ステップワゴンを検討中の方や、すでに乗っている方の中には、「ステップワゴンのガソリンタンク 容量」が気になるという方も多いのではないでしょうか。
満タン時の容量は何リットルなのか、一回の給油でどのくらい走れるのか、そしてレギュラーガソリンで問題ないのか──そんな疑問に答えるべく、本記事ではタンク容量の基本情報から給油に関する注意点までを徹底的に解説します。
さらに、ガソリンモデルとハイブリッドの違いや、RP3型のタンク容量と特徴、RK5・RK1モデルとの比較ポイントについても詳しく紹介。
スパーダと通常モデルで差があるのか? 新型モデルの容量と燃費の関係は?といった細かなポイントも逃さずカバーしています。
満タンにしたときの費用目安や、5代目ステップワゴンの燃料性能まとめ、旧型と比較した容量の変遷まで、これ一つ読めばステップワゴンの燃料事情が丸わかり。ファミリーカーとしての利便性を高めたい方、維持費を賢く抑えたい方にとって、きっと役立つ情報が詰まっています。
どうぞ最後までご覧ください。
・ステップワゴンのモデル別ガソリンタンク容量の違い
・一回の給油で走行できる距離や燃費の目安
・レギュラーガソリンの使用可否や給油時の注意点
・新旧モデル間のタンク容量や燃料性能の変化を比較
ステップワゴンのガソリンタンクの容量はどれくらい?

・満タン時の容量は何リットル?
・一回の給油でどのくらい走れる?
・レギュラーガソリンで問題ない?
・ハイブリッドとの違いはある?
・ガソリンの入れ方と注意点
・満タンにしたときの費用目安
満タン時の容量は何リットル?
ステップワゴンのガソリンタンク容量はモデルによって異なりますが、一般的なモデルであれば約52リットルから55リットルとなっています。
具体的には、5代目ステップワゴンのRP系モデル(例:RP3など)は52リットル、4代目のRK系モデル(RK1やRK5など)は55リットルの容量を備えています。新型においても、大きな変更はなく52リットル程度のタンク容量が標準です。
この数字がどれほどの意味を持つかというと、日常使いで給油の頻度や経済性を左右する非常に重要な要素といえます。
例えば、ガソリンスタンドが遠い地域に住んでいる場合、タンク容量が大きいことで長距離走行にも対応しやすく、給油回数を減らすメリットがあるのです。
ただし、注意点として、タンク容量=実際に入れられるガソリン量ではないことがあります。ガソリンスタンドの給油ノズルが自動停止するタイミングや、気温による燃料の膨張・収縮の影響により、カタログ数値と若干異なる場合があるためです。
このため、「満タンにしても50リットル程度しか入らなかった」というケースも少なくありません。
いずれにしても、ステップワゴンの満タン時容量は実用的なサイズであり、ファミリーカーとしても安心して利用できる水準といえます。
一回の給油でどのくらい走れる?

一回の給油でどれだけ走れるかは、タンク容量と燃費性能の掛け算によって決まります。
ステップワゴンの場合、ガソリン車であればJC08モードで約16.0km/Lとされており、仮に満タン52Lを基準とすると、800km前後の走行が可能と計算できます。
ただし、これは理論上の数値であり、実際には運転方法や道路状況、エアコンの使用などで燃費は大きく変化します。
例えば、渋滞の多い都市部では10〜12km/L程度に落ちるケースもありますし、高速道路を一定速度で走る長距離ドライブであれば18km/L近く出ることも珍しくありません。このように、同じ車でも使い方次第で走行距離には差が生じます。
ステップワゴンの給油容量と燃費に基づいた走行可能距離の目安
使用状況 | 想定燃費 (km/L) | タンク容量 (L) | 理論走行距離 (km) | 実際の走行距離目安 (km) |
---|---|---|---|---|
JC08モード基準値 | 16.0 | 52 | 約832 | 約700〜800 |
都市部(渋滞あり) | 10.0〜12.0 | 52 | 約520〜624 | 約450〜600 |
高速道路中心 | 17.0〜18.0 | 52 | 約884〜936 | 約750〜850 |
残量1/4で給油する場合 | 実用平均13.0 | 約39(75%) | 約507 | 約450〜500 |
※注記:
- 実際の走行距離は、運転スタイル・気温・エアコン使用状況・車両の状態によって変化します。
- タンク容量はステップワゴン(ガソリンモデル)を基準としたおおよその値です。
もう一つ押さえておきたいのは、タンク容量をフルに使わずに早めに給油するドライバーも多いということ。実際、残量が1/4程度になった時点で給油する習慣の方も多いため、常に最大距離を走るとは限らないのです。
このように考えると、ステップワゴンは実用燃費でも600〜700kmの走行が可能と見てよいでしょう。家族旅行や帰省などでも給油の手間が少なく済み、使い勝手の良さが光るポイントです。
レギュラーガソリンで問題ない?
ステップワゴンは、基本的に無鉛レギュラーガソリンを使用する設計になっています。これは過給機(ターボチャージャー)付きのモデルであっても同様であり、プレミアムガソリン(ハイオク)を入れる必要はありません。
つまり、日常の燃料コストを抑えたいユーザーにとって非常にメリットがある仕様といえるのです。
「ターボ車はハイオクが必要なのでは?」と考える方もいますが、ステップワゴンに搭載されているエンジン(例:L15B型など)は、レギュラーガソリンの使用を前提にチューニングされています。
そのため、ハイオクを入れても燃費が大きく向上したり、エンジン性能が飛躍的に高まることは期待できません。
ただし、長期的に見てエンジン内のカーボン堆積を減らしたい場合や、非常に高温多湿な地域を頻繁に走行するのであれば、ハイオク使用を検討する人もいるかもしれません。しかし、これはあくまで補助的な選択肢に過ぎず、メーカーとしてはあくまでもレギュラーガソリンを推奨しています。
このため、無理に高価なハイオクを入れる必要はなく、安心してレギュラーで運用できる設計というのが、ステップワゴンの利便性の一つといえます。
ハイブリッドとの違いはある?

ステップワゴンにはガソリン車だけでなく、e:HEVと呼ばれるハイブリッドモデルもラインナップされています。
両者の最大の違いの一つが「ガソリンタンク容量と燃費効率」です。ガソリン車のタンク容量が52~55Lであるのに対し、ハイブリッド車ではバッテリーの搭載スペース確保の関係で、40L前後とやや小さめに設計されています。
では、タンク容量が小さいと航続距離も短くなるのかといえば、そう単純ではありません。
ハイブリッドモデルは、モーターによるアシストやエネルギー回生機能により、実燃費が20km/L前後と非常に優れているため、結果的にはガソリン車とほぼ同等、あるいはそれ以上の走行距離が実現できるケースもあるのです。
ガソリン車とe:HEV(ハイブリッド)車の「タンク容量・燃費・航続距離・給油頻度」
比較項目 | ガソリン車 | ハイブリッド車(e:HEV) |
---|---|---|
タンク容量 | 約52〜55L | 約40L |
カタログ燃費(JC08) | 約15.8〜16.2km/L | 約20.0〜22.0km/L |
実燃費の目安 | 約12〜14km/L | 約17〜20km/L |
満タン時の理論航続距離 | 約800〜880km | 約800〜880km |
実走行距離の目安 | 約600〜750km | 約700〜800km |
満タン給油コスト(180円/L想定) | 約9,360〜9,900円 | 約7,200円 |
給油頻度 | やや少なめ(タンク大) | やや多め(タンク小) |
向いている使用スタイル | 長距離ドライブ、給油回数を減らしたい人 | 市街地中心、燃費優先の人 |
※金額はガソリン180円/Lで計算(2025年7月想定)、距離はあくまで参考値です。
一方で注意すべきは、満タンにかかる費用や給油頻度が異なる点です。
ガソリン価格が同じでも、40Lと52Lでは給油量が違うため、1回の給油での金額は少なく見えるかもしれませんが、使用頻度によっては給油の回数が増える可能性もあります。
このように、ハイブリッドとガソリン車ではタンク容量や燃費、コスト感がそれぞれ異なるため、自分の使用スタイルに合ったモデル選びが重要になります。単に燃費の良さだけで判断せず、航続距離や給油頻度まで含めて検討することが求められます。
ガソリンの入れ方と注意点

ステップワゴンにガソリンを給油する際には、いくつかの基本的な操作と注意点があります。
まず、給油口の開け方ですが、運転席足元の左側にあるレバーを引くことで給油口のロックが解除されます。その後、車外に出て給油キャップを左に回して外せば準備完了です。キャップには落下防止のためのヒモがついているため、給油中に紛失する心配はありません。
注意点として挙げられるのは、まず燃料の種類を間違えないことです。
ステップワゴンは基本的に無鉛レギュラーガソリンを使用しますので、誤ってハイオクや軽油を入れないよう注意が必要です。
もし間違えて給油した場合、エンジンへのダメージだけでなく高額な修理費が発生する可能性もあるため、ガソリンスタンドでは必ず確認しましょう。
さらに、給油は自動停止機能が働くまでで十分です。タンク満タン後にさらにガソリンを入れようとする“継ぎ足し給油”は、蒸発ガス回収システムに悪影響を与えるリスクがあります。燃料系統に過剰な圧力がかかり、最悪の場合エンジンの不調や故障につながることも考えられます。
給油後はキャップをしっかり閉め、クリック音がするまで回すことも大切です。
キャップが緩んでいると燃料の揮発ガスが漏れ、安全上の問題が生じかねません。これらの基本操作と注意点を押さえておけば、安全かつスムーズに給油を行うことができます。
満タンにしたときの費用目安
ステップワゴンを満タンにした場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。ガソリン価格や地域差にもよりますが、一般的なタンク容量である52リットルを基準に計算してみましょう。
2025年現在のレギュラーガソリンの平均価格は1リットルあたり約170円前後とされています。これに52リットルを掛け合わせると、単純計算で約8,840円となります。
もちろん、価格は常に変動するため、この金額はあくまで目安にすぎません。
都市部では180円を超えることもあれば、地方では160円台で推移している場合もあります。また、ガソリンスタンドの会員割引や特売日を利用することで、給油コストを数百円単位で節約することも可能です。
ステップワゴンの満タン給油にかかる費用
ガソリン価格(円/L) | 給油量45L時の費用 | 給油量50L時の費用 | 給油量52L時の費用(満タン基準) |
---|---|---|---|
160円 | 7,200円 | 8,000円 | 8,320円 |
165円 | 7,425円 | 8,250円 | 8,580円 |
170円(全国平均) | 7,650円 | 8,500円 | 8,840円 |
175円 | 7,875円 | 8,750円 | 9,100円 |
180円(都市部高値) | 8,100円 | 9,000円 | 9,360円 |
※目安:2025年時点の全国ガソリン平均価格(レギュラー)を基準に計算。
✅ポイント
- 給油量は実際には52L満タンになることは少なく、45〜50L程度が現実的な範囲です。
- ガソリン価格が10円変動すると、満タン費用が約500円変動するため、地域差・特売日・会員価格をうまく活用しましょう。
もう一点考慮したいのが、給油量が実際には満タンまで届かないことがあるという点です。
例えば、残量警告ランプが点灯した状態で給油した場合でも、実際にタンク全体の容量をフルに使い切っているわけではありません。そのため、毎回「満タン」と表示されても、実際の給油量は45〜50リットル前後になることが多いです。
このように、ステップワゴンの満タン時の費用はおおよそ8,000円〜9,500円の範囲内で見ておくと良いでしょう。給油のタイミングや価格情報をうまく活用することで、家計への負担を少しでも軽減する工夫も大切です。
歴代モデルで異なるステップワゴンのガソリンタンクの容量

・RP3型のタンク容量と特徴
・RK5・RK1モデルの比較ポイント
・スパーダと通常モデルに差はある?
・新型モデルの容量と燃費の関係
・5代目ステップワゴンの燃料性能まとめ
・旧型と比較した容量の変遷
RP3型のタンク容量と特徴
RP3型ステップワゴンは、5代目モデルの中でも特に人気の高いグレードであり、燃費性能や室内空間の広さで評価されています。このモデルのガソリンタンク容量は52リットルとなっており、同世代の他グレードと共通の仕様です。
タンク容量自体に大きな特徴はないものの、燃費性能と合わせて見たときにその利便性が際立ちます。
RP3型は1.5L VTECターボエンジンを搭載しており、実用燃費はおおむね14〜16km/Lとされています。この数値を基にすれば、満タン時に約700km以上の走行が可能であり、長距離移動や高速道路を多用するユーザーにとっては非常にありがたい設計です。
RP3のもう一つの特徴は、ハイブリッドではなくガソリン専用モデルであることです。
そのため、車両重量が比較的軽く、メンテナンスコストも抑えやすいというメリットがあります。タンク容量は必要十分でありながら、燃費効率も良好という点で、ファミリーカーとしての完成度が高いモデルといえるでしょう。
ただし、タンク容量が52Lというのは、ハイブリッドモデルよりも大きい反面、給油費用が高くなる傾向があります。月々の走行距離が長い方や、維持費を重視する場合は、その点も踏まえて選択するのが望ましいです。
RK5・RK1モデルの比較ポイント

RK5およびRK1は、4代目ステップワゴンの中核をなすモデルであり、それぞれ異なる特性を持っています。
まず、両者の共通点としてガソリンタンク容量が55リットルであることが挙げられます。この容量は、RP型以降のモデルと比較すると若干大きめであり、走行距離の確保という面で有利に働きます。
RK1はFF(前輪駆動)モデルであり、比較的軽量な設計が特徴です。エンジンはR20A型で、自然吸気2.0Lの安定した出力を誇ります。一方のRK5は4WDモデルであり、雪道や悪路での走行安定性が向上しています。
駆動方式の違いにより、RK5はRK1よりも車両重量が重く、その結果として燃費が若干悪化する傾向があります。
ここで注目したいのが、同じタンク容量であっても実走行距離に差が生まれるという点です。RK1は燃費性能で優れているため、満タンでの走行距離が長くなる一方で、RK5は安定性を重視している分、燃費面ではやや劣る場面があるのです。
さらに、RK5は4WDシステムの搭載により整備費用や消耗品の交換頻度も若干増える傾向があるため、コスト面でも選択肢に違いが出てきます。使用環境に応じてどちらを選ぶべきか、明確な基準を持つことが重要といえます。
両者の違いを理解することで、より自分に合ったステップワゴンを見つけるヒントになります。
スパーダと通常モデルに差はある?
ステップワゴンには「通常モデル」と「スパーダ」という2つのバリエーションがありますが、外観の違いだけでなく、燃料タンク容量に差があるのか気になる方も多いでしょう。
実際には、スパーダと通常モデルのガソリンタンク容量に大きな違いはありません。
同一世代であれば、どちらもおおむね52リットル(または55リットル)で統一されており、燃料そのものに関する性能差はほとんど存在しないのが実情です。
ではスパーダと通常モデルの違いはどこにあるのでしょうか。
最も大きいのは装備内容や内外装デザインのグレードです。スパーダはスポーティな外観や高級感ある内装が特徴で、LEDヘッドライトやエアロパーツが標準装備されていることも多く、より上級志向のユーザー向けといえます。
結果的に車両重量がやや重くなり、それがわずかではありますが燃費性能に影響する可能性はあります。
ステップワゴンの「通常モデル」と「スパーダ」の主な違い
比較項目 | 通常モデル(AIRなど) | スパーダ(SPADA / SPADA PREMIUMなど) |
---|---|---|
ガソリンタンク容量 | 約52L〜55L(共通) | 約52L〜55L(共通) |
燃費性能(実走行) | やや良好(軽量なため) | やや劣る傾向(装備重量による) |
車両重量(目安) | 軽量(装備少なめ) | やや重い(装備追加) |
エクステリア | シンプル、実用性重視 | エアロパーツ・メッキ加飾・LED装備など高級感あり |
インテリア | ベーシックな質感 | 本革風シートや間接照明など上質 |
装備内容 | 最小限の機能 | 安全・快適装備が充実(Honda SENSINGなど) |
価格帯(新車) | 比較的安価(例:270万円前後〜) | 高価格帯(例:300万円台〜) |
購入層の傾向 | 実用性・コスパ重視のユーザー | 見た目・快適性・ファミリーニーズ重視のユーザー |
ガソリン仕様の違い | なし | なし |
✅ ポイント
- 燃料タンク容量は同一世代でほぼ同じなので、航続距離や給油頻度は変わりません。
- 違いが出るのは「車重の微差による燃費」「装備の快適さ」「価格」など。
- 給油に関する心配よりも、内外装の好みや予算で選ぶのが現実的です。
一方、通常モデルは装備がシンプルで、価格を抑えたい人や必要最低限の機能を求める人に適しています
。走行性能や基本構造はスパーダと共通しており、特にガソリンタンクの容量に違いがない以上、日常の使い勝手に大きな差はありません。
したがって、デザインや機能性でモデルを選ぶ際には、給油に関する仕様をあまり気にする必要はないといえるでしょう。
新型モデルの容量と燃費の関係

ステップワゴンの新型モデルにおけるガソリンタンク容量は52リットルとされています。
この容量は旧型と比較しても大きな変更はなく、ホンダとしては燃費性能の向上によって航続距離を伸ばす方向で設計されていることがうかがえます。
つまり、「タンクの大きさを増やす」よりも「燃費効率を上げる」ことで実用性を確保しているということです。
新型の燃費性能は、ガソリン車でおおよそ14km/L〜16km/L、ハイブリッドモデルであれば20km/Lを超える数値を記録することもあります。
これをタンク容量と掛け合わせれば、ガソリンモデルでも満タンで700km程度の走行が可能となり、給油回数を減らせる点で大きなメリットといえます。
ここで見逃せないのが、エンジンの進化と車両重量の最適化です。
1.5LのVTECターボエンジンを採用することで、小排気量ながらも十分なパワーを維持しつつ、燃費を改善する工夫が施されています。加えて、プラットフォームの軽量化や空力性能の向上によって、タンク容量を据え置きにしたまま航続距離を維持する設計になっています。
つまり、新型モデルにおけるタンク容量と燃費の関係は、あくまで「少ない燃料でより遠くへ」という方向性でバランスがとられているのです。給油のしやすさや実用性を求める方にとって、これは非常に合理的な仕様といえるでしょう。
5代目ステップワゴンの燃料性能まとめ
5代目ステップワゴンは、2015年に登場したモデルであり、ガソリンタンク容量は全グレード共通で52リットルに設定されています。この世代では、従来の2.0L自然吸気エンジンから1.5L直噴VTECターボエンジンへの切り替えが行われた点が大きな特徴です。
この変更により、燃費と走行性能のバランスが大幅に改善されました。
実際の燃費数値は、JC08モードで約16km/L前後を記録しており、旧型モデルよりも向上しています。また、ターボエンジンならではの力強い加速感が得られるため、高速道路でもストレスの少ない運転が可能です。
つまり、燃料効率と運転の快適性を両立しているという点で、このモデルは非常に優れた仕様といえるでしょう。
一方で注意したいのが、実際の燃費は運転スタイルや走行環境によって大きく変わるという点です。例えば、都市部でのストップ&ゴーが多い運転では燃費が低下しがちですし、エアコンの多用や荷物の積載量も影響を与えます。
このため、カタログ数値だけに頼らず、日常的な使用条件に照らして考えることが大切です。
5代目ステップワゴンの燃料性能を一言でいえば、「低燃費とパワーの両立を図った実用的なファミリーカー」。その特徴を理解した上で使用すれば、家計と移動の両方にやさしい選択肢となるはずです。
旧型と比較した容量の変遷

ステップワゴンの歴代モデルを比較すると、ガソリンタンクの容量は世代によって若干の違いがあります。
例えば、4代目モデル(RK1〜RK5)では55リットルというやや大きめのタンクが採用されていましたが、5代目以降のモデルでは52リットルへと容量が少し縮小されました。
一見するとダウングレードのようにも思えますが、これは車両全体の燃費性能向上を前提とした設計思想の変化を示しています。
ホンダはステップワゴンの軽量化やエンジンの効率化を進めることで、タンク容量が多少小さくなっても十分な航続距離を確保できるようにしています。
もう一つのポイントは、燃料の消費効率だけでなく、車両重量とコストバランスの最適化です。
タンク容量が大きければそのぶん車体も重くなりますし、部品点数も増えるためコストも上昇します。燃費が向上している現代においては、無理に大容量タンクを搭載する必要がなくなってきたともいえるのです。
このように、旧型と新型を単純に「容量の多寡」で比較するのではなく、時代背景や技術進化を踏まえて変遷を見ることが重要です。ステップワゴンの燃料仕様は、ただの数字の変化ではなく、ホンダの開発思想そのものを映し出すものといえるでしょう。
まとめ:ステップワゴンのガソリンタンクの容量について

・ステップワゴンのガソリンタンク容量はモデルによって52〜55リットル
・RP3型(5代目)は52リットルのタンク容量を持つ
・RK1・RK5型(4代目)は55リットルでRP型よりやや多い
・ハイブリッドモデルは約40リットルと小さめ
・満タン時の走行距離は実用で600〜800km程度
・ガソリンは無鉛レギュラー仕様でハイオク不要
・給油方法は運転席下のレバー操作から始める
・継ぎ足し給油はエンジンや排気系への悪影響がある
・満タンにかかる費用は約8,000〜9,500円が目安
・スパーダと通常モデルでタンク容量に違いはない
・新型モデルも52リットルで燃費向上により実用性を確保
・RP3はガソリン専用で維持費が抑えやすい
・RK1はFF、RK5は4WDで燃費や整備費に差が出る
・タンク容量の変遷は燃費性能向上に伴い縮小傾向にある
・モデルごとの設計思想の違いが容量の違いに反映されている
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