ボンネットを閉めようとして「カチッ」と音がしない、何度試しても半開きになってしまう――そんな経験はありませんか?
とくにホンダ・フリードのような車種は、ボンネット構造やロック機構に少しクセがあるため、閉め方を知らないと困ってしまう場面も少なくありません。
この記事では、「フリードボンネットの閉め方」と検索してたどり着いた方に向けて、新型フリードにおける正しい閉め方の手順や、ボンネットが閉まらない原因、よくあるトラブル事例を写真つきでわかりやすく解説します。
ホンダ車全般に共通するコツや、DIY整備時にやってはいけない閉め方、ステーの戻し方など、知っておくと安心な情報も満載です。また、ステップワゴンやフィットとの違いも比較しながら解説していきます。
正しい閉め方を身につけて、安全かつスマートなカーライフを手に入れましょう。
・フリードの正しいボンネットの閉め方
・ボンネットが閉まらないときの原因と対処法
・他のホンダ車(ステップワゴンやフィット)との違い
・DIY整備時に注意すべきポイント
フリードボンネットの閉め方の基本を理解しよう

・ボンネットはどうやって閉めるの?
・ボンネットが閉まらない原因とは?
・ホンダ車全般に共通する閉め方のコツ
・新型フリードのボンネット構造の特徴
・ステーの正しい戻し方と注意点
・ボンネットが半開きになるトラブル事例
ボンネットはどうやって閉めるの?

ボンネットの正しい閉め方を知らないまま無理に押し込んでしまうと、ロックがかからなかったり、車体に傷がついてしまうおそれがあります。フリードを含む一般的な車では、ボンネットを閉める際に「上から手でゆっくり押す」だけでは不十分な場合があります。
基本的な手順は、まずしっかりとボンネットを支えながら高めの位置、約30〜40cmの高さから自然に落とすようにして閉じます。これによって、ロック機構がしっかりと噛み合い、安全に閉じることができるのです。
もしこの方法でもロックがかからない場合は、軽く両手でボンネットの前端中央を押してみてください。
ただし、強く叩くように閉めるのは避けましょう。フードやロック部分を傷める原因になります。このように、ポイントは“勢いをつけて閉じる”のではなく“適度な高さから自然に落とす”という動作です。慣れてしまえば簡単ですが、最初のうちは慎重に動作を確認しながら行うことが大切です。
ボンネットが閉まらない原因とは?
ボンネットがうまく閉まらないとき、焦って力任せに押し込もうとするのは避けるべきです。
まず考えられる原因の一つは、ロック機構にゴミや錆がたまっているケースです。特に雨天走行や長期間開閉していない車両では、レバーやキャッチャー部に異物が入り込んでいることがあります。
また、ボンネットの落とし方が足りないという基本的なミスもよく見られます。落とす高さが足りないと、ロック部分がうまく噛み合わず、半ドアのような状態になってしまいます。
他にも、ラジエーターキャップや補機類の点検後に部品の一部が飛び出してしまい、それが干渉して閉まらないというパターンもあります。さらに見逃しやすいのが、車体の歪みや過去の事故による微妙なズレです。
こうした場合、無理に閉じようとせず、ディーラーや整備工場に相談することが安心です。このように原因はさまざまですが、無理をしないことがトラブル回避の第一歩です。
ホンダ車全般に共通する閉め方のコツ

ホンダ車は構造上、ボンネットの閉め方に少し独特なクセがあると感じる人もいます。しかし、コツを押さえればスムーズに閉めることが可能です。
まずホンダ車は比較的軽量なアルミ系のボンネットを採用していることが多いため、手で押して閉めようとしても力が分散してしまい、うまくロックされないことがあります。そのため、30cmほどの高さから“ポトン”と自然に落とすように閉じるのがポイントです。
また、ボンネットの重心バランスが中央に寄っているため、落とす際はなるべく真上から真っ直ぐに落とすことが大切です。斜めに落とすと片側だけロックがかかったり、歪みの原因になる場合があります。
さらに、閉める前にはキャッチャー周辺に異物がないか、オイルキャップや点検蓋が浮いていないかを必ず確認してください。これらを押さえておくことで、ホンダ車特有の軽快な操作性を活かしつつ、安全かつ確実にボンネットを閉めることができるようになります。
新型フリードのボンネット構造の特徴
新型フリードにおいては、ボンネットの構造が以前のモデルから若干進化しています。
特に、安全性と整備性の両立を重視した設計がされており、軽量な素材を採用しながらも剛性を確保している点が特徴です。これにより、少ない力でも簡単に持ち上げられる一方で、閉める際にはある程度のコツが必要になります。
また、ロック機構が中心よりやや前方に位置しており、閉める際は中央部分にきちんと力が加わらないと、しっかりとロックされない仕組みです。加えて、新型フリードではエンジンルームの遮音・断熱材が拡張されており、わずかに厚みが増しています。
これにより閉まった際の密閉感は高まった一方で、ボンネットの一部が浮いて見えるという問い合わせも一部ユーザーからあります。
しかしこれは異常ではなく、構造上の特徴に過ぎません。このように、新型フリードでは安全性・軽量化・使い勝手が高次元で融合しており、正しい操作を知っておくことが非常に重要といえるでしょう。
ステーの正しい戻し方と注意点

ボンネットを開けたあと、ステーを正しく戻すことは安全面で非常に重要です。
ステーとは、ボンネットを支える棒状の部品で、ボンネット裏側に固定されている構造になっています。使用後にこれを正しくフックに戻さずに放置すると、ボンネットを閉めたつもりでも隙間ができたり、走行中に異音が発生する原因になります。
まず、ボンネットを支えているステーの差し込み部を片手で持ち、もう一方の手でゆっくりフック側に戻していきましょう。焦って力任せに戻すと、ボンネットの裏側やフックを傷つけてしまうことがあります。
また、フックにしっかりと「カチッ」と音がするまで差し込むことで、安全に固定されます。
最後に一度ステーを軽く押して、しっかりと固定されているか確認することが大切です。これを怠ると、ボンネットを閉める際にステーが引っかかってしまい、完全に閉まらない原因にもなります。操作に慣れていない人ほど慎重に作業しましょう。
ボンネットが半開きになるトラブル事例
フリードなどの車で「ボンネットが閉まったと思ったのに、なぜか半開きのままになる」という経験をした方もいるでしょう。
このような現象にはいくつかの原因がありますが、特に多いのが「ステーを完全に戻していない」「閉める際の高さや力が不足していた」「ロック機構の内部にゴミや異物が挟まっていた」といったケースです。
特に最後の「落とす」動作で20〜30cmの高さから勢いよく落とすことができていない場合、ボンネットのロックが中途半端になり、見た目では閉じているようでも実際には安全に固定されていないということもあります。
また、冬場や雨の日はロック機構が凍結したり、汚れで動きが鈍くなっている可能性も考慮すべきです。
このようなトラブルを避けるためには、閉めた後に両手で軽く押して「ガタつき」がないかを確認し、異常があれば再度開けて状態を確認するようにしましょう。
フリードボンネットの閉め方の具体的な手順と注意点

・閉め方を写真で確認
・閉まらない時にチェックすべき3つのポイント
・「カチッ」と音がしないときの対処法
・他車種との違い(ステップワゴン・フィットと比較)
・DIY整備時にやってはいけない閉め方
・ボンネット開け方と合わせて覚えよう
閉め方を写真で確認
「フリードのボンネットの閉め方」と検索する人の多くは、文章だけではイメージしにくいと感じているかもしれません。
そんなとき、写真での確認は非常に効果的です。実際の操作写真を参考にすることで、レバーの位置や手の動かし方、ステーの差し込み位置などが具体的に理解できるようになります。
まず、ボンネットを閉める直前の状態を写した写真では、ステーが正しく戻されているかをチェックできます。次に、ボンネットを20〜30cmの高さに持ち上げてから、手を放して「ストン」と落とす動作をとらえた写真では、閉める際の高さや角度の参考になります。
また、最後に両手で軽く押さえてしっかりロックされた状態を確認する写真があると、初心者にも安心感があります。ホンダ公式のマニュアルや動画にも写真付きガイドが掲載されている場合があるため、それらを活用するのもおすすめです。
視覚的な理解は、ミスを減らし、正確な作業につながります。
閉まらない時にチェックすべき3つのポイント

ボンネットが閉まらないと感じたら、焦らず以下の3点を確認してみてください。
まず1つ目は「ステーが正しく戻っているか」。
差し込みが甘いと、ボンネット裏側にステーが当たってしまい、完全に閉まらないことがあります。2つ目は「ロック機構に異物やゴミがないか」。葉っぱや小石、グリスの劣化などが原因でロックがかからない場合があるため、ライトで照らして内部を点検しましょう。
3つ目は「閉めるときの高さと力加減が適切かどうか」。ボンネットは20cm〜30cmの高さから一気に落とす必要があります。
フリードボンネット閉まらない時のチェック表
確認ポイント | 内容の説明 | 対処のポイント |
---|---|---|
ステーの戻し方 | ステーがしっかり差し込まれていないと、ボンネット裏に干渉して閉まらない原因に | ステーをしっかり収納し、干渉がないか確認 |
ロック部の異物確認 | ロック機構内に葉っぱ・小石・劣化グリスなどが詰まっていないかライトで確認 | 異物を除去し、必要に応じて清掃やグリスアップ |
高さと力加減 | 20〜30cmの高さから一気に落とす。手で押すだけでは半開きになりやすい | 高さと落下の力を意識して「カチッ」と音を確認 |
そっと手で押すだけでは中途半端に閉まってしまい、半開き状態で固定されることもあるのです。
これら3つのポイントを丁寧に確認することで、多くの「閉まらない」問題は解決できます。それでもうまく閉まらない場合は、無理をせずディーラーや整備士に相談しましょう。安全のためにも、確実にロックされている状態で走行することが大前提です。
「カチッ」と音がしないときの対処法
ボンネットを閉めた際に「カチッ」と音がしないと、完全にロックされていない状態である可能性があります。
この状態では、走行中にボンネットが浮いてくる危険性もあり、非常に危険です。原因としては、ボンネットを下ろす力が不十分である、ストライカー部分にゴミや潤滑不足がある、もしくはボンネットキャッチがズレていることが考えられます。
まずは、ボンネットを適切な高さ(約30cm程度)から一気に落とすように閉じてみましょう。中途半端に手で押し込むと、逆にロックがうまくかからない場合があります。次に、ロック機構周辺に異物がないかを確認します。
落ち葉や油分などがたまると動作に支障をきたすので、柔らかい布で軽く拭き取りましょう。
それでもダメな場合は、潤滑スプレーを適量吹きかけてみると改善することもあります。部品の摩耗や変形が疑われるときは、無理に閉めようとせず、早めにディーラーや整備工場に相談することをおすすめします。
他車種との違い(ステップワゴン・フィットと比較)

ホンダ車には車種ごとにボンネットの構造や閉め方に微妙な違いがあります。たとえば、ステップワゴンやフィットでは、ボンネット自体の重量やヒンジ構造、ロック機構の感触がフリードとは異なる点がいくつかあります。
ステップワゴンは車体が大きい分、ボンネットも広くてやや重め。そのため、閉める際にはしっかりと高さをとって力を加えないと「半ドア」状態になりがちです。一方、フィットは比較的軽量で、軽く落とすだけでもスムーズに閉まる構造になっています。
フリードはこの中間にあたる扱いやすい設計ですが、ステーを戻した位置や閉めるタイミングを誤ると、うまくロックがかからないことがあります。
そのため、他の車で慣れているユーザーほど、つい同じ力加減や閉め方で操作しがちです。車種ごとにクセがあるので、「いつも通り」ではなく、それぞれの車に合ったやり方を意識することがポイントです。
DIY整備時にやってはいけない閉め方
DIYでのメンテナンス中、ボンネットの開閉は頻繁に行う操作の一つですが、意外と正しい閉め方が守られていないことがあります。
中でもよく見られるのが、手で上からボンネットを強く押し付けて閉めようとする行為です。
このやり方は一見確実に見えても、実はロック機構やボンネット表面を傷める原因となります。特にホンダのフリードなどは、ロック部分の位置が繊細に設計されているため、手押しでは斜めに力がかかってしまい、ロックがうまく噛み合わないことも。
また、工具や部品をエンジンルームに置いたまま閉めてしまう事故も少なくありません。
ボンネットを閉じる前には、エンジンルーム内に異物が残っていないか、ステーがしっかりと戻っているかを必ず確認しましょう。さらに、強風の中で無理に作業することも避けたいポイントです。
風にあおられて不意にボンネットが動き、指を挟んだりヒンジが曲がったりするリスクもあります。安全を第一に、丁寧な作業を心がけることが重要です。
ボンネット開け方と合わせて覚えよう

ボンネットの正しい閉め方を習得するためには、開け方の手順もセットで理解しておくことが大切です。
開け方が曖昧だと、ステーの位置やロック解除の感覚をつかみにくく、閉める際に余計な手間がかかることもあるからです。
まず、運転席足元のレバーを引くとボンネットが少し浮きますが、ここでは完全に開かない構造になっています。その後、車の正面に回り、ボンネット中央付近の隙間に手を差し入れてロック解除レバーを操作しながら、持ち上げるという二段階の手順です。
このロック解除レバーの位置は車種によって微妙に異なるため、慣れないうちは迷いやすいポイントでもあります。ボンネットを開けた後は、ステーを正しい位置に立てて固定し、作業後にはステーを確実に戻すことを忘れないようにしましょう。
開閉どちらか一方の手順だけに頼るのではなく、全体の流れを理解しておくことで、日常的なメンテナンスが格段にスムーズになります。
まとめ:フリードボンネットの閉め方

・フリードのボンネットは低い位置から適切な力で閉める必要がある
・ボンネットの高さが中途半端だと半開きになることがある
・ステーを元に戻さないとボンネットが閉まらなくなる
・カチッという音がしない場合はロック機構にゴミがある可能性がある
・軽く押すだけでは完全に閉まらない構造になっている
・上から強く押し込む閉め方はホンダ車では推奨されていない
・ステップワゴンやフィットとはボンネットの重さやヒンジの構造が異なる
・DIY整備時には軍手やタオルで指詰めを防ぐ工夫が必要
・ボンネットが閉まらないときはロックピンの位置を目視で確認する
・雨やホコリでロック部が錆びて固着する事例もある
・写真や動画で閉め方を事前に確認しておくと安心
・エンジンルーム点検後は必ず二段階ロックを確認する
・フードステーをゆっくり戻さないと車体に傷をつけることがある
・開け方と閉め方の順序をセットで覚えておくと失敗が減る
・無理に叩きつけるとボンネットの歪みや塗装剥がれの原因になる
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