートフォンがモバイル通信を一時的に切り替えるため、オンラインサービスを併用している場合には接続が切断されることもある点には注意しましょう。
このように、アプリの活用は純正ドラレコの機能を最大限に引き出す鍵となるため、インストールしておくことをおすすめします。
アウディのドライブレコーダー説明書から読み解く活用術

・音声操作とLED表示の意味
・ドライブレコーダーのエラー対処法
・ファームウェア更新の手順
・走行中の録画設定と常時録画の違い
・説明書に記載されていない便利機能
・アウディ整備時に役立つ設定項目
音声操作とLED表示の意味
アウディ純正ドライブレコーダーの多くには、音声ガイダンスやLED表示によって現在の状態をユーザーに知らせる機能が備わっています。特に初めて使用する人にとっては、この視覚・聴覚的なフィードバックが非常に重要です。
なぜなら、運転中に画面を注視できない場面でも、音や光で異常を察知することができるからです。
たとえば、電源が正常に入ったときには「ピッ」という起動音と共に青色のLEDが点灯します。この状態は通常録画がスタートしていることを示しており、安心して運転を開始できます。
一方で、SDカードの不具合や録画エラーが発生した場合には、赤色のLEDが点滅し、同時に「SDカードを確認してください」といった音声案内が流れる設計になっています。これにより、異常が発生した瞬間に即座に気づくことが可能です。
また、駐車監視モードへ自動的に切り替わる際には、LEDの点滅パターンが変わる仕様のものもあり、慣れてくれば目視のみで現在のモードを判別できるようになります。
さらに、イベント録画が作動した際にも独自の音声通知が流れるため、外部からの衝撃などにすぐに気づけるようになっています。
ただ、車種やドライブレコーダーの型番によってはLEDの色や音声パターンに差異があるため、事前に取扱説明書で各サインの意味を確認しておくと安心です。誤作動と勘違いしないよう、正しい知識を持って使うことがトラブル防止に繋がります。
ドライブレコーダーのエラー対処法
ドライブレコーダーを使用していると、突如「録画できません」や「SDカードエラー」といったメッセージが表示されることがあります。こうしたエラーの原因はさまざまですが、落ち着いて一つずつ対処することが大切です。
まず確認すべきはSDカードの状態です。長期間使用していたり、非対応の規格のカードを使っていたりすると、記録エラーが起きやすくなります。
そのため、ドラレコに推奨された規格のSDカード(例:Class10、UHS-I、32GB〜128GB程度)を使用しているかをチェックしましょう。定期的なフォーマットもトラブル回避に効果的で、月に一度はPCや本体でフォーマットする習慣をつけておくと安心です。
それでも改善しない場合は、SDカードの抜き差しや電源の再起動を行ってみてください。特に車両のバッテリー交換直後や強制シャットダウン後などには一時的なシステムエラーが起きることがあり、このような簡易リセットで復旧することがあります。
■ アウディ純正ドライブレコーダー|よくあるエラーと対処法一覧
エラーメッセージ | 主な原因 | 対処法 |
---|---|---|
録画できません | SDカードの容量不足・破損・相性不良など | SDカードを交換/フォーマット。推奨規格(Class10、UHS-I)を使用 |
SDカードエラー | 長期未フォーマット、非対応規格使用 | PCや本体で定期フォーマット(月1回推奨)、正規品に交換 |
本体が再起動を繰り返す | 電源接続の不具合、ファームウェアの不一致 | 電源配線の確認、公式サイトでファームウェアアップデートを実施 |
スマホアプリが接続不可 | Wi-Fi接続不良/アプリ・ファームの互換性問題 | 初期SSIDとPW確認、アプリ再インストール、ファーム更新を試す |
映像が記録されない | 録画モードの設定ミス、電源供給不足 | 録画設定を見直し、駐車監視ON/OFFや常時電源ケーブルの確認を行う |
全く起動しない | 本体故障、配線切断、バッテリー不具合の可能性 | エンジン始動確認、他車でテスト、ディーラー点検を検討 |
また、ファームウェアが古いと、最新のスマートフォンやアプリとの互換性に問題が生じる場合があります。メーカー公式サイトで最新のファームウェアを確認し、必要に応じてアップデートを行いましょう。
それでも症状が改善されない場合は、本体自体の故障や内部メモリ不良の可能性もあるため、アウディ正規ディーラーまたは取扱店舗での点検をおすすめします。無理な自己修理はかえって悪化させる恐れがあるため、正しい手順での確認が何よりも重要です。
ファームウェア更新の手順

ドライブレコーダーを使用していると、突如「録画できません」や「SDカードエラー」といったメッセージが表示されることがあります。こうしたエラーの原因はさまざまですが、落ち着いて一つずつ対処することが大切です。
まず確認すべきはSDカードの状態です。長期間使用していたり、非対応の規格のカードを使っていたりすると、記録エラーが起きやすくなります。
そのため、ドラレコに推奨された規格のSDカード(例:Class10、UHS-I、32GB〜128GB程度)を使用しているかをチェックしましょう。定期的なフォーマットもトラブル回避に効果的で、月に一度はPCや本体でフォーマットする習慣をつけておくと安心です。
それでも改善しない場合は、SDカードの抜き差しや電源の再起動を行ってみてください。特に車両のバッテリー交換直後や強制シャットダウン後などには一時的なシステムエラーが起きることがあり、このような簡易リセットで復旧することがあります。
また、ファームウェアが古いと、最新のスマートフォンやアプリとの互換性に問題が生じる場合があります。メーカー公式サイトで最新のファームウェアを確認し、必要に応じてアップデートを行いましょう。
それでも症状が改善されない場合は、本体自体の故障や内部メモリ不良の可能性もあるため、アウディ正規ディーラーまたは取扱店舗での点検をおすすめします。無理な自己修理はかえって悪化させる恐れがあるため、正しい手順での確認が何よりも大切です。
走行中の録画設定と常時録画の違い
「走行中の録画設定」と「常時録画」は似ているようでいて、その目的と動作の仕組みが大きく異なります。まず走行中の録画とは、文字通り車両が移動している間に自動で記録されるモードであり、エンジンの始動に連動して録画がスタートする仕組みです。
一方、常時録画とはエンジンのオン・オフにかかわらず、常に映像を保存し続ける設定を指します。
具体的な違いとして、走行録画はイベント記録型で、事故や急ブレーキなどの際に自動でファイルがロックされる機能と連動しています。そのため、必要な場面だけを重点的に保存したい方に向いています。一方で常時録画は、駐車中やアイドリング中でも映像を記録し続けるため、防犯やいたずら対策に効果的です。
ただし、常時録画には電源供給の工夫が必要となります。特にエンジンが停止した後でも録画を続けるには、専用のバッテリーや駐車監視モードが必要になります。バッテリーの消耗を防ぐため、一定時間で録画を自動終了する機能があるモデルも存在します。
使用目的によって使い分けるのが賢明です。長距離ドライブが多い方なら走行録画だけでも十分ですが、都市部での駐車や買い物中の監視も重視するなら、常時録画を活用する価値があります。
設定はアプリから簡単に切り替えられる場合も多いので、一度自分の使い方に合わせて見直してみましょう。
説明書に記載されていない便利機能

アウディ純正ドライブレコーダーには、公式マニュアルには詳しく記載されていない“隠れた便利機能”がいくつか存在します。たとえば「LEDのパターン変更」機能です。
通常、録画中は赤色のLEDが点灯しますが、アプリを使うことで点滅パターンや発光タイミングを変更できます。これにより、録画中であることを外部にアピールして防犯性を高めたり、逆にステルスモードとして控えめに使用したりできます。
また、「音声録音の自動オン・オフ切り替え」も便利な機能です。設定をONにしておくと、車内で特定のキーワード(例:「録音開始」)を発すると、自動でマイクが作動し、音声付きの録画が始まります。
商談中やトラブル時に証拠を残したい場面では、この機能が大いに役立ちます。
さらに、録画ファイルの自動クラウド同期も一部モデルで対応しています。アウディが提供するオンラインストレージに接続しておくことで、映像をスマートフォンに保存する前に自動バックアップされ、万一ドライブレコーダー本体が破損した場合でもデータを確保できます。
このような機能は一見すると些細に思えますが、活用することで安心感や利便性が大幅に高まります。
実際にこれらの設定は、myAudiアプリまたは専用アプリの「拡張設定」タブからアクセス可能な場合が多いため、ぜひ一度ご自身のモデルに搭載されているか確認してみてください。
アウディ整備時に役立つ設定項目
アウディの点検・車検・修理の際に、ドライブレコーダーが記録を続けていると、整備士が意図せず録画されてしまい、プライバシーや誤解の原因になることがあります。そのため、整備時には「録画一時停止モード」や「セキュリティOFF設定」が活躍します。
このモードを有効にしておけば、一定時間録画を停止でき、車両の整備作業を円滑に進めることができます。
この設定は多くのモデルで「メンテナンスモード」または「一時停止モード」として用意されており、アプリからの遠隔操作または本体の物理ボタンによって切り替えが可能です。
整備工場へ預ける前にこの機能を有効化しておけば、不要な録画データを削除する手間も減り、整備士とのトラブルも未然に防げます。
また、アウディ正規ディーラーではこのモードの利用を推奨しており、一部のサービス工場では車両入庫時に自動的に録画オフの設定を促すシステムも導入されています。
さらに、録画一時停止中でもLEDインジケーターが点灯するようにしておけば、整備士側も録画されていないことを視覚的に確認でき、安心して作業に臨むことができます。
そのほか、車両バッテリーの節電目的で「省電力モード」をオンにしておくこともおすすめです。特に長期入庫や整備中にエンジンをかけずに車を預ける場合、ドライブレコーダーの常時録画を続けているとバッテリーが消耗してしまう恐れがあります。
事前に設定を見直すことで、余計なトラブルやバッテリー上がりを防ぐことができるでしょう。
まとめ:アウディのドライブレコーダーの説明書について

・アウディ専用ドライブレコーダーは純正品と社外品で仕様が異なる
・説明書に記載されている操作方法は機種によって異なる
・常時録画と走行中録画は設定項目が分かれている
・ファームウェアの更新により録画安定性が向上することがある
・microSDカードのフォーマット推奨頻度が明記されている
・駐車監視モードは車種ごとに動作条件が異なる
・音声記録のON/OFF切り替えが可能なモデルもある
・初期設定はディーラーでの確認が推奨されている
・録画映像の保存形式は製品によって異なる
・LED信号の点滅に対応した周波数設定が可能な場合がある
・Wi-Fi接続によるスマホ連携機能を搭載したモデルもある
・日本語説明書がない場合は英文マニュアルでの確認が必要
・SDカードの容量上限と推奨スペックが明示されている
・説明書に記載されていない便利機能が存在するケースもある
・整備時や診断機接続時に設定変更が必要な場合がある
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