ヴェゼルの購入を検討している方にとって、タンク容量や燃費、維持費は気になるポイントではないでしょうか。
特に、ガソリン満タンいくらになるのか、オイル量や燃料の種類、ハイブリッド車のバッテリー容量 kwhなど、具体的な情報を探している方も多いと思います。
また、初代や新型、RV5型といったモデルごとの違いや、新型ヴェゼルはひどいという一部の声の真偽についても知りたいですよね。
この記事では、ヴェゼルのタンク容量に関する詳細な情報に加え、ガソリン車とハイブリッド車の燃費性能、そして維持費に関わる要素を総合的に解説しています。
・ヴェゼルの燃料タンク容量とガソリンの種類
・旧型と新型ヴェゼルの燃費性能の違い
・各モデルのエンジン排気量と関連情報
・維持費に影響する要素と購入前に考慮する点
ヴェゼルのタンク容量:基本情報と燃費性能

・燃料の種類と燃料タンクについて
・ガソリン満タンにかかる費用
・旧型モデルの燃費との魅力
・新型の燃費性能と何ccのエンジンか
・ハイブリッドのバッテリー容量は何kwh
燃料の種類と燃料タンクについて
ホンダ ヴェゼルは、ガソリン車とハイブリッド車の両方が設定されており、どちらのモデルも無鉛レギュラーガソリンを使用します。そのため、給油時に燃料の種類で迷うことはありません。
燃料タンク容量は、初代モデル、そして現行の2代目モデルともに一貫して40Lです。これは、コンパクトSUVとして一般的な容量ですが、一度の給油で走行できる距離は燃費性能によって大きく異なります。
長距離を走行する機会が多い場合は、燃費の良いモデルを選択すると、給油回数を減らすことができ、特にハイブリッドモデルは燃費性能が高いため、給油の手間を軽減できるでしょう。
ガソリン満タンにかかる費用
ヴェゼルにガソリンを満タンにする際の費用は、燃料タンク容量とガソリンの単価によって変動します。
ヴェゼルの燃料タンク容量は全モデルで40Lです。例えば、レギュラーガソリンの単価が178円/Lの場合、満タンにするには40L × 178円/L = 7,120円かかる計算になります。
ただし、これはあくまで一例であり、ガソリン価格は日々変動します。また、地域によっても価格差があるため、実際の費用は給油時のガソリンスタンドの価格によって前後することを理解しておく必要があります。
旧型モデルの燃費との魅力

初代ヴェゼルは、2013年から2021年まで販売されていました。燃費性能に関しては、ハイブリッド車のWLTCモードで18.4km/Lから21.0km/Lを達成しており、当時のコンパクトSUVとしては優れた数値でした。
この高燃費は、軽量小型な1モーターシステムである「SPORT HYBRID i-DCD」の採用によるものです。
旧型モデルの魅力は、燃費性能の高さに加え、力強い走行性能と洗練された内外装デザインにあり、特に、クーペのようなスタイリッシュな外観と、ミニバン並みのゆとりがある後席空間の両立は、多くのユーザーに支持されました。
また、ガソリン車には1.5L VTEC TURBOエンジン搭載モデルも存在し、力強い加速を求めるユーザーにも選択肢を提供していました。
新型の燃費性能と何ccのエンジンか
現行の2代目ヴェゼルは、2021年4月にフルモデルチェンジして登場。新型ヴェゼルのハイブリッドシステムは「e:HEV」へと進化し、2モーター式を採用することで、さらなる燃費向上を実現しています。
具体的には、ハイブリッド車のWLTCモード燃費は22.0km/Lから25.0km/Lと、旧型を上回る数値を記録しています。
ガソリンモデルに関しては、新型の1.5L DOHC i-VTECエンジン(L15Z型)を搭載しており、排気量は1,496ccです。
このエンジンは、4代目フィットのCVTを基にローレシオ化され最適化されています。残念ながら、新型モデルには旧型に存在したターボモデルの設定はありません。
ハイブリッドのバッテリー容量は何kwh
ホンダ ヴェゼルのハイブリッドモデルに搭載されているバッテリーは、PCU(パワーコントロールユニット)の小型化やモーターの出力向上など、システム全体の最適化が図られています。
ただし、一般的に自動車メーカーはハイブリッド車の駆動用バッテリー容量をkwhで公開していないことが多く、ヴェゼルに関しても公表はされていません。
ハイブリッドシステムは、エンジンのアシストやEV走行を可能にするために、効率的なバッテリーマネジメントが行われています。
具体的なバッテリー容量(kwh)よりも、モーター出力の向上やシステム全体の効率性が、燃費性能や走行性能に大きく寄与している点を理解することが大切です。
ヴェゼルのタンク容量に影響するその他の要素

・オイル量とメンテナンスの重要性
・RV5型の特徴と性能
・新型ヴェゼルがひどいと言われる真偽
・各年式とグレード別の燃料消費
・走行距離と燃料タンクの関係性
オイル量とメンテナンスの重要性
車の性能維持には、エンジンオイルの適切な管理が不可欠です。ヴェゼルのエンジンオイル規定量は、オイル交換時で2.9L、オイルとオイルフィルターを同時交換する場合は3.1Lとされています。
推奨オイルは、Honda ULTRA LEOまたはAPI SM級以上 0W-20です。
エンジンオイルは、エンジンの潤滑、冷却、清浄など多岐にわたる役割を担っており、オイル量が不足していたり、劣化していたりすると、エンジンの性能低下や故障につながる可能性があります。
そのため、定期的なオイル量のチェックと交換が重要です。メンテナンスノートを確認し、適切な時期に交換を行うことで、ヴェゼル本来の燃費性能や走行性能を維持し、長期的な車の健康を保つことにつながります。
RV5型の特徴と性能
RV5型は、現行の2代目ヴェゼルのハイブリッドFFモデルの型式の一つです。2代目ヴェゼルは、ガソリン車のRV3型・RV4型、ハイブリッド車のRV5型・RV6型に分けられます。
RV5型は、2モーター式のe:HEVシステムを搭載しており、燃費性能と力強い走りを両立している点が特徴です。
WLTCモード燃費は25.0km/Lを達成、また、横方向への視野範囲が向上したフロントワイドビューカメラや、高速画像処理チップの採用により、安全運転支援システム「Honda SENSING」の機能も向上しています。
さらに、車載通信モジュール「Honda CONNECT」の搭載により、コネクテッドサービスも利用可能となり、利便性が高まっています。
新型ヴェゼルがひどいと言われる真偽

新型ヴェゼルに対して、「ひどい」という意見が一部で聞かれることがありますが、これは主にデザインに関する初期の反応が原因であると考えられます。
発表当初は、他社と類似しているという指摘がありましたが、実際に車両が普及するにつれて、肯定的な評価に変わっていった背景があります。
しかしながら、車の評価は個人の好みによるところが大きく、全ての人が新型のデザインや性能に満足するとは限りません。
例えば、旧型に存在したターボモデルが新型には設定されていないため、力強い加速を求めるユーザーにとっては物足りなく感じるかもしれません。
一方で、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」による高い燃費性能や、洗練された内装デザイン、進化した安全装備などを評価する声も多く存在します。
そのため、「ひどい」という評価は一部分であり、総合的に見れば新型ヴェゼルは多くのユーザーに支持されているモデルと言えます。
各年式とグレード別の燃料消費
ヴェゼルの燃料消費は、年式やグレード、そして駆動方式によって異なります。以下に、主要なモデルのWLTCモード燃費をまとめました。
モデル・グレード | 燃料 | 駆動方式 | 排気量 | WLTCモード燃費 |
---|---|---|---|---|
初代ハイブリッド(2013-2021) | ハイブリッド | FF | 1496cc | 18.4~21.0 km/L |
初代ガソリン(2013-2021) | レギュラー | FF | 1496cc | 15.0~19.2 km/L |
2代目 e:HEV X(2024年4月~) | ハイブリッド | 2WD | 1496cc | 26.0 km/L |
2代目 e:HEV X(2024年4月~) | ハイブリッド | 4WD | 1496cc | 21.5 km/L |
2代目 e:HEV Z(2024年4月~) | ハイブリッド | 2WD | 1496cc | 25.3 km/L |
2代目 e:HEV Z(2024年4月~) | ハイブリッド | 4WD | 1496cc | 21.3 km/L |
2代目 G(2024年4月~) | レギュラー | 4WD | 1496cc | 15.0 km/L |
上記から分かるように、一般的にハイブリッドモデルの方がガソリンモデルよりも燃費性能は優れています。
また、4WDよりも2WDの方が燃費は良い傾向にあり、年式が新しいほど燃費性能が向上していることも見て取れます。
購入を検討する際は、ご自身の走行環境や重視するポイントに合わせて、適切なモデルやグレードを選択することが大切です。
走行距離と燃料タンクの関係性

ヴェゼルの走行距離と燃料タンクの関係は、燃費性能と燃料タンク容量(40L)によって決まります。具体的には、「航続距離(km) = 燃料タンク容量(L) × 燃費(km/L)」という計算式で概算することができます。
例えば、WLTCモード燃費が26.0km/Lのe:HEV X(2WD)の場合、満タンで約1,040km走行できる計算になります(40L × 26.0km/L = 1,040km)。
一方で、WLTCモード燃費が15.0km/LのG(4WD)の場合、約600kmの航続距離となります(40L × 15.0km/L = 600km)。
このように、燃費性能が良いほど、一度の給油でより長い距離を走行できます。長距離移動が多い方や、給油の手間を減らしたい方は、特にハイブリッドモデルの燃費性能に着目して選ぶと良いでしょう。
ヴェゼルのタンク容量まとめ
燃料タンク容量は全モデルで40Lである
燃料は無鉛レギュラーガソリンを使用する
ガソリン満タンにかかる費用はガソリン単価によって変動する
初代ヴェゼルは優れた燃費と力強い走行性能が魅力である
旧型にはターボモデルの設定があった
新型ヴェゼルは2モーター式のe:HEVシステムで燃費が向上している
新型のガソリンエンジンは1,496ccである
ハイブリッドモデルのバッテリー容量は公表されていない
オイル量など適切なメンテナンスが燃費維持に重要である
RV5型は2代目ハイブリッドFFモデルの型式である
新型ヴェゼルへの否定的な意見はデザインに関する初期反応が主である
年式やグレード、駆動方式によって燃料消費は異なる
燃費性能が良いほど一度の給油で長い距離を走行できる
中古車市場では旧型モデルがお得に手に入りやすい
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