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オデッセイハイブリッドの燃費は悪い?口コミ評価と向上のコツ

オデッセイハイブリッドの燃費の実力を検証
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オデッセイ ハイブリッドの燃費が気になる――そんな方のために、本記事では実際のデータやユーザーの声をもとに、徹底的に「燃費の実力」を掘り下げていきます。

カタログ値と実燃費の差はどれくらいなのか、街乗り・高速道路での燃費傾向、そして人気のe:HEVアブソルートの燃費性能など、購入前に知っておきたい情報が満載です。

特に、オデッセイ2.0ハイブリッドの満タン航続距離や、「燃費が悪い」と言われる理由とは何か、気になるポイントを分かりやすく解説します。

さらに、日常の運転で燃費を伸ばすためのコツや、実際のユーザー口コミ、みんカラ・e燃費での評価まとめもご紹介。数字だけでなく、リアルな声をもとにした実態が明らかになります。

中古車を検討している方には「中古車の燃費はどれくらい落ちる?」という疑問に加え、2016年以降のモデル別燃費推移や、アブソルートEXと他グレードの違いも重要な比較材料となるでしょう。また、ステップワゴンとの燃費比較も取り上げることで、他車種とのバランスも見極められます。

記事の要約

・カタログ燃費と実際の燃費
・街乗りや高速道路での燃費傾向
・グレードや年式ごとの燃費性能
・燃費を向上させる運転の工夫

オデッセイハイブリッドの燃費の実力を検証

オデッセイハイブリッドの燃費の実力を検証
出典元:HONDA・odyssey・公式

・カタログ値と実燃費の差はどれくらい?
・街乗り・高速道路での燃費傾向
・e:HEVアブソルートの燃費性能
・オデッセイ2.0ハイブリッドの満タン航続距離
・「燃費が悪い」と言われる理由とは
・燃費を伸ばすための運転のコツ

カタログ値と実燃費の差はどれくらい?

カタログ燃費と実際の燃費には、少なからず差があります。これはオデッセイハイブリッドに限ったことではなく、すべての車種に共通する現象です。カタログ燃費とは、国が定めた試験条件のもとで測定された理論上の数値です。

そのため、実際の走行環境では同じような結果が出ないことが多くあります。

例えば、2020年11月~2022年9月のモデルであるオデッセイハイブリッド「e:HEVアブソルート」のカタログ燃費は、WLTCモードで19.8km/L前後とされています。一方、ユーザーの実燃費報告を確認すると、実際には13~17km/L程度になるケースが多いようです。

特にエアコンの使用頻度が高い夏場や、短距離移動を繰り返すような使い方では、数値が大きく下がる傾向があります。

この差の主な要因には、交通状況や運転スタイル、気候条件などがあります。試験ではエアコンを使用せず、発進や停止もスムーズに行われるため、非常に理想的な環境での測定です。

これに対し、実際の道路では信号待ちや渋滞が発生し、急加速・急停止を伴う運転も少なくありません。こうした条件では当然、燃費は悪化します。

このように考えると、カタログ値はあくまで「参考値」として捉えるべきです。

実際に車を購入してからの使用状況に応じて、実燃費がどのように変化するかを理解しておくことが大切になります。中古車を検討している方は、実燃費を報告している口コミサイトやレビューなども併せて確認することで、より現実的な燃費性能の把握につながるでしょう。

街乗り・高速道路での燃費傾向

街乗り・高速道路での燃費傾向
Carlife・イメージ

オデッセイハイブリッドの燃費は、走行シーンによって大きく異なります。街乗りでは燃費が落ちやすく、高速道路では比較的安定した数値が出やすい傾向にあります。これはハイブリッドシステムの特性と、走行環境の影響を受けるためです。

街乗りとは、信号の多い市街地を中心にした運転を指します。このような環境では、頻繁な停止・発進が求められます。オデッセイハイブリッドはモーターでの低速走行に強みがあるとはいえ、加減速の繰り返しはバッテリーの消耗やガソリンエンジンの稼働頻度を増やす原因になります。

その結果、街中での燃費は平均して13km/L前後まで落ち込むケースも見られます。

一方、高速道路を走る際には、一定速度での巡航が基本となるため、燃費が伸びやすくなります。オデッセイハイブリッドはエンジンとモーターの効率的な切り替えにより、燃費性能を高水準で保つことが可能です。

実際のユーザー報告では、高速走行時に18km/L前後まで燃費が向上するケースも確認されています。

ただし、高速道路でも渋滞に巻き込まれたり、アップダウンの激しい道路を走ると燃費は低下します。また、追い越しなどで頻繁に加速を行う場合も燃費には悪影響を及ぼします。

こうした燃費の傾向を踏まえると、走行スタイルに応じた使い方や工夫が重要です。特に街乗りが多い方は、急発進・急停止を避けるエコドライブを心がけることで、燃費の悪化を抑えることができるでしょう。

e:HEVアブソルートの燃費性能

e:HEVアブソルートは、オデッセイハイブリッドの中でも中核を担うグレードで、燃費性能と快適装備のバランスに優れたモデルです。このグレードは、WLTCモードで19.8km/Lのカタログ燃費が示されており、実用面でも非常に高い水準にあります。

この燃費性能は、「SPORT HYBRID i-MMD」システムによるものです。

このシステムは、エンジンとモーターの使い分けを最適化し、走行状況に応じて自動で切り替えを行います。例えば発進時や低速走行時はモーターのみで走り出し、加速時や高速巡航時にはエンジンとモーターを連携させて効率よくパワーを供給します。

ただ、燃費性能が高いからといって過信は禁物です。

快適装備が充実している分、車両重量も増加しており、乗り方次第では燃費が大きく変動します。例えば、大人数での乗車や荷物を積んでの移動、エアコンの多用などによって実燃費はカタログ値より2〜5km/L程度落ち込むケースも少なくありません。

また、e:HEVアブソルートはFF(前輪駆動)のみの設定となっているため、4WDモデルを希望するユーザーには選択肢が限られます。しかしその分、車体が軽量に保たれ、燃費面では有利に働いているとも言えるでしょう。

こうして見ていくと、e:HEVアブソルートは日常使いから長距離ドライブまで幅広く対応できる優秀なグレードと言えます。燃費を重視しつつも、装備やデザインも妥協したくないというユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢です。

オデッセイ2.0ハイブリッドの満タン航続距離

オデッセイ2.0ハイブリッドの満タン航続距離
Carlife・イメージ

オデッセイ2.0ハイブリッドに搭載されている燃料タンク容量は55リットルです。この数値をベースに、実燃費とカタログ燃費を考慮して満タン時の航続距離を算出することができます。ここではその目安を解説していきます。

仮にカタログ上のJC08モード燃費が25.2km/Lだとすると、理論上は「25.2 × 55 = 約1,386km」の走行が可能になります。しかし、前述の通り、カタログ値はあくまで理想的な条件下でのものであり、実際の使用環境ではここまでの距離は難しいです。

一方で、実燃費を平均16km/Lと仮定した場合、満タンでの航続距離は「16 × 55 = 約880km」となります。これでも十分な距離をカバーできるため、長距離のドライブや旅行にも安心して利用できる車種であることがわかります。

■ オデッセイ 2.0 ハイブリッドの燃費・航続距離目安

項目数値・内容補足説明
燃料タンク容量55リットル通常ガソリン(レギュラー)使用
カタログ燃費(JC08モード)25.2 km/Lメーカー公称値(理想的条件下)
実燃費(一般的な目安)13〜16 km/L街乗り中心:13km/L前後、高速主体:15〜16km/L
満タン航続距離(理論値)1,386km(25.2×55)あくまでカタログ上の理論値
満タン航続距離(実燃費)715〜880km(13〜16km/L×55L)街中走行では700km以下になるケースもあり

■ 航続距離を伸ばすためのドライブポイント

エコ運転ポイント効果・目的
急発進・急ブレーキを避ける燃料消費のムダを防ぎ、燃費向上とブレーキの摩耗抑制に効果的
アクセルをじわっと踏むハイブリッド特性を活かし、EV走行の頻度を高めることができる
高速道路ではクルーズコントロール活用無駄なアクセル操作を抑え、安定した燃費を維持しやすくなる
タイヤ空気圧の定期点検空気圧不足は転がり抵抗を増やし燃費悪化につながるため、適正空気圧を維持することが重要
荷物は必要最低限にする車両重量の増加は加速時の燃料消費増加に直結

ただし、走行状況によってはさらに燃費が悪化する可能性もあるため、実際の航続距離は700~900kmの範囲内と考えるのが現実的です。特に街中を頻繁に走行するユーザーは、燃費が13km/L程度まで落ち込むケースもあるため、満タンで700km以下になることもあります。

これらの点を踏まえると、航続距離を伸ばすためには運転スタイルの見直しが重要になります。アクセルワークの工夫や、急発進・急停止の回避といったエコドライブを実践することで、燃費を向上させ、給油の手間を減らすことが可能です。

オデッセイ2.0ハイブリッドは、快適性と実用性のバランスが取れたモデルであり、しっかりとした管理を行えば非常に高いパフォーマンスを発揮する一台です。

「燃費が悪い」と言われる理由とは

「燃費が悪い」と言われる理由とは
Carlife・イメージ

オデッセイハイブリッドが「燃費が悪い」と言われる理由には、いくつかの背景があります。

まず前提として、オデッセイは上級ミニバンとして設計されており、車両重量が重く、全長・全幅ともに大きいため、燃費だけを重視したコンパクトカーや軽自動車とは比較になりません。たとえハイブリッドシステムを搭載していても、そもそも車体構造が燃費に不利な要素を多く抱えています。

さらに、使用環境によってはモーター走行の割合が下がることで燃費性能が落ちることもあります。例えば、頻繁な短距離移動や信号の多い市街地走行を繰り返すと、エンジンの始動時間が長くなり、ハイブリッドのメリットが発揮されにくくなります。

また、7〜8人乗りで設計されているため、フル乗車や荷物の積載量が多い状況が続くと、それだけでも燃費は大きく低下します。

エアコンの使用やアイドリング時間も見逃せません。特に夏場や冬場にエアコンを多用すると、モーターよりもエンジンに頼る時間が増え、燃料消費がかさみます。さらに、アクセルの踏み込みが急だったり、加減速のタイミングが雑だと、ハイブリッド車であっても高い燃費は維持できません。

このように、オデッセイハイブリッドが「燃費が悪い」と言われるのは、単にハイブリッドだから燃費が良くて当たり前という期待が大きすぎること、そして実際の使い方が理想的な条件とは異なることが重なっているためです。

性能そのものが悪いのではなく、使い方や環境次第で燃費に差が出やすい車であるという理解が必要です。

燃費を伸ばすための運転のコツ

オデッセイハイブリッドの燃費を最大限に活かすためには、運転の仕方が非常に重要です。たとえ高性能なハイブリッドシステムが搭載されていても、ドライバーの癖や走行環境次第で燃費は大きく変化します。そのため、日常的にできる燃費向上のコツを実践することが求められます。

まず意識したいのは「アクセル操作の丁寧さ」です。急なアクセル操作はバッテリーよりもエンジンに頼る比率を高めてしまい、燃料消費が増えます。モーターだけで加速できるように、やや緩やかに踏み出すことで、燃費は安定します。

加えて、停止時には早めのアクセルオフを意識し、回生ブレーキを活かして減速するのも有効です。

次に注目したいのは「車間距離の取り方」。前方車との距離が短いと、ブレーキと加速を頻繁に繰り返すことになり、効率が下がります。一定の距離を保ち、アクセルとブレーキの回数を減らすことで、エネルギーの無駄を減らせます。

また、エアコンの使い方にも注意が必要です。強冷・強暖モードを多用すると、エンジン稼働の頻度が上がって燃費が落ちやすくなります。できるだけ車内温度を安定させておくことが、燃費には効果的です。

特に短距離運転では、アイドリングによる消費が目立つため、エアコンに頼りすぎない工夫も求められます。

このように、オデッセイハイブリッドで燃費を伸ばすには、ハイブリッド車特有の走り方を理解し、日常的に丁寧な運転を心がけることがカギとなります。わずかな意識の変化が、長期的に見ると大きな燃費向上につながるのです。

オデッセイハイブリッドの燃費を中古・他車と比較

オデッセイハイブリッドの燃費を中古・他車と比較
出典元:HONDA・odyssey・公式

・中古車の燃費はどれくらい落ちる?
・2016年以降のモデル別燃費推移
・アブソルートEXと他グレードの違い
・ステップワゴンとの燃費比較
・ユーザー口コミに見る実際の燃費
・みんカラ・e燃費での評価まとめ

中古車の燃費はどれくらい落ちる?

中古車としてのオデッセイハイブリッドを選ぶ場合、「燃費がどれほど落ちるのか」は多くの人が気になるポイントです。新車時と比べて燃費が劣化するのはある程度避けられませんが、どの程度落ちるのかを知っておくことで、中古購入の判断材料になります。

基本的に、ハイブリッド車はバッテリーやモーターといった電装部品の性能が燃費に大きく影響します。

年数が経つとこれらの性能が徐々に低下し、結果として燃費が落ちるのです。特に走行距離が10万kmを超えているような車両では、バッテリーの劣化によりモーター走行が短くなり、エンジン比率が増えるため、燃費も1〜3km/Lほど低下する可能性があります。

「中古のオデッセイハイブリッドにおける燃費の劣化と判断ポイント」

項目内容
新車時のカタログ燃費約25.2km/L(JC08モード)
実際の中古燃費(目安)約17〜18km/L(5〜8年落ち・整備良好な場合)
燃費低下の原因・バッテリーの劣化
・モーター効率の低下
・走行距離の増加
走行距離による影響・10万km超:燃費が1〜3km/L程度落ちる傾向
ホンダのバッテリー耐久性高い傾向にあり、適切な整備で長持ちする
チェックすべきポイント・整備記録簿の有無
・バッテリー交換履歴
・試乗での燃費確認
注意すべき車両状態・バッテリー交換歴なしで10万km超え
・長期未整備車は避ける
おすすめの確認方法・実燃費データの提示依頼
・販売店での試乗
・OBD診断も有効
結論適切なメンテナンスがされていれば、中古でも満足いく燃費が期待可能

とはいえ、ホンダのハイブリッド車は比較的バッテリーの耐久性が高く、適切に整備されていれば大幅に燃費が落ちることは少ないという傾向があります。

例えば2017年式のオデッセイハイブリッドで、カタログ値が25.2km/Lだったものが、実際には17〜18km/Lで走行しているケースも多く見られます。5年落ち程度の車両であれば、燃費劣化はそこまで深刻ではありません。

購入時には、整備記録簿の有無や、ハイブリッドバッテリーの交換履歴があるかも確認しておきたいポイントです。特に長く乗る予定がある方は、劣化具合を見極めるためにも、試乗や燃費データの提示を求めることが重要になります。

これらの点をチェックすれば、中古のオデッセイハイブリッドでも十分に満足のいく燃費性能を維持することが可能です。

2016年以降のモデル別燃費推移

2016年以降のモデル別燃費推移
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オデッセイハイブリッドは2016年の登場以来、複数回のマイナーチェンジを経て燃費性能が調整されてきました。その変遷を理解することで、自分に合った年式やグレードを選ぶ参考になります。以下に、モデル別に燃費の推移を見ていきましょう。

2016年2月に登場した初代オデッセイハイブリッド(RC4)は、JC08モードで最大26.0km/Lという高い数値をマークしました。これは当時としてはクラストップレベルの数値で、ハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」の実力が反映されています。

2017年以降のモデルでは、エクステリアや装備の強化が進む一方、燃費に関しては25.2km/L前後で推移し始めます。2019年のモデルではEXグレードが追加され、やや装備が充実した分、燃費も24.4km/L前後とやや控えめに。

しかし、実走行での燃費安定性は向上しており、都市部での使用にも強みを見せました。

「オデッセイハイブリッドの年式別燃費性能と特徴の推移」

年式・モデルカタログ燃費(モード)主な特徴・備考
2016年式(初代RC4)最大26.0km/L(JC08)・SPORT HYBRID i-MMD初搭載
・クラストップ級の燃費性能
2017〜2018年式約25.2km/L(JC08)・デザイン小変更あり
・燃費性能は若干調整されつつ安定
2019年式(EXグレード追加)約24.4km/L(JC08)・装備充実によりやや燃費ダウン
・実燃費は都市部でも安定
2020年11月以降モデル約19.8〜20.2km/L(WLTC)・WLTCモードに切り替え
・実走行環境に近い燃費測定で信頼性向上
2024年モデル(現行)約19.6〜19.9km/L(WLTC)・安全装備・内装が大幅進化
・燃費は維持しつつ全体の完成度向上

2020年11月以降は、WLTCモードでの燃費表示に切り替えられ、実際の走行環境に近い評価が可能となりました。この頃の「e:HEVアブソルート」は、19.8〜20.2km/Lという数値を示しており、先代モデルと比べてやや下がった印象を受けるかもしれませんが、これは測定基準の違いによるものです。

2024年モデルでは、燃費はWLTCモードで19.6〜19.9km/Lとされており、見た目の数値に大きな進化はないものの、安全装備や快適性の面で大幅なアップグレードが施されています。つまり、燃費性能は一定の水準を維持しながら、トータルの完成度が上がってきているといえます。

このようにモデルごとの燃費変化を見ると、年式によって選ぶ基準が異なることがわかります。燃費だけでなく、装備・価格・使用目的のバランスを考えて選ぶことが、満足度の高い購入につながるでしょう。

アブソルートEXと他グレードの違い

アブソルートEXと他グレードの違い
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オデッセイハイブリッドの中でも「アブソルートEX」は、上級志向のユーザーをターゲットにしたプレミアムなグレードとして位置づけられています。このグレードと、ベースグレードや「アブソルート」との違いは主に装備内容と快適性、安全性の面に見られます。

燃費においても若干の差が出るため、選択時には慎重な比較が求められます。

アブソルートEXでは、2列目の4ウェイパワーシートを標準装備。オットマンとリクライニングを電動化し、移動中でもきめ細やかな姿勢調整が可能です。さらに、センターテーブルやシートヒーター、USB Type-Cポートも備えており、後席乗員の快適性は他グレードより明確に優れています。

加えて、インテリアの質感も高く、メッキ加飾やソフトパッドの採用が空間全体に上質さを与えています。

一方、燃費面では装備の充実により車両重量がわずかに増すため、カタログ上の数値は他のグレードより0.2〜0.4km/Lほど低いことが一般的です(例:アブソルートがWLTC19.9km/Lに対し、EXは19.6km/L)。

とはいえ、実走行においてはその差を体感するほどではないという声も多く、快適性を重視するならEXは有力な選択肢となります。

また、EXグレードには「ブラックエディション」も用意され、外装にブラッククロームメッキや専用ホイールなどの特別装備が追加され、見た目の存在感を一段と高めています。

このように、アブソルートEXは単なる上位グレードではなく、乗る人すべてに快適さと高級感を提供するパッケージであり、価格と装備のバランスをどう見るかが購入のポイントになるでしょう。

ステップワゴンとの燃費比較

ホンダのミニバンを検討する際、多くの人が比較対象に挙げるのが「ステップワゴン」です。特にハイブリッドモデル同士で燃費を比較したいという声は多く、それぞれの燃費性能を理解することで、自分に合った一台を見つけやすくなります。

まず、オデッセイハイブリッドの最新モデルでは、WLTCモードで19.6〜19.9km/Lという数値が示されています。一方、ステップワゴンe:HEVの燃費は、WLTCモードで最大20km/L前後と、若干オデッセイを上回ることが多いです。

ただし、この差は主に車両重量やサイズの違いに起因します。オデッセイは全長約4.8mの上級ミニバンであり、装備も豊富で重量があるため、純粋な燃費ではやや不利な立場にあります。

しかし、燃費だけで判断するのは早計です。例えば、オデッセイの方が2列目シートの快適性や静粛性に優れ、長距離移動に向いています。一方で、ステップワゴンはよりコンパクトなボディで取り回しがしやすく、都市部での使用に強みがあります。

このように、使い方によって両者のメリットは異なり、燃費もその延長線上にあります。また、両車ともにハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載しており、基本的な燃費効率の仕組みは同じです。

日常的な使い方、例えば街乗りが多いなら、軽快な走りをするステップワゴンが有利ですが、高速道路主体での移動が多いなら、オデッセイの安定性と快適性の方が結果として燃費にも良い影響を与える場合があります。

このように、燃費性能だけでなく、用途やライフスタイル全体を含めて比較することが、満足度の高い選択につながるといえるでしょう。

ユーザー口コミに見る実際の燃費

ユーザー口コミに見る実際の燃費
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カタログ上の燃費と、実際の使用で得られる燃費にはギャップがあることが一般的ですが、オデッセイハイブリッドにおいてもこれは例外ではありません。そこで注目されるのが、実際のオーナーたちによる口コミやレビューです。彼らの声は、購入を検討する際に非常に参考になります。

多くのユーザーが共通して述べているのは、「思ったよりも燃費が良い」という印象です。

特に2020年以降のe:HEVモデルでは、実燃費として15〜18km/L前後を記録している例が多く見受けられます。これは、WLTCモード19.6〜19.9km/Lというカタログ値と比較しても大きな乖離はなく、信頼性のあるデータと言えます。

一方で、街乗りメインで使用しているユーザーからは「13〜15km/Lまで落ちることもある」といった声も。これは信号が多く、頻繁な加減速が必要な都市部では、モーターの使い方が効率的にいかないことが影響しています。

また、エアコン使用や冬場の暖房も燃費に悪影響を与える要素として挙げられています。

さらに、アブソルートEXやEXブラックエディションといった上級グレードでは、装備の重さが影響し、他のグレードより1km/L程度落ちるという口コミも確認できます。ただしその分、快適性や満足度は非常に高く、「多少の燃費差なら気にならない」という意見も多数あります。

このように、ユーザーの実際の声を確認すると、オデッセイハイブリッドは十分に実用的な燃費を実現しており、乗り方や地域によって幅が出るものの、おおむね好評価を得ていることがわかります。

みんカラ・e燃費での評価まとめ

実際の燃費を知るうえで役立つのが、ユーザーによる情報共有サイト「みんカラ」や「e燃費」です。これらのサイトでは、オーナーが日々の燃費記録を投稿しており、モデルや使用環境別にリアルな数値を把握することができます。

「みんカラ」では、オデッセイハイブリッドの燃費は平均して14〜17km/Lとの報告が多く、カタログ値よりやや下回るものの、満足度の高いコメントが目立ちます。

特にe:HEVアブソルートやEXモデルに乗っているユーザーは、高速道路走行で20km/Lに近い数字を出している例もあります。また、燃費のブレが少なく、安定しているという声もありました。

一方で、「e燃費」ではさらに詳細な車両データとともに、燃費推移のグラフや平均値が掲載されており、オデッセイハイブリッド全体の平均燃費は約15.5〜16.2km/L前後とされています。都市部利用では12〜14km/Lに落ち込むこともありますが、長距離移動では逆に数値が伸びる傾向があります。

特筆すべきは、どちらのサイトでも燃費以外に「静粛性が高い」「シートが快適」「長距離運転が楽」といったプラス評価が並んでいる点です。燃費だけでなく、トータルバランスの良さが評価に直結していることが読み取れます。

このような評価を総合すると、オデッセイハイブリッドは燃費性能に加えて、快適性や信頼性の高さがオーナーから支持されている車種であることがわかります。これらのリアルな評価は、カタログスペックには現れない、実際の使用感を知るための貴重な情報源となります。

まとめ:オデッセイハイブリッドの燃費について

まとめ:オデッセイハイブリッドの燃費について
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・カタログ燃費と実燃費には3〜6km/Lの差があることが多い
・街乗りでは燃費が落ちやすく13km/L前後まで下がる傾向
・高速道路では18km/L前後の燃費を記録するケースもある
・カタログ値は理想環境での測定のため参考値にすぎない
・e:HEVアブソルートは快適装備と燃費性能のバランスが良い
・実燃費は装備重量やエアコン使用で2〜5km/L落ちることもある
・55Lの燃料タンクで満タン時の航続距離は約700〜900km
・「燃費が悪い」と言われるのは車体重量と使用状況の影響
・エアコンの多用や急加速で燃費が悪化しやすい
・エコドライブを意識すれば燃費を改善できる
・中古車ではバッテリー劣化により1〜3km/L低下する傾向
・モデルチェンジごとの燃費性能は安定して20km/L前後を維持
・アブソルートEXは装備が充実しているが若干燃費は劣る
・ステップワゴンのほうが燃費はやや優位な場面もある
・みんカラやe燃費では平均15〜16km/Lの実績報告が多い

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