ホンダ・フリードに乗っていて「ドアミラーが自動で閉じない」「サイドミラーが自動で開閉しない原因は?」と悩んでいる方はいませんか?この現象は、単なる故障とは限らず、設定ミスや装備の違いなど、さまざまな要因が関係している可能性があります。
本記事では、「ドアミラーを手動で格納する方法」や「自動格納の設定方法を見直す手順」をはじめ、「ホンダ車共通のミラー設定に注意」すべきポイント、「ドアミラー不具合とリコール情報の確認」、「オートリトラミラーが動作しない場合の点検項目」まで幅広く解説します。
この記事を読めば、あなたのフリードのドアミラー問題に対する最適な対策が見つかるはずです。
・ドアミラーが自動格納しない主な原因
・自動格納機能の設定方法や確認手順
・後付け装置の選び方や価格、注意点
・ディーラーでの相談方法や保証・リコール情報
フリードのドアミラーが自動格納しないときの原因と対応策

・サイドミラーが自動で開閉しない原因とは?
・ドアミラーを手動で格納する方法
・自動格納の設定方法を見直す手順
・ホンダ車共通のミラー設定に注意
・ドアミラー不具合とリコール情報の確認
・オートリトラミラーが動作しない場合の点検項目
サイドミラーが自動で開閉しない原因とは?
ホンダ・フリードに搭載されているオートリトラミラー(自動格納ミラー)が突然動作しなくなった場合、多くのユーザーは「故障では?」と焦ってしまうかもしれません。しかし、その原因は必ずしも機械的な故障だけではありません。
まず考慮すべきは、設定ミスやユーザー操作による無効化です。特に新型フリードでは、車両メーター内の設定メニューでオートリトラ機能をON/OFFできる仕様となっており、知らず知らずのうちに機能を無効にしてしまっているケースが意外に多いのです。
また、特定のグレードにはこの機能が標準装備されていないこともあります。
例えば「Air」グレードでは、オートリトラミラーが装備されていないため、そもそも機能自体が動作しないのです。つまり、車両の仕様や装備グレードによっては、「自動格納しない」のではなく「自動格納できない」ということになります。
一方で、実際に不具合が発生しているケースも存在します。例えば、助手席側だけが途中までしか閉じない、あるいは異音がしてモーターが動作不良を起こすなどの症状が確認されています。
このような場合は、ミラー内部のモーターやギアに負荷がかかっている可能性があり、放置すれば完全に開閉不能となるリスクもあります。
このように、ミラーが自動で開閉しない原因は大きく「設定ミス」「装備未対応」「機械的トラブル」の3つに分類できます。
まずは慌てず、設定項目の確認やグレードの仕様をチェックすることが大切です。そして異音や物理的な不具合がある場合には、メーカー保証やディーラーでの点検を早めに受けるようにしましょう。
ドアミラーを手動で格納する方法
ホンダ・フリードにおいて、自動格納が作動しないときには手動での操作が必要となります。
まず確認しておきたいのは、パワーモードが「ON」になっていることです。ミラーの操作は基本的に電動で行われるため、電源がOFFの状態では調整や格納ができません。車内にある「格納スイッチ」を押すことで、ミラーを手動で格納または展開することが可能です。
このスイッチは運転席のドア付近、パワーウィンドウの操作パネルと並んで配置されていることが一般的です。スイッチを一度押すとミラーが格納され、再度押すと元に戻ります。
なお、スイッチの中央にある左右切り替えボタンや、ミラー角度の調整用スティックとは異なるボタンなので注意が必要です。
また、稀にではありますが格納スイッチが故障している可能性もあります。
この場合、スイッチを押してもミラーがまったく動作しません。こうした状況では、内部のモーターやリレーの不具合が疑われるため、ディーラーなどの専門業者に依頼して点検を受けることをおすすめします。
さらに寒冷地では、ミラーの凍結によって動作が妨げられるケースもあります。氷が内部の可動部分に干渉し、手動でも動かせなくなる場合があるため、冬季には解氷スプレーなどを使用するなどの対策が求められます。
つまり、フリードのドアミラーを手動で格納するには「正しいスイッチ操作」と「状況判断」が必要です。操作しても反応がない場合は、凍結や電装系の異常を視野に入れて対応することが大切です。
自動格納の設定方法を見直す手順

新型フリードにおいて「ドアミラーが自動で格納されない」と感じたら、最初に見直すべきは車両の設定です。特に、オートリトラミラー機能は車両メーター内のカスタマイズメニューで有効/無効を切り替えることが可能です。
この設定がOFFになっている場合、自動でのミラー開閉は行われません。
設定の確認手順は次の通りです。
まずパワーモードを「ON」にし、ステアリング右側のメニューボタンを押してメーター内の車両設定画面にアクセスします。そこから「ドアミラー設定」や「ミラー開閉設定」などの項目を選択し、オート格納がONになっているかを確認しましょう。
もしOFFになっていた場合は、ONに切り替えることで機能が再び有効になります。
このように設定を見直すことで、単なる設定ミスによる動作不良を防ぐことができます。また、誤ってボタン操作をしてOFFにしてしまうことも考えられるため、家族と共用している車であれば定期的にチェックすると安心です。
ただし、この設定が表示されない場合は、そもそもオートリトラミラー機能が車両に装備されていない可能性もあります。特に廉価グレードでは、手動格納式ミラーしか搭載されていないこともあるため、カタログや車両仕様書で確認することが大切です。
設定を確認・変更しても反応がない場合には、モーターなどの物理的な故障を疑い、ディーラーでの点検を依頼することが望ましいでしょう。自分で対処できる範囲を明確に把握し、必要に応じてプロのサポートを受けることが、トラブルの早期解決につながります。
ホンダ車共通のミラー設定に注意
ホンダ車に共通する仕様の一つとして、ドアミラーの自動格納機能に関する設定や動作条件が明確に定められている点が挙げられます。しかしこの仕様は一見分かりにくく、初めてのユーザーにとって混乱の原因にもなります。
たとえば、ドアロックに連動してミラーが自動格納されるには、スマートキーでの施錠が条件となる場合がほとんどです。物理キーや内側のロックレバーを使用した場合は、自動でミラーが動作しないという制限があります。
つまり、ホンダ車では「どの方法で施錠・解錠を行ったか」によってミラーの動作に差が出るのです。
また、「ドアミラーの格納スイッチが格納側に固定されていると、自動展開が行われない」という注意点もあります。この仕様により、車庫が狭くてミラーをたたんだままにしておきたい場面では便利な一方で、意図せず自動開閉が無効になることもあるため注意が必要です。
さらに、オート格納機能があっても車速連動のロック操作ではミラーが動かないといった制限も存在します。これは主に安全性と電力消費を考慮した設計であり、ユーザーが意図的に施錠したときにのみ作動するようになっています。
このように、ホンダ車では自動格納ミラーの動作には明確な条件や制限があります。設定ミスと誤認してしまう前に、一度取扱説明書や公式マニュアルで「どういうときに動作し、どういうときに動作しないのか」を確認することが非常に大切です。
特に他社から乗り換えたユーザーは、仕様の違いに戸惑うケースも多いため、あらかじめ理解しておくことでストレスを減らすことができるでしょう。
ドアミラー不具合とリコール情報の確認

ホンダ・フリードのドアミラーに関する不具合は、ユーザーから一定数報告されています。特に「自動で格納しない」「開閉時に異音がする」「片側だけ途中で止まる」といった現象が多く見受けられます。
こうした症状の多くは、内部の開閉用モーターやギア部分の摩耗、電装系の接触不良が原因となっており、症状を放置すると完全に動作しなくなるケースもあるため注意が必要です。
ホンダでは、こうしたパーツに対し「メーカー保証」の対象とする対応を行っており、特に購入から3年以内、または走行6万km未満であれば「一般保証」の適用範囲に入る可能性が高いです。
また、延長保証プログラム「マモル」に加入していれば、5年まで無料修理が可能な場合もあるため、保証内容を確認することが第一歩となります。
ただし、現時点(2025年5月現在)では、フリードのドアミラーに対する全国規模の「リコール」は正式に発表されていません。つまり、不具合があったとしても個別対応の域を出ないのが実情です。
したがって、違和感を覚えた際には車検や点検のタイミングにあわせて早めにディーラーで申告することが大切です。症状を伝える際には「どちら側がどう動作しないのか」「異音の有無」などをできる限り具体的に説明することで、より的確な点検と修理が行われやすくなります。
また、SNSやカーライフ系サイト(みんカラや価格.comなど)でも多くの体験談が投稿されており、同様の不具合が他車でも発生していることを知ることができます。
これらを参考にして、自身の症状が「単発の異常」なのか「構造的な弱点」によるものなのかを見極めることも、ユーザーとして重要な視点です。
オートリトラミラーが動作しない場合の点検項目
「オートリトラミラーが動作しない」と気づいたとき、すぐに故障を疑ってしまいがちですが、実は見落としやすい基本的な設定や操作ミスが原因であることも少なくありません。ここでは、まず確認すべき点検項目を整理しておきましょう。
最初に注目すべきは「設定状態」です。
多くのホンダ車では、メーター内の「車両設定」メニューからオートリトラミラーのON/OFFを切り替えることができます。誤ってOFFにしてしまっていると、当然ながら自動開閉は行われません。
設定にアクセスするにはパワーモードをONにし、ステアリングスイッチを使って画面操作を行います。
次に確認すべきは「スマートキーで施錠・解錠したかどうか」です。ホンダのオートリトラミラーは、スマートキーによる操作に連動して動作する設計が一般的です。
内側から手動でロックした場合や、物理キーで操作した場合には自動で格納されないことが多いため、この点も動作確認の要です。
さらに「格納スイッチの位置」にも注意しましょう。
格納スイッチが手動で「格納側」に入っていると、自動で展開しなくなります。これは狭い駐車場などで意図的に格納状態を維持するための設計ですが、反面、誤操作によって「自動開閉しない」と誤解する原因にもなります。
最後に物理的な要因としては、「凍結」「汚れ」「モーターの劣化」が挙げられます。寒冷地ではミラーが凍って動かなくなることがあり、また、ミラー内部に砂やホコリが蓄積するとギアが引っかかって動作不良を起こすこともあります。
この場合にはディーラーや整備工場での点検が必要です。
このように、オートリトラミラーが動作しない場合には「設定」「操作方法」「スイッチ状態」「外部要因」の4点を順にチェックすることが有効です。
新型フリードのドアミラーが自動格納しないときのチェックポイント

・オートリトラミラーはいつから標準装備?
・グレード別の自動格納ミラーオプションの有無
・GB7系に後付けできるミラー装置
・後付け装置の価格と注意点
・車両設定画面での有効化を忘れていませんか?
・ディーラーでの設定変更や相談方法
オートリトラミラーはいつから標準装備?
ホンダ・フリードにおいて、オートリトラミラーが初めて標準装備されたのは2019年のマイナーチェンジ以降のモデルからとされています。それ以前のモデルでは、自動格納機能は標準ではなく、ディーラーオプションや社外品としての後付け対応が主流でした。
これにより「新型には付いているが旧型には無い」という状態が発生しており、購入時の認識違いによる混乱も散見されます。
オートリトラミラーとは、施錠・解錠などに連動してサイドミラーが自動的に格納・展開される便利機能です。特に狭い駐車場での接触リスクを軽減するだけでなく、視覚的に「ロックされたかどうか」を確認できる点でも高く評価されています。
このため、ミドルクラス以上のグレードでは徐々に標準装備化が進みました。
しかし一方で、ホンダでは「全グレード標準化」という方針を一律に採用しているわけではなく、廉価グレードや特定の商用向けモデルでは引き続きオートリトラ機能が装備されていないケースがあります。
たとえば、2025年モデルの一部「AIR」グレードでは、依然として未搭載であることが確認されています。
このように考えると、「フリードならどのモデルでも自動格納が使える」と思い込むのは危険です。
実際には、モデルチェンジの年式とグレードの組み合わせによって、機能の有無が大きく異なるからです。購入を検討している方は、必ず仕様一覧表や装備リストを確認し、オートリトラミラーが搭載されているかどうかをチェックすることが必要です。
グレード別の自動格納ミラーオプションの有無

フリードに搭載される自動格納ドアミラー(オートリトラミラー)の有無は、グレードごとに異なります。すべてのモデルに一律で搭載されているわけではないため、誤解のないよう詳細を理解しておくことが重要です。
まず、上位グレードである「CROSSTAR」や「G・Honda SENSING」などには、オートリトラミラーが標準装備されていることが多く、ユーザーからの満足度も高い傾向があります。鍵の施錠・解錠に連動してミラーが自動的に開閉することで、日常の利便性が大きく向上します。
一方で、普及価格帯に位置づけられる「AIR」グレードや一部法人向けグレードでは、この機能が省略されていることがあります。
車両のコストを抑えるため、ミラーの手動格納仕様となっており、装備表にも「自動格納なし」と明記されています。この点を見落としたまま購入すると、納車後に「動かないのは故障では?」と勘違いするケースも発生しています。
こうした装備差は、メーカーオプションやディーラーオプションによって補うことも可能です。例えば、後付けの自動格納ユニット(社外品含む)を装着することで、スマートキー操作と連動してミラーが開閉するようにカスタマイズできます。
価格は部品と工賃を含めて1〜2万円台が相場ですが、DIYでも取り付けられる製品もあるため、予算や知識に応じて選択肢が広がります。
最終的には、「自分がどのような使い方をするのか」によって必要な装備は変わってきます。
買い物メインで近距離利用が中心なら手動でも十分ですが、頻繁に狭い場所に駐車する場合や複数人で車を共有する場合には、自動格納の恩恵を実感しやすいでしょう。そのため、グレードごとの装備違いは事前に比較して納得のうえで選ぶことが大切です。
GB7系に後付けできるミラー装置
ホンダ・フリードのGB7系において、ドアミラーの自動格納機能が標準装備されていない場合でも、後付けによって対応することは可能です。
特に純正装備ではない廉価グレードに乗っているユーザーの多くが、後からこの機能の利便性を知り、導入を検討する傾向があります。GB7系は電動ミラー仕様となっており、基本的な格納機構や配線系統が整っているため、後付け装置との相性も良好です。
後付けできる主な装置としては、キーレス連動タイプの「ドアミラー自動格納ユニット(TYPE-E)」などが挙げられます。この装置は、スマートキーの施錠・解錠に応じてミラーを自動的に開閉させるもので、手動操作の手間を軽減できます。
また、特定の配線を接続することで、ACC(アクセサリー電源)と連動した開閉や、任意のトリガーによる制御も可能です。これにより、純正品に近い動作感を得ることができます。
取り付けについては、DIYで対応できるユーザーもいる一方で、整備知識に自信がない場合はプロに依頼するのが安心です。特にミラー周辺の内装脱着やカプラー接続など、細かな作業が必要となるため、作業中の破損や誤結線を避ける意味でも、専門業者への相談は大切です。
これを踏まえると、GB7系に後付けで自動格納機能を導入する場合、事前に車両仕様と装置の適合性を確認したうえで、確実な取り付け手順を把握しておくことが求められます。
後付け装置の価格と注意点

フリードに後付けで導入可能なドアミラー自動格納装置の価格帯は、製品の種類と設置方法によって大きく異なります。
一般的に、パーソナルCARパーツ社が販売している「TYPE-E」モデルなど、ネット通販で入手できる廉価モデルは3,000円台後半〜5,000円程度が主流です。一方で、純正オプションや専門店の取り扱い品では、工賃込みで2万円前後になる場合もあります。
このように価格面では手軽に見える後付け装置ですが、安さだけで選んでしまうと失敗する可能性も否定できません。
特に注意すべきなのは「取り付け作業の難易度」です。
製品によっては、車内の配線に割り込ませる形での施工が必要となり、電装知識や配線図の理解が求められます。説明書が詳細に用意されていたとしても、初めて行う方にとっては難易度が高いと感じるかもしれません。
また、車種ごとのカプラー形状や信号の取り出し位置も微妙に異なるため、製品がフリードGB系に確実に適合しているかどうか、事前に製造元へ確認することも大切です。
さらに、装置を取り付けた後には、「通電のタイミングによって意図しない動作を起こす」などのトラブルが起きることもあります。例えば、エンジン始動時に勝手に格納・展開を繰り返すといった症状は、配線の誤接続や設定ミスが原因です。
取り付けを専門業者に依頼する場合は、工賃が8,000円~12,000円程度発生することが多く、総額では1.5万~2万円程度を想定しておくと良いでしょう。
単に安価に済ませたいという理由だけでDIYにこだわるよりも、確実な取り付けと長期的な安定動作を優先することが、安全で快適なカーライフに繋がります。
車両設定画面での有効化を忘れていませんか?
後付け装置を取り付けても、思ったように動作しないとき、多くのケースで見落とされがちなのが「車両設定画面の確認」です。
フリードを含むホンダ車では、メーター内のマルチインフォメーションディスプレイにある「車両設定」メニューで、オートリトラミラーの動作有無を個別に設定できるようになっています。この設定が「OFF」のままだと、装置が正しく接続されていてもミラーは反応しません。
特に、純正オートリトラミラー装備車や、ディーラーでオプション設定を受けた場合でも、納車時にこの設定が無効のままになっていることがあります。
理由としては、工場出荷時にすべての動作を有効化していない場合があること、または納車前整備で設定を変更し忘れるケースなどが挙げられます。つまり、単なる設定ミスで「動作しない」と誤認するリスクがあるということです。
後付けオートリトラミラー装置が動作しないときに確認すべきポイント
項目 | 内容 |
---|---|
動作不良の原因 | 車両設定メニューの「オートリトラミラー」がOFFになっている可能性がある |
対象車種 | フリードを含むホンダ車全般 |
設定の場所 | メーター内のマルチインフォメーションディスプレイ内「車両設定」メニュー |
設定の手順 | パワーモードON → セレクトスイッチで「設定メニュー」 → 「車両設定」→「ドアミラー設定」→「オートリトラミラー」→「ON」にする |
ありがちな見落とし | 純正装備車やディーラーオプション装着車でも設定がOFFのまま納車される場合がある |
見落としの理由 | 工場出荷時に全機能が初期化されている/納車整備での設定漏れ |
誤認リスク | 設定ミスを「装置の故障」と誤って判断しやすい |
設定が表示されない場合 | グレードやソフトウェアバージョンの違いが影響することがある |
対処方法 | 表示されない場合はホンダディーラーで確認が必要 |
重要な考え方 | 装置の不具合と設定ミスを切り分けて確認することが大切 |
ユーザーへの注意点 | 後付け装置が動作しないときはまず「車両設定画面」をチェックすること |
設定の確認方法は簡単です。
まずエンジンをかけずにパワーモードをONにし、ステアリングのセレクトスイッチで「設定メニュー」を呼び出します。そこから「車両設定」→「ドアミラー設定」→「オートリトラミラー」を選び、「ON」に設定してください。
これでスマートキーと連動した自動格納が機能するようになります。
また、設定メニューが表示されない場合、グレードやソフトウェアバージョンが影響していることもあるため、その際はディーラーでの確認が必要です。
このように、「装置そのものの問題」と「設定ミス」は切り分けて判断すべきであり、設定画面の確認は後付け作業における最初のチェックポイントとして非常に重要です。
ディーラーでの設定変更や相談方法

ドアミラーの自動格納に関して不具合や設定に不安がある場合、最も確実で安心できる対処法は「ホンダの正規ディーラー」に相談することです。ディーラーは車両に関する豊富な知識と整備実績を持っており、純正部品の取り扱いや診断ツールを活用した精密なチェックが可能です。
相談の際は、まず「具体的な症状」や「過去に行った取り付け内容」を明確に伝えることが大切です。
たとえば、「施錠時に左のミラーだけ閉じない」「取り付けた社外ユニットがうまく連動しない」など、現象をできるだけ正確に言葉で伝えましょう。併せて、取扱説明書や装置の型番を持参するとスムーズに対応してもらえます。
また、ディーラーでは車両のECU(電子制御ユニット)にアクセスして、オートリトラミラーの初期設定や再調整、さらには最新のソフトウェアバージョンへのアップデートも行うことができます。
これにより、「そもそも動作設定が反映されていなかった」「別の機能と競合していた」といったトラブルも解消されやすくなります。
ただし、後付けの社外品を使用している場合には、ディーラーによって対応が異なることもあります。特に誤接続によるトラブルが見受けられる場合は、取り付け元の業者や販売元へ一度確認するよう案内されることもあるため、その点はあらかじめ理解しておく必要があります。
いずれにしても、専門的なアドバイスが得られるディーラーでの相談は、自己判断では解決できないトラブルや設定の確認において、大きな安心材料となります。時間や費用を無駄にしないためにも、迷ったらまずディーラーに相談する姿勢を持つことが大切です。
まとめ:フリードのドアミラーの自動格納について

・設定ミスでオートリトラミラーが動作しないケースがある
・「Air」など一部グレードには自動格納機能が未装備
・車両メーター内の設定でON/OFF切り替えが可能
・スマートキーで施錠しないと自動格納されない仕様がある
・格納スイッチが格納側にあると自動展開が無効になる
・凍結や汚れによりミラーが物理的に動かないことがある
・格納スイッチ操作にはパワーモードONが必要
・モーターやギアの摩耗により片側ミラーが不調になる場合がある
・設定項目が表示されない場合は非搭載グレードの可能性がある
・フリードのオートリトラミラーは2019年以降のモデルで標準化
・グレードによって自動格納ミラーの有無が異なる
・後付け装置(TYPE-E等)で機能追加は可能
・社外品の取り付けには配線知識と慎重な作業が求められる
・車両設定メニューで有効化しないと装置が動作しない
・ディーラーでは設定変更・ECU調整・不具合診断が受けられる
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