エルグランドのオイル量について調べている方にとって、「正確な情報がまとまっている記事があれば…」と感じたことはありませんか?
この記事では、型式e52のオイル量と交換時の注意点をはじめ、E51エルグランドは何リットル必要か?という基本から、V6・3.5Lモデルのオイル容量まとめまで、幅広く網羅しています。
また、エンジンオイルとフィルター交換時の違いについても具体的に解説しており、実際のメンテナンスに役立つ内容です。
CVTやパワステなどの補機類のオイル管理、オイル量の正しい確認方法と漏れ対策、そして日産のオイル適合表を活用する方法まで解説しており、この記事を読めば「何をどれだけ入れればいいのか?」が明確になります。エルグランドのオイル管理を失敗したくない方は、ぜひ続きをお読みください。
・型式別のエルグランドのオイル量
・オイル交換時とフィルター同時交換時の必要量
・適切なオイルの種類・粘度・年式ごとの推奨スペック
・CVT・パワステなど補機類のオイル管理方法
エルグランドのオイル量をモデル別に理解する

型式E52のオイル量と交換時の注意点
E51エルグランドは何リットル必要か?
エンジンオイルとフィルター交換時の違い
V6・3.5Lモデルのオイル容量まとめ
TE52型とTNE52型の仕様を比較
年式ごとの推奨オイルスペックとは
型式E52のオイル量と交換時の注意点
エルグランドE52型のエンジンオイル量は、エンジンの種類やオイルフィルターの交換有無によって異なります。
一般的な目安として、フィルターも同時に交換する場合は約5.1リットルが必要です。一方でフィルターを交換しない場合は約4.7リットルとやや少なめになります。この差はオイルフィルターに残留するオイル分によるものであり、正確な量を把握することがエンジントラブルを防ぐ第一歩となります。
このように言うと単純な作業のように思えますが、実際には注意点も多くあります。例えば、注入時には規定量を一気に入れてしまうのではなく、レベルゲージで確認しながら少しずつ調整するのが安全です。
オイルが多すぎても内部圧が上昇し、シール部に負荷をかけてしまうことがあります。
また、E52はVQ35DEエンジンなどを搭載するグレードもあるため、同じE52でもグレードによって必要量が異なるケースがあります。ですので、交換時は整備マニュアルやメーカー公式の情報を確認するか、信頼できる整備士に相談することが大切です。
さらに、エンジンオイルの種類にも注意が必要です。E52に適した粘度は一般的に0W-20または5W-30が指定されることが多いですが、寒冷地や高温地では粘度を調整することも推奨されています。指定された粘度以外のオイルを使うと、エンジン性能の低下や燃費悪化につながるリスクもあります。
つまり、E52型のエルグランドでは、ただ「オイルを入れ替える」だけでなく、量・種類・交換方法まで細かく把握しておくことが、車を長く快適に乗るうえで欠かせないのです。
E51エルグランドは何リットル必要か?

E51型エルグランドに搭載されているエンジンの主力はVQ35DE型であり、エンジンオイルの容量もこのエンジンに準じています。フィルター交換ありの場合は約4.9リットル、フィルター交換なしでは約4.3リットルが一般的な目安とされています。
ここで気をつけたいのは、オイルの総容量ではなく「交換時にどれだけ入れればよいか」を正確に知ることです。
もちろん、車種やエンジン型式により微妙な差異があるため、年式や使用状況を確認し、必ず取扱説明書に記載された数値と照らし合わせることが重要です。
また、E51型は2002年から2010年まで販売されており、中古車として購入された方は前オーナーが使用していたオイルの種類や管理状態も考慮する必要があります。
一方で、オイルの量だけでなく、状態にも注意が必要です。
前述の通り、オイルが汚れていたり酸化していたりする場合、エンジンの摩耗が進行しやすくなります。これを防ぐためには、5,000〜7,000kmごとの交換が望ましく、距離を乗らない場合でも半年に一度は交換を検討するべきでしょう。
さらに、E51型ではCVT(無段変速機)を搭載しているグレードも存在しますが、このCVTオイルも走行性能に直結する重要な要素です。
CVTオイルの交換時期は通常より長く、40,000〜60,000kmが目安とされますが、山道や渋滞が多い地域で運転している方は、もう少し早めの交換を心がけると安心です。
オイルはエンジンの“血液”ともいえる存在です。E51エルグランドを長く快適に乗り続けたいと考えるなら、必要なリットル数を把握することはもちろん、日々の点検も怠らないようにしたいところです。
エンジンオイルとフィルター交換時の違い
一見すると「エンジンオイルの交換」と「フィルターの交換」は同じ作業の延長に感じるかもしれません。しかし、実際にはその役割と影響範囲に大きな違いがあります。エンジンオイルの交換は主に潤滑・冷却・洗浄といった機能の回復を目的として行われます。
これに対してオイルフィルターは、オイル中のスラッジや金属粉などの不純物を取り除くための重要な役割を担っています。
フィルターを交換せずにオイルだけを交換した場合、オイル自体は新しくても、フィルター内部には古いオイルや汚れが残ったままとなり、すぐに新しいオイルが汚染されてしまう恐れがあります。つまり、せっかくオイルを新しくしても、エンジン内部の状態改善にはつながりにくいということです。
また、フィルター交換の有無によって注入するオイルの量も変わってきます。
例えばエルグランドの場合、フィルターを交換する場合は0.4〜0.5リットルほど多くのオイルが必要になるケースがあります。この点を見落としてしまうと、オイル不足や逆に入れすぎといったトラブルの原因になります。
では、どのタイミングでフィルターも交換すべきなのでしょうか?一般的には「オイル2回に1回の交換」が目安とされます。ただし、短距離運転が多かったり、ストップ&ゴーの多い環境で使用している場合には、毎回交換するのが望ましいケースもあります。
このように、オイル交換とフィルター交換は一体のメンテナンスとして捉えることが重要です。コストを抑えるためにフィルター交換を省略する人もいますが、長期的にはエンジン保護の観点からフィルターも合わせて交換することを強くおすすめします。
V6・3.5Lモデルのオイル容量まとめ

エルグランドに搭載されているV6・3.5Lエンジン、特にVQ35DE型エンジンは高出力・高トルクが魅力で、長距離運転にも適した仕様です。しかし、このエンジンを最適に保つためには、正確なオイル管理が必要不可欠となります。
まずオイル容量についてですが、フィルターを交換する場合はおおよそ5.1リットル、フィルター交換なしでは約4.7リットルが目安です。
この数値はE51・E52いずれの型式でも基本的に共通していますが、微妙な仕様違いによる誤差が存在するため、モデル年式や仕様に応じた確認が必要です。また、オイルの粘度選定もエンジン寿命に影響します。
VQ35エンジンでは5W-30がよく用いられますが、寒冷地では0W-20を使うユーザーも少なくありません。
V6エンジンは高温時の発熱量も大きいため、オイルの劣化が比較的早い傾向にあります。
そのため、一般的なオイル交換目安である5,000〜7,000kmよりも少し早めの交換が望ましいとする声もあります。実際、オイルが劣化するとエンジンから異音がする、燃費が落ちる、加速が鈍くなるといった変化が現れやすくなります。
また、3.5Lモデルはエンジンルームが広いためDIYでの作業がしやすい一方、オイルドレンボルトの位置やフィルターの脱着スペースなどには個体差があり、不慣れな方は専門店での交換が安心です。
さらに、3.5Lモデルの中には4WD仕様や上級グレードも存在するため、オイルの熱による負担がより大きくなるケースもあります。こうした車両では、耐熱性の高い全合成油を選ぶとより長期的な安心が得られるでしょう。
オイル管理ひとつで、V6・3.5Lエルグランドの走行性能は大きく左右されます。オイル容量だけでなく、オイルの質・交換頻度・走行条件を総合的に考慮してメンテナンスを行うことが、長寿命かつ快適なカーライフへの近道といえるでしょう。
TE52型とTNE52型の仕様を比較
エルグランドの中でもTE52型とTNE52型は、見た目や基本構成が似ているため混同されやすいモデルです。
しかし、両者には明確な違いが存在します。まず注目すべきは駆動方式です。TE52型はFF(前輪駆動)で設計されており、都市部での燃費効率やコストパフォーマンスを重視したモデルです。一方、TNE52型は4WD(四輪駆動)で、雪道や悪路などに強いトラクション性能を持っています。
さらに、駆動方式の違いはオイル管理にも影響を与えます。例えば、4WDモデルではリアデフオイルやトランスファーオイルといった追加のメンテナンスが必要になります。これにより、TNE52型はte52型に比べて整備コストがやや高くなる傾向があります。
また、両型式ともVQ35DEエンジンを搭載していますが、車両重量が異なるため、走行感覚や加速性能にも差が出ます。TNE52型のほうが若干重く、燃費はやや落ちますが、その分安定感のある走りが魅力です。
これを踏まえると、都市部での通勤や買い物がメインであればTE52型、冬場に雪が多い地域やアウトドア用途が多い方にはTNE52型が向いているといえるでしょう。
なお、TNE52は寒冷地仕様が設定されていることもあり、標準装備の内容も若干異なります。ヒーター付きミラーや寒冷地対応バッテリーなど、環境に応じたパーツが搭載されている点も選択の判断材料になります。あなたの使用環境に応じて、適した型式を選ぶことが大切です。
年式ごとの推奨オイルスペックとは

エルグランドのような高級ミニバンでは、年式によって推奨されるエンジンオイルのスペックが微妙に変化します。これは、エンジン制御や排気規制の進化によって、同じ型式でも対応すべき条件が異なるためです。
例えば、2010年以前のE51型では5W-30や10W-30といった中粘度のオイルが主流でした。これらはエンジンの保護性能に優れており、長距離走行や高温下でも安定した潤滑性を発揮します。
一方で、2010年以降に登場したe52型やその改良モデルでは、燃費性能の向上と環境性能への配慮から、より低粘度な0W-20が指定される傾向が強くなっています。このオイルは始動性に優れており、寒冷地や短距離運転の多いユーザーにとっては非常に扱いやすい選択肢となります。
ただし、高速道路を頻繁に使うユーザーや重積載が多い場合には、粘度が低すぎると油膜切れのリスクもあるため注意が必要です。
ここで重要なのは、「年式=粘度決定」ではないという点です。
たとえ低年式でも、エンジン内部の摩耗が進んでいれば高粘度オイルの方が適している場合もあります。逆に新しいモデルであっても、劣化したオイルを使っていれば本来の性能は発揮できません。メーカー指定を基本としつつ、使用状況やエンジンの状態も踏まえたオイル選びが大切になります。
ちなみに、同じ年式でもグレードや特別仕様車によってオイルフィルターや潤滑経路が異なることがあるため、点検や交換の際には型式とエンジン番号を確認する習慣をつけておくと安心です。
エルグランドのオイル量に関する選び方と管理方法

・純正指定オイルの種類と粘度を確認
・CVT・パワステなど補機類のオイル管理
・エンジンオイルの交換タイミングはいつ?
・オイル量の正しい確認方法と漏れ対策
・おすすめのオイル製品と選び方
・日産のオイル適合表を活用する方法
純正指定オイルの種類と粘度を確認
純正オイルは、その車種に最適化された成分配合や粘度が保証されている点が最大の利点です。エルグランドでは多くの場合、日産が推奨する純正エンジンオイル「SN 0W-20」や「SN 5W-30」が選ばれています。
これらはAPI規格に準拠しており、一般的な使用環境において十分な潤滑性能と燃費性能を両立させています。
ただし、純正であればどれでも安心というわけではありません。粘度にはそれぞれ特性があり、0W-20は低温時の始動性に優れている一方で、油膜の厚さがやや劣るため、長時間の高速走行や積載時には不向きなケースもあります。
反対に5W-30はその分厚い油膜を維持できるため、トルクをしっかり受け止める走行には適しています。
このように考えると、普段の使い方によって純正オイルの選び方も変わってくるのです。また、オイルの「種類」も見落とせません。鉱物油、部分合成油、全合成油という3種類が存在し、エルグランドには基本的に部分合成もしくは全合成のタイプが推奨されています。
特に、全合成油は劣化しにくく、交換サイクルを長く取れるというメリットがあるため、年間走行距離が多い方にとっては経済的な選択肢にもなります。
他にも、オイルボトルに記載されている「API SN」や「ILSAC GF-6」などの認証マークを確認しておくと、品質の信頼性もより高まります。メーカーが指定しているからといって、必ずしも同じブランドの製品でなくても構いません。
あくまで規格と粘度が合っていれば、他社製品でも十分に性能を発揮することが可能です。
CVT・パワステなど補機類のオイル管理

エンジンオイルの交換は多くのドライバーにとって定番のメンテナンスですが、それ以外の補機類オイル、たとえばCVTフルードやパワーステアリングフルードについては見落とされがちです。エルグランドのような多機能な車両では、こうした補機オイルの管理が走行性能や安全性に直結します。
まずCVT(無段変速機)について見てみましょう。
CVTオイルはエンジンオイルと異なり、金属ベルトの滑りを抑えるとともに冷却や潤滑も担います。特にTNE52型などの4WDモデルでは、頻繁な坂道走行やストップアンドゴーによってCVTへの負担が大きくなりやすく、50,000〜80,000km程度での交換が推奨されます。
一方、パワステオイルについては、ステアリング操作を軽くする役割があります。
液圧が低下したり、フルードが劣化すると、ハンドルが重く感じられるだけでなく、ポンプへの負担が増し、最悪の場合は異音やオイル漏れの原因となります。これを防ぐためにも、定期的な点検と交換が求められます。
また、これらの補機オイルは「補充だけで済ませる」ことが意外と多いですが、内部に金属粉や水分が混入しているケースもあるため、単なる補充ではなく“完全な交換”が理想です。
特にCVTフルードは種類を間違えると故障の原因になるため、「日産純正CVTフルードNS-3」など指定されたものを選ぶことが重要になります。
このように、補機類のオイルは“目立たない存在”でありながら、車全体の快適性を支える縁の下の力持ちといえる存在です。エンジンオイルと同様に定期的なメンテナンスを行うことで、エルグランドの本来の性能を最大限に引き出すことが可能になります。
エンジンオイルの交換タイミングはいつ?
車のエンジンオイル交換は、メンテナンスの中でも最も基本的で重要な項目です。とはいえ、「どれくらいの頻度で交換すれば良いのか?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
交換時期の目安は、走行距離に基づいて判断するのが一般的で、日産エルグランドでは通常5,000〜7,000kmごとの交換が推奨されています。ただし、これはあくまで一般的な目安にすぎません。
例えば、長距離走行が多いユーザーと、近距離の街乗りが中心のユーザーではエンジンオイルの劣化速度が異なります。頻繁に短距離を走る場合、エンジンが十分に温まる時間が短くなるため、オイルが劣化しやすくなります。
また、停車と発進を繰り返す走行や、渋滞の多い都市部ではエンジンにかかる負荷が大きくなるため、想定より早く交換時期が訪れる可能性もあります。
一方で、全合成油などの高性能オイルを使用している場合は、10,000km程度まで交換サイクルを延ばせるケースもあります。ただし、これはあくまでフィルター交換やエンジンの状態も含めた総合的な判断が必要です。
なお、年数でも判断する場合、たとえ走行距離が少なくても半年〜1年に一度は交換するのが望ましいとされています。
オイルの色が黒く濁ってきたり、粘り気がなくなってきたと感じたら、たとえ走行距離が少なくても交換を検討する価値があります。走行環境やエンジンの状態によって最適な交換時期は異なるため、車両ごとのクセを把握することが、長く快適に愛車と付き合っていく秘訣といえるでしょう。
オイル量の正しい確認方法と漏れ対策

エンジンオイルの量は、車の健康状態を示す重要な指標です。
しかし、意外と「正しい確認方法を知らない」という方は多いのではないでしょうか。基本的な確認手順は、エンジンを停止して10分程度放置し、オイルがオイルパンに完全に戻った状態で、ディップスティックを使って測るという流れです。
このとき、車体が水平な場所に停まっていることが大切です。
ディップスティックを一度引き抜いて布で拭き取り、再度奥まで差し込んだうえで引き抜くと、オイルの量が上下の目盛りで確認できます。上限と下限の間にあれば正常ですが、上限ギリギリを狙うよりも、中間〜やや上あたりを維持するのが無難とされています。
では、オイル漏れの兆候はどう見抜くのでしょうか?駐車場の地面に黒っぽい染みがあれば、その可能性があります。また、オイル量が急激に減る、焦げたような臭いがする、エンジンルームから煙が出るなどの症状も見逃してはいけません。
こうした兆候がある場合、パッキンの劣化やガスケットの破損、ドレンボルトの緩みなどが原因となっていることが考えられます。
定期的な点検とともに、オイル交換時にはドレンボルトの締め具合やガスケットの状態を必ず確認しておくと安心です。また、オイルキャップの閉め忘れも意外に多いため、作業後はキャップ周辺もチェックしましょう。
このように正しい知識と習慣を持つことで、エンジンのトラブルを未然に防ぐことが可能になります。
おすすめのオイル製品と選び方
エンジンオイルを選ぶ際には、「純正品が一番安心」と考える方も多いでしょう。もちろんそれは正解のひとつです。しかし、実際には純正以外にも優れた製品は数多く存在し、使用環境や走行スタイルによって最適なオイルは異なります。では、どのように選べばよいのでしょうか。
まず注目すべきは粘度です。たとえば、寒冷地では0W-20のような低粘度オイルが好まれます。これは、エンジン始動時の潤滑性が高く、燃費にも良い影響を与えるためです。一方、夏場や高速道路を頻繁に走る方には5W-30など、やや粘度の高い製品が適しています。
オイルの粘度は「低すぎても高すぎても」問題を起こすため、車両の仕様書を確認しつつ選びましょう。
さらに「合成油」か「鉱物油」かの違いも重要です。全合成油は劣化しにくく、長距離ドライブや長期間無交換に耐えうる性能を持っています。一方で、価格はやや高めになります。費用を抑えたい場合は部分合成油でも十分な性能を発揮することがあります。
おすすめ製品としては、モービル1、カストロールEDGE、日産純正オイルSNスペシャルなどが定番です。ブランドよりも重要なのは、「API規格」「ILSAC認証」などの表示を確認することです。これらの規格に適合していれば、他社製でも安心して使えます。
このように、オイルは消耗品でありながら、選び方ひとつで燃費、静粛性、エンジン寿命に大きな違いが出てきます。あなたの走行スタイルや気候に合った一本を選ぶことで、車との付き合いがより快適なものになるでしょう。
日産のオイル適合表を活用する方法

オイル選びに迷ったとき、最も信頼できる情報源のひとつが「日産のオイル適合表」です。この表は、各モデル・年式・エンジン型式ごとに、推奨されるオイルの種類や粘度を一覧で確認できるもので、ディーラーや公式ウェブサイトで入手可能です。
例えば、エルグランドE52型であれば、VQ35DEエンジンには0W-20や5W-30の粘度が指定されていますが、寒冷地仕様や過走行車では粘度変更の指針が記載されている場合もあります。こうした微妙な違いを正確に把握するには、適合表の活用がとても役立ちます。
また、適合表にはエンジンオイルだけでなく、ATF(オートマチックトランスミッションフルード)やCVTF、ブレーキフルード、パワステフルードなどの情報も含まれており、補機類のメンテナンスにも対応できます。
交換サイクルや容量の目安も明記されているため、自分でメンテナンスを行うユーザーにとっては心強い資料です。
さらに、純正オイルの品番やボトル容量まで記載されているため、ネットでの購入時にも非常に便利です。間違ったオイルを使ってしまうリスクを避けるためにも、整備前には一度目を通しておくことをおすすめします。
こうして適合表を有効活用することで、無駄な出費を抑えながら、愛車に最適なメンテナンスが可能になります。車を長く大切に乗りたい方にとって、これは必ず習慣にしたいチェックポイントといえるでしょう。
まとめ:エルグランドのオイル量について

・E52型エルグランドはオイルのみで4.3L、フィルター交換時は4.6L
・E51型はモデルによりオイル量が異なり、確認が必要
・VQ35エンジン搭載モデルは約4.7〜5.0L前後が目安
・オイル交換時期は5,000〜7,000kmまたは6か月ごとが一般的
・エンジンオイルの粘度は0W-20が推奨されている
・TE52型とTNE52型でオイル量の差はないが年式で適合が異なる場合がある
・CVTオイルはNS-3指定で、約8.3Lの容量が必要
・パワステオイルは電子制御式で交換不要なモデルも存在する
・フィルター交換を含むとオイル量が増えるため注意が必要
・高性能モデルでは8100 ECO-CLEANや300Vシリーズも適合する
・オイルの粘度やグレードは走行環境や気温によって使い分けが必要
・オイル漏れの兆候には駐車時のシミや異音がある
・オイル量はレベルゲージで定期的に確認することが重要
・オイル適合表を使えば車種ごとの推奨オイルがすぐにわかる
・日産純正オイル以外にもMOTULなど信頼できる社外製品が利用可能
・エルグランド販売台数の推移とライバル車比較・中古市場の現状
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