ホンダの人気ミニバン「オデッセイ」は、スタイリッシュなデザインと走行性能の高さで長年多くのファンに支持されてきました。
中でも注目されるのがオデッセイ5代目の前期と後期の違いに関する情報です。
この記事では、「5代目オデッセイは何年式から登場した?」という基本的な疑問から始まり、「RC1型とRC4型、前期と後期で何が変わった?」といった型式別の違いや、「5代目中期モデルの立ち位置」といった過渡期モデルの特徴についてもわかりやすく解説します。
これからオデッセイの購入や買い替えを検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
・5代目オデッセイの前期・中期・後期モデルの違い
・RC1型とRC4型の構造や装備の違い
・中古購入時に前期と後期どちらを選ぶべきか
・アブソルートやハイブリッドなど人気グレードの特徴
オデッセイ5代目の前期と後期の違いをわかりやすく解説

・5代目オデッセイは何年式から登場した?
・RC1型とRC4型、前期と後期で何が変わった?
・5代目中期モデルの立ち位置とは
・ハイブリッドモデルの中期・後期の主な違い
・快適性に差はある?乗り心地の違いを比較
・人気のアブソルートグレードはどの型が優秀?
5代目オデッセイは何年式から登場した?
ホンダの5代目オデッセイは、2013年11月に発売されたモデルです。
このモデルは、それまでの4代目までと異なる大きな進化を遂げたことで知られています。特に注目すべきは、従来の「ヒンジドア」から「両側スライドドア」に変更された点でしょう。これにより、乗降性やファミリー層への利便性が飛躍的に向上しました。
8人乗り仕様の設定も加わり、使い勝手の面で大きな刷新が図られたと言えます。
また、プラットフォームも新しくなり、ホンダ独自の「超低床プラットフォーム」が採用されたことで、ミニバンでありながらも低重心で安定した走行性能を確保しています。この構造により、全高が高められたにもかかわらず、オデッセイならではの走りの質感が維持されています。
搭載エンジンは2.4Lで、「アブソルート」には直噴仕様のハイパワータイプが用意され、燃費性能とパワーの両立が追求されました。さらに、2016年にはハイブリッドモデルの導入もあり、より幅広いニーズに応える体制が整っていきます。
このように、5代目オデッセイは2013年式から登場し、これまでのオデッセイのスタイルを大きく変えるターニングポイントとなったモデルです。ミニバン市場においても、ライバルとの差別化が図られ、特に走行性能と使い勝手のバランスを求めるユーザー層に高く評価されました。
RC1型とRC4型、前期と後期で何が変わった?

RC1型とRC4型は、どちらも5代目オデッセイの型式ですが、大きな違いは「パワートレイン」にあります。RC1はガソリンエンジンを搭載したFF(前輪駆動)車、RC4はハイブリッドシステムを搭載したモデルであり、細かい仕様や燃費性能が異なります。
加えて、前期・後期という区分は、2013年の初登場から2020年までの間に行われたマイナーチェンジによって、装備やデザインが大きく変化したタイミングを指します。
前期モデル(2013年〜2017年)は、ホンダセンシングが一部オプションであったり、インテリアの装備が今と比べてやや簡素なものでした。
デザインも丸みを帯びた落ち着いたスタイルでしたが、後期型(特に2020年以降)はフロントグリルやヘッドライト形状を大きく変更し、押し出し感の強いデザインに刷新されました。
装備面でも後期型では、ブレーキホールド機能やジェスチャーコントロール付きパワースライドドア、ワイヤレス充電機能など、利便性と先進性を両立する装備が多数追加されています。さらに、ホンダセンシングが全車標準装備となり、安全性も飛躍的に向上しました。
RC1とRC4の違いに加え、前期と後期の仕様差は車選びにおいて非常に重要な判断材料になります。とくに中古車市場では、こうした仕様の違いが価格や装備の満足度に大きな影響を与えるため、購入前にはしっかりと把握しておきたいポイントです。
5代目中期モデルの立ち位置とは
5代目オデッセイの中期モデルは、2017年11月のマイナーチェンジで登場した仕様を指します。
前述の通り、前期モデルに比べて大きな変更が加えられたこの中期モデルは、「過渡期的な立ち位置」でありながら、装備の進化やデザイン刷新により、実用性と先進性が両立されたバランスの良いグレードとも言えます。
まず中期モデルでは、ホンダセンシングが全車に標準装備されました。
これにより、衝突軽減ブレーキやACC(アダプティブクルーズコントロール)、歩行者事故低減ステアリングといった先進安全技術が、すべてのグレードで利用可能になります。これは当時のミニバン市場においても画期的な進化でした。
また、外観デザインでは、バンパーとグリルの形状が変更され、より精悍でモダンな印象を与えるスタイルへと変化しています。
インテリア面では、2列目のプレミアムクレードルシートやナビゲーション機能、マルチビューカメラなどの快適・便利な装備も追加され、ファミリーユースにおいて大きなメリットとなりました。
このような改良により、中期モデルは前期モデルと比べて機能面での充実度が高く、価格と装備のバランスが良いため、現在でも中古車市場では根強い人気を誇ります。特に「新しすぎず古すぎないモデル」を探しているユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢となるのがこの中期型です。
ハイブリッドモデルの中期・後期の主な違い

オデッセイハイブリッドの中期型と後期型には、見た目や機能面において明確な違いがあります。中期型は2017年11月のマイナーチェンジで登場し、後期型は2020年11月のビッグマイナーチェンジを経て誕生しました。
どちらも「SPORT HYBRID i-MMD」システムを搭載しており、静粛性や燃費性能においては共通の魅力を持っていますが、ユーザビリティや利便性の面では後期型に大きな進化が見られます。
まず外観では、後期型になるとフロントグリルとヘッドライトのデザインが大幅に刷新され、より堂々とした存在感が演出されています。加えて、テールランプの形状やバンパーデザインにも変更が加わっており、見た目の印象が大きく異なります。
これは単なる意匠変更ではなく、「高級感」や「重厚感」といったブランドイメージの強化を狙ったものでしょう。
装備面では、後期型ではジェスチャーコントロール・パワースライドドアやハンズフリーアクセスパワーテールゲートといった、実際の使用場面で便利な機能が多数搭載されました。
これらは中期型にはない、後期型特有の装備となっており、子育て世代や高齢者を乗せる機会の多い家庭には大きな利点となります。
一方で、価格差も無視できません。後期型は装備が豪華なぶん中古車市場でもやや高値で推移しており、予算によっては中期型を選ぶ方がコストパフォーマンスに優れる場合もあります。
このように、中期と後期ではデザイン・装備・価格の3点で大きな違いがあり、用途や重視するポイントによって選ぶべきモデルが変わってくるのです。
快適性に差はある?乗り心地の違いを比較
オデッセイ5代目の前期・中期・後期モデルでは、乗り心地に関して明確な違いがあります。初めて購入を検討する方にとって、ミニバンでありながら快適な走行性能がどこまで確保されているのかは大きな判断ポイントです。そこで各モデルの特徴を比較してみましょう。
まず前期モデルは、2013年のデビュー時点で既に「超低床プラットフォーム」を採用しており、安定感のある走行性能が特徴です。これにより車高が高くなったにもかかわらず、ミニバン特有のふらつきを抑えたフラットな乗り心地が実現されています。
ただし、サスペンションの硬さが若干目立ち、路面の凹凸を拾いやすい印象を受けることもあります。
次に中期モデル(2017年以降)では、ホンダセンシングの標準装備化やプレミアムクレードルシートの採用により、快適性が格段に向上しました。特に2列目シートのホールド感やリクライニング機能が改善されたため、長距離移動でも疲れにくい設計になっています。
そして後期モデル(2020年以降)になると、ジェスチャーコントロール付きのスライドドアや静粛性の強化、さらには上質な素材を使用したインテリアの仕上がりにより、ラグジュアリー感が一段と高まります。
細かい振動の吸収やエンジン音の遮断も改良されており、全体としてワンクラス上の快適性を実現しています。
このように、5代目オデッセイは登場から改良を重ねることで、快適性が確実に向上してきました。家族での移動や長距離ドライブを想定するなら、後期モデルの乗り心地がもっとも満足度が高い選択肢になるでしょう。
人気のアブソルートグレードはどの型が優秀?

オデッセイといえば「アブソルート」グレードの存在を忘れてはなりません。5代目オデッセイでは各時期に「アブソルート」シリーズが設定されており、それぞれに魅力があります。では、どの型が最も優秀と言えるのでしょうか。
まず、アブソルートは通常モデルよりもエアロパーツが充実し、スタイリッシュな外観が特徴です。さらに専用サスペンションが組まれており、足回りが強化されているため、運転の楽しさという点では他グレードを上回ります。
これにより、ミニバンでありながらスポーティな走行感覚が味わえるという特長があります。
前期型アブソルートは、走行性能を意識した設計となっており、低重心かつ剛性の高いボディにより安定したコーナリングを実現しています。しかし、装備の面では後期型と比べるとシンプルな構成で、安全機能も限定的です。
中期モデルに入ると、ホンダセンシングの搭載やインテリアの質感が向上。特に「アブソルート・ホンダセンシング」「アブソルート・EX」といったグレードでは、2列目シートの快適性や収納性が強化され、ファミリーユースにもぴったりの構成となっています。
後期型では、e:HEVアブソルートEX BLACK EDITIONといった特別仕様車が登場し、外観にもブラックアクセントが施されており高級感が際立ちます。さらに、パワーテールゲートやワイヤレス充電など、現代的な装備も充実しています。
総合的に見れば、最新の技術と快適性、安全性のバランスが取れた後期アブソルートが最も優秀といえるでしょう。ただし、予算や使用目的に応じて中期型を選ぶのも十分に合理的な選択肢です。
オデッセイ5代目の前期と後期の違いと選び方のヒント

・何代目が一番人気ですか?
・最も選ばれているグレードはどれ?
・中古で狙うなら前期・後期どっちが正解?
・故障のしやすさに違いはあるのか?
・前期型が不人気といわれる理由とは?
・旧型とのサイズ比較で見える進化のポイント
何代目が一番人気ですか?
ホンダ・オデッセイのなかで、どの世代が一番人気かという問いは、多くの中古車ユーザーや新車購入者にとって気になるところでしょう。結論から言えば、5代目が現在もっとも人気の高い世代となっています。
理由は、ファミリー層のニーズに応える装備の充実と、安全性能の飛躍的な進化が背景にあります。
まず、初代から4代目までのオデッセイは、乗用車ベースで作られた走行性能の高さが特徴でした。しかし、ヒンジドアの不便さや室内スペースの限界もあり、次第に競合ミニバンに市場を奪われていきました。
そこで登場したのが、スライドドアを採用し、使い勝手を重視した5代目モデルです。
5代目は、8人乗り仕様やハイブリッドモデルの追加、先進安全装備「ホンダセンシング」の標準化などにより、ファミリー層から高評価を受けるようになります。
また、プレミアム感のあるアブソルートグレードや、BLACK EDITIONといったデザイン重視の特別仕様も登場し、幅広い層にアピールしました。
さらに、中古車市場でも5代目は在庫が豊富で、年式や走行距離に応じて選択肢が多いというメリットがあります。特に中期〜後期型は、装備と価格のバランスがよく、予算に合わせた車選びがしやすいのです。
このように、総合的に見ると5代目オデッセイは、機能性・安全性・デザインの三拍子が揃ったモデルとして、歴代の中でも最も人気のある世代と言えるでしょう。
最も選ばれているグレードはどれ?
オデッセイの中でも、最も選ばれているグレードといえば「アブソルート・EX」が挙げられます。このグレードは、スタイリッシュな外観とともに高い装備性能を誇り、実用性と快適性の両立が図られている点で支持されています。
まず、外観では専用エアロパーツやアルミホイールが装備されており、他グレードとの差別化が明確です。これにより、ミニバンでありながらもスタイリッシュで洗練された印象を与えます。見た目にこだわりたいユーザーにとっては、大きな魅力です。
内装においても、「アブソルート・EX」では本革シートやプレミアムクレードルシート、電動シートなどが標準装備されており、ラグジュアリーな車内空間を提供しています。2列目にはオットマンが付き、長距離移動でもリラックスできる点は特にファミリー層に好評です。
また、ホンダセンシングの全機能が標準搭載されているため、安全面でも高い評価を得ています。
ACC(アダプティブクルーズコントロール)やレーンキープアシスト、衝突軽減ブレーキなど、運転支援機能が充実しており、日常の運転を安心して任せられます。
加えて、後期モデルではハイブリッド仕様の「e:HEVアブソルート・EX BLACK EDITION」なども人気を集めています。このグレードでは、燃費性能と走行性能の両方を実現しつつ、先進的な装備がさらに強化されており、まさにフラッグシップといえる存在です。
このような理由から、「アブソルート・EX」グレードは、価格と性能、快適性のバランスが取れた“最も選ばれているグレード”として、多くのユーザーから支持を受けています。
中古で狙うなら前期・後期どっちが正解?

中古でオデッセイ5代目を検討している場合、前期と後期のどちらを選ぶべきかは非常に悩ましいポイントです。価格、装備、安全性能のバランスを見極めながら、自分に合った選択をすることが重要です。
まず価格面では、当然ながら前期型の方が割安です。登場から時間が経っているため、走行距離や車体状態により価格の幅はありますが、200万円以下で状態の良い個体が見つかることもあります。
一方、後期型は新しい分、中古車市場でもまだ値崩れが少なく、300万円前後からの車両が中心となっています。
装備面に目を向けると、後期型は先進安全装備「ホンダセンシング」の内容が強化され、ジェスチャーコントロールスライドドアやワイヤレス充電など、現代のニーズに合った快適機能が充実しています。
また、インテリアの質感や外観のデザインもブラッシュアップされており、高級感を求める方には後期型が有力です。
一方で、前期型はアブソルートなどの上位グレードを選べば、走行性能や装備も充実しています。特に予算を重視しつつも、オデッセイらしい低床プラットフォームによる安定した走りを体感したいなら、前期型でも十分満足できる選択肢です。
このように考えると、最新装備を重視するなら後期型、コストパフォーマンスを重視するなら前期型がおすすめです。中古車購入は価格と内容のバランスを見ながら、自身の用途や予算に応じて選ぶことがポイントになります。
故障のしやすさに違いはあるのか?
オデッセイ5代目の前期型と後期型において、故障のしやすさに差があるのかは、中古購入を考える上で気になるポイントです。基本的にはどちらもホンダの高い品質基準を満たしており、致命的な欠陥は報告されていませんが、細かな違いはあります。
まず、前期型(2013〜2017年)はデビュー直後のモデルであり、新設計の「超低床プラットフォーム」やスライドドアなどが初採用された世代でもあります。新技術が導入された初期段階であるため、ドアモーターや電動シートなどの電装系トラブルが一部ユーザーから報告されています。
また、エアコンの効きやミッション系の細かな不具合も、中古車では確認しておきたいポイントです。
一方、後期型(2020年以降)はそれらの問題点を改良し、完成度が高まった世代といえます。
特に内装パーツの耐久性向上や電子装備の信頼性が高まり、全体的に安定した品質が特徴です。さらに、ホンダセンシングの進化により、センサー類の誤作動が減少し、安全性も向上しました。
ただし、後期型は導入からまだ日が浅く、中古市場での走行距離が少ない車が多いため、長期的な耐久性データは前期型ほど蓄積されていません。そのため、長く乗るつもりであれば、点検履歴や保証制度がしっかりしている車両を選ぶのが安心です。
このように、故障リスクの観点では後期型に軍配が上がる一方で、前期型もメンテナンス履歴がしっかりしていれば問題なく使えるモデルです。購入時は年式だけでなく、使用状態や整備状況を重視することが大切です。
前期型が不人気といわれる理由とは?

オデッセイ5代目の前期型が「不人気」と言われることがありますが、その背景には複数の要因が存在します。ただし、これは性能やデザインが劣っているという意味ではなく、相対的な評価に過ぎません。では、なぜ前期型にそういった声があるのでしょうか。
1つ目の理由は、スライドドアの初採用による違和感です。
従来のヒンジドア式からスライドドアに切り替わったことで、従来のオデッセイファンから「ミニバンらしさが強くなった」との声が上がりました。これにより、「走りのオデッセイ」を期待していたユーザーには、やや方向性の違いを感じさせてしまったのです。
2つ目は、安全装備の面です。
前期型ではホンダセンシングが全車標準装備ではなく、グレードによっては非搭載のものも存在します。今や当たり前となった先進安全装備がない点は、比較対象が増えた現代では見劣りする要素になり得ます。
3つ目に、後期モデルと比較するとインテリアや装備面でやや地味な印象があります。特にBLACK EDITIONなどの特別仕様車が用意されていない前期型は、デザイン面での選択肢が限られていました。
こうした要因が積み重なり、中古市場でも前期型の評価はやや控えめになっているのが現状です。しかし一方で、価格がこなれており、アブソルートグレードを中心に装備が充実した車両も多いため、コスト重視のユーザーにとってはむしろ狙い目とも言えます。
不人気とされるのは相対的な評価であり、実際には十分な価値があるモデルであることも忘れてはいけません。
旧型とのサイズ比較で見える進化のポイント
ホンダ・オデッセイは5代目で大きなモデルチェンジを受け、その進化はサイズにも如実に表れています。特に旧型(4代目)とのサイズ比較を通じて、ミニバンとしての使い勝手や室内空間の改善点が明確になります。
4代目オデッセイは、全高が約1,545mmと低く抑えられていたのが特徴です。
このサイズ感により、立体駐車場への入庫が可能であり、都市部の利用者には便利な選択肢となっていました。ただし、この低全高は車内空間に制限を与え、特に3列目の居住性が課題となっていました。
ホンダ・オデッセイ 4代目と5代目のサイズ比較表
世代 | 全長 | 全幅 | 全高 | 特徴・進化点 |
---|---|---|---|---|
4代目(RB3型) | 約4,830mm | 約1,800mm | 約1,545mm | 低全高設計で立体駐車場対応、スポーティーだが3列目の居住性に制限あり |
5代目(RC1型) | 約4,830mm | 約1,820mm | 約1,700mm | スライドドア採用、超低床で乗降性向上、3列目の快適性向上、室内空間が広く実用性が高い |
一方、5代目では全高を1,700mm前後に引き上げ、よりミニバンらしいスタイルへと進化します。
これは、両側スライドドアの採用や、3列目シートの快適性向上を目指した結果です。また、ホンダ独自の「超低床プラットフォーム」により、フロア位置を下げたまま全高を高くするという、相反する要素の両立に成功しています。
この変更により、乗降性が格段に向上し、小さな子どもや高齢者の乗り降りもスムーズになりました。加えて、2列目・3列目の空間に余裕が生まれ、長距離移動での快適性も大幅にアップしています。
車体サイズそのものは全長4,830mm前後・全幅1,820mm程度と、4代目と大差はありませんが、内部空間の効率的な使い方により、実質的な広さが改善されています。
このように、単なるサイズアップにとどまらず、「使える空間」の質を高めた点こそが、5代目の進化の真髄といえるでしょう。
まとめ:オデッセイ5代目の前期と後期の違いについて

・5代目オデッセイは2013年11月に発売されたモデル
・初めて両側スライドドアを採用し利便性が向上
・超低床プラットフォームにより低重心で安定した走行が可能
・RC1型はガソリン車、RC4型はハイブリッド車として分かれる
・前期型は2013〜2017年式で、安全装備が限定的
・中期型は2017年マイナーチェンジでホンダセンシングが標準装備
・中期モデルは装備と価格のバランスが良く中古市場でも人気
・後期型は2020年のビッグマイナーチェンジで外観と装備が大幅進化
・後期型ではジェスチャーコントロール付きドアなど最新装備を搭載
・ハイブリッドの後期型は静粛性・利便性の面で完成度が高い
・前期型は電装系など一部で初期トラブル報告がある
・後期型は故障報告が少なく、品質が安定している
・アブソルート・EXグレードは装備と見た目で最も人気が高い
・旧型より全高を高くし室内空間と乗降性を大幅に改善
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