オデッセイの税金はいくら？排気量別に自動車税と維持費を解説

家族向けミニバンとして根強い人気を誇るホンダ・オデッセイ。

しかし、購入後の維持費については「オデッセイ 税金はいくらかかるの？」「13年落ちだと税金が高くなるって本当？」「RB1やRC1の型式ごとの違いは？」など、具体的な疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

本記事では、「自動車税と重量税のしくみを理解しよう」「排気量によって税金がどう変わる？」「ハイブリッド車とガソリン車で異なる税額」といった基礎から、ステップワゴンとの比較や新型・e:HEVモデルの減税対象可否まで幅広く解説します。

読み進めることで、自分に合ったオデッセイ選びと無理のない維持計画が立てられるようになります。

オデッセイの税金はいくらかかる？基本情報と車種別解説

・自動車税と重量税のしくみを理解しよう
・排気量によって税金がどう変わる？
・ハイブリッド車とガソリン車で異なる税額
・「13年落ち」は税金が高くなるって本当？
・RB1・RB3・RC1など型式ごとの違い
・ステップワゴンと比べた税負担の差

自動車税と重量税のしくみを理解しよう

自動車を所有する上で避けて通れないのが「税金」です。特に自動車税と重量税は、毎年もしくは車検時に支払う必要があり、維持費の大きな要素となります。ここでは、この2つの税金の仕組みをしっかりと理解しておきましょう。

まず、自動車税（正確には「自動車税（種別割）」）は毎年4月1日時点での所有者に課される税金で、基本的には排気量に応じて金額が決まります。排気量が大きいほど高額になるのが特徴です。例えば2000ccクラスでは年間で約39,500円、2400ccクラスになると約45,000円前後が相場となります。

一方で重量税は、車検ごと（新車は初回3年、以降2年ごと）に課税されるもので、車両の「重さ」によって金額が決まります。

車両重量が0.5トンごとに区切られ、重量が増えるごとに税額も上がっていきます。たとえば2.0トンまでの車両なら車検ごとに32,800円（年間換算で16,400円）が発生することがあります。

項目	内容
自動車税の課税タイミング	毎年4月1日時点での所有者に課税
自動車税の基準	排気量に応じて税額が変動（例：2000cc→約39,500円、2400cc→約45,000円前後）
重量税の課税タイミング	車検ごと（新車は初回3年、以降2年ごと）
重量税の基準	車両重量ごとに課税（例：2.0トンまで→車検ごとに32,800円、年換算16,400円）
自動車税の役割	道路使用に対する負担として徴収
重量税の役割	道路インフラ維持のために徴収
減税・免税制度	環境性能の高い車両には減税・免税あり（例：ホンダ・オデッセイ→重量税が免税または50%軽減）
維持費の把握の重要性	税金の仕組みを理解することで、車購入後の出費計画を立てやすくなる

この2つの税金は、似ているようで実は役割が異なります。自動車税は道路の使用に対する負担として、重量税は道路インフラ維持に使われる性質のものであるため、それぞれ課税の根拠が違います。

また、燃費性能や環境基準を満たす車種には減税や免税制度が適用されるケースもあります。ホンダ・オデッセイのように環境性能に配慮したモデルの場合、重量税が「免税」や「50％軽減」になることもあります。これは大きなメリットです。

税金は「いつ」「どれだけかかるか」を事前に知っておくことで、購入後の維持費の見通しが立ちやすくなります。このように仕組みを理解することは、損をしないクルマ選びの第一歩とも言えるでしょう。

排気量によって税金がどう変わる？

自動車税の金額は排気量によって段階的に決定されているため、エンジンの大きさがそのまま維持費の差に直結します。ホンダ・オデッセイはモデルによって2000ccや2400ccの排気量を持つことが多いため、このポイントを押さえておく必要があります。

2000cc以下であれば年額39,500円、2001cc〜2500cc未満では45,000円が基本となります。わずか400ccの差で5,500円もの差が生まれるのです。もし10年間乗るとすれば、単純計算で55,000円の差が出ることになり、これは見過ごせない金額です。

項目	内容
排気量ごとの自動車税	2000cc以下：39,500円／年 2001cc〜2500cc未満：45,000円／年
税額差	年間差額：5,500円 10年間の累積差額：約55,000円
税額差の理由	排気量が大きい＝出力が高い＝道路負荷大＋環境負荷も大きいため
対象モデル例（2400cc）	オデッセイ RB1型（初代アブソルートなど）
対象モデル例（2000cc）	オデッセイ RC型（現行ガソリン仕様など）
維持費への影響	排気量が大きいモデルは自動車税・重量税・燃費など含め総合的に維持費が高い傾向
節約ポイント	2000ccクラスを選ぶことで自動車税を毎年抑えることが可能

なぜ排気量によって税額が変わるのでしょうか。

それは、排気量が大きい＝出力が高い＝道路にかかる負担も大きい、という理屈に基づいています。また、燃費も一般的に排気量が大きいほど悪化するため、環境負荷の観点からも負担を重くする考え方です。

具体的に、オデッセイRB1（2400ccクラス）のようなモデルでは、自動車税だけでなく重量税や燃料費も含めてトータルの維持費が高くなる傾向があります。一方、オデッセイRCモデルなどで2000ccクラスを選べば、年間の自動車税を少し抑えることができます。

このように、同じ車種でも排気量が異なるだけで年間数千円、長期的には数万円以上の差が出ることを考えると、排気量と税金の関係はクルマ選びにおいて極めて重要な要素です。

購入時の車両価格だけでなく、こうした維持費も含めて検討することが賢明です。

ハイブリッド車とガソリン車で異なる税額

ホンダ・オデッセイにはガソリン車だけでなくハイブリッド車もラインアップされており、この選択によっても税金の金額に差が生まれます。環境性能に優れたハイブリッド車は、エコカー減税の対象となることが多いため、特に重量税や環境性能割で優遇措置を受けられるのが特徴です。

例えば、オデッセイe:HEV（ハイブリッドモデル）は、2025年5月時点で「重量税免税」「環境性能割非課税」となっており、かなりの節税効果が期待できます。

一方、同じ排気量のガソリン車であっても、こうした減税が適用されない場合、重量税や環境性能割が満額課されるため、数万円の差が生まれます。

また、ハイブリッド車は燃費が良いため、長期的なガソリン代の節約にもつながります。税金だけでなく、日々の維持費を抑えるという観点でも大きなメリットがあると言えます。

ただし、ハイブリッド車は車両価格がやや高めに設定されている傾向があり、初期費用が増えることがネックになるケースもあります。つまり、税金や燃料費で得られるメリットと、購入価格の差を長期スパンでどう見るかが大切です。

このように、税制面とランニングコストの両面から検討すると、ハイブリッド車は「初期費用は高いが、維持費は安い」選択肢と言えます。どちらが総合的にお得かは、あなたの使い方や保有年数によって変わるでしょう。

「13年落ち」は税金が高くなるって本当？

はい、本当です。車が「13年落ち」になると、一定の環境性能基準を満たしていないと見なされ、税金が増額される仕組みが存在します。これは自動車税と重量税の両方に影響します。

具体的には、自動車税が約15％、重量税に至ってはおよそ40％も上がるケースがあります。たとえば、13年未満のオデッセイRB1で自動車税が45,000円だった場合、13年を超えると51,700円程度に増額されます。重量税も同様に、車検ごとに数千円高くなるのです。

この制度の背景には、古い車ほど排出ガスが多く、環境に悪影響を与えるという考え方があります。つまり、環境負荷が高まる旧車に対しては、税制面でも負担を重くすることで、買い替えを促すという国の方針があるのです。

もちろん、古い車を長く大切に乗ること自体は悪いことではありません。ただし、税金の増額があるという事実を知った上で保有を続けるべきです。特にオデッセイのような排気量の大きい車では、増税の影響が大きく、年間の維持費にも響いてきます。

もし13年以上経過したオデッセイの購入や保有を考えているのであれば、税金がどれだけ上がるのかを事前に確認し、それが許容範囲かどうかを見極める必要があります。維持費のシミュレーションをしておくことが、賢いカーライフの第一歩となるでしょう。

RB1・RB3・RC1など型式ごとの違い

ホンダ・オデッセイには、型式ごとにエンジンの排気量やボディサイズ、安全性能が異なるという特徴があります。その中でもよく比較対象となるのが、RB1、RB3、RC1の3モデルです。それぞれの違いを知ることは、税金や維持費を見積もる上で非常に重要です。

まず、RB1型は2003年から2008年まで販売された3代目モデルで、2.4Lの直列4気筒エンジンを搭載しています。この型式は比較的コンパクトな車体に仕上がっており、ミニバンでありながらワゴンのような低重心スタイルが特徴です。

税金面では2400ccクラスに該当するため、自動車税は年間45,000円ほどになります。

続いてRB3型は、2008年から2013年まで展開された4代目モデルです。RB1と同じ2.4Lエンジンながら、衝突安全性や装備が強化されたことにより、車重が増加し、重量税の面でやや負担が大きくなる傾向があります。車検時の税金にも注意が必要です。

そしてRC1型は、2013年以降のモデルで、ボディサイズがさらに大きくなり、スライドドアを初採用したことで利便性が格段に向上しました。

このモデルは先進安全装備が充実しているほか、e:HEVモデルなどハイブリッド仕様もラインアップされています。そのため、環境性能割や重量税が減免されるケースが多く、税負担を抑えやすいという魅力があります。

このように、同じ「オデッセイ」でも型式によって税金、装備、維持費に大きな違いが生まれます。購入を検討する際には、単に価格だけを見るのではなく、型式ごとの特徴を理解したうえでトータルコストを比較することが大切です。

ステップワゴンと比べた税負担の差

ホンダのミニバンといえば、オデッセイとステップワゴンの2車種が代表格です。どちらもファミリーユースに人気がありますが、税金という観点から見ると違いがあるため、購入前に把握しておくと損がありません。

まず注目すべきは「排気量」です。

一般的にステップワゴンの多くは1500ccのVTECターボエンジンを採用しており、自動車税は年額34,500円程度に収まります。一方でオデッセイは2000ccや2400ccといった中排気量帯が中心であるため、自動車税は45,000円前後となることが多く、年間で1万円以上の差が生じます。

さらに重量税も無視できません。オデッセイは車体重量が重く、車検時の重量税が32,800円前後となるケースが多いのに対し、ステップワゴンは比較的軽量な設計のため、25,200円で済む場合もあります。つまり、車検のたびに数千円〜1万円近くの負担差があるわけです。

また、環境性能においても差が出ます。

ステップワゴンはe:HEV（ハイブリッド）モデルの導入によって、環境性能割や重量税の減税が適用されやすくなっています。一方で、オデッセイのハイブリッド仕様は高性能ですが、ガソリンモデルとの税差が顕著であるため、選び方によってはランニングコストが大きく変わります。

このように、ステップワゴンとオデッセイは見た目や車内空間では似た要素もありますが、税負担ではステップワゴンの方が軽い傾向にあります。家族構成や年間走行距離をふまえて、どちらが自分にとってメリットが大きいかをじっくり比較するのが得策です。

オデッセイの税金を含む維持費の目安と節約ポイント

・年間維持費はどのくらい？自動車税以外にも注目
・新型やe:HEVモデルは減税の対象になる？
・オデッセイ購入後の車検費用と納税タイミング
・任意保険と税金の関係、大学生が所有する場合は？
・中古車を選ぶ際に注意したい税金面の落とし穴
・2400cc・2000ccモデルの税金目安と節約術

年間維持費はどのくらい？自動車税以外にも注目

車を所有するうえで、購入価格と同じくらい気になるのが「年間維持費」です。ホンダ・オデッセイのようなミニバンの場合、税金以外にも多くのコストがかかるため、総合的な予算を把握しておくことが大切です。

まず大前提として、自動車税は2000cc〜2400ccクラスであれば年間約45,000円前後となります。さらに車検時にかかる重量税は2年間で約32,800円（年換算で16,400円）です。これだけで年間6万円以上が税金として消えていきます。

次に挙げられるのが、自賠責保険と任意保険の費用です。自賠責は年間でおよそ13,000円前後、任意保険は補償内容にもよりますが、30代のファミリー層であれば年間70,000円前後が目安となります。つまり保険関係だけで約8万円以上の支出になります。

ホンダ・オデッセイの年間維持費に関する内容

項目	費用目安（年間）	補足説明
自動車税	約45,000円	排気量2000〜2400ccクラスに該当
重量税	約16,400円	車検2年ごと／車両重量2.0tクラス
自賠責保険	約13,000円	法定保険。車検ごとに更新（年換算）
任意保険	約70,000円	30代ファミリー層・一般的な補償プラン想定
燃料費	約100,000〜130,000円	年間1万km走行・燃費10〜14km/L・ガソリン180円/L前後想定
消耗品（整備費含む）	約30,000〜50,000円	タイヤ・オイル・バッテリー・ブレーキパッドなどの費用
駐車場代（都市部）	約120,000円〜（月1万円想定）	地域によって大きく変動。地方は無料の場合もあり
年間合計目安	約274,400〜344,400円	駐車場代含めると30万円超えも一般的

燃料費も無視できません。オデッセイの燃費はガソリン車で10km/L前後、ハイブリッド車で14〜17km/L程度です。仮に年間1万km走行する場合、ガソリン代だけでも10万〜13万円ほどかかることになります。

その他に、タイヤ交換やオイル交換、バッテリーなどの消耗品も加味すると、年間の維持費は20万円〜30万円前後になるケースが一般的です。特に都市部に住んでいる場合は、駐車場代も月1万円以上かかることがあるため、固定費としての負担感はさらに増します。

このように、オデッセイを所有するためには車両代以外にも多くの費用が発生します。事前に維持費を把握し、家計と相談しながら検討を進めることで、無理のないカーライフを実現できるでしょう。

新型やe:HEVモデルは減税の対象になる？

新型オデッセイ、特にe:HEVモデルは、環境性能の高さから税制上の優遇を受けられるケースが多くなっています。これは「エコカー減税」「グリーン化特例」など、環境配慮型の車両に対して国が定めた軽減措置が適用されるためです。

まず注目したいのが「自動車重量税」の免税措置です。e:HEVモデルは国の燃費基準をクリアしているため、新車購入時の重量税が100％免税となる場合があります。これにより、車検ごとの費用が大幅に軽減されるのがメリットです。

次に「環境性能割」も重要です。この税は2019年に導入された新しい制度で、自動車取得時に排出ガス性能や燃費基準に応じて課税されます。e:HEVモデルのような優良車は、非課税もしくは1〜2％に軽減されるため、購入時の初期費用を抑えられます。

さらに一部の自治体では、ハイブリッド車や低排出ガス車に対して独自の助成制度や減税制度を設けている場合もあります。たとえば東京都や神奈川県では、車庫証明の手数料が減額されるなどの特典があります。これも車種選びの際に見逃せないポイントです。

ただし、これらの減税制度には期限があるため、タイミングによっては恩恵を受けられないこともあります。また、制度改正により対象基準が変更される可能性もあるため、最新の情報を必ずチェックするようにしましょう。

このように、e:HEVを選ぶことで環境に優しいだけでなく、家計にも優しいカーライフを実現できます。税金面のメリットも含めて、総合的なコストパフォーマンスを見極めることが、後悔しないクルマ選びの鍵となるのです。

オデッセイ購入後の車検費用と納税タイミング

オデッセイを購入したあとに直面するのが、車検費用と税金の納付です。車を維持するうえで避けて通れない出費であり、計画的に備えることが求められます。新車で購入した場合、初回車検は3年後に、その後は2年ごとに車検を受ける必要があります。

車検時には自動車重量税や自賠責保険、整備費用などが発生し、合計では10万～15万円ほどになることもあります。

一方、自動車税は毎年4月1日時点の車両所有者に課税されるため、たとえ3月に売却した場合でも翌年の納税義務はありません。納税通知書は5月上旬ごろに届き、支払い期限は5月末が一般的です。そのため、4月に購入したばかりでも初年度から自動車税を支払うことになります。

なお、オデッセイのような2000～2400ccクラスのミニバンでは、自動車税が年間39,500～45,000円前後かかることが一般的です。これに加えて車検が近づいてくると、合計出費が大きくなるため、分割払いや事前積立などの対策を講じると安心です。

このように、オデッセイを所有するには車両本体価格以外の維持費も計画的に把握しておく必要があります。購入後の数年間にどれだけの費用がかかるのか、事前に把握しておくことで「こんなはずじゃなかった」と後悔せずに済むでしょう。

任意保険と税金の関係、大学生が所有する場合は？

大学生がオデッセイを所有する場合、任意保険と税金の負担が大きなネックになることがあります。まず、税金に関しては所有者の年齢に関係なく課税されるため、たとえ学生であっても自動車税や重量税は通常通り課せられます。

たとえば2400ccモデルなら年間45,000円程度の自動車税が必要です。一方で、任意保険は年齢によって保険料が大きく変わります。

大学生のような若年層は事故のリスクが高いとされており、保険料が年間20万円以上になるケースも珍しくありません。さらに、オデッセイのように車両価格が高めのミニバンでは、車両保険をつけるとその分コストが跳ね上がります。

このような事情から、大学生がオデッセイを所有する場合は、名義を親にして保険を契約する「家族名義契約」という方法を選ぶことがあります。これにより、年齢制限を緩和し保険料を抑えることが可能です。

また、家族の等級を引き継ぐこともできれば、さらに割引率が高まります。

もちろん、税金は名義人が所有者になるため、誰の名義で登録するかによって納税義務も変わってきます。そのため、名義や契約の仕組みをしっかり理解したうえで、自分に合った方法を選ぶことが重要です。

税金と保険は、見落としがちな費用ながら家計への影響が大きいため、所有前に詳細なシミュレーションを行うことが大切です。特に若いオーナーの場合は、節約できるポイントをしっかり押さえておくことで、無理のないカーライフを実現できるでしょう。

中古車を選ぶ際に注意したい税金面の落とし穴

オデッセイを中古で購入する際には、車両価格だけでなく「税金の落とし穴」に注意が必要です。新車に比べて本体価格が抑えられる分、見落としがちな維持費の負担が、意外な負担となってのしかかってくるケースがあるためです。

まず確認すべきは「13年超」の経年車です。自動車税および重量税は、13年を超えたガソリン車に対して増税措置が取られており、自動車税は約15％、重量税は約40％も高くなる場合があります。

例えば2400ccのオデッセイでは、自動車税が約51,700円、重量税が1回あたり45,600円と、新車時に比べて大幅な負担になります。

また、中古車は排気量や装備内容がまちまちであるため、グレードによって税負担にも差が出ます。販売店の価格表示に諸費用が含まれていない場合は、自動車取得税（現在は環境性能割）が別途必要になることもあり、予算オーバーになる可能性もあります。

さらに、車検の残り期間にも注意が必要です。車検が切れ間近の車両を選ぶと、購入直後に重量税や自賠責などを含めた高額な出費が発生します。一方、車検が1年以上残っている車両であれば、初年度の維持費を大幅に抑えることが可能です。

このように、中古車選びでは価格だけで判断せず、年式や車検の残り期間、税制上の扱いまで細かくチェックすることが肝心です。税金面の落とし穴を回避することで、より賢い買い物が実現できます。

2400cc・2000ccモデルの税金目安と節約術

オデッセイには2000ccと2400ccのモデルがあり、それぞれにかかる税金額に差があります。どちらもミドルサイズミニバンとしての使い勝手は高く、家族用途に適していますが、維持費の観点では慎重な比較が求められます。

まず、2000ccモデルの自動車税は年間39,500円です。

一方で、2400ccになると45,000円に増加します。たった400ccの違いでも年間5,500円の差があり、10年所有すれば5万円以上の差額になります。重量税も車両重量に応じて加算されるため、排気量の大きいモデルほど出費がかさむ傾向にあります。

このような税負担を少しでも軽減するには、まずハイブリッド車や減税対象グレードを選ぶことが一つの方法です。環境性能に優れた車種は、環境性能割や重量税が軽減されるため、初期費用だけでなく車検時のコストも抑えられます。

また、13年未満の比較的新しい中古車を選べば、増税対象を避けることも可能です。

さらに、保険料の見直しや定期的なメンテナンスによって故障リスクを下げることで、突発的な修理費の発生も防げます。日常的にはエコドライブを意識することで、燃費を向上させガソリン代を削減するという工夫も有効です。

税金は避けられない出費ですが、車種選びや運用方法によってその影響を最小限に抑えることは可能です。どのモデルを選ぶかで家計への影響は大きく変わるため、冷静な判断が求められます。

まとめ：オデッセイの税金について

・オデッセイの自動車税は排気量により異なる
・2000ccモデルは年間約39,500円の自動車税が課される
・2400ccモデルでは年間約45,000円の自動車税となる
・ハイブリッド車はe:HEVを含め減税対象となる場合がある
・13年を超える車両は重課税の対象となる
・自動車税に加え、重量税も排気量や年式で差がある
・型式（rb1、rb3、rc1など）によって税金額が変動する可能性がある
・ステップワゴンと比較すると、車両重量や排気量で差が出やすい
・新型オデッセイやe:HEVモデルは環境性能により減税を受けやすい
・中古購入時は年式や前オーナーの納税状況に注意が必要
・任意保険と税金は直接関係ないが、維持費として把握しておくべき
・大学生や若年層が所有する場合は維持費全体を要検討
・オデッセイの年間維持費には税金・保険・車検費用が含まれる
・初回車検は3年後、以降は2年ごとに税とともに費用が発生する
・グレードや装備により車両重量が異なり、重量税も影響を受ける

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