スポンサーリンク

自動車保険ゴールドとブルーの差額はいくら?料金比較と割引の仕組み

自動車保険ゴールドとブルーの差額まとめ
記事内に広告が含まれています。

自動車保険の保険料について、「ゴールド免許とブルー免許でどれくらい差額があるのか」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

年間で考えると、その差は意外と大きいかもしれません。ゴールド免許で保険はどれくらい安くなるのか、またゴールド免許の割引率の仕組みはどのようになっているのか、多くの方が疑問に思っています。

中には、ゴールド免許の割引は嘘だという声も聞かれますが、実際のところはどうなのでしょうか。

この記事では、ゴールドとブルーの差額がいくらになるのかという基本的な疑問に答えつつ、各社の違いを比較しながら分かりやすく解説します。あなたの自動車保険選びの参考になれば幸いです。

記事の要約
  • ゴールド免許とブルー免許で保険料に差額が生まれる理由
  • 年間数千円から1万円以上の差が出るケースも
  • 保険会社ごとの割引率の違いとシミュレーション例
  • 免許の色が変わった場合の注意点と手続き

自動車保険ゴールドとブルーの差額の基本

自動車保険ゴールドとブルーの差額の基本
  • ゴールドとブルーの差額はいくら?
  • 年間で保険料はどれくらい安くなる?
  • ゴールド免許の割引率の仕組み
  • ゴールド免許割引がないという嘘

ゴールドとブルーの差額はいくら?

自動車保険料はゴールド免許とブルー免許で年間数千円から1万円以上の差額が出ることが一般的です。

なぜなら、ゴールド免許は「過去5年間無事故・無違反」の優良運転者の証であり、保険会社から見て「事故を起こすリスクが低い」と判断されるためです。自動車保険は、事故リスクに応じて保険料が設定される仕組み(リスク細分型)が基本であり、リスクが低い契約者ほど保険料が安くなります。

具体的な差額を見てみましょう。例えば、イーデザイン損保が公開しているシミュレーションの一例では、以下の条件で保険料を比較しています。

保険料シミュレーション例(イーデザイン損保)

免許の色保険料(一括払)
ブルー免許47,289円
ゴールド免許39,792円
差額7,497円

【主な見積もり条件】

  • 等級:20等級
  • 車種:トヨタ・プリウス(ZVW30)
  • 年間走行距離:7,000km超10,000㎞以下
  • 使用目的:日常・レジャー
  • 運転者年齢条件:30歳以上補償
  • (参照:イーデザイン損保公式サイト

このように、他の条件がすべて同じでも、免許の色が違うだけで年間7,000円以上の差が生まれるケースがあります。この差額は、契約する車種の料率クラス、運転者の年齢、等級、補償内容などによって変動するため、あくまで一例ですが、ゴールド免許が保険料節約に大きく貢献することが分かります。

年間で保険料はどれくらい安くなる?

前述の通り、ゴールド免許による割引で年間数千円から1万円以上の保険料が安くなる可能性があります。この割引は一度きりではなく、ゴールド免許を維持している限り、契約を更新するたびに適用されるのが大きなメリットです。

長期的な視点で考えてみましょう。仮に年間8,000円の保険料差があるとすれば、ゴールド免許を5年間維持した場合、ブルー免許の人と比較して合計で40,000円もの差になります。

長期的な節約効果のイメージ

  • 1年間の差額:8,000円
  • 3年間の差額:24,000円
  • 5年間の差額:40,000円
  • 10年間の差額:80,000円

もちろん、これは単純計算であり、保険料は毎年見直されるため金額が変動する可能性はあります。しかし、日々の安全運転を心がけ、優良運転者であり続けることが、結果的に大きな経済的メリットにつながることは間違いありません。まさに「安全運転は最大の節約術」と言えるでしょう。

免許の更新は数年に一度ですが、自動車保険の更新は毎年やってきます。そのたびに割引が適用されると考えると、ゴールド免許の価値は非常に大きいですね。

ゴールド免許の割引率の仕組み

ゴールド免許割引の割引率は、保険会社によって様々ですが、一般的にはおおよそ7%~20%程度に設定されていることが多いようです。中には、SBI損保のように最大26%と公表している会社もあります。

ただし、この割引率は、保険料全体に一律で適用されるわけではない点に注意が必要です。割引率は、主に以下の要素によって変動します。

割引率に影響を与える主な要素

記名被保険者の免許の色
割引の対象となるのは、保険を契約する「契約者」ではなく、その車を主に運転する「記名被保険者」の免許証の色です。例えば、父親が契約者であっても、主に運転するのがゴールド免許の母親であれば、割引が適用されます。

運転者の範囲
多くの保険会社では、運転者を「本人限定」や「本人・配偶者限定」にすると、割引率が高くなる傾向があります。これは、運転する可能性のある人の範囲を狭めることで、リスクをより正確に評価できるためです。

保険期間の途中で免許の色が変わった場合

保険料は、保険開始日(始期日)時点の免許証の色で決定されます。そのため、保険期間の途中でブルーからゴールドに変わっても、その契約期間中の保険料は安くなりません。割引が適用されるのは、次回の契約更新時からです。更新手続きの際には、忘れずにゴールド免許になったことを申告しましょう。

ゴールド免許割引がないという嘘

インターネット上などで「ゴールド免許割引は意味がない」「割引がない保険会社もある」といった情報を見かけることがありますが、これは多くの場合、誤解です。

確かに、「ゴールド免許割引」という独立した名称の割引制度を設けていない保険会社もあります。例えば、三井ダイレクト損保の公式サイトでは、「独立した割引制度を採用していませんが、運転免許証の色が保険料に反映され、ゴールド免許の方は保険料が安くなる仕組みになっています」と説明されています。

つまり、名称は違えど、ほとんどの保険会社が免許証の色を保険料算出の重要な要素として組み入れているのが実情です。そのため、「ゴールド免許でも保険料が安くならない」ということは、まずありません。

絶対にNG!告知義務違反について

保険料が高くなるからといって、ゴールドからブルーに変わった事実を隠して契約を更新することは「告知義務違反」にあたります。これは重大な契約違反であり、万が一事故を起こした際に保険金が支払われなかったり、契約を解除されたりする可能性があります。もしもの時に備えるための保険ですから、免許証の色は必ず正しく申告しましょう。

自動車保険ゴールドとブルーの差額を会社別に比較

自動車保険ゴールドとブルーの差額を会社別に比較
  • ソニー損保とSBI損保
  • 東京海上と損保ジャパン
  • 三井住友海上とあいおい
  • アクサダイレクトとチューリッヒ
  • イーデザイン損保とセゾン
  • おとなの自動車保険とJA共済

ソニー損保とSBI損保の割引

ダイレクト型自動車保険の中でも人気の高いソニー損保SBI損保も、もちろんゴールド免許による保険料割引を導入しています。

SBI損保の割引

SBI損保は、公式サイトで「割引率が最大26%」となることを明記しており、ゴールド免許割引に積極的な保険会社の一つです。公式サイトに掲載されているシミュレーション例を見てみましょう。

保険料シミュレーション例(SBI損保)

免許の色保険料(一括払)
ブルー免許30,040円
ゴールド免許23,020円
差額7,020円

【主な見積もり条件】

  • 等級:20等級
  • 車種:NBOX(JF4)
  • 年間走行距離:3,000km超 5,000km以下
  • 運転者年齢条件:26歳以上補償
  • (参照:SBI損保公式サイト)

このケースでも、年間で約7,000円の差が出ています。条件によっては、さらに大きな差額となることも十分に考えられます。

ソニー損保の割引

ソニー損保も、保険料を算出する要素の一つとして免許証の色を採用しています。割引率は明記されていませんが、保険料は走る分だけ(年間走行距離)で決まる合理的な仕組みが特徴で、ゴールド免許割引と組み合わせることで、保険料を大きく抑えられる可能性があります。正確な保険料を知るためには、公式サイトでの個人見積もりが不可欠です。

ダイレクト型は、自分の条件を直接入力して保険料をすぐに確認できるのが魅力です。複数の会社で見積もりを取って比較するのがおすすめですよ。自動車保険ゴールドとブルーの差額を会社別に比較

東京海上と損保ジャパンの割引

代理店型自動車保険の代表格である東京海上日動損保ジャパンも、ゴールド免許割引を導入しています。代理店型は、担当者と相談しながら契約内容を決められる安心感が魅力です。

東京海上日動のゴールド免許割引

東京海上日動では、「ゴールド免許割引」が用意されています。割引率は、運転者の範囲によって異なります。

  • 運転者限定なし/本人・配偶者限定の場合:12%割引
  • 本人限定の場合:15%割引

このように、運転者を本人に限定することで、より高い割引率が適用される仕組みです。家族の中で運転する人が限られている場合は、運転者限定特約を検討すると良いでしょう。

損保ジャパンのゴールド免許割引

損保ジャパンでも同様に「ゴールド免許割引」が設定されています。こちらも運転者の範囲によって割引率が変動します。

  • 運転者限定なし/本人・配偶者限定の場合:12%割引
  • 本人限定の場合:15%割引

両社とも、運転者限定を組み合わせることで最大15%の割引となり、代理店型でありながら保険料を抑える工夫が可能です。詳細な条件や保険料については、取り扱い代理店に相談して見積もりを取得することをおすすめします。

三井住友海上とあいおいの割引

同じく大手損保グループである三井住友海上あいおいニッセイ同和損保も、ゴールド免許保有者に対する割引制度を設けています。

三井住友海上のゴールド免許割引

三井住友海上の『GK クルマの保険』では、ゴールド免許の場合、最大で18%の割引が適用されます。割引率は運転者の範囲によって変わります。

  • 運転者限定なし/本人・配偶者限定の場合:15%割引
  • 本人限定の場合:18%割引

最大18%という割引率は、業界の中でも比較的手厚い水準と言えます。

あいおいニッセイ同和損保のゴールド免許割引

あいおいニッセイ同和損保の『タフ・クルマの保険』でも、記名被保険者の免許がゴールドの場合に割引が適用されます。

  • 運転者限定なし/本人・配偶者限定の場合:12%割引
  • 本人限定の場合:15%割引

こちらも他の大手損保と同様の割引体系となっており、安全運転を続けるドライバーを保険料の面で優遇する姿勢が明確です。

代理店型保険は、一見するとダイレクト型より保険料が高いイメージがあるかもしれません。しかし、こうした割引制度をしっかり活用し、代理店と相談しながら自分に合った補償内容にすることで、納得感のある保険選びができます。

アクサダイレクトとチューリッヒ

外資系のダイレクト型保険会社として知られるアクサダイレクトチューリッヒも、日本の保険会社と同様にゴールド免許割引を保険料に反映させています。

アクサダイレクトの割引

アクサダイレクトでは、「ゴールド免許割引」として保険料を割り引いています。具体的な割引率は公開されていませんが、リスク細分型の保険料体系を採用しており、免許の色、年齢、走行距離、使用目的など、契約者一人ひとりのリスクに合わせて保険料を算出します。そのため、ゴールド免許保有者はリスクが低いと判断され、保険料が安くなります。

チューリッヒの割引

チューリッヒも同様に、ゴールド免許を保険料算出の要素としています。「スーパー自動車保険」は、個々のリスクに合わせて保険料を合理的に設定する商品であり、優良ドライバーであるゴールド免許保有者は保険料が優遇されます。

外資系ダイレクト保険は、インターネットや電話での手続きが中心で、合理的な保険料設定が魅力です。ゴールド免許をお持ちの方は、国内の保険会社とあわせて見積もりを取り、サービス内容や保険料を比較検討してみる価値は十分にあります。

イーデザイン損保とセゾンの割引

ダイレクト型の中でも、独自のサービスや特徴を持つイーデザイン損保セゾン自動車火災保険(現:SOMPOダイレクト)の割引について見ていきましょう。

イーデザイン損保の割引

イーデザイン損保の自動車保険『&e(アンディー)』は、東京海上グループのダイレクト型保険会社です。冒頭のシミュレーションでもご紹介した通り、ゴールド免許とブルー免許で明確な保険料差が出ます。センサーを搭載した専用アプリと連携し、安全運転をスコアリングして保険料に反映させるなど、テクノロジーを活用したユニークな取り組みが特徴です。

セゾン自動車火災保険の割引

セゾン自動車火災保険は「おとなの自動車保険」という商品名で知られていましたが、現在はSOMPOダイレクトに社名を変更しています。この保険も、記名被保険者の免許証の色を保険料に反映しており、ゴールド免許であれば保険料が割引になります。

特に「おとなの自動車保険」は、事故率が低い40代・50代の保険料を割安にするなど、年齢別のリスクに細かく着目した保険料体系が特徴です。ゴールド免許の割引とあわせることで、対象となる年代の方は大きなメリットを得られる可能性があります。

おとなの自動車保険とJA共済

最後に、前述のおとなの自動車保険(SOMPOダイレクト)と、共済組合であるJA共済のケースを見ていきます。

おとなの自動車保険(SOMPOダイレクト)の割引

改めてご紹介すると、「おとなの自動車保険」は、ゴールド免許を持つ優良ドライバー、特に事故率の低い年代の方にとって保険料が割安になる可能性が高い商品です。公式サイトでは、新規契約で適用されるインターネット割引や早期契約割引なども充実しており、これらの割引とゴールド免許割引を組み合わせることで、保険料を効果的に抑えることができます。

JA共済の割引

JA共済の自動車共済「クルマスター」でも、ゴールド免許(優良運転者)の場合は掛金が割引になります。これは「優良運転者割引」と呼ばれています。損害保険会社の「保険料」は、JA共済では「掛金」という言葉を使いますが、優良ドライバーの負担が軽くなる仕組みは同じです。

地域に密着したサービスや、ライフアドバイザーによる対面での相談が可能な点が、民間の損害保険会社との違いと言えるでしょう。お近くにJAがある方は、一度相談してみるのも良い選択肢です。

自動車保険ゴールドとブルーの差額まとめ

自動車保険ゴールドとブルーの差額まとめ
  • ゴールド免許は過去5年間無事故無違反の優良運転者の証
  • ゴールド免許保有者は事故リスクが低いと見なされ保険料が割引される
  • ブルー免許との差額は年間数千円から1万円以上になるケースが多い
  • 割引率は保険会社や契約条件により7%から20%以上と幅がある
  • 割引の対象は契約者ではなく主に運転する人(記名被保険者)の免許
  • 運転者を本人や夫婦に限定すると割引率が上がることがある
  • 保険料は保険開始日時点の免許の色で決まる
  • 保険期間の途中でゴールド免許になっても割引は次回の更新から適用される
  • 「ゴールド免許割引がない」は誤解でほとんどの会社が保険料に反映している
  • 告知義務違反を避けるため免許の色は必ず正しく申告する必要がある
  • 東京海上や損保ジャパンなど代理店型も最大15%以上の割引を提供
  • 三井住友海上は最大18%と手厚い割引率を設定
  • SBI損保やソニー損保などダイレクト型も割引に積極的
  • イーデザイン損保やおとなの自動車保険など特徴的なダイレクト型も多数
  • JA共済でも「優良運転者割引」として同様の仕組みがある
  • 正確な差額を知るには各社の公式サイトで個別に見積もりを取ることが最も重要

自動車保険の等級表とは?割引率と仕組みについて

タイトルとURLをコピーしました