ヴェゼルの次回のフルモデルチェンジは、いつになるのか気になる方も多いかもしれません。
2021年に2代目が登場し、すでに3年以上が経過していますが、2024年には大規模なマイナーチェンジも実施され、次の動きが注目されています。
最近では2026年ごろにフルモデルチェンジを迎えるのではないかという見方が有力ですが、市場やホンダの状況を踏まえると、2027年にずれ込む可能性も指摘されています。
また、RSグレードの復活時期や、現行ヴェゼルの市場での立ち位置、シビックとの違いなども話題に挙がっています。本記事では、そうした現状を踏まえ、今後のヴェゼルの動向や発売時期、注目ポイントを整理しました。
5年後の残価率や新型ヴェゼルの特徴も合わせて、今後の検討材料にしていただける内容となっています。
- 次回のフルモデルチェンジ時期の予想
- 2024年マイナーチェンジの影響と市場動向
- RSグレード復活や新型装備の可能性
- 5年後の残価率や購入タイミングの考え方
ヴェゼルのフルモデルチェンジ予想と発売時期

・次回モデルチェンジは2026年が有力?
・2027年までずれ込む可能性も?
・ホンダのマイナーチェンジ予想と影響
・新型マイナーチェンジの注目点
・RSグレードはいつ復活する?
・2025年のルモデルチェンジまとめ
次回モデルチェンジは2026年が有力?
ヴェゼルの次回フルモデルチェンジは2026年が有力視されています。これはホンダがこれまで実施してきたモデルチェンジの周期や、現在のヴェゼル(2代目)のデビュー時期を基にした予想です。
具体的には、2代目ヴェゼルは2021年に登場しており、通常ホンダのSUVモデルは約5年サイクルでフルモデルチェンジを行ってきました。この法則を適用すると、2026年が自然なタイミングと言えます。
さらに、2024年にはヴェゼルのマイナーチェンジが行われたばかりであり、内外装のリフレッシュとともに安全装備のアップデートも行われています。
このような大規模なマイナーチェンジは、フルモデルチェンジまでの「つなぎ」として行われることが多く、現行型がもう数年は市場に留まることを示唆しています。この点からも、2025年のフルモデルチェンジはやや早すぎ、2026年が最も現実的なスケジュールと考えられています。
ただし、近年のホンダは電動化戦略を強化しており、ヴェゼルもその例外ではありません。そのため、次期ヴェゼルは「e:HEV」を中心に、より高性能なハイブリッドやEV化も視野に入れた新プラットフォームへの移行が想定されます。
なお、2026年は日本国内のみならず、グローバルでもヴェゼル(HR-V)のモデルチェンジが噂されているため、同時期の発表となる可能性が高いといえます。ただし、正式な発表はまだないため、今後の動向にも注目が必要です。
2027年までずれ込む可能性も?

一方、ヴェゼルのフルモデルチェンジが2027年まで遅れる可能性も考えられます。これは近年の自動車業界全体に見られる新型車開発スケジュールの長期化や、市場動向の変化が背景にあります。
半導体不足や原材料費の高騰、新技術開発に伴うコスト増大といった複合的な要因によって、多くのメーカーがモデルチェンジを後ろ倒しにするケースが増えているからです。
特にホンダは、今後EV戦略を加速させることを公言しており、2025年から2027年にかけて新しいEVプラットフォームを本格展開予定としています。
この流れに沿って、ヴェゼルも現行型の寿命を引き延ばし、次世代モデルをEVや新型ハイブリッド技術に合わせて2027年頃に投入するシナリオも十分に想定できます。
また、2024年のマイナーチェンジが非常に大規模で、デザインの刷新、安全装備の拡充などが行われたことも、2027年シフトを裏付ける一因と言えます。このタイミングで商品力を高めたことで、現行型をあと数年維持できる余裕が生まれたと考えられるためです。
ただし、2027年まで遅れた場合、市場競争力の低下が懸念される点には注意が必要です。トヨタや日産、マツダといった他メーカーが2025年以降に新型SUVやEVを続々と投入予定であるため、ヴェゼルが後れを取るとシェア維持が難しくなる可能性もあります。
ホンダのマイナーチェンジ予想と影響
ホンダのマイナーチェンジは、他メーカーと比較しても戦略的に行われる傾向があります。特にヴェゼルは、フルモデルチェンジの直前に大規模なマイナーチェンジを行うことが多く、今回も2024年の変更はその典型例です。
実際、今回のヴェゼルのマイナーチェンジでは、エクステリアデザインの刷新だけでなく、安全装備も最新化され、「Honda SENSING」の強化などで先進性を高めました。これにより、フルモデルチェンジまでの期間でも一定の販売力を維持できると考えられます。
しかし、このようなマイナーチェンジの影響として注意したいのが買い控えの長期化です。ユーザーが「まだ新しいから数年は現行型でも良い」と判断し、次のフルモデルチェンジのタイミングを逃すリスクが生じるため、ホンダとしても慎重な販売計画が必要になるでしょう。
また、今回のマイナーチェンジの規模を踏まえると、次回のフルモデルチェンジではより大きな変化が求められることになります。中途半端な刷新では、ユーザーの期待を超えることができないため、ホンダとしても次期ヴェゼルには相応の革新性が必要です。
新型マイナーチェンジの注目点

今回のヴェゼルのマイナーチェンジで特に注目されるのは、単なるデザイン変更にとどまらない「走行性能と快適性の底上げ」が行われた点です。
これまでヴェゼルは、デザイン性や燃費性能が評価される一方で、乗り心地や静粛性の面ではやや課題を抱えていました。そこで、今回のマイナーチェンジではサスペンションセッティングの見直しや遮音材の最適化が行われ、特にFFモデルにおける快適性が大幅に改善されています。
また、安全装備では「Honda SENSING」の機能向上も見逃せません。新たに「トラフィックジャムアシスト」や「アダプティブドライビングビーム」が加わり、渋滞時や夜間走行時のストレス軽減に寄与しています。
この進化は、日常使いの利便性を高めるだけでなく、ファミリーユーザーにも安心感を与えるポイントです。
<デメリット>
あくまで現行プラットフォームをベースとした改良であるため、根本的な性能向上やEV対応などの大変革はありません。つまり、技術的な革新は次期モデルまで持ち越しとなる可能性が高いのです。これを踏まえると、ヴェゼルの購入を検討している方は「現行型を選ぶか」「次期型まで待つか」の判断を慎重に行う必要があります。
RSグレードはいつ復活する?
RSグレードの復活については、これまで正式な発表がないとされてきましたが、最新の情報では、ホンダが「ヴェゼル e:HEV RS」を2025年9月に日本国内で発売予定としています。
これは、従来のRSグレードが国内市場から姿を消していた経緯を踏まえると、久々の国内復活となり、走りを重視するユーザー層には注目すべき動きといえるでしょう。
RSグレードは、ヴェゼルの中でも特にスポーティさを追求したモデルであり、これまでも専用デザインやサスペンションチューニングなど、通常グレードとは一線を画した仕様が魅力でした。
現行ヴェゼルでも海外ではRSが展開されていましたが、国内モデルでは設定がなかったため、RSファンにとっては待望の復活といえます。
ホンダとしては、N-ONEやフィット、シビックなどでもRSグレードを拡大中であり、ブランド全体のスポーツイメージ強化にもつながる展開といえるでしょう。
今後ヴェゼルのRSが投入されることで、ホンダSUVの中でも「走り」にこだわる車種が増え、ユーザーの幅広いニーズに応えられるラインアップになると考えられます。
ただし、価格は360万円ほどからと、やや高価格帯となるため、購入検討時にはその点も踏まえる必要があります。
2025年のルモデルチェンジまとめ

2025年におけるホンダのルモデルチェンジ計画は、同社の今後の電動化戦略の中核を担う重要な動きになると予想されています。
まず、ホンダは2025年をEVシフトへのターニングポイントと位置付けており、複数の新型車の投入が予定されています。中でも注目されるのは、コンパクトSUVやセダン分野での新型EVや、ハイブリッド技術の進化を取り入れたモデルの刷新です。
ヴェゼルに関しては、2025年にフルモデルチェンジが行われる可能性も一部で取り沙汰されていますが、前述の通り、ヴェゼル自体は2024年に大幅なマイナーチェンジを実施したため、2025年の段階では新型の発表よりも、既存モデルのラインナップ強化や、特別仕様車の投入に重点が置かれる可能性が高いです。
また、2025年はシビックやフィットなど、他の主要モデルの改良も予定されています。これらはホンダのグローバル展開において重要なモデルであり、特に欧州市場向けではEVやハイブリッドの性能向上、先進安全機能の拡充などが中心になる見通しです。
さらに、2025年はホンダ全体のモデルラインアップ整理が進むとされ、需要の減少しているセグメントは整理縮小、新たに成長が期待されるSUVやクロスオーバー、EVへの投資が強化されることが予想されています。
つまり、2025年はホンダにとって次世代技術の布石を打つ重要な年であり、ヴェゼルもこの流れの中で、次期モデルの開発が本格化すると考えられます。ヴェゼルのフルモデルチェンジ予想で見る変更点
ヴェゼルのフルモデルチェンジ予想で見る変更点

・5年後の残価率はどれくらい?
・新型はいつ発売される予定か
・なぜ街であまり見かけない?
・シビックとの違いと今後の方向性
・最新レビューから見える進化
5年後の残価率はどれくらい?
ヴェゼルの5年後の残価率は、一般的に40~45%程度が目安とされています。これはSUV市場全体の傾向や、過去のヴェゼルのリセールバリューから見た平均的な数値です。
ただし、ヴェゼルはホンダの主力SUVであり、国内外での流通量も多いため、同クラスのSUVと比べても比較的安定した残価率を維持するモデルと言えます。
特にハイブリッドモデルの「e:HEV」は、燃費性能や走行性能の高さから中古車市場でも人気が高く、ガソリンモデルよりもやや高めの残価率となる傾向があります。
ただし、SUV市場は競争が激しく、次々と新型モデルやEVが投入されるため、5年後の市場環境によっては想定よりも下落するリスクもあります。
さらに、マイナーチェンジやフルモデルチェンジのタイミングも残価率に大きく影響します。2024年に大規模なマイナーチェンジが行われたため、これ以降の現行型はリセールバリューがやや高めに推移することが期待されます。
しかし、2026年以降に次期モデルが発表された場合、現行型の価値は一時的に落ち込む可能性があるため、売却タイミングには注意が必要です。
このように、ヴェゼルの5年後の残価率を安定させるためには、定期的なメンテナンスやボディカラーの選択も重要で、人気の高い白や黒などの定番色は、相対的に高いリセールを維持しやすい傾向にあります。
新型はいつ発売される予定か

新型ヴェゼルの発売時期は、現在の市場動向やホンダの発表計画を考慮すると、最も現実的なのは2026年後半から2027年前半になると予想されます。
ホンダはこれまで、ヴェゼルのモデルチェンジを約5年周期で行っており、2021年デビューの現行型から考えると、2026年が妥当な更新タイミングといえます。
ただし、2024年のマイナーチェンジで大幅な改良が施されたため、市場寿命を延ばすことができ、場合によっては2027年まで発売が後ろ倒しになる可能性もあります。これは、ホンダが今後加速させるEV戦略との整合性を考慮した調整とも受け取れます。
また、2025年以降は、競合他社からも次々と新型SUVやEVが登場予定であるため、ホンダとしてもヴェゼルを現行のまま放置するわけにはいかず、一定の早さで次期モデルを投入せざるを得ない環境が整っています。
特に、ヴェゼルの最大市場である日本、東南アジア、中国では、コンパクトSUVセグメントが最も激しい競争領域であり、ホンダがこの市場で存在感を維持するには、2026年を待たずして先行発表を行う可能性も否定できません。
ただし、開発や生産のスケジュール遅延リスクも近年は高まっており、発売時期の正式な情報は今後のホンダのアナウンスを待つ必要があります。ユーザーとしては、2025年には次期ヴェゼルの情報が具体化し、購入計画の判断材料が揃ってくると考えておくとよいでしょう。
なぜ街であまり見かけない?
新型ヴェゼルを街中であまり見かけない理由は、いくつかの要因が重なっていると考えられます。
まず、ヴェゼルは2021年にフルモデルチェンジを行いましたが、発売初期は半導体不足や部品供給の停滞によって、十分な生産ができない状況が続きました。この影響で、注文から納車までの期間が長引き、消費者が手にするまでの時間がかかったことが大きな要因といえます。
また、他社のSUV市場への積極参入により、ユーザーの選択肢が増えたことも影響しています。
一方で、近年はSUV人気が高まっており、ライバル車であるトヨタ・ヤリスクロスや日産・キックスなどが街中でも多く目に留まります。これらの車種は、手頃な価格帯やデザイン面でのアピールが強く、短納期で納車できる点も消費者に支持されています。
その中でヴェゼルは、やや高価格帯であり、ハイブリッド中心のラインアップとなっているため、購入層が限定されやすいことも街での目立ちにくさにつながっています。
加えて、ヴェゼルは従来から都市部よりも郊外や地方エリアでの人気が高く、結果として都市部では他のSUVに比べて見かける機会が少なくなる傾向があります。
この点も、印象として「見かけない」と感じる理由の一つといえます。さらに、最近のヴェゼルはデザインが洗練されたことで、目立ちすぎず、他車と馴染んでしまうという声も聞かれます。
過去のヴェゼルが持っていたシャープさや個性が抑えられたこともあり、ぱっと見では他車と区別しにくい印象を与えている可能性もあります。このように、生産遅延、市場環境、デザイン性の変化などが重なり、街中での存在感が薄れていると考えられます。
シビックとの違いと今後の方向性

ヴェゼルとシビックは、一見すると同社の人気車種という共通点がありますが、実際にはポジショニングや性格が大きく異なります。
項目 | ヴェゼル | シビック |
---|---|---|
車種カテゴリ | SUV(クロスオーバー) | セダン&ハッチバック(スポーティカー) |
主要ターゲット層 | 家族層、アウトドア志向、日常使い重視ユーザー | 走りを楽しむドライバー、スポーツ志向ユーザー |
重点ポイント | 利便性、積載性、居住性、省燃費性能 | 走行性能、ダイレクトなハンドリング、スポーティなデザイン |
使用シーン | 日常の街乗りからレジャーやアウトドアまで幅広く対応 | ワインディングや高速道路走行などドライビングそのものを楽しむ場面 |
今後の進化方向 | 快適性や省燃費をさらに向上し、デザイン性と実用性を強化 | 走行性能やスポーツ性能を維持・強化しつつ電動化も進展 |
電動化への対応 | 次世代ハイブリッドやEVモデルを視野に開発中 | e:HEV展開中、今後はさらなる高性能電動モデルも想定 |
ブランド内の位置づけ | SUVラインの中核モデル、利便性とデザインのバランス担当 | ドライバーズカーの象徴的モデル、走行性能を求める層向け |
ホンダ全体の戦略としても、ヴェゼルは今後、より電動化を強化したモデルへと進化することが期待されています。
シビックはすでにe:HEVを展開していますが、今後はヴェゼルも同様にフルEVモデルや次世代ハイブリッドの導入が想定されます。この流れの中で、両車の棲み分けはさらに明確になり、シビックはパフォーマンス志向、ヴェゼルは環境性能と利便性重視と、異なる価値を提供し続けると考えられます。
最新レビューから見える進化
2024年にマイナーチェンジを受けた新型ヴェゼルの最新レビューでは、これまで以上に洗練された走りと質感の向上が評価されています。
特に注目されているのは、静粛性と乗り心地の改善です。従来型では、ロードノイズやエンジン音の侵入がやや目立つという指摘もありましたが、新型では防音材や遮音材の配置を見直し、静かで上質な室内空間を実現しています。
また、足回りの改良も進化点として挙げられています。新型では、ダンパーの減衰力を最適化し、特に低速域や市街地走行でのフラット感が向上しました。これにより、日常の移動がより快適になるだけでなく、長距離ドライブでも疲れにくいという評価が高まっています。
インテリア面では、センターコンソールのデザイン変更や質感の向上が図られ、シンプルで上品な印象に生まれ変わりました。加えて、新型の注目点は先進安全装備の充実にもあります。
「Honda SENSING」が最新世代にアップグレードされ、トラフィックジャムアシストやアダプティブドライビングビームなど、上級車並みの機能が搭載されました。これにより、都市部から高速道路まで、幅広いシーンで安心感を高めています。
こうした進化は、デザイン変更だけに留まらず、走りや装備、使い勝手のトータルバランスが強化されていることを示しています。
ただし、レビューの中には「以前よりも個性が控えめになった」との声もあり、ユーザーによっては物足りなさを感じるかもしれません。この点は、RSグレードの復活などで解決される可能性もあるため、今後の動向が注目されます。
まとめ:ヴェゼルのフルモデルチェンジ予想について
・ヴェゼルの次回フルモデルチェンジは2026年が有力視されている
・市場や部品供給状況次第では2027年までずれ込む可能性がある
・2024年に大規模なマイナーチェンジを実施し内外装を刷新
・安全装備「Honda SENSING」が最新世代へ強化された
・RSグレードはフルモデルチェンジ後1~2年後に復活する可能性が高い
・ホンダは2025年に電動化シフトを本格化させる方針
・2025年はヴェゼルより他の主要モデルが中心に改良予定
・5年後のヴェゼルの残価率は40~45%程度が目安とされる
・現行ヴェゼルの残価は2024年マイチェンでやや底上げが期待できる
・ヴェゼルは発売初期の供給不足やライバル増加で街中で目立ちにくい
・シビックは走行性能重視、ヴェゼルは利便性と快適性重視で棲み分け
・ヴェゼルの今後はハイブリッド強化やEV化も視野に入る
・2024年改良型は静粛性や乗り心地の大幅改善が好評
・最新モデルは個性が控えめとの指摘もありRS復活が期待されている
・EV戦略との兼ね合いでヴェゼルのフルモデルチェンジは慎重に進む見込み
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