ホンダフリードのGB3をもっと自由に使いこなしたい――そう思ったことはありませんか？特に「フリード2列目シートの外し方GB3」と検索している方は、車中泊のスペース確保や荷物の積載性アップ、自分なりのカスタマイズを考えているはずです。
この記事では、必要な工具と準備についての基本から、シートレールのボルトはどこにある？といった具体的な構造まで、実際の作業に役立つ情報を丁寧に解説します。
また、内装パーツの取り外しに注意するポイントや内張の剥がし方はどうする？など、初心者がつまずきやすいポイントも網羅。取り外したあとのシートの保管と再取付の方法はもちろん、傾斜やスペースに注意した車中泊アレンジに役立つ実例もご紹介します。
この記事を読めば、あなたのフリードがもっと実用的に、もっと自由になります。さあ、次から具体的な手順を一緒に見ていきましょう。
・フリードGB3の2列目シートを安全かつ正確に外す手順
・必要な工具とシートレールボルトの位置
・内装パーツや内張を傷つけずに取り外すコツ
・他型式（GB5/GB7）との構造の違いや注意点
フリード2列目シートの外し方！GB3の具体的な手順
・必要な工具と準備について
・シートレールのボルトはどこにある？
・内装パーツの取り外しに注意するポイント
・取り外したシートの保管と再取付の方法
・傾斜やスペースに注意した車中泊アレンジ
・2列目スライド延長との違いを理解
必要な工具と準備について
フリードGB3の2列目シートを取り外すには、まず適切な工具を準備することが大切です。
作業自体は複雑ではありませんが、工具が揃っていないと、無理な力をかけて部品を傷めてしまう可能性があります。最低限必要なものとしては、14ミリのソケットレンチとラチェットハンドルが挙げられます。
特にラチェット式のハンドルがあると作業効率が格段に上がります。ボルトが固く締まっている場合に備えて、延長バーや潤滑剤（ラスペネなど）も用意しておくと安心です。
また、作業中に内装や床を傷つけないように、マットや毛布などの緩衝材を敷くのもおすすめです。
取り外したシートを仮置きするためのスペースも確保しておきましょう。工具箱やシートを置くスペースが狭いと、作業に集中できず効率が落ちるだけでなく、安全面でも不安が残ります。
さらに、車体の水平状態も確認しておくと安心です。傾いているとシートが歪んだ状態で取り付けられていることがあり、脱着がスムーズに進まないことがあります。タイヤストッパーなどで車を固定し、安全を確保することも忘れないようにしましょう。
このように、必要な工具と作業環境を整えるだけで、フリードGB3の2列目シートの取り外しは誰でも挑戦できるレベルになります。初めての方でも段取りよく進めるために、事前準備には十分な時間をかけるのがポイントです。
シートレールのボルトはどこにある？
フリードGB3の2列目シートは、左右それぞれのレールに沿ってスライドする構造になっていますが、実際の固定は非常にシンプルです。シートレールには前後2か所ずつ、合計4本のボルトで固定されています。
ボルトの位置は、シートを前方または後方にスライドさせることで視認できます。
具体的には、まずシートを最も前方に移動させると、後方のボルト2本が見えるようになります。
次に、今度はシートを後方いっぱいまで下げると、前方にある2本のボルトが現れます。これらのボルトはすべて14ミリの六角ボルトですので、先述のソケットレンチを使えば簡単に取り外すことが可能です。
ただし、ボルトは想像以上にしっかりと締まっていることが多く、特に初回の取り外し時には力が必要になる場合があります。力をかけすぎて工具が滑らないよう、レンチの角度や体勢には十分注意しましょう。
もし固くて回らない場合は、潤滑スプレーを吹き付けて数分待つと緩みやすくなります。
作業中にボルトを紛失しないように、取り外したボルトはトレイなどにまとめて保管することも忘れずに。どのボルトがどこにあったかを記録しておくと、再取付の際にスムーズに進められます。
内装パーツの取り外しに注意するポイント
フリードGB3の2列目シートを外す際、直接シートだけに目が行きがちですが、実は周囲の内装パーツの扱いにも注意が必要です。
特にシートレール先端にある樹脂カバーや、レール周辺のモール、床のカーペット部分などが問題になります。これらの内装パーツは比較的柔らかい素材でできているものの、爪でしっかりと固定されているため、無理な力を加えると割れたり、爪が折れたりすることがあります。
このため、内装を外すときにはマイナスドライバーなどで直接こじ開けるのではなく、内装外し専用の工具（内張りはがし）を使うのがベストです。これにより、パーツや車体に傷をつけずに済みます。
また、カバーが外れにくい場合でも、焦って引っ張らず、引っかかっている箇所を確認しながらゆっくりと外すことが大切です。
特にレールのカバーは、先端と左右の爪でしっかりと固定されています。
少し硬さを感じるかもしれませんが、壊れない程度の力で慎重に作業しましょう。取り外したカバーは小さく、紛失しやすいので、取り外した部品は順番に整理して保管しておくのが安心です。
また、純正状態を保ちたい方にとっては、再利用できるように丁寧な取り扱いが求められます。内装パーツは意外と高額で、破損してしまうと補修コストがかさむ可能性もあるため、慎重な作業を心がけるべきです。
取り外したシートの保管と再取付の方法
シートを取り外した後、意外と困るのがその保管方法です。フリードGB3の2列目シートは決して軽くはなく、サイズもそこそこあるため、保管スペースの確保は事前に考えておく必要があります。湿気が多い場所や直射日光が当たる屋外での保管は避けるべきです。
シートの金属部分が錆びたり、布やレザーの素材が傷んだりする原因になります。
理想的なのは、屋内で風通しの良い場所に、布などでカバーをかけて保管することです。また、地面に直接置くと湿気を吸収してしまうことがあるため、木のパレットや厚手のマットの上に置くとよいでしょう。シートを立てかける場合は、倒れないように固定する工夫も必要です。
再取付の際には、取り外したときと逆の手順で進めます。
特に注意すべきは、ボルトの締め忘れや締めすぎです。締め忘れは当然危険ですが、強く締めすぎるとレールやボルトのネジ山を痛める恐れがあります。トルクレンチを使って、適正なトルク（通常は規定値が取扱説明書に記載）で締めるのが理想です。
前述のとおり、ボルトの位置や順番を記録しておいた場合、再取付もスムーズに行えます。逆に順序が不明なまま組もうとすると、微妙なズレが生じてうまく固定できないことがあります。安全運転のためにも、シートの固定は確実に行いましょう。
傾斜やスペースに注意した車中泊アレンジ
フリードGB3を車中泊仕様にアレンジする際、最も注意すべきポイントは「傾斜」と「スペースの使い方」です。フラットな空間を確保したつもりでも、実際に横になってみるとわずかな傾きが体に負担をかけることがあります。
特に、2列目シートを外してマットを敷いた場合、シートレールの出っ張りや床の段差が気になる人も少なくありません。そのため、傾斜を水平に整えるために、折りたたみ式のコンパネやクッション材を活用することが有効です。
また、スペースの配分も慎重に考える必要があります。
後部に寝るだけのスペースを確保しても、荷物の置き場所がないと快適性が損なわれてしまいます。収納ボックスを利用して床下スペースを活かす、もしくは天井にネットを張るなどの工夫も一つの方法です。
特に家族での車中泊では、就寝スペースと荷物のスペースを完全に分離しておくことが求められます。
加えて、断熱性や換気にも配慮しましょう。窓に銀マットを設置するだけでも寒さや暑さを和らげる効果があり、プライバシー保護にもつながります。小型のポータブルファンや換気扇を使えば結露も防げます。
このように、傾斜の調整と限られた空間の工夫次第で、フリードGB3は快適な車中泊空間へと生まれ変わります。
2列目スライド延長との違いを理解
フリードGB3のシートアレンジを考えるとき、「2列目シートを取り外す」と「スライド延長キットを使う」という2つの選択肢があります。どちらも室内空間を有効活用するための方法ですが、それぞれの特徴と違いを正しく理解しておくことが大切です。
2列目シートの取り外しは、空間を一気に広く使えるメリットがあります。
車中泊や自転車の積載など、フロアを完全にフラットに使いたいシーンでは有効です。しかし、再び装着するには工具が必要で、手間がかかる点はデメリットです。また、頻繁に取り外し・取り付けを繰り返すのには適していません。
一方、2列目スライド延長は、レールを延長することでシートの前後可動域を広げる方法です。
これにより、足元スペースの調整や荷物の積載スペースを柔軟に変更できる利点があります。特に子育て世代や日常使いにおいては、シートを取り外すよりも実用的といえるでしょう。ただし、レールの延長には加工が必要なケースもあり、DIYでの取り付けには注意が必要です。
言い換えれば、「取り外す」は一時的な大空間確保、「延長する」は可変性を高める方法と捉えるとわかりやすいかもしれません。用途や目的に応じて、どちらが自分のライフスタイルに合うのかを見極めることが重要です。
フリード2列目シートの外し方！GB3に関するよくある疑問
・GB3とGP3の違いとは？
・内張の剥がし方はどうする？
・セカンドシート移動キットの自作は可能？
・ベンチシート交換時の互換性と注意点
・2列目シート外し方 GB5やGB7との比較
GB3とGP3の違いとは？
ホンダ・フリードの型式である「GB3」と「GP3」は、一見するとよく似たモデルに見えますが、その中身には明確な違いがあります。最も大きなポイントは「パワートレインの違い」です。
GB3はガソリンエンジンモデルであり、通常の1.5L i-VTECエンジンを搭載しています。対してGP3はハイブリッド仕様で、エンジンとモーターを組み合わせたIMAシステムを採用しています。
これにより、燃費性能には大きな差が生じます。
GP3は市街地走行においても優れた燃費を発揮するため、通勤や日常の買い物が中心のユーザーにとっては非常に魅力的な選択肢です。一方で、GB3はバッテリー重量がないぶん車体が軽く、加速感や操縦性においてはやや軽快な印象があります。
さらに、内装や装備にも細かな違いがあります。GP3はハイブリッド専用のインジケーター表示やモニター類を装備していることが多く、エコドライブを意識した設計となっています。一方、GB3はシンプルで扱いやすく、カスタマイズの幅が広いのが特徴です。
このように、GB3とGP3の違いを理解しておくことで、自分が何を求めるのか、どちらのモデルがライフスタイルに合うのかが明確になります。中古車選びやシートアレンジの前提条件としても、重要なポイントになるでしょう。
内張の剥がし方はどうする？
フリードGB3の2列目シートを取り外す際に避けて通れないのが「内張の取り外し」です。
特に、シートレールをカバーしている部分の内張は、工具なしでは外すことが難しく、正しい手順を理解しておく必要があります。内張は樹脂製のパネルが多く、爪でしっかりと固定されているため、無理に引っ張ると割れたり、傷がつくことがあります。
安全に作業するためには、内張剥がし専用のプラスチック製工具を使うのが基本です。マイナスドライバーなど金属工具でこじると、車体を傷つける可能性があるため避けましょう。作業前には、まずカバーの構造を観察し、どの方向に爪がはまっているのかを確認することが大切です。
また、作業はなるべく暖かい日に行うと良いでしょう。
気温が低いとプラスチックが硬くなり、割れやすくなります。パネルを外すときは、端から少しずつ力をかけて丁寧に剥がしていきます。いきなり強く引っ張らないことが、破損を防ぐコツです。
取り外した内張パーツは、変形や汚れを防ぐために布などで包んで保管するのがおすすめです。元に戻す際も、爪の位置を確認しながら押し込めばしっかりと固定されます。
このように、内張の取り外しは慎重な手順と専用工具を使うことで、初心者でも安心して行える作業になります。丁寧な取り扱いを心がければ、純正の美観を損なうことなく作業を完了できます。
セカンドシート移動キットの自作は可能？
フリードGB3のユーザーの中には、純正の座席配置に不満を持ち、2列目シートの移動やスライド延長を検討する方が少なくありません。そんな中、「セカンドシート移動キットを自作できないか？」と考える方も多いでしょう。
実際、市販の移設キットが高価な場合や、細かな調整を自分好みにしたい場合、自作という選択肢は魅力的に映ります。しかし、ここにはいくつかのハードルと注意点が存在します。
まず、シートレールの加工や溶接が必要な場面があるため、基本的な工具だけでなく、高度な金属加工スキルが求められます。
また、安全性の確保も重要です。万が一衝突事故などが起きた際、固定が不十分だと乗員に重大な影響を及ぼす可能性があるため、設計と施工には十分な注意が必要です。
さらに、車検との兼ね合いも見逃せません。
シートの位置を変更することで、乗車定員やシートベルトの配置が変わる場合、構造変更申請が必要になることがあります。これを怠ると、次回の車検で不適合となる恐れがあるため、あらかじめ陸運局への確認をおすすめします。
このように、セカンドシート移動キットの自作は「可能」ではあるものの、知識・技術・法的理解の三拍子が揃っていなければ実現は難しい作業です。DIYに慣れていない方は、無理せず専門業者や既製品の導入を検討する方が安全で確実だと言えるでしょう。
ベンチシート交換時の互換性と注意点
フリードGB3において、ベンチシートとキャプテンシートの交換を検討するユーザーは少なくありません。とくに中古市場では、好みに合わない仕様で購入してしまった場合や、使用目的の変化に応じてシート構成を変更したいというニーズが出てきます。
そこで気になるのが「互換性」と「注意点」です。
互換性について言えば、GB3同士のシートであれば、物理的には装着可能なケースが多いです。ただし、シート固定位置の違いや、レールの種類、シートベルトの取り回しなど、細かな部分でズレが生じることがあります。
これにより、加工が必要になる場面もあるため、単純な“ポン付け”で終わるとは限りません。
また、注意すべき点として、エアバッグやシートセンサーの有無が挙げられます。たとえば、純正のチャイルドセンサーが付いたシートを取り外して別のものに換装する場合、警告灯が点灯する原因となることもあります。
このような電装系のトラブルを避けるためには、あらかじめ配線の構造を理解しておくことが不可欠です。もうひとつの重要なポイントは、車検への対応です。シート交換によって乗車定員が変わる場合、構造変更が必要になるケースもあります。
また、交換後のシートが保安基準を満たしていなければ、検査で不適合とされる可能性もあるため、必ず事前に確認することをおすすめします。
つまり、フリードのベンチシート交換は、手軽に見えて意外に奥が深い作業です。互換性だけでなく、安全性や法令順守の観点からも、慎重な対応が求められます。
2列目シート外し方 GB5やGB7との比較
フリードGB3の2列目シートの外し方と比べた場合、後継モデルであるGB5やGB7にはいくつかの違いがあります。これらの違いを理解しておくことで、適切なメンテナンスやアレンジがしやすくなるでしょう。
まず構造上の大きな違いとして、GB5とGB7はフルモデルチェンジ後の世代にあたり、シートレールやフロア構造そのものが改良されています。
GB3では14mmソケットレンチでボルトを4本外せば比較的簡単に取り外しが可能でしたが、GB5以降ではボルトの数や位置、カバーの形状が異なる場合があり、工具の選定や手順に一工夫が必要です。
さらに、GB7に関してはハイブリッド仕様となるため、フロア下にバッテリーが配置されているケースもあります。この構造により、2列目シートの取り外し時には、バッテリーや配線への影響を最小限にする注意が必要となります。
無理にボルトを外そうとすると、配線を傷つけてしまうリスクもあるため、事前にマニュアルや配線図を確認することが望まれます。
フリードGB3型と後継モデルGB5型・GB7型の2列目シートの外し方
| 項目 | GB3型 | GB5型・GB7型 |
|---|---|---|
| モデル世代 | 旧モデル | フルモデルチェンジ後の新世代 |
| シートレール・フロア構造 | 旧設計 | 改良された構造 |
| 取り外しボルト数・位置 | ボルト4本（14mmソケットレンチ使用） | ボルト数・位置、カバー形状が異なり、工具・手順に工夫が必要 |
| ハイブリッド仕様の有無 | なし | GB7はハイブリッド仕様。フロア下にバッテリー配置の場合あり |
| バッテリー・配線への注意 | 特にバッテリーは関係なし | バッテリー・配線への影響を最小限にする配慮が必要 |
| 配線損傷リスク | 比較的低い | 配線を傷つけるリスクあり。事前にマニュアル・配線図の確認推奨 |
| シートベルト・センサー | 構造はシンプル | 取り付け位置やセンサー類が複雑。警告灯点灯の可能性あり |
| 警告灯対策 | 基本的に不要 | OBD診断機によるリセットやセンサーのカプラー処理が必要な場合あり |
| 作業上のポイント | 比較的シンプルで初心者でも取り外しやすい | 仕様に応じた慎重な手順が必要。安全かつスムーズな作業が重要 |
また、GB5やGB7ではシートベルトの取り付け位置やセンサー類がより複雑になっているため、シートを外した後に警告灯が点灯することも考えられます。こうした問題を回避するためには、OBD診断機でのリセットや、シートセンサーのカプラー処理といった対応が求められる場合もあります。
このように、GB3とGB5/GB7では一見似たような外観であっても、構造や安全装置の点で違いがあります。単純に「同じように外せばいい」と考えず、それぞれの仕様に応じた手順を踏むことが、安全かつスムーズな作業につながると言えるでしょう。
まとめ：フリード2列目シートの外し方GB3について
・14ミリのソケットレンチとラチェットハンドルが必要
・ボルトが固い場合は潤滑剤を使うと良い
・作業前にマットや毛布を敷いて内装を保護
・車体は水平に保ち、タイヤストッパーで固定すると安全
・シートレールのボルトは前後2か所ずつ、合計4本
・シートを前後にスライドさせてボルト位置を確認する
・ボルトは14ミリ六角タイプで、力加減に注意
・樹脂カバーやモールなど内装パーツの扱いに注意
・内装パーツの取り外しには専用の内張り剥がしを使用
・取り外した部品は順番通りに整理して保管する
・シートは湿気を避けて風通しの良い場所に保管
・再取付時はトルクレンチを使って適正トルクで締める
・車中泊時は傾斜と荷物スペースの確保が重要
・スライド延長とシート取り外しは用途に応じて選ぶ
・GB3とGP3はエンジンと構造に違いがあるため注意
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