エクストレイルT32型の荷室は、アウトドアや家族旅行、日常の買い物に至るまで、さまざまなライフスタイルに応える柔軟な収納力を備えています。
この記事では「エクストレイルT32の荷室寸法」と検索している方に向けて、ラゲッジスペースの実際の使い勝手や、幅・高さ・奥行きの実測値をもとにその魅力を解説します。また、ハイブリッドモデルの荷室サイズや、ゴルフバッグや自転車が積めるかどうかも具体的にご紹介。
旧型モデルと比較した進化ポイントや、日常使いにおける荷室容量との相性なども丁寧に取り上げます。トランク収納を無駄なく使うコツや、家族旅行で役立つアレンジ術、T32の荷室寸法を活かす実践的なアイデアも満載です。
室内空間全体から見た積載力の評価まで、一記事でしっかり理解できる内容になっています。
・エクストレイルT32の荷室の幅・高さ・奥行きの寸法
・ハイブリッド車との荷室サイズの違い
・ゴルフバッグや自転車などの積載可否
・フルフラットや収納アレンジ方法の活用術
エクストレイルT32の荷室寸法の基礎知識

・ラゲッジスペースはどれくらい?
・荷室の幅・高さ・奥行きの実測値
・ハイブリッドモデルの荷室サイズは?
・ゴルフバッグや自転車は積める?
・荷室容量と日常使いの相性
・旧型との違いから見る進化ポイント
ラゲッジスペースはどれくらい?
エクストレイルT32型のラゲッジスペースは、アウトドアや買い物など幅広い用途に対応できるサイズ感を備えています。
特に2列シート・ガソリン車では、セカンドシートを通常の位置にした状態でも最大565Lの荷室容量が確保されています。これはクラストップレベルとも言える大きさで、日常の使い勝手だけでなく週末のレジャーにも十分対応できるのが特長です。
これだけの容量があると、スーツケースを複数個積み込んだり、キャンプ用具や釣り道具、ベビーカーなども楽々収納できます。
また、荷室は防水仕様が採用されているため、汚れたアウトドア用品や濡れた傘、雪の付いたブーツなどをそのまま積み込んでも問題ありません。床面が滑りにくい設計になっており、急ブレーキ時にも荷物が動きにくいという利点があります。
一方、3列シート車では、サードシートを畳むことで最大445Lの荷室を確保できます。
やや容量は減りますが、2列状態にすれば十分な実用性を確保できる設計です。さらに、グレードによりラゲッジボードを使った間仕切り収納が可能で、濡れたものと乾いたものを分けて載せることもできるなど、収納スタイルを柔軟に変更できる点も大きな魅力となっています。
このように、T32エクストレイルのラゲッジスペースは、単なる「広い荷室」にとどまらず、実用性と清潔さ、アレンジ力を兼ね備えているため、ファミリー層からソロキャンパーまで幅広い層に適したモデルといえるでしょう。
荷室の幅・高さ・奥行きの実測値

エクストレイルT32型の荷室寸法は、カタログ数値だけでなく実際のユーザーの使用感を踏まえて考察することが大切です。
実測ベースで見た場合、荷室の開口部幅は約1,070mm前後、奥行きは通常状態で約790mm〜860mm、開口部の高さはおおよそ820mm〜850mmというスペックになっています。これらの数値は、日常的な荷物の積み下ろしを考えると、非常に現実的かつ使いやすい設計といえます。
特に注目したいのは「高さ」の部分です。荷室高が800mm以上あることで、背の高い荷物でも立てたまま載せられることが多くなります。
また、開口部の幅が広いため、横幅のある荷物でも無理なく出し入れ可能です。引っ越しのときや大きな段ボールを積むときにも、このワイドな寸法は非常に役立ちます。
エクストレイルT32型の荷室寸法と特徴
項目 | 実測値(目安) | 特徴・補足説明 |
---|---|---|
開口部幅 | 約1,070mm | 横幅のある荷物もスムーズに積み込み可能 |
荷室奥行(通常時) | 約790mm〜860mm | 日常的な荷物から大きな段ボールまで対応可能 |
開口部高さ | 約820mm〜850mm | 背の高い荷物も立てたまま積載しやすい |
荷室床面の高さ(地面から) | 腰の位置よりやや高め | 荷物を持ち上げる際にやや力が必要になる点に注意 |
荷室の使いやすさ | 実用的なサイズ感 | ファミリーユースやアウトドア用品の収納にも対応 |
注意点 | 荷室床面がやや高い | オフロード性能とのトレードオフで最低地上高を確保している設計 |
一方で、床面から荷室の高さはやや高めに感じることがあります。
腰の位置より少し高いくらいの高さ設定のため、重い荷物を積み込む際には少し力が必要かもしれません。ただし、この設計は悪路走行やオフロード性能を重視した結果でもあり、最低地上高の確保とトレードオフであることを理解しておくとよいでしょう。
このように、T32エクストレイルの荷室寸法は「積載性と実用性のバランス」を重視して設計されており、ファミリーユースや趣味に活かしたいユーザーにとっても満足度の高いスペースとなっています。
ハイブリッドモデルの荷室サイズは?
T32エクストレイルにはハイブリッドモデルもラインナップされており、静粛性や燃費性能に優れているだけでなく、荷室の設計にも工夫が見られます。ただし、バッテリーシステムを床下に搭載している関係上、ガソリンモデルと比べて若干荷室容量が減少しています。
具体的には、ハイブリッド車では2列シートであっても荷室容量はおおよそ430L前後とされており、ガソリン車の565Lに比べて約100L以上少なくなっています。
この数値を見ると、「ちょっと狭いのでは?」と思うかもしれませんが、実際の使用感としては大きく不便を感じることはないケースが多いです。
理由の一つは、荷室のフロア形状がフラットに整えられている点にあります。段差が少なく、荷物を平らに載せられるため、空間を無駄なく使えるのです。また、2枚構成のラゲッジボードを使えば、荷物を上下に仕分けたり、間仕切りとして活用することもできます。
もちろん、ファミリーキャンプなど大量の荷物を積む場合にはやや工夫が必要ですが、日常使いや買い物、子どもの送迎などであれば十分な容量です。また、ハイブリッド車でも防水仕様の荷室は維持されており、濡れた傘や泥のついた長靴なども気兼ねなく積めるというメリットもあります。
このように、T32ハイブリッドの荷室は「容量は若干減るが使いやすさは維持されている」と考えると良いでしょう。収納性よりも環境性能や静粛性を重視したい方には、非常にバランスの取れた選択肢となります。
ゴルフバッグや自転車は積める?

T32エクストレイルの実用性を語るうえで、「ゴルフバッグや自転車が積めるかどうか」は非常に重要なポイントです。結論から言えば、ゴルフバッグであれば2〜3本、前後の座席アレンジ次第では最大4本まで積載可能です。
特にセカンドシートを片側だけ倒す「6:4分割可倒式」を活用すれば、乗員を確保しつつ長尺物を積めるという使い方ができます。
一方、自転車に関しては多少条件がつきます。26インチ程度の一般的なマウンテンバイクであれば、前輪を外すかハンドルを少し曲げることで斜めに積むことが可能です。また、シートをすべて倒してフルフラット状態にすれば、車内に直接自転車を横向きで載せることもできます。
このとき役立つのが「防水フレキシブルラゲッジ」です。タイヤが泥で汚れていても、床やシートが汚れにくく、使ったあとは水洗い可能なので、アウトドアやサイクリングを楽しむ人には非常に実用的です。
ただし、注意点もあります。例えばスポーツタイプのロードバイクなど、全長が長くハンドル幅が広いモデルを積載する場合には、やや工夫が必要です。積む前に事前に荷室の奥行きや開口部寸法を測っておくことで、スムーズに積み込みができるでしょう。
このように、T32エクストレイルはゴルフや自転車といったレジャー用途にも対応できる収納力を持っています。使い方の工夫次第で、より広いライフスタイルにフィットさせることができる一台です。
荷室容量と日常使いの相性
エクストレイルT32の荷室容量は、ガソリン2列シートモデルで約565Lとされており、ファミリーカーとしての日常使いには十分なスペースを確保しています。
このサイズ感は、買い物の大量の食材やベビーカー、部活動の道具など、さまざまな用途に対応できる実用性の高さを意味します。荷室のフロアは低めに設計されており、重い荷物を載せる際にも体への負担が少ないのが利点です。
また、荷室部分がフラットで段差が少ないため、箱型の荷物を効率よく並べることができ、無駄なスペースを作らずに済む構造も評価されています。
さらに防水・防汚仕様のラゲッジボードが採用されているモデルでは、濡れた傘やスポーツ用品も気にせず積めるため、雨の日の買い出しやアウトドアにも適応しやすくなっています。
日常の生活シーンにおいて、荷物の量や大きさは常に一定ではありません。
急な買い物や子どもの送迎、友人とのお出かけなど、想定外の積載ニーズが発生することもしばしばです。そういった場合でも、エクストレイルT32は、リアシートの片側を倒して荷室を拡張することができるため、柔軟に対応可能です。
このように、T32の荷室容量は単なる数値では測れない多面的な使いやすさを備えており、都市部のユーザーから郊外で暮らす人まで、幅広い生活スタイルと高い相性を持っているといえるでしょう。
旧型との違いから見る進化ポイント

エクストレイルT32は、先代のT31型に比べて内外装の質感が大きく向上したモデルとして知られています。特に荷室まわりにおける進化は著しく、従来モデルではラゲッジスペースがやや無骨でシンプルな印象だったのに対し、T32では高級感と機能性が両立される設計となりました。
まず第一に注目すべきは、荷室容量の改善です。T31型では最大で約410〜480L程度だったのに対し、T32ではグレードによっては565Lまで拡張され、明らかに実用性が向上しています。
また、旧型では凹凸のある床構造が使い勝手を損なう場面がありましたが、T32では床面がよりフラットになり、荷物の積み下ろしが格段にしやすくなっています。
さらに、T32では6:4分割可倒式リアシートが標準装備されているグレードも多く、荷室のアレンジ性が向上しました。前述のとおり日常使いでは可変性の高さが利便性に直結するため、このポイントは大きな進化と言えます。
また、安全装備や静粛性の面でも向上しており、T31では気になったロードノイズがT32では大幅に軽減されているため、荷物だけでなく乗員への快適性も向上しています。さらに、荷室にLED照明が追加されているモデルもあり、夜間の荷物の確認や積み下ろしの作業が非常に楽になりました。
このように、T31からT32へのフルモデルチェンジでは、外観のデザイン変更だけでなく、ユーザーの「日々の使いやすさ」に対する配慮が細部まで反映されており、実用車としての完成度が一段と高まっていることがわかります。
エクストレイルT32の荷室寸法・アレンジと収納活用の工夫

・フルフラットの作り方とその寸法
・ラゲッジトレイとアンダーボックスの活用法
・トランク収納を無駄なく使うコツ
・家族旅行に便利な荷室アレンジ術
・T32の荷室寸法を活かすアイデア集
・室内空間全体から考える積載力
フルフラットの作り方とその寸法
エクストレイルT32では、リアシートを倒すことで荷室をほぼフルフラットに近い状態にアレンジすることが可能です。この機能は、長尺物の積載や車中泊といった特殊な用途でも重宝されており、T32ならではの大きな魅力の一つです。
具体的な手順としては、まずセカンドシートの座面を前方に折り畳み、次に背もたれを前方に倒す構造となっています。
このとき、グレードによっては座面が完全に沈み込む仕様になっており、段差の少ない滑らかなスペースが完成します。床から天井までの高さは約850mm前後、シートを倒した奥行きはおよそ1750mm〜1800mm程度確保され、平均身長の大人でも足を伸ばして横になれる広さです。
また、フルフラットにする際には、荷室に敷かれている2段構造のラゲッジボードを最上段にセットすると、よりスムーズな段差レスが実現できます。これは、キャンプ用マットや寝袋を敷いても違和感のないフラット感を得られるため、実際に車中泊で活用しているユーザーも多く見られます。
ただし、完全な水平ではないため、頭側を若干高くしたい場合はマットなどで調整する必要があります。また、フルフラット化するときには、シートを倒す前にヘッドレストを外しておくと、より綺麗なラインで倒すことができます。
このように、T32のフルフラット構造は、簡易ベッドや長物積載スペースとしても活用できる実用性を持ち、日常使いだけでなく、アウトドア志向のユーザーにとっても理想的な機能といえるでしょう。
ラゲッジトレイとアンダーボックスの活用法

エクストレイルT32には、見えない部分にも工夫が凝らされています。その代表格が、ラゲッジトレイとアンダーボックスの存在です。この2つは一見地味な装備ですが、実際の使い勝手を大きく左右する重要なポイントとなっています。
まず、ラゲッジトレイは荷室の床面に設置されている着脱可能なパーツで、防水性に優れているのが特徴です。泥や水が付着した荷物、濡れた傘やアウトドアグッズを直接載せても、トレイ自体を取り外して洗えるため、清掃の手間が格段に減ります。
特に雨天時や冬季のスキー・スノーボードなどのシーンで大いに役立ちます。
一方、アンダーボックスはトレイ下に隠された収納スペースで、通常は目につかない場所にあるため、貴重品や工具、緊急用品などを保管するのに最適です。容量も十分にあり、ジャッキや牽引ロープ、予備のタオルなどを常備しておけば、万が一のトラブルにも即座に対応できます。
また、アンダーボックスの使い方次第では、季節ごとの入れ替え用品や非常食などのローリングストックとしての役割も担えます。このように、限られたスペースをいかに効率的に使うかという点で、T32の設計は非常に優れているといえます。
特筆すべきは、これらの装備が標準装備またはグレード別に用意されている点です。使い方に応じてカスタマイズできるため、日常使いとレジャーの両立がしやすく、所有満足度の向上にも寄与します。
このように、ラゲッジトレイとアンダーボックスは単なる“付属装備”ではなく、ユーザーの生活に密着した「使える収納」なのです。エクストレイルT32を選ぶ際は、このような細やかな配慮にもぜひ注目してみてください。
トランク収納を無駄なく使うコツ
エクストレイルT32のトランクスペースを最大限に活用するには、荷物の形状や使用頻度に応じた収納方法を意識することが大切です。単に荷物を積むだけではスペースを有効に使いきれないため、工夫次第で利便性が大きく変わります。
まずおすすめなのは「縦積み」と「仕切り」の活用です。たとえば買い物袋や箱型の荷物は、横に並べるよりも縦に積む方が無駄なスペースを抑えられます。その際、荷室にぴったり収まるボックスを使えば、荷崩れを防ぎつつスッキリとした空間に整えられます。
加えて、使用頻度の低いアイテムはアンダーボックスや荷室サイドの隙間に収納しておくことで、普段使いの物との混在を避けられるのです。
さらに、トランクスペースを効率よく使うには「固定」が重要なポイントになります。
走行中の荷物の移動を防ぐために、滑り止めマットやネット、フック付きのバッグを導入すると安心です。特に液体類や壊れやすいものを運ぶ際は、しっかりと固定することで安全性も高まります。
また、ラゲッジトレイを取り外すことで上下2段に分けて荷物を積むという工夫も有効です。高さに余裕のあるトランクルームだからこそ実現できるアレンジであり、衣類や工具など異なる種類の荷物を分けて積むときに重宝します。
このように、T32のトランク収納は「スペースの使い方」次第で格段に便利になります。目的や荷物の性質に応じた収納の工夫を取り入れることで、限られた荷室空間を無駄なく、そして快適に活用することができるのです。
家族旅行に便利な荷室アレンジ術

家族旅行となると、人数分の荷物やお土産、ベビーカーやアウトドアグッズなど、多くのアイテムを積み込む必要があります。エクストレイルT32では、そうした多様な荷物に柔軟に対応できる荷室アレンジが可能であり、工夫次第で驚くほど快適な旅を演出できます。
まず、後部座席を部分的に倒して荷室と一体化させる「6:4分割可倒式シート」は、旅行シーンで特に重宝します。例えば一方の座席を倒せば、長尺物を積みながらも、後席に1〜2名の同乗が可能になります。
このように乗員数と積載量のバランスを調整できる点は、ファミリー向けSUVならではの利点です。
また、荷室にアウトドア用マットを敷いておくと、ピクニック用のチェアやテーブルをそのまま積み込んでも汚れを気にせず使えます。さらに、旅行中に靴が泥だらけになってしまうような場面でも、防水ラゲッジトレイを使えば車内を清潔に保てるのです。
このような荷室アレンジには、「頻度別収納」の考え方も効果的です。たとえば、旅行先で一度しか使わない道具はアンダーボックスに、頻繁に取り出すものは手前に配置しておくと、荷物の出し入れがスムーズになります。
さらに、トランク用の仕切り板やソフトケースを使えば、家族それぞれの荷物を整理整頓しながら積載でき、荷崩れの心配も減少します。子どもの着替えやお菓子を専用スペースにまとめておけば、必要なときにすぐ取り出せるので安心です。
このように、エクストレイルT32の荷室は、工夫次第で家族旅行をより快適に、よりスマートに変えてくれる存在です。旅の思い出をより楽しいものにするためにも、荷室アレンジの力を最大限に活用しましょう。
T32の荷室寸法を活かすアイデア集
エクストレイルT32の荷室は、実用性の高い設計が魅力です。
ガソリン2列シートモデルでは最大で約565Lの容量を誇り、シートを倒せば奥行き約175cm程度の空間を確保できます。この荷室寸法を活かすことで、日常使いはもちろん、趣味や仕事などさまざまなシーンに対応した活用方法が広がります。
例えば、DIY愛好家や園芸が趣味の方にとって、T32の荷室は資材や道具の積載にも向いています。木材の長尺物を運ぶ際も、シートを倒して空間を拡張すれば積載可能ですし、養生マットや段ボールを敷いておけば傷を防げます。
また、ガーデニング用の土や植木鉢など重くて汚れやすい物も、ラゲッジトレイを活用することで車内を清潔に保てます。
一方で、趣味がカメラやドローンといった精密機器の場合は、収納ケースやクッション材を併用して、荷室の凹凸を活かした安全な収納が可能です。サイドのスペースには三脚や折りたたみ椅子も収まりますので、撮影現場への移動にも便利です。
お子さんのいる家庭であれば、ベビーカーやオムツ、着替えなどをまとめて収納しやすくするために、ファブリックボックスを複数用意しておくと整理がしやすくなります。また、アンダーボックスは緊急時用のオムツセットや飲み物を入れておくスペースとしても重宝します。
荷室寸法を活かすという観点から見ると、用途に応じた「ゾーン分け収納」もおすすめです。左側には頻繁に使うもの、右側には保冷バッグや電化製品など使用頻度の低いものを分けておくと、使いやすさが格段に向上します。
このように、T32の荷室寸法を単なる数値として捉えるのではなく、用途別に工夫を施すことで、日常の利便性や趣味の幅を大きく広げることができるのです。
室内空間全体から考える積載力

エクストレイルT32は、荷室単体の広さだけでなく、室内空間全体を活用することでその真価を発揮します。単なるトランクスペースではなく、座席の配置や車内高まで含めた空間設計が優れているため、状況に応じて積載方法を柔軟に変えることができるのです。
まず注目すべきは、前後の座席間の足元スペースです。
後席を利用しない場合、そのエリアにバッグやペットキャリー、ボックスなどを置くことで、荷室とは別の積載エリアとして活用できます。また、助手席を倒すことで長尺物の積載にも対応できる構造となっており、大型の観葉植物やスポーツ用品なども無理なく運ぶことが可能です。
さらに、室内高が約1270mmと比較的余裕があるため、積み上げる収納にも強みがあります。
上段には軽いもの、下段には重いものという基本を守れば、安全性も確保されるでしょう。このように上下空間の使い方を工夫することで、同じ荷物量でも積み方次第でストレスのない車内環境を維持できます。
そして、乗員の快適性を犠牲にせず積載量を確保するには、シートのアレンジが重要になります。リアシートの片側だけを倒して荷室を延長すれば、3人乗車と長尺物の積載を両立できるため、買い物や小旅行でも柔軟な対応が可能です。
このように、室内空間全体を一つの積載空間と捉えることで、T32の積載力は数値以上の実用性を持ちます。単に荷物が「積める」かどうかではなく、「どう積むか」「どの空間を使うか」という視点を持つことで、エクストレイルT32はあらゆる場面で頼れるパートナーとなるのです。
まとめ:エクストレイルT32の荷室寸法とアレンジ方法について

・エクストレイルT32の荷室容量は5人乗りで最大565L
・ラゲッジスペースの床面は広く、フラットな形状で荷物が載せやすい
・荷室の幅は約1,095mm、高さは約845mm、奥行きは最大1,565mm
・荷室の開口部も広く、大型荷物の出し入れがしやすい
・ハイブリッドモデルはバッテリー搭載の関係で荷室容量がやや小さめ
・ラゲッジボード下にはアンダーボックス収納スペースがある
・ゴルフバッグは斜めにして2〜3本収納可能
・自転車は前輪を外せば積載可能でアウトドアにも適する
・ラゲッジトレイはTPO素材で汚れや水濡れにも強い
・トレイサイズは縦約625mm、横約855mm、深さ約35mm
・フルフラット化により後席との段差がほぼなくなり車中泊にも対応
・荷室アレンジ次第で長尺物の積載にも対応できる柔軟性がある
・初代やT31型に比べて荷室容量が拡大し実用性が向上
・家族旅行やレジャーシーンでの利便性が高い構造
・荷室寸法とアレンジ性を活かす工夫で収納効率を上げられる
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