エクストレイルの10年落ち買取価格が気になってこの記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
10年という節目を迎えると「そろそろ手放すべき?」「どれくらいの価格がつくの?」といった疑問が浮かびがちです。実際、2015年式エクストレイルの売却価格には、グレードや走行距離、保管状況によって大きな幅があることが分かっています。
また、9年落ちや11年落ちとの比較、さらには15年落ちの価格もあわせて確認することで、売却のタイミングを見極めやすくなります。エクストレイルを少しでも高く、納得して手放したいと考えている方は、ぜひ最後までお読みください。
・2015年式エクストレイルの実際の売却価格の幅
・グレードや走行距離による買取価格の違い
・他年式との価格比較から売却タイミング
・高く売るための準備やおすすめの買取サービス
エクストレイル10年落ちの買取価格の相場と推移

・2015年式エクストレイルの実際の売却価格
・グレード別で異なる買取価格の幅とは
・9年落ち・11年落ちとの比較
・走行距離によっていくら差が出るのか
・15年落ちの価格も確認しておこう
・査定に影響する要素とは?
2015年式エクストレイルの実際の売却価格
2015年式のエクストレイルは、2025年現在「10年落ち」に該当するモデルです。
この世代はT32型にあたり、デザインの近代化やハイブリッドの採用などで注目を集めたモデルでもあります。実際の買取価格は、車両の状態や走行距離、グレードによって幅が大きくなりますが、SellCaのデータによれば、31.5万円から最大で90.8万円といった取引実績が確認されています。
例えば、同じ2015年式であっても「20X エマージェンシーブレーキパッケージ」が走行距離14万km台の場合は約30万円程度の価格に留まる一方、4万km程度の走行距離であれば70万円以上の査定がつくケースもあります。
これには走行距離や車両カラー、地域、需要、オークションでの競争率といった複数の要素が絡んでおり、単純に年式だけでは判断できないことがわかります。
こうしたことから、2015年式エクストレイルの実際の売却価格を正確に知りたい場合は、複数の事例を比較し、買取業者ではなく「車両を欲しい」と考えるバイヤーと直接つながる仕組み(SellCaなど)を活用するのが賢明です。
下取りよりも高額になるケースも多く、年式に対する市場評価を把握するうえで重要な情報源となります。
グレード別で異なる買取価格の幅とは

同じ年式・同じ走行距離であっても、エクストレイルのグレードによって買取価格には大きな違いが出ます。これは装備や人気度、市場における希少性などが価格に影響を与えるためです。
たとえば2015年式の「モード・プレミア」や「20X ブラックエクストリーマーX」などの上位グレードでは、最大で250万円を超える実績もありました。一方、ベーシックグレードの「20S」や標準仕様の「20X」では、60〜100万円台にとどまる傾向が見られます。
この価格差は、単なる装備の差だけではなく、再販時の人気やブランドイメージにも関係しています。
特に「エクストリーマーX」や「モード・プレミア」のように特別感があるグレードは、中古車市場でも需要が高く、高額査定につながりやすいです。逆に流通台数が多く差別化しにくいグレードでは、どうしても買取価格が抑えられる傾向にあります。
このように考えると、車を売却する際は自分の車のグレードが市場でどのように評価されているかを確認することが非常に大切です。
さらに、グレードによってはボディカラーやオプション装備も価格に大きく影響するため、付加価値がつきやすい装備内容を一緒に伝えることも、査定額を引き上げるポイントになるでしょう。
9年落ち・11年落ちとの比較
10年落ちのエクストレイルを売却しようと考えるとき、気になるのが前後年式との価格差です。9年落ち、つまり2016年式の場合、相場はおおよそ42.4万円〜285.8万円とされており、10年落ちと比べて上限額がやや高い傾向にあります。
一方で、11年落ちの2014年式では、相場は37.4万円〜251.7万円と、下限・上限ともに10年落ちと近い範囲に収まっています。
このデータから見えてくるのは、1年ごとの価格変動が必ずしも線形ではないという点です。つまり、「1年新しいから10万円高い」といった単純な話ではなく、走行距離やグレード、タイミングによっても査定価格は大きくブレます。
また、同じ年式でも保管状態や車検の残り期間、メンテナンス履歴の有無などによって評価が上下します。
このため、10年落ちという条件だけで「売るべきか否か」を判断するのは危険です。9年落ちとの差がさほどなければ、維持費の節約という観点からも今売るという判断が有利な場合もあります。
逆に、11年落ちとの差が小さいなら、もう1年乗っても売却価格に大きな影響はないと考えることも可能です。このような比較は、売却のタイミングを判断するうえで非常に有用な材料となります。
走行距離によっていくら差が出るのか

車の査定額に最も大きく影響する要素のひとつが、やはり走行距離です。10年落ちのエクストレイルの場合でも、同じ年式であっても10,000km走行と170,000km走行では査定額に100万円以上の差が出るケースがあります。
実際、2015年式エクストレイルの走行距離別の買取相場では、1万kmなら最大220.8万円、17万kmでは下限が15.4万円と記録されています。このように、10万kmを超えるかどうかが一つの大きな査定の境界線となっているのが現実です。
10万km以下であれば比較的高額査定がつきやすいですが、それを超えると大幅に価格が下落する傾向があります。
この理由には、エンジンや足回り、CVTなどの消耗部品の摩耗リスクが高まることが挙げられます。また、再販後にトラブルが発生する可能性を避けるため、中古車販売業者も慎重にならざるを得ません。
したがって、走行距離が9万kmを超えているならば、売却の決断を急ぐことで高値を保ちやすくなります。逆に、すでに12万km以上走っている車であれば、「少しでも高く売れるタイミング」で手放すことが大切です。
これを理解した上で、買取業者ではなくオークション形式で直接買い手を探す仕組みを活用すると、想定以上の高額査定が得られる可能性もあるでしょう。
15年落ちの価格も確認しておこう
エクストレイルを10年落ちで売却することを検討している方にとって、15年落ちの価格もあわせて知っておくことには大きな意味があります。なぜなら、年式がさらに古くなった際にどの程度価値が下がるのかを把握することで、「今売るべきかどうか」の判断材料になるからです。
たとえば、ユーカーパックが公表している2025年6月時点の買取相場によると、2009年式の15年落ちエクストレイルは、状態や走行距離によっても異なりますが、10万円台から30万円台前後の取引価格が主流となっています。
すでに走行距離が10万kmを超えている車両では、さらに価格が下がる傾向にあります。
このように、5年間乗り続けた場合の価格差は数十万円に及ぶことがあるため、「手放すなら10年落ちがラストチャンス」という見方もできます。とくに、車検や大きなメンテナンスを迎えるタイミングが近づいている場合には、その費用と査定額の下落リスクを天秤にかけて検討すべきでしょう。
つまり、15年落ちの価格をあらかじめ把握しておくことで、売却のベストタイミングを見極めやすくなります。長く乗ることが悪いわけではありませんが、再販価値を重視するなら、10年落ち前後のタイミングでの決断がより合理的と言えるでしょう。
査定に影響する要素とは?

エクストレイルの査定額は単に「年式」や「走行距離」だけでは決まりません。実際には、複数の要素が組み合わさって最終的な金額が決まります。これらのポイントを知っておくことで、より有利な価格で売却するための準備が可能になります。
まず第一に影響するのが外装や内装の状態です。
キズやへこみが目立つ場合や、室内にタバコやペットのニオイが染み付いていると、減額対象となります。次に修復歴の有無。事故歴や修理履歴があると、たとえ一見きれいに見えても査定額は大きく下がります。
さらに見逃しがちなのが純正パーツの有無やメンテナンス履歴。純正ナビやホイールが装着されたままか、定期点検の記録簿が揃っているかなども評価ポイントです。逆に、改造パーツが多すぎると逆にマイナス評価になることがあります。
また、売却のタイミングも査定に影響します。たとえばSUV需要が高まる冬前や、決算期前(2〜3月)は査定額がやや上がりやすい傾向があります。
このように、査定額はさまざまな要素で構成されているため、自分の車の状態を事前に正確に把握し、可能な限り高く売れる条件を整えておくことが大切です。ちょっとしたクリーニングやパーツの交換だけでも、数万円の差につながることがあります。
エクストレイル10年落ちの買取価格を高くするコツ

・車は何年落ちで売るのがベスト?
・T32型の下取り相場と比較したい理由
・5年落ち・7年落ちとの価格差
・12年・13年落ちのモデルとの価値の違い
・高く売るために準備しておくべきこと
・一括査定より有利?おすすめの買取サービス
車は何年落ちで売るのがベスト?
車を売却するベストなタイミングは人によって異なりますが、一般的には5〜7年落ち、あるいは走行距離5万km前後が高額買取のチャンスだと言われています。これは中古車市場において、まだ新車保証の残る車や、故障リスクの低い車が特に人気だからです。
ただし、SUVや人気車種のように中古でも需要が高いモデルは、10年落ちであっても十分な査定額が期待できるという特徴があります。実際、エクストレイルのようなモデルは10年落ちでも40万円〜90万円程度の価格帯で取引されている実績があります。
一方で、11年目以降になると車検費用やメンテナンス負担が増え、査定額は急落する傾向が強まります。そのため、「走行距離が10万kmに届く前」あるいは「2回目の車検を迎える前後」が、一つの判断基準となるでしょう。
このように考えると、車を売却するベストなタイミングは、買取価格が大きく下がる直前です。それに加えて、自分のライフスタイルや車の使用頻度、今後の維持費などを総合的に見極めることが大切です。
T32型の下取り相場と比較したい理由

エクストレイルのT32型は2013年以降に登場した3代目モデルで、ハイブリッドや高級志向のグレードなどもラインナップされていることから、中古市場での評価が高いモデルです。
だからこそ、10年落ちのT32型を売却する際は、買取価格と下取り価格を比較することが重要な判断ポイントになります。
なぜ比較が必要かというと、ディーラーの下取りでは相場よりも低めの価格が提示されることが多いからです。特にT32型のように中古需要の高いモデルは、一般市場で売却したほうが結果的に高値がつきやすいという傾向があります。
さらに、買取専門店やオークション形式の売却であれば、T32型の希少なグレードやオプション装備が正当に評価される可能性も高まります。実際に、下取りでは70万円だった車が、買取業者の査定で90万円以上になったという事例も珍しくありません。
こうした理由から、T32型を手放すときには「下取り価格だけで即決せず、複数の査定を比較してみる」ことが、満足のいく売却につながります。とくにオンライン査定などを活用すれば、店舗に出向かなくても簡単に複数社の見積もりを確認できるので、ぜひ活用したいところです。
5年落ち・7年落ちとの価格差
エクストレイルの売却を考える際、「5年落ち」や「7年落ち」と「10年落ち」との価格差を把握することは非常に重要です。なぜなら、年数ごとに査定額の下落カーブが異なり、どのタイミングが“売り時”かを判断する目安になるからです。
たとえば、5年落ちのエクストレイル(2019年式)は、走行距離が5万km未満であれば100万円〜150万円台での買取が期待できます。これは新車登録から時間が経っていないことに加え、安全装備や内外装の状態も良好である場合が多いためです。
一方、7年落ち(2017〜2018年式)になると、価格帯は80万円〜120万円程度に下がり始めます。
ここで注目したいのは、「7年」を過ぎると急激に査定価格が落ちる傾向があるという点です。特に10年落ちになると、同じグレードでも50万円台〜90万円台とさらに下落し、走行距離や内装状態による個体差が大きく影響します。
つまり、「売却のタイミングによって最大で50万円以上の差が生じる可能性がある」ことを理解しておくことが、損をしないための第一歩です。維持費や車検のタイミングとあわせて、数年単位での価値変動を意識することが、賢い売却計画に直結します。
12年・13年落ちのモデルとの価値の違い

エクストレイルの中古車市場において、10年落ちと12年・13年落ちモデルの査定価格には明確な違いがあります。たった数年の差に思えるかもしれませんが、実際には車両の市場価値や需要に大きな影響を与える要因となっているのです。
まず、12〜13年落ちとなると年式は2011年式以前となり、車両の設計自体が古くなるため、安全性能や燃費性能で最新モデルと比較して劣る印象を与えてしまいます。これにより、購入を検討する層が限定される傾向があります。
その結果、買取相場は20万円〜50万円程度と10年落ちモデルよりもかなり低い水準になります。
また、12年・13年落ちともなると、エンジンやCVTのトラブル履歴、サスペンション部品の劣化などが懸念される時期です。特に修復歴がある車両や、点検記録が不十分な場合は査定額が大きく下がる可能性が高くなります。
一方で、10年落ちのエクストレイルはまだ「現役感」が残っており、使い勝手の良さやデザイン性も評価されやすいため、一定の需要があります。このため、数年の差でも数十万円規模の査定価格の差が生まれるのです。
これを理解すれば、12年・13年落ちに突入する前に売却を検討することが、賢明な選択といえるでしょう。
高く売るために準備しておくべきこと
エクストレイルをできるだけ高く売却したいと考えるのであれば、査定前の「事前準備」が成否を分ける鍵になります。車の価値は走行距離や年式だけでなく、「見た目の印象」と「整備状態」でも大きく左右されるからです。
まず取り組みたいのが車内外の清掃です。
洗車はもちろん、シートのシミ取りやフロアマットの掃除など、丁寧にメンテナンスされた印象を与えることで、査定員に好印象を与えやすくなります。特にタバコやペットの臭いは査定に大きなマイナス要素となるため、消臭対策も忘れずに行いましょう。
次に重要なのが整備記録簿の準備です。これまでの点検履歴が残っていれば、「この車はきちんと管理されてきた」と判断されやすく、減額を防ぐ材料になります。また、純正パーツが揃っているかも見られるポイントのひとつです。
社外品に交換している場合は、純正品を保管しておくと加点評価につながる場合もあります。
さらに、売却のタイミングも見逃せません。SUV需要が高まる冬季や、決算期前の2月〜3月は相場が上がりやすい時期とされています。このような時期を見計らって売却することで、数万円以上の差が出ることもあります。
これらの準備をしっかり行うことで、車本来の価値を最大限に引き出し、納得のいく査定結果を得る可能性が高まります。
一括査定より有利?おすすめの買取サービス

「一括査定は便利そうだけど、営業電話が面倒…」そんな不安を持つ方は少なくありません。実際に一括査定サイトを利用すると、複数の買取業者から一気に連絡が来るため、対応に疲れてしまうという声もよく聞かれます。
では、一括査定よりもストレスなく、しかも高く売れるサービスはあるのでしょうか?
近年注目されているのが、「カチエックス」や「ユーカーパック」のようなオークション形式の買取サービスです。これらのサービスでは、車の情報と写真をアップロードするだけで、全国の買取業者が入札する仕組みになっています。
最大のメリットは、「複数業者が競い合うため、より高値がつきやすい」点です。
さらに、これらのサービスは電話連絡が最小限で、やりとりは主にLINEやメールで完結することが多いため、時間や労力を節約しながら売却が進められます。とくに「しつこい営業電話が苦手」という方にとっては、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
また、査定後のキャンセルが無料な点も安心材料のひとつです。相場を知るだけで利用することも可能なので、売却時期を見極めたい方にも適しています。
このように、「高く売れる+ストレスが少ない」という2つの条件を満たすサービスを選ぶことが、現代の賢い車売却方法の一つとなっています。
まとめ:エクストレイル10年落ちの買取価格について

・2015年式エクストレイルは31.5万〜90.8万円で取引されている
・同じ年式でも走行距離によって査定額に大きな差がある
・グレードによって最大200万円以上の価格差が生まれる
・特別仕様グレードは中古市場でも高値がつきやすい
・9年落ちはやや高め、11年落ちはやや低めの傾向がある
・年数ごとの価格差は必ずしも一定ではない
・走行距離1万kmと17万kmでは査定額が100万円以上変わる
・走行距離10万kmを超えると査定額が急落する傾向がある
・15年落ちでは10万〜30万円台が相場となっている
・査定額は年式・走行距離以外にも内外装の状態で決まる
・修復歴や社外パーツは査定でマイナス評価になることが多い
・車は10年落ち前後が売却の判断ポイントになりやすい
・T32型は下取りより買取の方が高値になりやすい
・買取タイミングによっては5年で50万円以上の差が出ることもある
・一括査定よりもオークション形式の買取サービスが有利な場合がある