ホンダの人気SUV「ヴェゼル」のマイナーチェンジはいつ行われたのか気になっている方も多いと思います。そこで、この記事では、新型ヴェゼルのマイナーチェンジについて徹底的に掘り下げ、前期と後期の違いを比較しながら詳しく解説していきます。
また、内装の変更点を解説するとともに、リアの比較ポイントや新色カラーは追加されたのかについても触れていきます。
これまでのヴェゼルのモデルチェンジの歴史の流れを振り返りつつ、次期フルモデルチェンジを予想し、どのグレードがおすすめなのかも明確にしていきます。また、マイナーチェンジ後の口コミ評価にも言及し、なぜ街で新型を見かけないのか?といった疑問にも答えます。
さらに、実際の燃費性能は向上したのか、新型がひどいといった口コミ評価の真相、新型ヴェゼルの値引き状況など、購入を考えている方が気になるポイントも幅広く取り上げます。
これからヴェゼルの購入を検討している方にとって役立つ情報を網羅しましたので、ぜひ参考にしてください。あなたにピッタリのグレードを見つけるためのヒントもお伝えします。
- ヴェゼルがマイナーチェンジした具体的な時期と変更内容
- 前期モデルと後期モデルで、何がどのように変わったのか
- マイナーチェンジ後の内装やリアデザイン、新色追加など
- マイナーチェンジ後の口コミ評価や燃費向上の実態について
ヴェゼルのマイナーチェンジはいつ?比較や変更点まとめ

・マイナーチェンジはいつ行われた?
・前期と後期の違いを比較
・内装の変更点を解説
・リアの比較ポイント
・新色カラーは追加された?
・モデルチェンジの歴史の流れ
・マイナーチェンジ後の口コミ評価
・燃費性能は向上した?
マイナーチェンジはいつ行われた?

ヴェゼルの2代目モデルは2021年4月にデビューしましたが、その後約3年を経た2024年4月にマイナーチェンジが実施されました。
このマイナーチェンジでは、外観や内装だけでなく、走行性能や安全装備においても多岐にわたる改良が加えられています。近年、自動車市場は電動化や安全性能強化などの動きが目立っていますが、ヴェゼルもそのトレンドを意識したアップデートを施しました。
具体的には、新たにアウトドア向けの「HuNT」パッケージが登場。外装にルーフレールを採用したことで、より幅広いニーズへの対応が可能となっています。また、ハイブリッドモデル「e:HEV」の制御システムを改良し、燃費性能や走りの質感が向上した点も大きな変化です。
マイナーチェンジ後のモデルでは、USBポートも最新のType-C規格を採用するなど、現代のユーザーが求める利便性にも応えています。車両価格は約15万円~25万円アップしましたが、その分をカバーするだけの価値を提供しています。
前期と後期の違いを比較
前期モデルとマイナーチェンジ後の後期モデルの大きな違いは、外観、内装、そして性能面にあります。外観ではフロントグリルがより四角く力強いデザインへと変更され、リアテールランプもフルLED化して夜間の視認性が向上しています。
内装においては、センターコンソールが左右対称デザインに改められ、運転席・助手席のどちらからも使いやすいレイアウトに進化しました。
性能面ではハイブリッドモデルのエネルギーマネジメント制御を見直し、エンジン始動回数を減らしながらアクセルレスポンスを向上させ、燃費性能の向上を実現しました。
さらに、走行性能も改善され、サスペンションのダンパー減衰力が最適化されることで、路面の凹凸に対する乗り心地が向上しています。
安全装備面でも「Honda SENSING(ホンダ センシング)」の機能が拡充され、渋滞時のステアリングアシスト機能や、誤操作による急アクセル抑制機能など、新機能が追加されています。
このように、前期から後期へと進化することで、ヴェゼルはデザイン性や実用性だけでなく、日常の使い勝手や安全性もより充実したモデルとなりました。
内装の変更点を解説

ヴェゼルのマイナーチェンジで特に注目される内装の変更点は、センターコンソールが左右対称のデザインへと変わり、運転席・助手席からのアクセスが向上した点です。
これまでの運転席中心のレイアウトでは、助手席からの使いやすさが若干劣っていましたが、左右対称になったことで、スマートフォンや小物類の収納スペースに双方から楽にアクセスできます。
また、新しく導入されたUSB Type-Cポートは、最新デバイスとの相性が良く、充電効率が高いため、日常的な利用において利便性が高まり、さらに、新グレード「HuNTパッケージ」では、カーキとネイビーを基調とした内装が特徴となり、撥水・撥油加工を施したシートを採用しています。
このシートはアウトドアやレジャーなどでの使用を想定しているため、汚れにくくお手入れが簡単な点がメリットです。一方で、上級グレードの「PLaYパッケージ」ではライトグレージュとブラックの組み合わせを継承し、高級感とスタイリッシュさを維持しています。
リアの比較ポイント
マイナーチェンジ後のヴェゼルはリアデザインにも細かな変更が加えられました。特に大きな変更はテールランプで、フルLED化され、2本の水平ラインを基調としたデザインに進化しました。
この変更によって、後ろ姿がさらに洗練され、夜間でも高い視認性を確保しています。また、リアバンパーやコンビネーションランプ周辺のデザインも微調整され、ボディのキャラクターラインとの一体感が強調されました。
これにより、車両全体の統一感が増し、より現代的で力強い印象を与えるデザインへと進化しています。さらに、アウトドア志向の「HuNTパッケージ」ではリアに専用のアルミホイールやアクセントカラーを採用するなど、個性を引き立てています。
ただし、リアゲートの形状や開口部の使い勝手には大きな変更がないため、実際の荷室容量や使い勝手は前期モデルとほぼ変わりません。したがって、リア部分における変更点は主に視覚的なものが中心で、実用性に大きく影響を与えるものではないと考えてよいでしょう。
新色カラーは追加された?

新型ヴェゼルのマイナーチェンジでは、外観の変化だけでなくカラーバリエーションもリニューアルされました。
従来モデルは6色展開でしたが、新たに「シーベッドブルー・パール」と「ボタニカルグリーン・パール」が加わり、全7色となっています。
これにより、ヴェゼルの個性やスタイルをより幅広く表現できるようになりました。特にアウトドアやレジャーを好む方には「ボタニカルグリーン・パール」が人気で、自然に溶け込むような落ち着いたカラーが特徴的です。
また、都市型のスタイリッシュなデザインを好むユーザーからは、「シーベッドブルー・パール」が支持されています。この色は光の加減によって鮮やかに輝くため、高級感も併せ持つ点が評価されています。
ただ、新色の追加と同時に従来の「ミッドナイトブルービーム・メタリック」など一部カラーが選べなくなりました。また、新グレードの「HuNTパッケージ」や「PLaYパッケージ」では専用のツートーンカラーも用意されていて、より個性的なスタイルを楽しみたい方はそちらも検討するとよいでしょう。
モデルチェンジの歴史の流れ
ヴェゼルは2013年12月に初代が登場し、瞬く間にコンパクトSUV市場を牽引する存在となりました。
初代モデルはそのスタイリッシュなデザインと、コンパクトな車体でありながら高い実用性を兼ね備えていたことで高評価を受け、その後、2021年4月に2代目へとフルモデルチェンジされ、デザインが一新されるとともにハイブリッドモデル「e:HEV」の性能も大幅に向上しています。
2代目では外観の高級感が増し、内装の質感も大幅に改善されました。そして、2024年4月には初のマイナーチェンジが実施され、新グレード「HuNTパッケージ」の追加、ハイブリッド制御の見直し、安全装備の充実など、より魅力的なモデルへと進化しています。
初代から現行モデルまでの流れを見ると、ヴェゼルは一貫して都市部での使いやすさを維持しつつ、ユーザーの多様なニーズを取り入れながら成長してきました。なお、次回のフルモデルチェンジでは、さらに電動化が進む可能性も予想されています。
マイナーチェンジ後の口コミ評価

ヴェゼルのマイナーチェンジ後の口コミ評価は高い傾向にあります。特に評価されているのは、ハイブリッドモデル「e:HEV」の制御改善による走行性能と燃費性能の向上です。
実際に乗ってみると、エンジン始動時の滑らかさや、加速時のレスポンスが向上したことで、運転が楽しくなったという声が多く聞かれます。また、「HuNTパッケージ」に関しては、アウトドアに向いた撥水・撥油加工が施されたシートや専用のルーフレールなど、実用性の高い装備が好評です。
一方、否定的な意見としては、車両価格が前モデルより15~25万円上昇したことで、価格面に対する不満も少なくありません。また、新デザインのフロントグリルについては賛否両論あり、以前のシンプルなデザインを好むユーザーからは、やや派手すぎるとの意見もありました。
内装に関しては、USBポートがType-Cに変更され現代のニーズに対応したことで、若い世代からの評価は特に高い傾向にあります。いずれにしても、全体的にはマイナーチェンジによって性能と使い勝手が改善されたことで、概ねポジティブな口コミが多い状況です。
燃費性能は向上した?
ヴェゼルのマイナーチェンジ後、燃費性能は確実に向上しています。特にハイブリッドモデルの「e:HEV」では、エネルギーマネジメント制御が改良され、エンジンの始動回数や停止頻度を大幅に減らすことで燃料消費を効率化しています。
これにより、旧モデルに比べて実燃費が改善されており、WLTCモード燃費では「e:HEV X」の2WDモデルで26.0km/Lを達成しています。また、走行状況に応じてモーター駆動の割合を増やす制御が加わったことで、ストップ&ゴーが多い都市部での燃費性能が特に高まりました。
一方、ガソリンエンジンのみのグレードでは燃費性能に大きな変更はありませんが、ハイブリッド車を中心に選ばれている状況を考えれば、ヴェゼル全体として燃費改善が実感できるモデルチェンジだったと言えるでしょう。
ただし、燃費性能が向上したとはいえ、運転スタイルや使用環境によって実際の燃費は変わるため、ユーザー自身が試乗などで燃費の変化を体感しておくことをおすすめします。
ヴェゼルのマイナーチェンジはいつ?新型の評価と比較

・マイナーチェンジ前モデルの評判
・「新型がひどい」の評価は本当?
・新型の静粛性は向上した?
・新型ヴェゼルの値引き状況
・次期フルモデルチェンジを予想
・どのグレードがおすすめなのか
・街で新型を見かけない理由は?
マイナーチェンジ前モデルの評判

ヴェゼルのマイナーチェンジの前モデルは、高い評価を得ていました。特に2代目となる2021年以降のモデルは、先代に比べてデザイン性や内装の質感が大幅に向上したことが評価されました。
ユーザーからはコンパクトSUVとして都会的で洗練されたデザインや、燃費性能が優れている点が好評でした。特にハイブリッドモデルの「e:HEV」は、エンジンとモーターの連携がスムーズで、静かな走りと燃費の良さが支持されていました。
ただし、初期のモデルに関しては内装の使い勝手に改善の余地があるとの指摘も見られ、具体的には、センターコンソールの収納スペースが少なく、スマートフォンなどの小物が置きにくいと感じるユーザーも少なくありませんでした。
また、一部グレードでは内装の高級感が不足しているとの声もあり、乗り心地についても、サスペンションがやや硬く感じられ、路面の凹凸を拾いやすいという評価もありました。
このため、日常的な使い勝手や快適性の改善を求める声が多く寄せられ、次回のマイナーチェンジで改善が図られています。
「新型がひどい」の評価は本当?
ヴェゼルの新型に対して一部で「新型がひどい」という口コミも見られますが、これは主に価格上昇や外観のデザイン変更に対する不満が原因です。
マイナーチェンジで、新型ヴェゼルの車両本体価格は15~25万円ほど上昇しており、価格面の負担感が強くなったことが要因の一つです。
また、デザイン面ではフロントグリルが従来のモデルよりも力強く、大胆なデザインに変更されたことに対し、従来の落ち着いたスタイルを好むユーザーからは「派手すぎる」「以前のほうが良かった」という声もあります。
一方で、新型ヴェゼルの評価には多くのポジティブな意見も寄せられており、特にハイブリッドモデルの走行性能や安全装備の充実、内装の質感向上については好評です。
そのため「ひどい」と感じるかどうかは、個人の好みや予算によって大きく変わるため、購入を検討している場合は試乗や実車確認をして、自分自身で評価することが重要になります。
新型の静粛性は向上した?

新型ヴェゼルの静粛性は大幅に向上しています。特にハイブリッドモデル「e:HEV」では、遮音材や防音材の厚みが増され、室内への騒音の侵入が抑えられるようになりました。
これまでのモデルでは、特に高速走行時や荒れた路面でエンジン音やロードノイズが目立つという指摘がありましたが、今回のマイナーチェンジではその課題が改善されています。
具体的には、ルーフライニングのインシュレーター厚を従来比2倍にしたり、各部位の遮音性を高めたりと、細かな工夫が施されています。また、エンジン制御の見直しにより、エンジンの始動や停止回数が減り、低速時の静粛性も大幅にアップしました。
ただ、注意点としては、18インチの大径タイヤを装着している「e:HEV Z」グレードでは、ややタイヤノイズが目立つという声もあります。快適性を重視するなら、16インチタイヤを選択するのも一つの方法です。
全体的に見ると、新型ヴェゼルの静粛性はコンパクトSUVとしては十分な水準に達しているといえます。
新型ヴェゼルの値引き状況
新型ヴェゼルの値引き状況ですが、マイナーチェンジ後間もないこともあり、現時点では大幅な値引きは難しい状況です。
一般的に、モデルチェンジ直後は人気が集中するため、ディーラー側も強気な姿勢を崩さないことが多いです。ただし、競合車種(トヨタ・カローラクロス、日産・など)との相見積もりを取ることで、多少の値引きを引き出せる可能性があります。
また、下取り車がある場合、下取り価格を高めに設定してもらう交渉も効果的です。さらに、オプションやアクセサリーの同時購入を検討している場合は、セットで購入することでトータルの値引き幅が広がることがあります。
一方で、無理な値引きを追求しすぎると、アフターサービスの対応や納車時期などに影響が出る可能性もあるため、交渉時はバランスを取ることが重要になります。
時間が経つにつれて徐々に値引き幅が拡大する傾向もあるため、少し待つ余裕がある方は、販売状況を見極めながら購入時期を決めるのも良い方法でしょう。
次期フルモデルチェンジを予想

次期ヴェゼルのフルモデルチェンジは2025年から2026年頃と予想されています。理由としては、今回のマイナーチェンジが2024年4月に実施されたことに加え、ヴェゼルは過去のモデルチェンジサイクルが約4~5年となっているためです。
次期モデルでは、現状のハイブリッドシステム「e:HEV」をさらに進化させ、燃費性能や静粛性、環境性能の向上が期待されます。また、近年のSUV市場の動向を考えると、EV(電気自動車)仕様の追加も現実的なシナリオでしょう。
これは、世界的な脱炭素化の流れやライバル車種のEVモデル投入の影響を受けるためです。内外装に関しても、デジタルメーターや大型タッチパネルなどのデジタル化が一層進む可能性があります。
一方、安全装備の充実や自動運転技術の進展も見込まれます。例えば、自動駐車機能や高度な運転支援技術が搭載されることで、より安全で快適な運転が実現できるでしょう。
ただし、装備の充実化や電動化が進むにつれて価格も上昇する可能性があり、現行モデル以上の価格帯になることも考えられます。こうした変化を踏まえると、次期ヴェゼルのフルモデルチェンジは大きな注目を集めることになるでしょう。
どのグレードがおすすめなのか

新型ヴェゼルでおすすめのグレードは、実用性と価格のバランスが優れている「e:HEV X HuNTパッケージ」です。これは、アウトドア志向のユーザーだけでなく、都会的な日常使いでも使い勝手の良い装備を兼ね備えています。
例えば、ルーフレールや撥水・撥油加工が施されたシートが標準装備され、キャンプやアウトドアシーンでも汚れを気にせず快適に使えます。また、価格は300万円前後と他グレードに比べて比較的リーズナブルであり、経済的にも選びやすいでしょう。
一方、安全装備や快適装備を最優先したい方には、上級グレードの「e:HEV Z」も魅力的です。これはアダプティブドライビングビームやステアリングヒーター、ハンズフリー電動リアゲートなど、便利で充実した装備が揃っています。
ただ、価格帯は340万円程度とやや高額になるため、予算に余裕がある方に向いています。逆に「PLaYパッケージ」は特別感があるものの、価格が最も高くなるため、コストパフォーマンスの面ではあまりおすすめできません。
いずれにしても、自分が車に何を求めるか明確にした上でグレード選びをすると後悔がないでしょう。
街で新型を見かけない理由は?
街で新型ヴェゼルを見かけない理由は、マイナーチェンジが比較的最近の2024年4月に行われたため、まだ市場に十分に出回っていないことが主な原因です。
特に人気車種の場合、納車まで数ヶ月かかることも珍しくなく、注文したユーザーへの納車が完了していないケースも多くあります。また、今回のマイナーチェンジに伴う価格上昇により、購入を躊躇するユーザーが増えた可能性もあります。
具体的には、マイナーチェンジ前と比べて価格が15万円~25万円アップしているため、予算の制約から他のモデルを検討する人が出ていることも考えられます。さらに、コンパクトSUV市場自体が近年激戦区になっている点も影響しています。
例えばトヨタのカローラクロスや日産のキックス、ホンダ自身のWR-Vなど競合車種が多数存在し、購入層が分散されていることも、新型ヴェゼルを見かける頻度が少ない理由の一つでしょう。
しかし、今後納車が進めば徐々に街での目撃頻度も増え、新型ヴェゼルの存在感はより高まっていくことが予想されます。
まとめ:ヴェゼルのマイナーチェンジはいつ?前モデルとの比較
・ヴェゼルのマイナーチェンジ実施は2024年4月
・初代ヴェゼル発売は2013年12月、2代目は2021年4月デビュー
・新型で「HuNTパッケージ」を追加、アウトドア層をターゲット
・前期と後期の大きな違いはフロントグリルやテールランプの変更
・テールランプは水平基調のフルLEDに進化し、夜間の視認性が向上
・センターコンソールが左右対称化され、助手席側の利便性が向上
・USBポートはType-AからType-Cに変更され利便性がアップ
・新グレードHuNTは撥水撥油シートを採用しアウトドア性能を高めた
・内装色にカーキ×ネイビーの新しい組み合わせを追加
・新色「シーベッドブルー・パール」「ボタニカルグリーン・パール」を導入