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ヴェゼルの横幅は広すぎる?新旧モデルのサイズ比較と注意点

新旧で見るヴェゼルの横幅公式スペック
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ホンダの人気SUV「ヴェゼル」は、スタイリッシュなデザインと扱いやすさで幅広い層に支持されています。

しかし、車体の横幅(車幅)は運転のしやすさや駐車場への収まり具合に直結する重要なポイント。とくに都市部では、横幅が大きすぎると「運転しづらい」「駐車が大変」といった声も少なくありません。

この記事では、新型ヴェゼル(RV5系)と旧型(RU3系)の車幅や全体サイズの違い、人気の「RS」グレードの実際のサイズ感についても詳しく解説。さらに、車体サイズが後部座席の居住性や荷室の積載量、燃費性能に与える影響についても掘り下げていきます。

記事の要約
  • 新型・旧型ヴェゼルの正確な横幅と寸法
  • グレードやライバル車との詳細なサイズ比較
  • 横幅が影響する後部座席やトランクの使い勝手
  • 運転のしやすさや中古車選びで失敗しないための注意点

新旧で見るヴェゼルの横幅公式スペック

新旧で見るヴェゼルの横幅公式スペック
出典元:ヴェゼル公式

・新型(RV5)と旧型(ru3)の寸法
・グレードによる車幅の違いとサイズ比較
・スポーティーなRSグレードもチェック
・C-HRとヴェゼルはどっちが大きい?
・ライバル車との大きさ比較

新型(RV5)と旧型(ru3)の寸法

ヴェゼルの購入を検討する上で、まず基本となるのが新型と旧型のボディサイズの違いです。結論から言うと、新型(2代目・RV系)は旧型(初代・RU系)に比べて横幅が拡大されています

それぞれの基本的な寸法は以下の通りです。

モデル全長全幅全高ホイールベース
新型(RV系)4,330mm1,790mm1,580〜1,590mm2,610mm
旧型(RU系)4,295〜4,340mm1,770mm1,605mm2,610mm

※旧型は2018年のマイナーチェンジで全長が4,330mmに変更。RSなどの一部グレードは全長・全幅が異なります。

新型ヴェゼルは、旧型の標準的なモデルと比較して全幅が20mm広くなっています。この1,790mmという数値は、日本の乗用車の区分で「3ナンバー」サイズに該当。

一方、旧型は「5ナンバー」サイズの基準(全幅1,700mm以下)は超えているものの、新型よりはスリムでした。

ホイールベース(前輪と後輪の中心間の距離)は2,610mmで変更がなく、最小回転半径もほぼ同等であるため、小回り性能に大きな差はありません。

しかし、この20mmの車幅拡大が、見た目の安定感や実際の運転感覚にどのような影響を与えるのかによって、選択が分かれます。

グレードによる車幅の違いとサイズ比較

ヴェゼルのグレードによる車幅の違いとサイズ比較
CAR LIFE イメージ

ヴェゼルの横幅は、全てのグレードで一律というわけではありません。特に旧型モデルでは、スポーティーなグレードやカスタムモデルで標準モデルと異なる寸法が採用されていました。

新型ヴェゼル(RV系)の全幅は、基本的に全てのグレードで1,790mmに統一されています。これにより、どのグレードを選んでもサイズ感は同じで、選びやすくなっていると考えられます。

一方で、旧型ヴェゼル(RU系)では、標準グレードの全幅が1,770mmであったのに対し、スポーティーグレードである「RS」やターボエンジンを搭載した「TOURING」では、専用のエアロパーツやフェンダーアーチの装着により、全幅が1,790mmへと拡大されていました。

また、コンプリートカーの「Modulo X」も同様に1,790mmです。

つまり、旧型の中でも「RS」「TOURING」「Modulo X」といった特定のグレードを中古で探す場合、その横幅は新型ヴェゼルと同等であるという点を理解しておく必要があります。

標準グレードの旧型から新型へ乗り換える場合は車幅が広がりますが、旧型のRSなどから乗り換える場合は、横幅の感覚はほとんど変わらないということになります。

スポーティーなRSグレードもチェック

ヴェゼルの中でも特に人気が高いグレードの一つが、スポーティーな内外装と専用の足回りを備えた「RS」です。

前述の通り、旧型に設定されていた「HYBRID RS・Honda SENSING」や「RS・Honda SENSING」は、その横幅が1,790mmと、標準グレードより20mmワイドに設計されていました。

この横幅の拡大は、主に専用デザインのボディロアガーニッシュ(車体下部のパーツ)によるものです。これにより、視覚的に低く構えた、安定感のあるスタイリングを実現。

また、RSには専用の18インチアルミホイールが装着されており、ワイドなボディと相まって、より力強い存在感を放ちます。

ただし、注意点として、この横幅の広がりは室内幅の拡大には直結していません。あくまでエクステリアデザインによる変更であり、室内の居住空間は標準グレードと共通です。

RSグレードを選ぶ際は、そのスタイリッシュな外観と引き換えに、標準グレードよりもわずかに幅広になる点を考慮に入れると良いでしょう。

C-HRとヴェゼルはどっちが大きい?

C-HRとヴェゼルはどっちが大きい?
CAR LIFE イメージ

コンパクトSUV市場でヴェゼルの強力なライバルとして常に比較対象となるのが、トヨタの「C-HR」です。デザイン性の高い両車で迷う方は多く、ボディサイズ、特に大きさの比較は重要な判断材料となります。

両車の現行モデルのボディサイズを比較してみましょう。

車種全長全幅全高
ホンダ ヴェゼル(新型)4,330mm1,790mm1,580mm
トヨタ C-HR4,385〜4,390mm1,795mm1,550mm

表を見ると、両車のサイズ感は非常に近いことが分かります。

横幅については、C-HRが1,795mm、ヴェゼルが1,790mmと、C-HRの方がわずか5mmだけ広くなっています。しかし、この差は運転感覚で体感できるレベルではなく、ほぼ同等と考えて差し支えないでしょう。

一方で、全長はC-HRの方が約6cm長く、全高はヴェゼルの方が約3cm高くなっています。ヴェゼルはよりSUVらしいスクエアで実用的なパッケージング、C-HRはクーペのような流麗でスポーティーなスタイリングを重視しており、このキャラクターの違いが寸法の差に表れています。

横幅はほぼ同じですが、全体のフォルムや室内の広さの感覚は異なるため、実車で確認することが大切です。

ライバル車との大きさ比較

C-HR以外にも、ヴェゼルには多くのライバル車が存在します。ここでは、トヨタ「ヤリスクロス」と日産「キックス」という、人気のコンパクトSUVと大きさを比較してみます。

車種全長全幅全高
ホンダ ヴェゼル4,330mm1,790mm1,580mm
トヨタ ヤリスクロス4,180mm1,765mm1,590mm
日産 キックス4,290mm1,760mm1,610mm

この比較から分かるように、ヴェゼルの横幅1,790mmは、主要なライバル車種の中で最も広くなっています

ヤリスクロスより25mm、キックスより30mm広く、この差は、特に駐車場のラインに停める際や、狭い道でのすれ違いで意識する可能性があります。

ヴェゼルは、ライバル車に比べてよりワイドで安定感のあるプロポーションを持つ一方で、取り回しにおいては少し気を使う場面があるかもしれません。

逆に言えば、ヤリスクロスやキックスは、よりコンパクトで都市部での扱いやすさを重視したサイズ設定と言えます。

どちらのサイズ感が自分のライフスタイルに合っているかを検討することが、車種選びで後悔しないためのポイントです。

ヴェゼルの横幅が及ぼす実用性と評価

ヴェゼルの横幅が及ぼす実用性と評価
出典元:ヴェゼル公式

・後部座席の居住性と乗り心地
・トランクの横幅と使い勝手
・ひどいという評判の真相
・ボディサイズと燃費性能の関係
・中古モデルを選ぶ際の注意点

後部座席の居住性と乗り心地

ヴェゼルの後部座席は、コンパクトSUVというカテゴリーの中でも特に評価が高い部分です。その理由は、横幅の数値以上に、ホンダ独自のパッケージング技術「センタータンクレイアウト」にあります。

通常は後部座席の下に配置される燃料タンクを前席の下に移動させることで、後部座席の足元に広大な空間を生み出しています。これにより、ひざ周りのスペースはミニバン並みに広く、大柄な乗員でもゆったりと座ることが可能です。

新型ヴェゼルは旧型より全高が少し低くなっていますが、乗員の着座位置やシート形状を最適化することで、頭上空間のクリアランスも十分に確保されています。

クーペのような流麗なルーフラインでありながら、後席の快適性が犠牲になっていない点は、ヴェゼルの大きな魅力です。

乗り心地に関しても、横幅の広さが貢献しています。トレッド(左右のタイヤ間の距離)が広く取れるため、走行安定性が向上し、カーブや高速道路でのふらつきが少なくなります。

特に新型ヴェゼルでは、サスペンションのセッティングも見直され、しなやかで落ち着いた乗り心地を実現しています。

トランクの横幅と使い勝手

ヴェゼルのトランクの横幅と使い勝手
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ヴェゼルのトランク(荷室)は、横幅だけでなく、全体の形状と使い勝手の良さが特徴です。

荷室の開口部の下端が低く、かつスクエアな形状に設計されているため、重い荷物や大きな荷物の積み下ろしが非常にスムーズに行えます

実際の荷室寸法を見ると、横幅はホイールハウス(タイヤを覆う内側の出っ張り)の間が約1m確保されており、ベビーカーやゴルフバッグのような幅のある荷物も横向きに積載しやすい設計です。

さらに、ヴェゼルの使い勝手を飛躍的に高めているのが、多彩なシートアレンジ機能です。後部座席は、背もたれを前に倒す「ダイブダウン機構」だけでなく、座面を跳ね上げる「チップアップ機構」も備わっています。

これにより、背もたれを倒して長尺物を積むことはもちろん、座面を跳ね上げて後部座席のスペースに背の高い荷物(観葉植物など)を積むこともできます。

横幅のある荷物から背の高い荷物まで、さまざまなシーンに対応できる柔軟性は、ヴェゼルが多くのユーザーに選ばれる理由の一つです。

ひどいという評判の真相

インターネットの口コミなどで、ヴェゼルが「ひどい」あるいは「広すぎて運転しづらい」といった声が見られることがあります。この評判の真相は、日本の交通環境とヴェゼルのボディサイズの関係性にあります。

新型ヴェゼルの全幅1,790mmという数値は、前述の通り3ナンバーサイズです。これは、アルファードのような大型ミニバン(全幅1,850mm)ほどではありませんが、カローラ(全幅1,745mm)のような5ナンバーサイズのセダンよりは明らかに広いです。

このため、以下のような場面で運転のしづらさを感じる可能性があります。

狭い路地でのすれ違い

昔ながらの住宅街など、道幅の狭い道路では対向車とのすれ違いに気を使います。5ナンバーサイズの車からの乗り換えの場合、特に車両感覚に慣れるまでは不安を感じるかもしれません。

機械式駐車場

都市部で多い機械式駐車場には、全幅1,800mm以下といったサイズ制限が設けられている場合があります。

ヴェゼルはギリギリ収まることが多いですが、パレットの幅によっては利用できない可能性もゼロではありません。駐車場の契約前には、必ず車検証で正確な寸法を確認することが大切です。

このように「ひどい」という評価は、主に5ナンバーサイズの車に乗り慣れた方や、特定の駐車環境にある方からの声であると考えられます。

一方で、ヴェゼルには死角を補う「ブラインドスポットインフォメーション」や、駐車を支援する「マルチビューカメラシステム」といった先進機能も用意されており、これらを活用することで不安を軽減することも可能です。

ボディサイズと燃費性能の関係

ヴェゼルのボディサイズと燃費性能の関係
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一般的に、車のボディサイズが大きく、重くなるほど燃費性能は悪化する傾向にあります。

しかし、ヴェゼルは優れたパッケージングと高効率なパワートレインにより、ボディサイズと燃費のバランスを高いレベルで両立させています。

新型ヴェゼルのハイブリッドモデル「e:HEV」は、WLTCモードで最高25.0km/Lという優れた燃費を実現しています。これは、走行状況に応じてエンジンとモーターの駆動を最適に切り替える2モーターハイブリッドシステムの恩恵が大きいです。

また、ボディデザインも燃費に貢献しています。空気抵抗を減らすために、ボディの表面を滑らかにし、床下の気流を整えるなどの工夫が凝らされています。

もちろん、旧型のガソリンモデルやターボモデルは、最新のハイブリッドモデルと比較すると燃費では劣ります。

しかし、それぞれの時代のコンパクトSUVとしては良好な数値を記録していました。ヴェゼルは、スタイリッシュなデザインと実用的な空間を実現しつつ、燃費性能も決して妥協していない車であると言えます

中古モデルを選ぶ際の注意点

ヴェゼルの中古モデルを選ぶ際の注意点
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ヴェゼルは人気車種であるため、中古車市場にも多くの車両が流通しています。中古モデルを選ぶ際には、年式や走行距離だけでなく、横幅に関連するポイントもチェックすることが失敗しないキーポイントとなります。

グレードによる横幅の違い

前述の通り、旧型ヴェゼルは標準グレード(1,770mm)と「RS」などの上級グレード(1,790mm)で横幅が異なります。デザインの好みだけでなく、ご自身の駐車環境などを考慮して、どちらのサイズが適しているかを確認しましょう。

Honda SENSINGの有無

旧型モデルでは、2016年の一部改良から安全運転支援システム「Honda SENSING」が採用され始め、2018年のマイナーチェンジで全タイプ標準装備(非装備仕様も選択可)となりました。

同じ旧型でも、年式によって安全装備の内容が大きく異なります。特に横幅の広さに不安がある方は、衝突軽減ブレーキや車線維持支援システムなどが備わる、Honda SENSING搭載車を選ぶと安心感が高まります。

ターボモデルの存在

旧型には、力強い走りが魅力の1.5L VTEC TURBOエンジンを搭載した「TOURING」グレードが存在します。このモデルの横幅は1,790mmで、エクステリアも専用仕様となっています。

走行性能にこだわりたい方には魅力的な車種ですが、流通台数は多くないため、状態の良い車両を見つけたら早めに検討することをおすすめします。

h3 まとめ:ヴェゼルの横幅は運転しやすいのか

まとめ:ヴェゼルの横幅は運転しやすいのか

・新型ヴェゼルの全幅は1,790mmで3ナンバーサイズ
・旧型ヴェゼルの標準的な全幅は1,770mm
・旧型でもRSやTOURINGグレードは全幅1,790mm
・ライバル車の中では比較的ワイドなボディを持つ
・横幅の広さが走行時の安定性に貢献している
・センタータンクレイアウトにより室内空間は広い
・後部座席の足元スペースはクラスでもトップレベル
・トランクはスクエア形状で荷物の積載性が高い
・多彩なシートアレンジで背の高い荷物にも対応可能
・狭い路地や一部の機械式駐車場では注意が必要
・「ひどい」という評価は主に駐車環境に起因すると考えられる
・先進の運転支援機能で運転の不安は軽減できる
・ボディサイズに対して燃費性能は非常に優秀
・中古車選びではグレードによる横幅の違いを確認することが大切
・総合的に見てヴェゼルは実用性とデザインを両立した一台

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