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シビック1990年代の名車と現行モデルの違いを比較・注目理由

シビックの1990年代の名車たちとその魅力
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1990年代はホンダ・シビックが最も輝いていた時代のひとつとして、多くのクルマ好きを魅了してきました。

この記事では1990年モデルに見る当時のスペックから始まり、VTECを搭載したシビック SiRの革新がいかにホンダの技術革新を象徴していたかを解説します。さらに、1997年に登場したタイプR登場がもたらした影響や、より洗練されたシビック(1995)のデザインと進化にも注目していきます。

さらに、歴代シビックにおける90年代モデルの存在感や、旧車人気が高まる今、旧車市場で注目される理由と将来性にも触れ、90年代シビックの価値を多角的に解説していきます。

シビックファンはもちろん、これから購入を検討する人にも役立つ内容をお届けします。

記事の要約

・シビック1990年代の代表的なモデル
・VTECやタイプRなど当時の技術革新と影響
・1980年代や9代目との違いと進化
・旧車市場での人気の理由

シビックの1990年代の名車たちとその魅力

シビックの1990年代の名車たちとその魅力
ホンダ・シビック・イメージ

・1990年モデルに見る当時のスペック
・VTECを搭載したシビック SiRの革新
・タイプR登場がもたらした影響
・シビック(1995)のデザインと進化
・1990年代とe:HEV実燃費の比較
・89年型のフロントマスクに見る時代性

1990年モデルに見る当時のスペック

1990年式ホンダ・シビックは、今の基準ではコンパクトで軽快な印象を与えるモデルです。

しかし当時としては、非常に先進的な設計が随所に盛り込まれていました。型式はE-EF3で、ボディは全長4,310mm×全幅1,695mm×全高1,360mmという寸法。ホイールベースは2,500mmで、取り回しの良さと操縦安定性のバランスが絶妙でした。

車重もわずか1,020kgに抑えられており、軽快な加速感やスポーティなハンドリングに大きく貢献していたことがわかります。

注目すべきは、エンジンに搭載されたZC型直列4気筒DOHCユニットです。1,590ccの排気量ながら130馬力(96kW)/6,800rpmの高出力と、14.7kg・m/5,700rpmのトルクを実現。この数値は、当時の大衆車としては異例の性能でした。

1990年式 ホンダ・シビック(E-EF3)スペック表

項目内容
型式E-EF3
ボディサイズ4,310mm × 1,695mm × 1,360mm
ホイールベース2,500mm
車重1,020kg
エンジン型式ZC型 DOHC直列4気筒
排気量1,590cc
最高出力130馬力(96kW)/6,800rpm
最大トルク14.7kg・m/5,700rpm
燃料供給方式PGM-FI(電子燃料噴射)
フロントサスペンションダブルウィッシュボーン
リアサスペンションダブルウィッシュボーン
スタビライザー標準装備
ブレーキ形式ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ185/60R14

電子燃料噴射システムであるPGM-FIも採用され、燃料効率と出力の両立を目指す先進的な技術が組み込まれていました。

さらに足回りも見逃せません。前後ともにダブルウィッシュボーンサスペンションを採用し、スタビライザーも標準装備。

この組み合わせにより、カーブでの踏ん張りや路面追従性が格段に向上していました。ベンチレーテッドディスクブレーキや、標準タイヤサイズ185/60R14も当時としては高いスペックに位置します。

このように、1990年モデルのシビックは、単なる大衆車ではなく、走る楽しさや操る喜びを重視した車種であったことが明らかです。現代の高性能コンパクトカーのルーツは、この時代に築かれていたとも言えるでしょう。

VTECを搭載したシビック SiRの革新

VTECを搭載したシビック SiRの革新
ホンダ・シビック・イメージ

シビックSiRに搭載されたVTEC(可変バルブタイミング・リフト機構)エンジンは、まさにホンダの革新技術の象徴とも言える存在です。

このエンジンが初めて市販車に搭載されたのは、1989年のインテグラですが、シビックにもEF型後期から順次搭載され始め、1991年に登場したEG6型シビックSiRで本格的にその真価を発揮しました。

VTECの最大の特徴は、回転数に応じてカムプロフィールを切り替えることで、低中回転域では燃費とトルクを重視し、高回転域では高出力を実現するというメカニズムです。

具体的には、B16A型エンジンではリッター100馬力超えとなる最高出力170psを誇り、1.6Lエンジンとしては驚異的な数値でした。この性能は、同クラスの車両はもちろん、上位クラスのスポーツカーと比較しても見劣りしないものでした。

その結果、シビックSiRは単なるハッチバック車を超え、スポーツ走行を楽しむユーザーにとっての理想的な選択肢となりました。さらに、当時としては異例の本格スポーツサスペンションであるダブルウィッシュボーンを標準装備し、軽量ボディと相まって、サーキットでも通用するポテンシャルを秘めていたのです。

また、VTECの技術は、その後のホンダ車に広く採用され、ブランドイメージの確立に大きく寄与しました。

こうしてシビックSiRは「走りのホンダ」の象徴として、多くのファンを獲得することとなります。言ってしまえば、このモデルなくして現在のホンダは語れないほど、重要な転換点だったと言えるでしょう。

タイプR登場がもたらした影響

1997年に登場したシビック タイプR(EK9型)は、ホンダのスポーツスピリットを体現する存在として、自動車業界に大きなインパクトを与えました。

もともとタイプRは、NSXに端を発するホンダの究極の走行性能を追求するブランドであり、それがついにコンパクトカーであるシビックに展開されたことは、大衆車とスポーツカーの境界線を曖昧にした画期的な出来事でした。

EK9型シビック タイプRには、B16B型エンジンが搭載され、1.6Lながら185馬力を発揮しました。これは、同時期の2.0Lクラスのエンジンにも匹敵する出力であり、リッターあたりの出力では世界最高峰でした。

しかも、単にエンジンが高性能なだけではありません。足回りには専用チューニングが施され、車体には補強材が追加されるなど、サーキットでの使用も視野に入れた本格的なセッティングが施されています。

また、軽量化にも徹底的にこだわり、遮音材や快適装備を省いた仕様も選べたことで、走行性能を最優先するユーザーの支持を集めました。さらに、内装にはレカロシートやモモステアリング、チタン製シフトノブなど、スポーツマインドをくすぐる装備が満載でした。

このようなコンセプトは、他メーカーにとっても大きな刺激となり、以降の国産スポーツコンパクトカー市場は、まさにタイプRの登場によって活性化されたと言っても過言ではありません。走りを追求する若者にとって、シビック タイプRは「いつか手に入れたい夢の一台」となったのです。

シビック(1995)のデザインと進化

1995年に登場したシビック(通称EK型)は、先代のEG型からさらなる熟成を重ね、より完成度の高いモデルとして進化を遂げました。

デザイン面では、より丸みを帯びたフォルムが採用され、親しみやすさと洗練さを兼ね備えたエクステリアへと変化しています。従来のシャープな直線基調から脱却し、優れた空力特性と視認性を意識した設計となっていました。

また、当時のトレンドでもあった衝突安全性への対応も進み、ボディ剛性の向上やクラッシャブルゾーンの設定など、乗員の安全を意識した設計が盛り込まれた点も注目です。これにより、シビックは「速いだけではなく、安全で信頼できる大衆車」としてのイメージをさらに強固なものとしました。

装備面でも進化が見られます。エアバッグの標準装備化が進み、グレードによってはABSやオートエアコン、CVTトランスミッションが搭載されるなど、快適性と操作性の両立が図られていました。

さらに、主力グレードのVTiには3ステージVTECが採用され、燃費と出力のバランスを高次元で実現。日常使いからワインディング走行まで、幅広いニーズに対応するモデルとして高い評価を受けました。

このように、1995年のシビックは単なるモデルチェンジにとどまらず、「多くのユーザーにとって最適な一台とは何か?」という問いに対するホンダの明確な答えが詰め込まれた一台だったのです。

だからこそ今でも多くのファンが存在し、中古車市場においても安定した人気を維持しているのです。

1990年代とe:HEV実燃費の比較

1990年代とe:HEV実燃費の比較
ホンダ・シビック・イメージ

シビックの1990年代モデルと、現代のe:HEV(ハイブリッド)モデルを比較すると、自動車技術の進化がいかに顕著かが明らかになります。1990年当時のシビックは、燃費性能も優秀とされていましたが、それは当時の基準での話です。

たとえば1990年式のEF型シビックSiRは、10・15モードでおよそ11.8km/Lの燃費を記録していました。これはスポーツ志向の高いエンジンを搭載していたことを考慮すれば十分に優秀ですが、現代の基準ではやや物足りなく感じるかもしれません。

一方で、近年登場したe:HEVモデル、たとえば11代目シビックに搭載されているハイブリッドシステムでは、実燃費で20km/Lを超えることも珍しくありません。

特に都市部での低速走行時にはモーターのみで走行する機会が多く、ガソリンを使わない時間が長いため、効率の良さが際立ちます。こうした電動化の恩恵によって、トータルの燃料コストも大きく低減されているのです。

もちろん、単純に燃費だけで優劣を語るのは適切ではありません。

1990年代のシビックは、走る楽しさやエンジンのレスポンスといった感覚的な魅力を重視しており、あえて燃費を犠牲にしてでも得られるドライビングプレジャーが存在していました。

現代のe:HEVモデルは快適性と経済性を両立している反面、走りの「味」という観点では、やや大人しくなったと感じる人もいるかもしれません。

こうして見てみると、1990年代のシビックはスポーツ性能を、e:HEVは環境性能を重視した進化の結果であり、それぞれの時代背景とユーザーニーズを反映した仕様であると言えるでしょう。

89年型のフロントマスクに見る時代性

1989年型シビック、いわゆるEF型のフロントマスクは、今見ても非常に特徴的で、当時の日本車デザインを象徴するスタイルの一つです。

この時代は、直線的かつ端正なデザインが主流であり、エアロパーツが控えめながらも機能的に整えられているのが特徴でした。特に89年型のヘッドライトは角ばった形状で、ボンネットやバンパーと水平ラインを描くような造形がなされていました。

これにより、車全体がシャープで力強い印象を与え、当時の若者からも支持を集めていました。

そのデザイン言語には、いわゆる“昭和後期”の合理主義が色濃く反映されています。

空力性能を意識しつつも、必要以上に曲線を使わず、どちらかといえば機能美を追求したスタイルが採用されていたのです。これは、欧州車の影響を受けながらも日本独自の進化を遂げていた証拠でもあります。

一方、同じ年代の他メーカーの車両と比べても、シビックのフロントフェイスは非常に完成度が高く、視認性や整備性も考慮されていた設計でした。例えば、フロントグリルと一体化したバンパーデザインは、整備士からも評価が高く、交換・調整がしやすい構造になっていました。

また、この時代のデザインには、現代のような「先進性」よりも「信頼感」や「質実剛健」といった価値観が重視されていました。つまり、見た目だけでなく使い勝手も重視されていたということです。

そうした意味で、89年型シビックのフロントマスクは、単なるファッションではなく、時代性と機能性の融合といえるでしょう。

シビックの1990年代と歴代モデルの位置づけ

シビックの1990年代と歴代モデルの位置づけ
ホンダ・シビック・イメージ

・1980年代との違いを比較
・シビックの中での90年代モデルの評価
・9代目と比べたときの変化点とは?
・歴代シビックにおける90年代モデルの存在感
・旧車市場で注目される理由と将来性

1980年代との違いを比較

シビックは1980年代と1990年代で大きな進化を遂げたモデルです。まず注目すべきは、プラットフォームと足回りの刷新です。

1980年代のシビック、特に3代目にあたる通称「ワンダーシビック」は、その時点で既に高い完成度を誇っていたものの、サスペンション形式はマクファーソン・ストラットが主流で、限界走行時の挙動に課題が残っていました。

これに対し、1990年代に登場したEF・EG型シビックでは、前後ダブルウィッシュボーン式サスペンションが導入され、ハンドリング性能が飛躍的に向上しました。

ステアリング操作に対する車体の反応がよりダイレクトになり、サーキット走行でも評価されるほどのレベルにまで昇華されたのです。これがシビックを「ホットハッチ」として確立させる土台となりました。

さらに、エンジン技術も目覚ましい進化を遂げました。

1980年代のSOHCエンジンから、1990年代にはVTEC付きのDOHCエンジンへと切り替わり、パワーと燃費の両立が実現。特にB16A型エンジンは、リッター100馬力超えを達成し、1.6Lクラスでありながら圧倒的な走行性能を実現したことで知られています。

デザイン面でも、1980年代は直線的で無機質な造形が中心でしたが、1990年代に入るとエアロダイナミクスを意識した曲線的なフォルムが主流となりました。これにより見た目の洗練度が増し、同時に燃費性能の向上にも寄与しています。

このように、シビックは1980年代から1990年代にかけて、走行性能・エンジン・デザイン・快適装備と、あらゆる面で進化しており、それぞれの世代が持つ特徴を知ることで、モデルの魅力をより深く理解することができるのです。

シビックの中での90年代モデルの評価

ホンダ・シビックの歴史は50年以上にわたりますが、その中でも1990年代のモデルは特に高く評価されています。その理由のひとつは、性能と実用性のバランスが非常に優れていたことにあります。

たとえばEG型やEK型は、先進のVTECエンジンや軽量高剛性ボディ、そしてダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用することで、コンパクトカーとは思えないほどの運動性能を実現していました。

一方で、ファミリーユースにも十分対応できる居住性や燃費性能を兼ね備えていた点も見逃せません。特にEK型では、VTECの3ステージ仕様やCVTミッションを導入し、都市部での使い勝手も大きく改善されました。

このような工夫により、「スポーツ走行もできる万能型ハッチバック」として人気を集めたのです。

また、90年代モデルは日本国内のみならず、海外市場でも高い評価を受けました。とくにアメリカでは、シビックが「チューンドカー」のベース車として不動の地位を築き、多くのカスタムパーツが開発されるほどの支持を得ました。

これが中古市場での価格維持や、今もなお現存車両が多く走っている理由のひとつにもなっています。

さらに、日本カー・オブ・ザ・イヤーを複数回受賞している事実も、90年代シビックの完成度の高さを裏付けています。スポーツモデルとしてはEG6やEK9の存在感が群を抜いていますが、ベースグレードでもクオリティの高さは折り紙付きでした。

結局のところ、90年代のシビックは「走り」「使いやすさ」「耐久性」という三拍子が揃った稀有なモデルであり、現在もファン層が厚く、長く愛され続けているのはその証です。これから旧車として手に入れたいと考えている方にとっても、信頼できる選択肢の一つと言えます。

9代目と比べたときの変化点とは?

9代目と比べたときの変化点とは?
ホンダ・シビック・イメージ

ホンダ・シビックの9代目(2011年〜)と1990年代モデルを比較すると、その違いは性能やデザインだけでなく、クルマに対する時代の価値観まで大きく変わったことが見えてきます。

まず、車両サイズが挙げられます。1990年代のシビック、特にEG型やEK型は全長が4m台前半、全幅も1700mm未満と非常にコンパクトで、日本の道路事情に適した取り回しの良さがありました。

一方、9代目では全長が4.5mを超え、全幅も1770mm以上に拡大。これは安全基準の厳格化や居住性向上の要求に応える形で設計された結果ですが、取り回しやすさという点では一歩譲るとも言えます。

また、パワートレインも大きく進化しています。1990年代モデルではVTECエンジンによる高回転型の走りが魅力でしたが、9代目では低燃費かつ扱いやすさを重視したエンジンが主流になり、ハイブリッド仕様もラインナップされました。

ドライバーが求めるものが「走る楽しさ」から「環境性能と快適性」へと変化してきたことが反映されています。

さらに、インテリアや装備面でも差は明らかです。

9代目はカーナビ、バックモニター、ステアリングスイッチなどを備え、スマートキーやアイドリングストップといった先進装備が当たり前になっています。一方で、90年代モデルはシンプルでメカニカルな操作感が中心で、運転そのものを楽しむという意味では根強いファンがいるのも事実です。

このように、90年代モデルと9代目を比べることで、自動車が「移動手段」から「生活空間」へと進化してきたことが理解できるのではないでしょうか。

歴代シビックにおける90年代モデルの存在感

歴代ホンダ・シビックの中で、1990年代モデルは特別な存在として語られることが多いです。その背景には、ホンダが持つエンジニアリングの粋がこの時代に凝縮されていたことが挙げられます。

特に、EG型(5代目)やEK型(6代目)は、VTECエンジンを搭載しながら軽量な車体と高い剛性を実現し、スポーツ走行と日常使いを高次元で両立させたモデルでした。これにより、「ホットハッチ」というジャンルを確立した代表車種と見なされるようになります。

一方で、シビックはもともと「大衆車」としてのポジションを持ちつつも、その中にスポーツ性能や技術革新を惜しみなく盛り込んできました。その姿勢が最も表れているのが90年代のモデル群です。

たとえばEG6に搭載されたB16A型エンジンは、1.6Lながら170馬力を発揮し、レースシーンでも活躍しました。これにより、若者を中心に熱狂的な支持を集め、チューニングベースとしても高い人気を誇ったのです。

また、デザイン面でも時代の空気を的確に捉えていました。

流麗なフォルムと控えめなエアロデザインは、今見ても古臭さを感じさせない完成度を持っています。加えて、当時のシビックはセダン・クーペ・ハッチバックなど多彩なボディバリエーションが存在し、ユーザーの用途に応じて選べる自由度も高かったことも忘れてはなりません。

このように、1990年代のシビックは、ホンダの技術と思想がもっとも力強く反映された世代であり、歴代モデルの中でも「走り」「実用性」「スタイル」が見事に融合した稀有な存在といえるでしょう。

旧車市場で注目される理由と将来性

旧車市場で注目される理由と将来性
ホンダ・シビック・イメージ

現在、旧車市場において1990年代のシビックが再び注目を集めているのは偶然ではありません。

その理由には複数の要素が複雑に絡み合っていますが、まず一つ挙げられるのが「25年ルール」の存在です。アメリカでは製造から25年を経過した車両はクラシックカー扱いとなり、輸入規制が緩和されるため、海外コレクターが日本市場に注目するようになったのです。

これにより、EG6やEK9などのシビックは北米市場でも再評価され、中古価格の高騰につながっています。

また、当時の車両が持っていた「素の走りの楽しさ」も見逃せない要因です。

現代の車は電子制御や安全装備が充実する一方で、運転する楽しさが薄れたと感じる愛好家も少なくありません。そんな中、VTECエンジンの高回転域まで回す感覚や、ダブルウィッシュボーン式サスペンションのしなやかな走りは、現代車では味わえない貴重な体験として評価されています。

さらに、シビックはホンダの象徴とも言える存在であり、その信頼性や部品供給のしやすさも購入希望者にとっては大きな魅力です。部品の一部は未だに流通しており、レストアやメンテナンスがしやすい点も、他の旧車と比較して優位に働いています。

将来的な展望としては、今後さらに状態の良い車両の流通が減ることで希少性が増し、資産価値としての側面も強くなると考えられます。

特に走行距離が少なく、ノーマルコンディションを保っている個体はプレミアム価格がつく可能性も高く、コレクター市場での価値が上がっていくことが予想されます。

このような背景を踏まえると、1990年代のシビックは「懐かしさ」だけでなく、実用性と投資価値の両面からも注目すべき旧車であると言えるでしょう。

まとめ:シビックの1990年代の名車について

まとめ:シビックの1990年代の名車について
ホンダ・シビック・イメージ

・1990年式シビックは全長4310mm・車重1020kgの軽量コンパクトボディ
・ZC型DOHCエンジンは130馬力を発揮し当時としては高性能
・前後ダブルウィッシュボーン式サスペンションを標準装備
・電子燃料噴射システムPGM-FIにより効率と出力を両立
・VTECを搭載したSiRはリッター100馬力超えのB16A型エンジンを採用
・SiRはサーキット走行も可能なポテンシャルを持つスポーツグレード
・タイプR(EK9型)はB16B型エンジンで185馬力を発揮し走行性能を強化
・タイプRは内装や快適装備を省略し軽量化に徹していた
・1995年のEK型は丸みのあるデザインと安全性向上が特徴
・90年代モデルは日常使いと走りを両立した万能型として高評価
・当時の燃費は約11.8km/Lでe:HEVモデルよりは劣るが十分な性能
・1989年型のフロントマスクは直線基調で機能美を重視した設計
・1980年代モデルと比較してエンジン・足回り・デザインが大幅に進化
・海外では25年ルールにより90年代シビックが人気再燃中
・部品供給のしやすさとレストア性が旧車市場での注目度を高めている

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