ミニバンとして高い人気を誇る日産エルグランド。
その中でも「エルグランド三列目のたたみ方」は、多くのオーナーや購入検討者が検索するテーマの一つです。特にE52やE51といった各世代によって、三列目のたたみ方や荷室の活用方法に違いがあるため、正しい手順や注意点を理解しておくことが大切です。
本記事では、E52の三列目シートを簡単にたたむ手順や、フルフラットにならない場合の対処法をはじめ、E52の荷室寸法と積載力の実際、2列目シートのスライド機能を活かす方法など、収納性と快適性を両立させるための情報を解説します。
シートアレンジに悩んでいる方や、より実用的にエルグランドを使いこなしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
・E52およびE51型の三列目シート
・荷室をフルフラット化する方法
・トランク収納を広げるためのシートアレンジ術
・荷室寸法や収納力に関する実用的な情報
エルグランド三列目のたたみ方【E52モデル編】

・E52の三列目シートを簡単にたたむ手順
・フルフラットにならない場合の対処法
・E52の荷室寸法と積載力の実際
・2列目シートのスライド機能を活かす方法
・トランク収納を広げるシートアレンジ術
・ドアミラー自動格納の設定方法を解説
E52の三列目シートを簡単にたたむ手順
エルグランドE52の三列目シートをたたむ作業は、慣れてしまえばスムーズに行える設計になっています。ただ初めて操作する場合、どこから手をつけてよいか戸惑う方も少なくありません。ここでは、その手順を一つひとつ確認しながら、誰でも簡単にできる方法を紹介します。
まず、シートのピロー(ヘッドレスト)を取り外します。ピローがついたままだと背もたれが完全に倒れず、たたみにくくなります。次に、座席横にあるレバーを引きながら、背もたれを前方に倒してください。
このとき力を入れすぎるとレバーの破損やシートの傾きの原因になるため、ゆっくりと動かすことがポイントです。
背もたれを倒したら、ストラップを引きながらシートクッションを前に持ち上げます。するとシートの脚が見えるので、それを折りたたんで収納します。この操作により、シートが縦方向に立ち上がった状態になります。
最後に、シートクッション裏に収納されている固定用ベルトを取り出し、車内に設けられたパーテーションパイプに通してロックしましょう。ベルトをしっかりと締めて固定できれば、安全性も保たれた収納状態になります。
このようにして三列目を格納すれば、荷室スペースが大きく確保できます。ただし、シートを戻す際は、これらの工程を逆に辿る必要があるため、手順を覚えておくとよりスムーズに対応できます。
フルフラットにならない場合の対処法

エルグランドE52では、シートをたたんで荷室を広くする際、理想的にはフルフラットな状態になることが期待されます。しかし実際には、「シートが完全に平らにならない」「段差ができて荷物が安定しない」といった声も一定数存在します。
ここでは、そのようなケースにどう対応すべきかを解説します。
まず確認すべきは、三列目および二列目シートの折りたたみ方に誤りがないかどうかです。特に三列目のクッションを完全に起こし切っていないと、脚部が折りたたまれず、シート全体が浮いたような状態になります。このようなわずかなミスでも、フラットな床面を阻害する原因になります。
次に、シートの固定ベルトが緩んでいないかもチェックしましょう。
ベルトの締め付けが不十分だと、収納したシートが荷室側に少しはみ出してしまうことがあります。こうした場合、再度ベルトを外して、よりしっかりとテンションをかけて締め直すことで改善できる可能性があります。
また、荷室の床面自体が完全に水平でないこともあります。
エルグランドの一部グレードでは、収納スペースに段差がある設計となっており、これにより段差が残ってしまうケースも考えられます。そのような場合は、市販の車中泊マットやクッション材を活用することで、簡易的にフラットなスペースを作る方法もおすすめです。
つまり、フルフラット化の成否は、操作精度と車両設計、そして適切な補助アイテムの有無によって左右されます。状況に応じた対応を心がけましょう。
E52の荷室寸法と積載力の実際
エルグランドE52は、ミニバンとしての快適性と同時に、積載性の高さも大きな魅力の一つです。
しかし、荷室の広さについて具体的にどのくらいのサイズなのか、またどんな荷物が積めるのか、実際に数値で把握している方は少ないかもしれません。ここでは、荷室寸法と積載力の実情を詳しく見ていきましょう。
まず、E52型エルグランドの三列目を収納した際の荷室長は、約1,300mm程度確保されます。
二列目も前方にスライドさせることで、さらに広く使用することが可能です。荷室幅はおおよそ1,280mm、高さは1,100mm前後とされており、大型スーツケースやベビーカー、アウトドア用品なども十分に収納できるスペースがあります。
ただし、9人乗りや特別仕様車など、一部のシート配置によっては収納スペースが若干異なります。特にフロアに段差があるタイプでは、積載物が傾いたりする可能性もあるため、荷物の配置には注意が必要です。
また、車検証に記載されている最大積載量を超えて荷物を載せてしまうと、車両バランスに悪影響が出る可能性があります。
エルグランドは乗員数によって最大積載量が変化するため、キャンプや旅行などで多くの荷物を積む予定がある場合は、事前に確認しておくことをおすすめします。
このように、E52の荷室は日常使いだけでなく、レジャーやビジネスユースにも対応できる実用性を持っています。荷室の使い方を理解し、積載の工夫をすることで、より快適なカーライフを実現できるでしょう。
2列目シートのスライド機能を活かす方法

エルグランドE52における2列目シートは、ただ座るためのものではありません。スライド機能を活用することで、室内空間や荷室の使い勝手が飛躍的に向上します。特に三列目のたたみ方と併用することで、荷室を広く使いたい方にとって大きなメリットとなります。
このスライド機能の一番の魅力は、前後に大きく移動できる可動域の広さにあります。例えば三列目を折りたたんで荷室スペースを作りたいとき、2列目を前方にスライドすれば、さらに奥行きのある空間が生まれます。
逆に、乗員を優先する場面では、2列目を後方にスライドさせて足元のスペースを広げることも可能です。
また、2列目をスライドさせたことで生まれる空間は、ベビーカーや大型の買い物袋などの一時的な収納にも便利です。さらに、車中泊などのシーンでは、シートアレンジの自由度が増すことで、寝床スペースを確保しやすくなるという利点もあります。
一方で、スライド操作時にはいくつかの注意点があります。
まず、レール部分に荷物やゴミが挟まっていると、スムーズに動かなくなる恐れがあります。また、スライド後のロックが不完全だと、走行中にシートが動いてしまうこともあるため、操作後はしっかりと固定されたかを確認することが大切です。
つまり、2列目シートのスライド機能を活かすことは、快適な車内空間の設計に直結します。場面に応じた活用方法を理解すれば、エルグランドの持つ広さを最大限に引き出すことができるでしょう。
トランク収納を広げるシートアレンジ術
荷物をたっぷり積みたい場面では、シートアレンジの工夫がそのまま積載力に直結します。
エルグランドE52では、シートをたたむだけでなく、前後スライドや跳ね上げといった多様な操作が可能です。こうした機能を組み合わせることで、トランク収納を飛躍的に広げることができます。
例えば、三列目シートを収納する場合には、背もたれを倒した後、座面を跳ね上げて固定する方法が有効です。この操作によって、シートが左右に立ち上がる形となり、床面がすっきりと空くため、カートや大型スーツケースをそのまま積むことが可能になります。
一方で、荷室の高さを活かしたいときには、二列目シートを少し前方にスライドさせるだけでも十分な空間が生まれます。
また、助手席側の前席を最大限前に倒すことで、長尺物の積載も容易になります。スノーボードや折りたたみ式のテントなどを運ぶ場合にも有効な方法です。ただし、シートアレンジ後は荷物の滑り止め対策を忘れないようにしましょう。
特に、重量物を積んだ状態で急ブレーキをかけると、荷物が前方に飛び出す危険性があります。
このように、シートのアレンジ方法ひとつでトランクスペースの使い勝手は大きく変わります。車内空間の構造を把握し、用途に合わせた工夫をすれば、普段の買い物からレジャーまで、より快適な移動が実現できます。
ドアミラー自動格納の設定方法を解説

エルグランドのドアミラーには、自動格納機能が備わっているモデルがあります。
これは、車両のロック・アンロックに連動してサイドミラーが自動で開閉するという便利な機能です。特に狭い駐車場や住宅街などでは、ドアミラーをうっかり開いたままにしてしまうと、接触事故のリスクが高まります。
そのため、自動格納設定を有効にしておくことで、安全性と利便性が向上します。設定方法はモデルや年式によって異なる場合がありますが、E52型では「車両設定」メニューを操作することで簡単に変更できます。
まず、車内のマルチインフォメーションディスプレイを操作するために、エンジンをONにしてステアリング右側の操作スイッチを使いながら「設定」画面にアクセスします。
続けて「ドア・(ドア・ウィンドウ)」→「ミラー設定」→「オートリトラミラー」へと進んでください。ここで「オン」に切り替えれば、自動格納機能が有効になります。
エルグランドのドアミラー自動格納機能に関する情報
項目 | 内容 |
---|---|
対象機能 | ドアミラー自動格納機能(オートリトラミラー) |
主な利点 | ・車両ロック/アンロックに連動してミラー開閉 ・駐車時の接触リスク低減 ・ミラーの閉め忘れ防止 |
対象モデル例 | エルグランド E52型など(一部グレード) |
設定方法(E52型の場合) | 1. エンジンONにする 2. ステアリング右の操作スイッチで「設定」画面へ 3. 「ドア・ウィンドウ」→「ミラー設定」→「オートリトラミラー」 4. 「オン」に変更 |
手動操作方法 | ・運転席ドアのミラースイッチで「閉」に設定 ・車両ロック状態に関係なくミラーを格納可能 |
活用シーン | ・狭い駐車場 ・住宅街など接触の危険がある場面 ・駐車後の見た目確認(閉じていれば施錠済みの目安にも) |
また、物理スイッチによって手動でミラーを開閉することもできます。運転席のドアにあるミラースイッチを「閉」にすると、車両がロックされていない状態でもミラーをたたむことが可能です。状況に応じて使い分けることで、より柔軟に対応できます。
ただし、冬場などでミラーが凍結している場合、自動で動作させるとモーターに負荷がかかることがあります。こうした場合は、無理に動かさず手動で確認しながら操作するのが安全です。
エルグランド三列目のたたみ方【E51モデル編】

・E51の三列目シートの正しいたたみ方
・三列目シートの跳ね上げ方と注意点
・荷室が狭いと感じる原因は?
・荷室フラット化の具体的な方法とコツ
・エルグランドは高級車?内装の特徴を紹介
E51の三列目シートの正しいたたみ方
エルグランドE51型は、三列目シートの構造が比較的シンプルでありながらも、初めての方には少しコツが必要な作りになっています。うまくたたむことで荷室が格段に広がりますが、手順を間違えるとシートがうまく収納できなかったり、シートに無理な力がかかって故障の原因になることもあります。
操作はまず、背もたれ部分のレバーを引いてシートを前方に倒すところから始まります。その際、ヘッドレストはあらかじめ外しておいた方がスムーズです。背もたれが前に倒れたら、座面を持ち上げて脚部を折りたたみ、側面の壁に向かって立ち上げるように収納します。
このとき、指を挟まないよう注意しながら作業を進める必要があります。
シートを立ち上げたら、付属のフックベルトでシートを固定しましょう。この固定を怠ると、走行中にガタガタと揺れて不快な振動音が発生することがあります。また、シートが完全に収納されていないと荷室が十分に使えないだけでなく、荷物が傾いたり転倒するリスクも高まります。
実際に操作してみると、最初は戸惑うかもしれませんが、慣れれば数分で作業は完了します。
シートの構造を理解し、正しい手順を守ることで、安全かつ効率的に収納スペースを確保できます。特にアウトドア用品やベビーカーを載せる場面では、この機能の利便性を実感できるでしょう。
三列目シートの跳ね上げ方と注意点

三列目シートの跳ね上げは、エルグランドの荷室を有効活用するための大切なポイントです。
収納方法には少し力が必要ですが、コツさえつかめばスムーズに行うことができます。一方で、正しく操作しないとシートや車内パーツを傷める恐れもあるため、注意点も押さえておくことが重要です。
跳ね上げ操作のスタートは、背もたれのレバーを使ってシートを前方に倒すことです。その後、座面の下にあるストラップを引きながら、シート全体を下から持ち上げて、側面方向に立てかけます。このとき、車体の壁面に沿ってぴったり収まるよう角度を調整しながら持ち上げるのがポイントです。
収納位置までシートが持ち上がったら、車内のフックにある固定ベルトでしっかりと縛ってください。
これを怠ると、走行中にシートが振動し、異音の原因になってしまいます。また、不安定な状態で跳ね上げたまま走行すると、安全上の問題も生じます。とくに急ブレーキ時にはシートの荷重が動いてしまうリスクが高くなります。
なお、シートを跳ね上げる際には、必ず周囲の空間を確認することも忘れてはいけません。
左右両方を跳ね上げるときは、車内中央のスペースが狭くなり、人の出入りが難しくなる場合もあります。そのため、乗員がいるときは片側だけを跳ね上げてスペースを確保するなどの工夫も求められます。
三列目の跳ね上げは、見た目以上に車内空間を大きく変える操作です。安全で正確な手順を身につければ、エルグランドの持つ積載力を最大限に活かすことができるでしょう。
荷室が狭いと感じる原因は?
エルグランドに乗っている方の中には、「思ったより荷室が狭い」と感じることがあります。しかし、これは車そのものの容量の問題というより、シート配置や収納方法、目の錯覚によるものが原因であるケースも少なくありません。
特に三列目シートを使用している状態では、荷室スペースが大きく削られてしまう構造になっています。これはミニバン全般に共通する特徴で、7人または8人乗りを実現する代償として、後方の積載スペースに制限が生じるのです。
また、三列目をたたまずに使用していると、奥行きの確保が難しく、大型のスーツケースやベビーカーなどの収納に苦労します。さらに、荷室の床面とシート下の段差も、収納効率を下げる要因になります。
この段差により荷物を安定して積みにくく、見た目以上に「狭い」と感じてしまうのです。
加えて、二列目シートの位置が後ろに下がっていると、三列目の格納スペースを圧迫してしまうこともあります。特にロングスライド機構を搭載している車種では、2列目を下げすぎてしまうことで荷室の有効長がさらに短くなるため注意が必要です。
このように、一見すると車体のサイズが大きく見えるエルグランドでも、実際の荷室利用にはいくつかの工夫が求められます。
荷室フラット化の具体的な方法とコツ

荷室のフラット化は、エルグランドの使い勝手を大きく左右するポイントのひとつです。
特に長尺の荷物や大きな家具を運ぶ際、荷室が段差なくフラットになっていると、積み降ろしが圧倒的に楽になります。この作業には、三列目と二列目のシート操作を正確に行う必要があります。
まず、三列目シートは背もたれを前に倒し、座面を持ち上げて左右の壁面に跳ね上げる必要があります。この際、しっかりと固定ベルトで留めておくことで、走行中の揺れによるトラブルを防げます。
そして、二列目シートは一番前方にスライドさせたうえで、背もたれを後方に倒し、可能な限り水平に近づけます。モデルやグレードによっては完全なフルフラットにはならないこともありますが、それでも大きな段差がない状態を作ることで、荷室の有効活用が可能です。
このようなシートアレンジを成功させるためのコツとしては、まず座席下のレバーやストラップの位置をあらかじめ確認しておくことが挙げられます。特に慣れていないうちは、力任せに引っ張ると故障の原因になるため、操作手順を一度シミュレーションしておくと安心です。
さらに、フラット化した荷室には滑り止めのマットを敷くことで、荷物の移動や汚れの付着を防ぐことができます。こうした小さな工夫を積み重ねることで、エルグランドの荷室空間は一層快適で実用的なものとなるでしょう。
エルグランドは高級車?内装の特徴を紹介
エルグランドという名前には「威厳」や「王者の風格」といった意味が込められており、実際その内装からも高級ミニバンとしての存在感が感じられます。多くのオーナーが惹かれるのは、ただ単に広いだけでなく、質感と快適性に優れた室内空間が用意されている点です。
まず、運転席と助手席まわりにはウッド調パネルやメッキパーツが随所に配置され、上質なインテリアデザインが採用されています。さらに、シート素材には上位グレードで本革が使用されており、座り心地はもちろん、視覚的な高級感も演出されています。
二列目にはオットマン付きのキャプテンシートを採用しているモデルもあり、まるでビジネスクラスのような快適な空間が広がっています。
一方、収納スペースやドリンクホルダー、USBポートといった実用面にも配慮されており、ただ見た目が豪華なだけではありません。加えて、エアコンは前後独立型で細かな温度設定が可能であるため、後部座席の乗員も快適に過ごすことができます。
しかし、これだけの装備を備える分、価格や維持費はやや高めに設定されています。
また、装備が多い分だけ車両重量も増すため、燃費面では他のミニバンに比べて不利な一面もあります。とはいえ、そうしたデメリットを補って余りあるラグジュアリーな空間がエルグランドの魅力であることは間違いありません。
このように、エルグランドは「移動するリビング」とも言えるほどの快適性を追求した車です。内装の仕上がりにこだわる方や、家族で長時間移動する機会が多い方には非常に満足度の高い選択肢となるでしょう。
まとめ:エルグランド三列目のたたみ方について

・エルグランドE52は三列目を跳ね上げて収納できる構造
・三列目のたたみ方はモデルによって手順が異なる
・三列目シートの脚は折りたたんで固定ベルトで固定する
・2列目シートもスライド可能で荷室拡大に有効
・荷室を完全にフラットにするにはコツが必要
・E52は左右別々にシートを折りたためる
・フルフラットにならない原因はシートの固定不備が多い
・E52の荷室寸法は実用性重視の設計
・荷室の狭さは3列目を使ったままだと感じやすい
・トランク収納はシートアレンジで大きく改善可能
・三列目跳ね上げ時は手や足の巻き込みに注意
・ドアミラー自動格納の設定は車内ディスプレイで操作
・E51モデルも同様に三列目は手順に従って折りたためる
・内装の高級感は上級ミニバンとしての特徴の一つ
・ベルトやストラップの使用方法を把握することが重要
・エルグランド販売台数の推移とライバル車比較・中古市場の現状
・エルグランドの二代目は買いか?初代や3代目との違い・敗しない選び方
・エルグランドの大きさは?アルファードやセレナと比較・家族目線で解説
・エルグランドの新型リーク|発売日や価格予想・2026年モデル
・エルグランドは何人乗りが最適?定員と家族構成別おすすめ構成