「シビックのVTEC」と検索してたどり着いたあなた。ホンダのVTECって実際、何がそんなにすごいのでしょうか?かつて多くの車好きを虜にしたこの技術、今も魅力を保ち続けている理由を知りたくありませんか?
この記事では、「ホンダのVTECは何がすごいのか?」という疑問から始まり、「VTECとi-VTECの違いをわかりやすく解説」しつつ、「VTECらしさ復活?シビックRSの評価」にも触れていきます。さらに、回転数によって変わるドライブフィールや、VTEC搭載モデルの一覧まで説明。
「VTECじゃないシビックとの違いは明確?」という素朴な疑問にも答えます。
タイプRに見る限界性能、ターボと自然吸気の違い、そしてグランドシビックやフェリオといった旧型の魅力。中古で選ぶなら何を重視すべきか、現行モデルの位置づけやVTEC技術の今後まで、幅広く解説します。読み進めるうちに、あなたの「VTEC」への理解が確実に深まるはずです。
・VTECとi-VTECの技術的な違いと特徴
・歴代シビックVTEC搭載モデルの魅力
・ターボVTECと自然吸気VTECの性能の違い
・中古市場でのVTEC搭載車の選び方
シビックのVTECとは何か?その技術と魅力

・ホンダのVTECは何がすごいのか?
・VTECとi-VTECの違いをわかりやすく解説
・VTECらしさ復活?シビックRSの評価
・回転数で変わるフィーリングとドライブ感
・VTEC搭載モデルの一覧
・VTECじゃないシビックとの違いは明確?
ホンダのVTECは何がすごいのか?
ホンダのVTEC(バリアブル・バルブ・タイミング・アンド・リフト・エレクトロニック・コントロール)は、エンジンのパフォーマンスと燃費性能を高次元で両立させる画期的な技術です。これを一言で表せば、「1台で2つのエンジン特性を持つような感覚」と言えます。
通常、エンジンは低回転ではトルクを稼ぎやすく、高回転では馬力を引き出しやすくなります。しかし、1つのカムプロフィールではどちらか一方に特化するしかありません。そこで登場したのがVTECです。
この技術では、エンジンの回転数に応じて吸排気バルブの動作特性を切り替えます。低回転時には燃費を重視した穏やかなカムが、そして高回転ではより大きなリフト量を持つカムが作動し、スポーツ走行に必要なパワーとレスポンスを提供します。
この「切り替わり」の瞬間はドライバーにとっても明確に体感でき、まるでクルマがもう一段階ギアを上げたような高揚感を与えてくれます。
実際、90年代のシビックやインテグラに搭載されたVTECエンジンは、モータースポーツでも注目され、ストリートでもファンを拡大しました。
現在のターボ技術が主流となる前、自然吸気エンジンの中でこれだけ高性能かつ扱いやすいパワートレインを実現できたことは、他メーカーにとっても驚異的だったのです。
VTECとi-VTECの違いをわかりやすく解説

VTECとi-VTECは、名前こそ似ているものの、その中身には明確な進化の違いがあります。
まずVTECは、回転数に応じて吸排気バルブのカムプロフィールを切り替えることで、高回転と低回転の性能を両立させる仕組みでした。これにより、スポーティな走りと実用的な燃費性能が両立されていたのです。
一方、i-VTEC(インテリジェントVTEC)は、この基本的なVTEC機構に加え、連続可変バルブタイミング制御(VTC)を組み合わせたシステムです。つまり、単なる切り替え式ではなく、エンジンの状態に応じてより柔軟にタイミングを調整できるようになったのです。
これにより、ドライバーの操作に応じたリニアなトルク特性や、より効率的な燃焼が可能になり、実燃費や排ガス性能が一層向上しています。
例えば、街中での走行時は早めにトルクを立ち上げて滑らかな加速を提供し、高速道路では燃費を稼ぐためにバルブ開閉を最適化するなど、シチュエーションごとに柔軟に対応できるのがi-VTECの魅力です。
初代VTECに比べると、走りの劇的な「切り替え感」は薄れましたが、総合的なドライバビリティは確実に向上しています。
VTECらしさ復活?シビックRSの評価
近年のシビックRSに対して、「VTECらしさが戻ってきた」と感じる声が少なくありません。その背景には、ホンダがドライバーの楽しさを再評価し、意図的に官能性を高めたセッティングを採用していることがあります。
現在のVTECはターボと組み合わされることで、かつてのような高回転型NAの「ギャン!」という吹け上がりではなくなったものの、シビックRSではその魅力を新たな形で再構築しているのです。
例えば、アクセルを踏み込んだときのレスポンスの良さや、回転数が上がっていくにつれて段階的に強まるトルク感、そしてCVTではなく6速MTの採用など、運転する喜びをダイレクトに伝える要素が随所に見られます。
VTECの「切り替え感」は薄れたとしても、ターボとの連携でトルクの谷間がなく、常に力強い加速を実感できます。
また、サスペンションの味付けやボディ剛性の高さも相まって、コーナリング時の一体感はまさに「人馬一体」。このような体験は、単にスペック上の速さでは得られない価値です。ドライバーがクルマと対話しながら走る感覚、それがシビックRSにおける“現代版VTECらしさ”の正体だといえるでしょう。
回転数で変わるフィーリングとドライブ感

VTECエンジンが持つ最大の特徴のひとつは、回転数によって大きく変わるフィーリングにあります。一般的なエンジンでは、回転数が上がるにつれてパワーは線形に増加しますが、VTEC搭載車ではある一定の回転数を境にして、まるで性格が変わったかのような変化を感じ取ることができます。
例えば、VTECが作動する回転域では、バルブの開閉量とタイミングが切り替わり、エンジン音も低音から高音域に変化していきます。この瞬間、加速感が一気に増し、まるで別のクルマに乗り換えたような感覚すら覚えるでしょう。
このドラマティックな演出が、多くのドライバーを惹きつけてやまない理由です。
街乗りでは控えめでおとなしい挙動を見せながら、高速道路や山道などで回転数を意識して走ると、その本性を現す――これがVTECの魅力です。ただし、VTECの切り替わりポイントを知らずに運転すると、「普通のエンジンとあまり変わらない」と感じてしまうかもしれません。
つまり、VTECを楽しむには、ある程度その性質を理解し、回転数を意識したドライビングが求められます。
このように、VTECの回転数による変化は、ただのスペックでは語れない体験価値を生み出しており、それがホンダ車に熱狂的なファンが多い理由のひとつといえるでしょう。
VTEC搭載モデルの一覧
ホンダが誇るVTECエンジンは、1990年代以降、さまざまなモデルに搭載されてきました。ここでは、特にシビックを中心とした代表的なVTEC搭載車を紹介します。
まず初期のVTEC登場モデルとして知られるのが「シビックEF9(SiR)」です。
これは1989年に登場し、1.6LのDOHC VTECエンジン「B16A」を搭載した記念すべき一台でした。その後継として、1990年代には「EG6」や「EK4」などのハッチバックモデルにVTECが採用され、走りに敏感な層から圧倒的な支持を得ました。
また、セダン型の「シビックフェリオ」や「シビックSiR(EK)」なども人気です。少し後の世代では「EP3型シビックタイプR」や「FD2型」もVTECの代表格と言えます。これらは高出力型のB系・K系エンジンを搭載しており、サーキット走行にも対応できる性能を誇ります。
ホンダ シビック系に搭載されたVTECエンジンの代表モデル一覧表
世代/型式 | 登場年 | 搭載エンジン | エンジン型式 | 特徴/備考 |
---|---|---|---|---|
EF9 シビック SiR | 1989年 | 1.6L DOHC VTEC | B16A | 初代VTEC搭載車/8000rpm超の高回転仕様 |
EG6 シビック SiRⅡ | 1991年 | 1.6L DOHC VTEC | B16A | 軽量ボディ+高出力で“ホットハッチ”の象徴 |
EK4 シビック SiR | 1995年 | 1.6L DOHC VTEC | B16A | 改良型B16A搭載/セダン「フェリオ」も同系統あり |
EP3 シビックタイプR | 2001年 | 2.0L DOHC i-VTEC | K20A | 英国製/6速MT/サーキット対応の本格派 |
FD2 シビックタイプR | 2007年 | 2.0L DOHC i-VTEC | K20A | 日本専用セダンタイプ/ハードな足回りが特徴 |
FK7 シビックハッチバック | 2017年 | 1.5L VTECターボ | L15C | ターボ+VTECの組み合わせ/実用域重視 |
FL1 シビック RS/e:HEV | 2021年 | 1.5L VTECターボ/2.0Lハイブリッド | L15C/LFC | 低燃費と加速の両立/CVT&モーター駆動対応 |
FL5 シビックタイプR | 2022年 | 2.0L VTECターボ | K20C1 | 最新のタイプR/6MT/クラス最強レベルの出力 |
近年のモデルに目を向けると、ターボと組み合わせた「VTECターボ」が主流となっています。
「FK7(ハッチバック)」や「FL1(シビックRS)」、さらには「FL5(新型シビックタイプR)」にも最新のVTEC技術が活かされています。過去には「シビッククーペ」や「シビック25X」などの限定モデルにも採用されており、その歴史は非常に多彩です。
このようにVTECはシビックの様々な派生モデルに搭載され、その時代ごとの進化を担ってきました。
VTECじゃないシビックとの違いは明確?

VTEC非搭載のシビックと、VTEC搭載車の間には明確な違いがあります。それは一言でいえば「エンジン特性の幅と変化のダイナミズム」にあります。
VTECがないモデルは、通常のSOHCエンジンや初期のキャブレター式エンジンが主流であり、回転数の上昇に応じた劇的な変化が感じにくいのが特徴です。もちろんそれらが劣っているというわけではなく、街乗りでの扱いやすさや整備性の良さでは一定の評価があります。
ただし、走りを重視する層にとっては、VTECが提供する高回転域の盛り上がりや「切り替わる感覚」は魅力の一つです。これがない非VTECモデルでは、トルクの立ち上がりがフラットで、どこか平坦な印象を受けがちです。
特に高速域での追い越し加速や、ワインディングでの伸び感などは、VTECモデルのほうが優れていると言えるでしょう。
また、VTEC搭載車は販売当時から「上級グレード」として扱われることが多く、装備面やシャシー性能にも差が見られます。
一部の非VTECモデルは経済性重視のグレードとして位置づけられていたため、ホイールやブレーキ、サスペンション構成にも違いが出てくることがあります。中古市場においても、VTECモデルの方が人気が高く、リセールバリューも高めに推移している傾向があります。
中古や新型のシビックVTEC vtecを選ぶときのポイント

・タイプRに見るVTECの性能限界
・VTECターボと自然吸気モデルの違い
・グランドシビックやフェリオなど旧型の魅力
・中古で狙うなら?VTEC搭載車の選び方
・現行シビックVTECモデルの位置づけと今後
・VTECはいつから、そしていつまで?
タイプRに見るVTECの性能限界
シビックタイプRは、VTEC技術の極限性能を試す場でもあります。その象徴的存在が、FD2型およびFK8型のタイプRです。FD2では2.0LのK20A型エンジンが搭載され、自然吸気で225psを発生。
この出力は、NAエンジンとしてはトップクラスに位置し、「VTECはここまでやれるのか」と驚きをもって受け止められました。特に高回転域での鋭い吹け上がりと、リニアなトルク特性は、まさにホンダが誇るエンジン技術の結晶でした。
その後、FK8型に移行してからは、ターボとVTECの融合が図られました。これにより320psもの高出力を実現し、サーキットでのタイムアタックでは欧州の名だたるスポーツカーを上回る記録を樹立しています。
ここまでくると、VTECの「自然吸気だからこそ」というイメージとは少し異なる方向性になりますが、パフォーマンスの限界値を押し広げたという意味では、技術の進化の証といえます。
しかし、性能が上がった分、ドライバーに求められるスキルや車体への負荷も増しています。つまり「限界性能」は確かに高いが、それを引き出すには乗り手側の理解と経験も必要になるということです。
タイプRは、単に速いだけではなく、VTECの哲学そのものを体現している存在であるといえるでしょう。
VTECターボと自然吸気モデルの違い

近年のホンダ車では「VTECターボ」が主流となり、従来の自然吸気VTECとは異なる特性が求められるようになってきました。
まずターボVTECの最大の魅力は、低回転からの厚いトルクと効率の良い燃焼制御にあります。かつてのNAモデルでは、ある程度の回転数までエンジンを引っ張らなければ真価を発揮できませんでしたが、VTECターボでは1,500rpm前後からでも十分な加速が得られます。
一方で、自然吸気VTECの醍醐味は、やはり回して楽しむこと。特に6,000rpmを超えたあたりからエンジンが豹変するようなレスポンスの変化は、運転する楽しさそのものです。そのため、スポーツ走行を好む人には今でもNA VTECを支持する声が根強くあります。
音の面でも、自然吸気のVTECは高回転で伸びやかなサウンドを奏でるのに対し、ターボVTECはタービンの過給音が混ざるため、フィーリングに違いが出ます。
また、整備性や耐久性の面でも違いがあります。NAモデルは構造が比較的シンプルで、エンジンの耐久性も高い傾向がありますが、ターボモデルは補機類が多く、熱管理にも気を配る必要があります。
どちらが優れているかは一概に言えませんが、普段使いとパフォーマンスの両立を求めるのであればターボVTEC、走りの楽しさを最大限に味わいたいなら自然吸気VTECといった選び方がおすすめです。
グランドシビックやフェリオなど旧型の魅力
ホンダのVTEC技術が注目され始めた1990年代、その土台を築いたのが「グランドシビック」や「シビックフェリオ」といった旧型モデルたちです。これらの車種は、現代のモデルにはないアナログ感や軽快な走行フィールを持ち、今なお愛好家の心を掴んで離しません。
まずグランドシビック(4代目)は1987年に登場し、ホンダらしい軽量設計と広い室内空間、そしてVTEC搭載グレードである「SiR」がラインアップされていました。このモデルは、B16Aエンジンによる高回転型のパフォーマンスと、実用性を兼ね備えた設計が評価されました。
一方でシビックフェリオは、セダンスタイルをベースにした派生モデルとして登場。特に「フェリオSiR」などのVTEC搭載車は、スポーティな走りと快適な乗り心地のバランスが秀逸で、ファミリー層からも支持を得ていました。
当時のフェリオは上級志向の装備も整っており、パワーウィンドウやABS、エアバッグなども先進的に採用されていた点が特徴です。
これら旧型モデルの魅力は、現在の車両では得難い“素直な操縦感覚”にあります。
電子制御が控えめで、ドライバーの操作がダイレクトに反映されるため、まさにクルマを操る楽しさが体感できます。また、ボディサイズがコンパクトであるため、都市部での取り回しにも優れており、初めてのスポーツカーとしても親しみやすい点が評価されています。
中古で狙うなら?VTEC搭載車の選び方

中古市場でVTEC搭載のシビックを狙う場合、ただ価格や年式だけで判断するのは得策ではありません。VTECエンジンはその構造上、高回転までしっかり使われることが多いため、エンジンコンディションが重要になります。
まず確認すべきは、過去の整備履歴です。定期的なオイル交換がされているか、VTECバルブの作動確認が取れているかなど、機関系の点検が行き届いている個体を選ぶことが基本となります。
次にチェックしたいのが「使用歴」です。たとえばサーキット走行に頻繁に使われていた車両は、外観がきれいでもエンジンや駆動系にダメージがある可能性があります。一方で、高齢のワンオーナー車などは、走行距離が少なく丁寧に扱われていることが多いため、狙い目といえるでしょう。
グレード選びも重要です。たとえば「SiR」「TYPE R」「RS」などの上位グレードは、シャシーやブレーキ性能も強化されており、単なるエンジン性能だけでなくトータルバランスに優れています。また、ボディタイプによっても性格が異なります。
ハッチバックは軽快なフットワークが特徴ですが、フェリオなどのセダンは安定した直進性能に定評があります。
さらに、将来的なリセールバリューも考慮するなら、純正状態を保った個体が望ましいでしょう。過度なカスタムが施されている車両は見た目にインパクトがある反面、耐久性や信頼性に懸念が残ることもあります。
VTEC搭載車は人気が高く、状態が良ければ資産価値としても魅力があります。
現行シビックVTECモデルの位置づけと今後
現在販売されているシビックには、従来の自然吸気VTECではなく「VTECターボ」を搭載したモデルが主流となっています。FL1型やFL5型などがその代表であり、ターボとの融合によって低回転からの力強い加速と燃費性能の両立が図られています。
これにより、日常の使い勝手を損なうことなく、高速域でも十分なパフォーマンスを発揮できるのが特徴です。
FL1シビックRSは、1.5L直噴VTECターボを搭載し、スポーティさと上質さを兼ね備えた“新時代のVTEC”というべきモデルです。さらに、FL5型シビックタイプRでは、2.0LターボのK20C型エンジンを搭載し、320馬力を超える圧倒的な性能を誇ります。
これら現行モデルは単なる走行性能だけでなく、内装の質感や先進安全装備など、全方位的な進化を遂げており、プレミアムコンパクトという新たな地位を確立しています。
一方で、かつてのような「高回転型NAエンジンの切れ味」を求める層にとっては、やや物足りなさを感じるかもしれません。現在のVTECモデルは、速さや効率性を重視しており、従来のようなエモーショナルな高回転サウンドやピーキーな特性は控えめです。
それでも、環境規制や燃費性能が厳しく求められる現代において、VTECが「時代に合わせて進化し続けている技術」であることは間違いありません。今後はハイブリッドや電動化との融合が進む中で、VTEC技術がどのように姿を変えていくのかに注目が集まっています。
VTECはいつから、そしていつまで?

VTEC(可変バルブタイミング・リフト電子制御システム)は、1989年に登場した「インテグラ(DA6型)」で初めて実用化されました。その後すぐに、シビックEF9 SiRにも搭載され、VTEC=ホンダスポーツの象徴というイメージが定着します。
この技術は、低回転域では燃費を重視したバルブ制御を行い、高回転域になるとリフト量の大きいカムへ切り替わることで、出力を向上させる仕組みです。
この画期的な技術は、1990年代から2000年代にかけて数多くのホンダ車に採用されました。特にB16A・B18C・K20AといったVTECエンジンは伝説的存在となり、ホンダ=高回転エンジンというブランドイメージを確立するに至ります。
一方で、2000年代後半からは燃費や環境規制の影響もあり、「i-VTEC」や「VTECターボ」といった新しい形へと進化していきました。
そして現在、VTECの技術そのものは依然として継続されていますが、「自然吸気+高回転+切り替え」という伝統的なスタイルは少しずつ姿を消しつつあります。今の主力はVTECターボであり、システムの制御はよりスムーズで、昔のような劇的な切り替わり感は少なくなっています。
それでも「VTECは終わった技術」というわけではありません。
ホンダは今後もこの技術を新しい形で活かしていく姿勢を見せており、特にスポーツモデルや限定車では復活の兆しも見られます。つまり、「いつまで続くのか?」という問いに対しては、形式は変わっても“ホンダの魂”として生き続ける技術であると考えてよいでしょう。
まとめ:シビックのVTECについて

・VTECは回転数に応じてバルブ動作を切り替える可変機構
・高回転と低回転の性能を両立できる点が最大の魅力
・i-VTECはVTECに加えて連続可変バルブタイミング機構を搭載
・シビックRSはVTECらしさを再評価した走りが特徴
・回転数によってフィーリングが劇的に変化するのがVTECの魅力
・VTEC搭載シビックはEF9から始まり多くのモデルに採用された
・非VTECモデルはエンジン特性の変化が少なく扱いやすさ重視
・タイプRはVTECの限界性能を体現したフラッグシップモデル
・VTECターボは低回転からのトルクが豊富で扱いやすい
・自然吸気VTECは高回転の吹け上がりとサウンドが魅力
・旧型モデルは素直な走行感覚と軽快さが味わえる
・中古で狙うなら整備履歴と使用歴の確認が重要
・VTECグレードは装備や足回りが強化されている場合が多い
・現行シビックはターボVTECで実用性と性能を両立
・VTECは形式を変えながらも今後も進化を続けていく技術
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