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エルグランドの重量税はいくら?排気量別に税額・年式別の増税ポイント

エルグランドの重量税はいくらかかる?排気量と税率の関係
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エルグランドの購入や継続利用を検討している方にとって、維持費の中でも「重量税」がどれくらいかかるのかは非常に気になるポイントです。本記事では、2500ccモデルの重量税とその内訳や、3500ccモデルでは税額がどう変わるのかを丁寧に解説します。

また、2.5Lと3.5L、どちらが維持しやすいかといった視点からも比較を行い、エルグランドの車両重量をグレード別に整理。実際に払う金額をシミュレーション形式で確認しながら、ライバル車であるアルファードとの税金面での違いも紹介します。

エルグランドの維持に関する疑問を、この記事でスッキリ解消していきましょう。

記事の要約

・エルグランドの排気量別の重量税
・年式やモデルによる税額の違い
・車検時に必要な税金の内訳や実際の支払額
・アルファードとの重量税の比較や減税対象

エルグランドの重量税はいくらかかる?排気量と税率の関係

エルグランドの重量税はいくらかかる?排気量と税率の関係
出典元:NISSAN・ELGRAND・公式

・2500ccモデルの重量税とその内訳
・3500ccモデルでは税額がどう変わる?
・2.5Lと3.5L、どちらが維持しやすいか
・車両重量はどのくらい?車種別に確認
・実際に払う金額はいくらかシミュレーション
・ライバル車・アルファードとの税金比較

2500ccモデルの重量税とその内訳

エルグランドの2500ccモデルにかかる重量税は、車両重量や年式によって異なります。

まず基礎として理解しておきたいのは、自動車の重量税が「車両重量×税率」で決まる仕組みだということです。一般的な2500ccモデル(QR25DEエンジン搭載)は車両重量が約2トンに近いため、新車登録から13年未満であれば、車検時に支払う重量税は1回あたり32,800円となります。

これは1.5トン超〜2トン以下の車に該当する金額です。

これをもう少し細かく見ると、自動車重量税は本来「0.5トンごと」に区切って課税されるため、車重が微妙に増えるだけで税額が跳ね上がるケースもあるのです。たとえば同じ2500ccでも、グレードや装備の差で重量が2トンを超えた場合、税額は45,000円(2〜2.5トン)に上がります。

このあたりは見落とされがちなので、車検証で車両重量をしっかり確認することが大切です。

エルグランド2500ccモデルの重量税一覧

条件税額(円)備考
新車登録から13年未満(〜2.0t)328002500ccモデルで2t未満の場合
新車登録から13年未満(〜2.5t)45000装備などで重量が2tを超えた場合
新車登録から13年以上(〜2.0t)50400環境性能割増が加算される
新車登録から18年以上(〜2.0t)56400さらに割増が適用される

また、13年超や18年超の経年車になると、「環境性能割増」として重量税が大幅に増額される点にも注意が必要です。13年を超えると、同じ2トン以下の車でも50,400円程度、18年を超えると56,400円程度まで増えることもあります。

初期型のE51系を中古で検討している人には、維持費の大きなポイントになるでしょう。

このように、2500ccモデルの重量税は一見シンプルに見えますが、年式や重量のわずかな差で税額に大きな違いが出ます。購入前にしっかり確認しておくことで、後々のコストに驚かされることも減らせるでしょう。

3500ccモデルでは税額がどう変わる?

3500ccモデルでは税額がどう変わる?
出典元:NISSAN・ELGRAND・公式

3500ccエンジンを搭載したエルグランドは、その排気量の大きさから税金面でやや高額になります。特に重量税は、2500ccモデルと比べて大きく変動することがあるため、維持費を重視する方にとっては注意が必要です。

まず注目すべきは、搭載されるVQ35DEエンジンのモデルは装備が充実しており、重量が2.0トンを超えるケースが非常に多いという点です。その結果、車検時の重量税は45,000円(2.0〜2.5トン)となるのが一般的で、2500ccモデルより12,000円程度高くなります。

加えて、13年を超えた年式では環境性能による税額の加算も発生します。

VQ35DE搭載車で13年超となると、重量税はおよそ63,000円前後まで上がるケースもあります。つまり、同じエルグランドであっても年式やエンジンにより、重量税だけで年間1万円以上の差が生じることになるのです。

さらに、排気量が3.5Lあることで、自動車税そのものも高く設定されます。こちらは都道府県にもよりますが、概ね66,500円(3.5〜4.0L)であり、2500ccの自動車税(45,000円前後)に比べると2万円以上の開きがあります。

こうした税額の差は、日常の支出には見えにくい部分ですが、数年単位で見れば大きな出費です。もちろん、3500ccの持つ力強い走行性能や快適な乗り心地は魅力です。しかし、維持費とのバランスをしっかり考えることで、より納得のいく選択ができるはずです。

2.5Lと3.5L、どちらが維持しやすいか

エルグランドを選ぶ際、2.5Lと3.5Lのどちらが良いのかで悩む方は多いでしょう。維持費の観点でいえば、明らかに2.5Lモデルの方が有利といえます。なぜなら、排気量が少ないぶん税金が安く、さらに燃費も比較的良好だからです。

まず税金面から見てみましょう。

自動車税では2.5Lが45,000円前後、3.5Lは66,500円と2万円以上の差がつきます。重量税についても、3.5Lモデルは装備が重厚なために2トンを超える傾向があり、車検ごとの税額が高くなりがちです。

加えて、年式によっては環境性能の基準を満たさず、減税対象外となる場合もあります。

次に燃費ですが、当然ながら排気量が小さいほど燃料消費は抑えられます。2.5Lモデルでは10km/L近くを記録することもありますが、3.5Lではそれより1~2km/L程度悪化する傾向があります。年間1万km走行する場合、燃料代でも数万円の差が出る可能性があるのです。

一方で、3.5Lモデルにはパワーや高級感という明確な魅力があります。

アクセルを踏み込んだときの余裕ある加速感や、長距離運転の快適性はやはり一段上といえるでしょう。そのため、都市部での近距離利用が中心なら2.5L、荷物を載せて長距離を走る機会が多いなら3.5Lという選び方も現実的です。

結果として、経済的な維持を重視するのであれば2.5Lが優位です。

ただし、走行性能や装備面に魅力を感じるのであれば、多少の維持費増加を覚悟したうえで3.5Lを選ぶのも一つの選択です。ライフスタイルに合わせた選択が、長く満足できるポイントとなります。

車両重量はどのくらい?車種別に確認

車両重量はどのくらい?車種別に確認
出典元:NISSAN・ELGRAND・公式

エルグランドの車両重量はモデルやグレードによって異なりますが、概ね1.9トン〜2.3トンの範囲に収まります。この違いが重量税や燃費、取り回し性能に大きな影響を与えるため、選ぶ際の基準として重要なポイントとなります。

具体的に見てみましょう。例えば、E52型の2.5Lモデルは1,960kg前後で収まっており、車両重量が2トン以下であれば、車検時の重量税も32,800円で済みます。

一方、3.5Lモデルでは装備が追加されていることも多く、2,100kgを超えることが一般的です。これにより、重量税が2.5トンクラス扱いとなり、45,000円が必要になります。

このように、車両重量は税金に直結しますが、日常の運転感覚にも関係します。

重量が重くなるほど加速性能や燃費効率に影響が出るだけでなく、ブレーキの効きやタイヤの摩耗具合も変化します。そのため、頻繁に乗り降りする都市部ユーザーであれば、できるだけ軽量なモデルを選ぶほうが利便性が高いといえるでしょう。

また、重量によって乗り心地も異なります。重い車体は路面の衝撃を和らげる反面、キビキビとしたハンドリングは期待しにくくなります。このあたりは実際の試乗やレビューなども参考にして、用途に合ったモデル選びが求められます。

車検証を見れば、車両重量は明記されています。購入前にこの数字を確認することで、将来的な維持費や使い勝手まで見通すことができるでしょう。車両重量という指標は、ただのスペックの一つではなく、実生活に直結する重要な情報なのです。

実際に払う金額はいくらかシミュレーション

エルグランドの所有を検討する際、実際に必要となる税金の総額をイメージすることは非常に重要です。

ここではモデル別に、1年間にかかる維持費としての税金を試算してみましょう。

例えば、比較的新しい年式のE52型エルグランド(2500cc、車両重量1.96t)を所有しているケースでは、自動車税が45,000円、重量税が32,800円(新車登録13年未満)となり、合計で約77,800円が年間の税金として必要になります。

一方で、3500ccモデルを例に挙げると、自動車税は66,500円、重量税は車両重量が2.1tであることが多く、45,000円が課されます。合計すると111,500円となり、2500ccモデルに比べて年間33,700円ほど高くなる計算です。

この金額差は1年で見ればそこまで大きく感じないかもしれませんが、5年、10年と乗り続ければ家計にじわじわと響いてきます。

エルグランドモデル別年間税金比較

モデル・条件自動車税(円)重量税(円)年間合計税額(円)
E52型(2500cc・新車登録13年未満)450003280077800
E52型(3500cc・新車登録13年未満)6650045000111500
E51型(2500cc・13年超経過車)450005040095400

さらに、13年以上経過した中古車になると税率が上がるため、同じ2500ccモデルであっても重量税が50,400円程度に上がります。この結果、合計税額は95,400円となり、想定以上の維持費に驚くこともあるでしょう。

購入前に「見た目の価格」だけでなく、「維持費の実態」にも目を向けることが後悔を防ぐポイントです。

このように、車検時の税額や年次ごとの支払いを具体的にシミュレーションすることで、自分にとって本当に負担の少ない選択が見えてきます。数字としての差額は小さくても、実際の生活に与える影響は決して軽視できないのです。

ライバル車・アルファードとの税金比較

エルグランドを検討している方の多くが、同時にライバル車としてアルファードも視野に入れていることでしょう。この二車はともに高級ミニバンの代表格であり、サイズや用途もよく似ています。ただし、税金面では意外な差が生じる場合があるため、購入前に比較しておくことが肝心です。

まず、自動車税においてはエンジン排気量が基準となるため、同じ2.5Lモデル同士であれば大きな違いはありません。両車とも45,000円前後で統一されており、排気量による税率差はほとんどないと言えるでしょう。

しかし注目すべきは重量税です。エルグランドの2500ccモデル(E52系)は1.96t前後の重量で、重量税は32,800円となるケースが多いのに対し、アルファードの同排気量モデルでは、装備の豪華さによって2.0tを超えることがあり、その場合は重量税が45,000円に跳ね上がります。

たった数十キロの差が、車検ごとに1万円以上の支出差となって現れるわけです。

また、13年を超えた旧型車で比較してみると、エルグランドE51はエンジン性能の関係で増税対象となりやすく、重量税や自動車税が割高になる傾向があります。アルファードも初代モデルなどは増税の対象ですが、ハイブリッド仕様が一部存在するため、車種やグレード選びによっては節税が可能です。

こう考えると、税金だけでなくグレードや装備内容まで含めた比較が非常に大切になります。

税額の違いは小さなように見えて、家計全体で見れば無視できない負担になることもあります。実際の購入価格だけに目を奪われず、トータルコストの観点からも賢く選ぶことが求められます。

年式やモデル別に見るエルグランドの重量税の変化

年式やモデル別に見るエルグランドの重量税の変化
出典元:NISSAN・ELGRAND・公式

・13年経過モデルの税額アップに注意
・平成14年式は増税対象?確認ポイント
・E52型の特徴と税金の傾向
・E51型は割高になる?旧型のコスト分析
・車検時に必要な税金とその内訳
・減税措置の対象となる条件とは

13年経過モデルの税額アップに注意

エルグランドの中古車市場を見ていると、13年以上前のモデルが手ごろな価格で多く流通しているのがわかります。しかし、こうした年式の車には「税額アップ」という見逃せない落とし穴が潜んでいます。

車両登録から13年が経過すると、自動的に自動車重量税と自動車税の税率が上がる制度があるのです。

具体的には、自動車重量税が「環境性能割増」によって約1.5倍に増額されます。2トン未満のモデルであれば通常32,800円だった税額が50,400円に、2トン超のモデルでは45,000円が63,000円前後になります。

これは1回の車検ごとに支払う金額であるため、維持費としてはかなりのインパクトがあります。

さらに、自動車税も同様に増額される点に注意が必要です。

2500ccであれば年額45,000円が51,700円に、3500ccでは66,500円が76,400円に上がります。このような増税措置は「グリーン化税制」の一環として導入されており、排ガス性能や燃費性能が劣る旧型車への買い替えを促す意図も含まれています。

もちろん、中古価格が大幅に下がっているという点ではメリットもありますが、維持コストがかさむことで結果的に損をする可能性もあります。特に車検のたびに高額な支出が必要になると、日常生活の中で予期せぬ出費としてのしかかってくることがあります。

このように、13年経過モデルを選ぶ際には「車両価格が安い=お得」という単純な考え方は危険です。短期的には得をしても、長期的な維持費で損をすることもあるのです。購入前には、登録年月や税額の変化をしっかりとチェックすることが欠かせません。

平成14年式は増税対象?確認ポイント

平成14年式は増税対象?確認ポイント
出典元:NISSAN・ELGRAND・公式

エルグランドの中でも「平成14年式」は中古市場で比較的多く流通しており、価格帯も手頃なため選択肢として魅力的に映るかもしれません。しかし、この年式が「増税対象」に該当するかどうかを事前に確認しておかないと、思わぬ維持費が発生する可能性があります。

平成14年式とは、西暦でいうと2002年式のモデルにあたります。

この年式の車は、現時点で登録から20年以上が経過していることになり、ほぼ確実に「18年超」の増税区分に該当します。この増税は「グリーン化特例」によるもので、環境性能が基準を満たさない古い車に対して課されるものです。

18年を超えた車両では、自動車重量税がさらに高額になり、2トン未満のモデルでは56,400円、2トン超では63,900円程度になります。加えて、自動車税も増税されるため、2500ccなら約56,000円、3500ccではおよそ76,400円と、現行モデルに比べて1〜2万円以上の差が出ることもあります。

平成14年式エルグランドの税金と注意点比較表

項目内容(2500cc)内容(3500cc)
該当年式平成14年式(2002年)平成14年式(2002年)
登録年数20年以上(18年超)20年以上(18年超)
排気量2500cc3500cc
車両重量2トン未満 or 2トン超2トン超
自動車税(年額)約56,000円約76,400円
重量税(車検1回分)2t未満:56,400円 2t超:63,900円63,900円

さらに、こうした年式の車はエンジンや足回りなどの経年劣化も進んでいる可能性があり、整備費用がかさむ点も見逃せません。単に税金の問題だけでなく、整備代や燃費の悪化まで含めて、総合的な維持費を見積もる必要があります。

このように、「安く買えてラッキー」と思った平成14年式が、実は維持費の面で高くついてしまうということもあり得ます。購入前には必ず「初度登録年月日」と「環境性能区分」を車検証や販売店の説明で確認しましょう。

納得してから購入することが、後悔しないカーライフへの第一歩となります。

E52型の特徴と税金の傾向

E52型エルグランドは、2010年に登場したモデルで、従来のE51型から大幅な刷新が加えられました。デザイン面ではより都会的で洗練されたスタイルとなり、エンジンラインナップは2.5Lと3.5Lの2種類が設定されました。

FF(前輪駆動)ベースの設計に変更されたことも大きな特徴で、車内空間の広さや静粛性が向上し、快適性が重視されたモデルと言えます。

このような背景を持つE52型ですが、税金面では比較的バランスが取れている印象があります。たとえば、2.5Lモデルは排気量によって自動車税が年額45,000円に設定されており、一般的なミニバンとしては平均的な金額です。

車両重量はおよそ1.9t〜2.0tに集中しているため、車検ごとに発生する重量税は32,800円または45,000円が目安となります。

一方、3.5Lモデルでは、自動車税が66,500円に跳ね上がる点は避けられません。

また、装備の充実度によっては車両重量が2.1tを超える場合もあり、重量税が上限の45,000円に達するケースも存在します。ただ、10年未満のE52型であれば、13年経過車両のようなグリーン化税制による増税対象には該当しませんので、その点は安心材料のひとつです。

つまり、E52型は「年式の新しさ」と「装備内容による重量差」が税額に影響を及ぼすポイントとなります。購入を検討する際には、排気量だけでなく、車両重量の数値も確認しておくと、維持費のシミュレーションがしやすくなります。

特に長く乗る予定がある方にとって、E52型はバランスの良い選択肢となり得るでしょう。

E51型は割高になる?旧型のコスト分析

E51型は割高になる?旧型のコスト分析
出典元:NISSAN・ELGRAND・公式

E51型エルグランドは、2002年に初登場した初代モデルで、V6エンジンを搭載し、FR(後輪駆動)レイアウトを採用した重厚な設計が特徴でした。大型グリルと迫力あるフォルムで人気を博し、高級感あふれる内装も相まって、当時はファミリー層やVIP送迎用途としても支持を集めていました。

しかしながら、現在E51型は20年以上が経過しており、税制面での不利が目立つようになっています。

まず第一に、自動車重量税の負担が大きく、13年を超える車両に対しては「環境性能割増」により、2トンを超えるモデルであれば63,900円程度にまで跳ね上がります。これは通常の重量税よりも約1.5倍にあたる金額であり、車検ごとにこの負担がのしかかるのは大きな懸念点です。

また、自動車税も経年により割増対象となるため、2.5Lモデルでは51,700円、3.5Lモデルでは76,400円という高額な課税がされます。

これに加え、燃費性能も現行車種に比べて劣っており、レギュラーガソリン仕様とはいえ実燃費が6〜8km/L程度とされている点も維持コストの高さに拍車をかけます。

当然ながら、中古車としての車両価格は非常に安価になっており、30万円〜50万円で購入可能な車両も珍しくありません。しかし、税金と整備費用を合算すると、数年で購入価格を上回る支出が発生するケースも多く、経済的に見れば“安くて高くつく”典型例と言えるでしょう。

このように、E51型を選ぶ際には、税額面の負担だけでなく、整備コストや部品供給の状況も含めた総合的な判断が求められます。安価な車両価格に飛びつく前に、長期的な維持費をしっかり計算しておくことが大切です。

車検時に必要な税金とその内訳

車を所有している限り、避けて通れないのが「車検」と「税金の支払い」です。特にエルグランドのような大型ミニバンでは、車検時に支払う税金の金額も決して小さくありません。ここでは、具体的にどのような税金が、どのくらい発生するのかを整理しておきましょう。

まず、車検時に必ず支払う税金として「自動車重量税」があります。この税金は、車両の重さによって課税額が変動する仕組みで、1.5t〜2.0tのモデルであれば32,800円、2.0t〜2.5tであれば45,000円が基準額です。

E52型やE51型ともに上位グレードでは2トンを超えることが多く、実際には45,000円を支払うケースが主流です。

次に「自賠責保険料」も車検時の必須支出に含まれます。24ヶ月分の保険料は約17,650円で、これは全国一律の金額で設定されています。

加えて、整備工場やディーラーに依頼する際には「検査手数料」や「整備費用」も必要となり、ここは業者ごとに価格が異なるため、複数見積もりを取ることが望ましいでしょう。

さらに、忘れてはならないのが「自動車税」です。

これは毎年4月〜5月に納付する形となり、車検と同時ではないものの、維持費の一部として考慮しておく必要があります。2500ccなら45,000円、3500ccなら66,500円が基本額ですが、年式により増税されている車種も多く見られます。

このように車検時には、自動車重量税・自賠責・整備費用などの項目が重なり、合計で8万円〜12万円の出費が見込まれます。車検費用を予算にしっかり組み込んでおかないと、思わぬ出費に戸惑うことになります。

日頃から維持費の内訳を把握しておくことで、安心してカーライフを楽しむことができるのです。

減税措置の対象となる条件とは

減税措置の対象となる条件とは
出典元:NISSAN・ELGRAND・公式

エルグランドに限らず、車の維持費を軽減したいと考える方にとって、「減税措置」の対象になるかどうかは重要なポイントです。減税対象車となれば、自動車重量税や自動車税が軽減され、数年単位で見た場合に大きな節約につながります。

では、どのような条件を満たせばこの恩恵を受けられるのでしょうか。

まず最初にチェックすべきは、環境性能です。国が定めた「燃費基準達成車」や「排出ガス性能優良車」に該当する車両は、重量税や取得税が優遇されます。たとえば、「平成27年度燃費基準+20%」を達成している車両であれば、重量税が最大で75%軽減される可能性があります。

これは車検時における税負担の大幅な削減につながります。

ただし、エルグランドに関しては、減税措置を受けられるモデルが限られています。特にE52型の初期モデルやE51型は、基準を満たしていないことが多いため、減税の対象外となっているケースがほとんどです。

一方、E52型後期モデルでは一部グレードが燃費基準を達成しており、購入時に減税措置を受けられる可能性があります。

次に重要なのが「新車登録からの年数」です。減税措置はあくまで登録後一定期間内に限って適用されるものであり、多くは初年度登録から13年未満が対象です。13年を超えた車両に関しては、むしろ増税の対象となってしまうため、年式の確認は必須です。

このように、減税を受けられるかどうかは車両の性能だけでなく、登録年やグレードにも大きく依存します。購入前に「この車は減税対象なのか?」を販売店に確認し、必要であれば車検証のコピーをもとに自分で調査することも一つの方法です。

維持費を少しでも抑えたい方にとって、減税対象かどうかのチェックは欠かせないステップなのです。

まとめ:エルグランドの重量税について

まとめ:エルグランドの重量税について
出典元:NISSAN・ELGRAND・公式

・エルグランドの重量税は排気量と車両重量で決まる
・2500ccモデルは比較的低い重量税に分類される
・3500ccモデルは排気量が大きいため税額も高くなる
・初年度登録から13年を超えると税率が上がる
・平成14年式の車両は増税対象となる可能性がある
・E52型は比較的新しく、税額面では有利な傾向がある
・E51型は古いため重量税が高くなるケースが多い
・車検時には重量税・自賠責保険・検査費用が発生する
・2.5Lと3.5Lでは税金・燃費・維持費に差が出る
・アルファードと比較すると排気量次第で税額は似通う
・減税対象車両は低排出ガス・燃費基準の達成が必要
・車両重量により重量税の課税区分が変動する
・重量税は13年・18年経過で加算される仕組みがある
・実際の税額はナンバーや車検証から確認できる
・車検費用のうち重量税の割合は一定以上を占める

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