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エクストレイルは何cc?税金や燃費はどう変わる?年式ごとの違い

エクストレイルは何ccか年式・型式別に整理
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日産エクストレイルの購入を検討している方や中古車を探している方にとって、「エクストレイルは何 cc?」という疑問は非常に気になるポイントではないでしょうか。

型式や年式によって排気量が異なるため、自分に合ったモデルを選ぶには正確な情報が欠かせません。

たとえばT31型には2000ccのほかにディーゼルエンジンも存在し、T32型ではガソリンとハイブリッドのラインナップが登場。そして現行T33型では1500ccターボハイブリッドが主力となっています。

本記事では、歴代エクストレイルの排気量変遷や型式ごとの排気量早見表、さらには排気量とグレードの関係性まで、初心者でもわかりやすく解説していきます。

記事の要約

・歴代エクストレイルの型式ごとの排気量
・排気量によって変わるグレードや燃費性能
・排気量ごとの自動車税や維持費の目安
・中古車選びで見るべき排気量

エクストレイルは何ccか年式・型式別に整理

エクストレイルは何ccか年式・型式別に整理
出典元:NISSAN・X-TRAIL

・T31型は2000ccだけじゃない?ディーゼルモデルの存在
・T32型の排気量ラインナップと特徴
・T33型の主力1500ccハイブリッドとは
・歴代モデルの排気量変遷と主流エンジン
・型式ごとの排気量早見表
・排気量とグレードの関係をチェック

T31型は2000ccだけじゃない?ディーゼルモデルの存在

日産エクストレイルのT31型といえば、一般的には「2000ccガソリンモデル」を想像する方が多いかもしれません。しかし、実はT31型には2000cc以外の選択肢も存在していました。その代表格が「ディーゼルエンジン搭載モデル」です。

古くからディーゼル車に強い興味を持つユーザーにとって、T31型のクリーンディーゼル仕様は見逃せない存在でした。

このディーゼルモデルは、2008年に登場した「20GT」というグレードに搭載され、排気量は1995cc。つまり形式上は「2000ccクラス」ではあるものの、燃料が軽油であること、そしてそのトルクの強さや燃費性能の高さから、ガソリン車とはまったく異なる乗り味とメリットがありました。

特に高速道路での巡航性能や、アウトドアでの悪路走破性を重視する層から高評価を得ています。

ただし、注意点もあります。このディーゼルモデルはマニュアルトランスミッション(6MT)仕様しか選べなかったため、オートマ限定免許のドライバーにはハードルが高い点がネックでした。

また、日本国内ではディーゼル車の人気がガソリン車ほど高くないことや、燃料添加剤などの管理が必要な点など、維持に一定の知識が求められます。

それでも、T31型ディーゼル仕様は「燃費が良くて力強いSUVが欲しい」という方にとって、今でも中古車市場で価値のある選択肢となっています。特に雪道や山道を走る機会が多いユーザーには、検討に値するモデルといえるでしょう。

T32型の排気量ラインナップと特徴

T32型の排気量ラインナップと特徴
出典元:NISSAN・X-TRAIL

エクストレイルT32型は、2013年から2022年にかけて販売されたモデルで、先代にあたるT31型からデザインや機能面で大きく進化しました。

このT32型の排気量ラインナップは、ユーザーの多様なニーズに応えるため複数用意されており、代表的なものに「2000ccガソリンモデル」と「2000ccハイブリッドモデル」があります。

まず、ガソリンモデルは「MR20DD型エンジン」を搭載しており、信頼性の高さと維持コストのバランスが魅力でした。このエンジンは前型から引き継いだ部分もありますが、燃費性能や出力の面でブラッシュアップされており、街乗りから高速巡航まで幅広く対応できる仕様です。

多くのユーザーが「ちょうど良いパワー感」と評価しており、家族用SUVとしての利用に最適です。

一方で、T32型から新たに加わったのが「スマートシンプルハイブリッド(S-HYBRID)」搭載モデルです。このハイブリッド仕様は、2000ccエンジンにモーターアシストを加えることで、より燃費性能を高めつつスムーズな走行を可能にした設計でした。

ただし、他社のフルハイブリッドと比べてモーターの介入度は控えめであるため、極端な燃費向上を求める方には物足りなさを感じるかもしれません。

さらに、T32後期には日産の「プロパイロット」など先進安全技術も充実し、単なる排気量や動力性能だけでなく、「走行支援機能」まで含めての選択肢が広がりました。このように、T32型のエクストレイルは、排気量面だけでなく全体の完成度においても高く、今なお中古市場での人気が衰えません。

T33型の主力1500ccハイブリッドとは

エクストレイルT33型は、2022年に登場した現行型モデルであり、最大の特徴は「1500cc VCターボエンジン+e-POWER」という新しい動力システムにあります。

従来の2000ccから排気量が減ったことで「パワー不足では?」という声も一部では見られますが、実際の走行性能はむしろ大幅に向上しています。

この1500ccエンジンは、バリアブルコンプレッション(可変圧縮比)を備えており、効率とパワーを両立させた最新設計です。そして、このエンジンはあくまで「発電専用」として機能し、走行はモーターが行います。

つまり、駆動そのものはEVに近い滑らかさを持っているのです。この点が、従来のハイブリッドとは一線を画す部分であり、多くのユーザーから「EVのような走り心地」と評価されています。

さらに注目すべきは、e-4ORCEという4WDシステムとの組み合わせです。

これは前後モーターの駆動を緻密に制御し、路面状況に応じたトルク配分を実現するもので、雪道や雨の日でも高い安定性を誇ります。こうした制御ができるのは、モーター駆動のe-POWERだからこそといえるでしょう。

一方で、ハイブリッドシステムや電動制御の複雑さゆえ、メンテナンスコストや故障時の対応に不安を感じる方もいるかもしれません。また、本体価格も先代に比べて高めに設定されており、価格と性能のバランスを慎重に見極める必要があります。

とはいえ、1500ccという数字だけで判断するのは早計です。T33型は“排気量の常識を超える走り”を実現した革新的な一台といえます。

歴代モデルの排気量変遷と主流エンジン

歴代モデルの排気量変遷と主流エンジン
出典元:NISSAN・X-TRAIL

日産エクストレイルは、2000年に登場した初代(T30型)から現行のT33型に至るまで、約20年以上にわたって進化を重ねてきたSUVです。排気量に注目すると、その変遷は時代とともにユーザーニーズや技術革新に合わせて大きく変化しています。

初代T30型では、1800ccと2000ccのガソリンエンジンが中心でした。

当時の基準で見るとこれでも十分パワフルで、都市部から郊外へのレジャーまで対応可能な性能がありました。続くT31型では2000ccが主流となり、前述の通りディーゼルエンジンという新たな選択肢も加わります。

これにより、より力強い走行と低燃費を求めるユーザー層に訴求しました。

T32型になると、排気量は再び2000ccを中心としつつ、モーターアシストによるハイブリッド仕様が登場します。これは燃費を意識した設計であり、環境性能を求めるユーザーに評価されました。

そして最新のT33型では、大胆に1500ccへとダウンサイジングされながらも、e-POWERというモーター駆動に主眼を置いたシステムによって、排気量の数字を感じさせない力強さとスムーズさを実現しています。

つまり、数値的な排気量ではなく「実際の走行性能」や「効率性」が重要視される時代へと変わってきたのです。

このようにエクストレイルは、単なる数字としての「cc(排気量)」では語れない奥深い変遷を経てきました。それぞれの時代に応じた最適なパワートレインが搭載されており、どのモデルにもそれぞれの魅力があります。

型式ごとの排気量早見表

日産エクストレイルは、モデルチェンジを重ねる中で排気量のバリエーションが広がってきました。

そのため、どの型式がどの排気量かを正確に把握しておくことは、購入や比較検討の際に非常に役立ちます。ここでは、主要型式ごとの排気量を簡単に整理してみましょう。

まず初代T30型(2000年〜2007年)は、1800ccと2000ccのガソリンエンジンを採用していました。

日常使いに十分なパワーで、当時のSUV市場においても安定した人気を誇っていました。

続く2代目T31型(2007年〜2013年)では、2000ccガソリンモデルが中心で、加えて2000ccディーゼル(20GT)もラインナップに登場。これにより、低燃費かつ高トルクを求める層にも対応しました。

3代目T32型(2013年〜2022年)では、引き続き2000ccが主流となり、そこにハイブリッド仕様が加わります。ガソリンとモーターの組み合わせによって、燃費性能を向上させたのが特徴です。

日産エクストレイルの型式ごとの排気量一覧表

型式(世代)発売年主な排気量特徴・備考
T30(初代)2000年~2007年1800cc / 2000ccガソリンエンジンのみ。扱いやすく当時のSUV市場で人気
T31(2代目)2007年~2013年2000ccガソリンに加え、20GTとして2000ccディーゼルモデルも登場
T32(3代目)2013年~2022年2000cc(ガソリン・ハイブリッド)ハイブリッド仕様を追加し燃費性能向上
T33(4代目)2022年~現在1500cc(e-POWER)モーター駆動メインのe-POWERシステムで、ダウンサイジングしつつ高性能維持

そして最新のT33型(2022年〜)では、大きく方向性が変わり、排気量は1500ccへダウンサイジングされました。ただし、モーター主体のe-POWERシステムを採用しているため、数値以上の走行性能を実現しています。

このように、型式ごとに排気量やエンジン形式が異なるため、車選びの際には「年式」と「型式」だけでなく「排気量」のチェックも欠かせません。特に中古車を検討している方は、同じT31でもガソリンかディーゼルかで乗り味や維持費が変わるため、しっかり確認しておきたいポイントです。

排気量とグレードの関係をチェック

排気量とグレードの関係をチェック
出典元:NISSAN・X-TRAIL

エクストレイルでは、排気量とグレードの関係性が密接であり、グレードによって選べるエンジン仕様や装備が異なる点に注意が必要です。つまり、排気量が単に数値の違いにとどまらず、「車全体のコンセプトや機能性」にも直結するということです。

たとえば、T32型の場合は、2000ccのガソリンエンジンを搭載した「20X」や「20Xi」などがあり、これらは価格帯も比較的抑えられているためファミリーユーザーに人気でした。

一方で、同じT32でも「20X ハイブリッド」グレードになると、燃費性能が向上するだけでなく、走行中の静粛性も大きく改善されており、通勤やロングドライブ向きの仕様となっています。

また、T33型では1500cc e-POWERが基本となりますが、「X」「G」「AUTECH」といったグレードごとに装備が大きく異なります。たとえば「G」グレードは上級装備が充実しており、快適性と安全性の両立を重視した設計になっていますが、その分価格も高めに設定されています。

このように、排気量によって選べるグレードが制限されるケースや、逆に上位グレードほど最新のパワートレインが搭載されるという傾向が見られます。

車両本体価格、燃費、装備、維持費のすべてが排気量と連動しているため、購入時には単にエンジンの大きさだけでなく「その排気量で選べるグレード」が自分のライフスタイルに合っているかを考慮することが大切です。

エクストレイルは何cc?で変わる維持費と選び方

エクストレイルは何cc?で変わる維持費と選び方
出典元:NISSAN・X-TRAIL

・自動車税の違い:1500cc・2000cc・2500cc
・排気量別の燃費と走行コスト
・中古車選びで見るべき排気量のポイント
・ボディサイズと排気量のバランス感覚
・「何ccが正解?」という疑問に対する考え方
・新型は本当にひどい?排気量から見る評価の背景

自動車税の違い:1500cc・2000cc・2500cc

自動車の排気量が違えば、それに連動して「自動車税」も異なります。これは毎年課される固定費であるため、車選びにおいて軽視できないポイントです。特にエクストレイルのように複数の排気量バリエーションを持つ車種では、維持費に大きな差が生まれます。

一般的に、排気量1500ccのモデル(例:T33型e-POWER)は、年間自動車税が約30,500円となります。

これに対し、2000ccモデル(T31・T32のガソリンやハイブリッドなど)では39,500円、そして2500ccの車両(海外仕様など、一部例外的なモデル)になると45,000円以上が課税されます。

このように、わずか500ccの違いでも数千円の差が出るため、長く乗るほどその差額は蓄積されていきます。

排気量ごとのエクストレイルの自動車税と関連コストの違い

排気量該当モデル例年間自動車税(目安)備考(特徴・注意点)
1500cc以下T33型(e-POWER)約30,500円モーター駆動でも税区分は排気量ベース。e-POWERでも特別な減税は基本なし
2000cc以下T31・T32型(ガソリン/ハイブリッド)約39,500円ガソリン・ハイブリッド問わず2000ccモデルはこの区分
2500cc以上一部海外仕様など約45,000円以上国内では稀だが、並行輸入や特別仕様で該当する可能性あり
その他の税金内容概要
重量税車両重量と年式で変動。エコカー減税対象なら初回車検時に軽減されるケースあり
環境性能割(取得税)燃費や排ガス性能が良い車ほど課税額が低い。ハイブリッドやe-POWERは減税対象もあり

一方で、e-POWERのようなハイブリッドシステムを搭載した1500ccモデルであっても、自動車税の区分はあくまで「エンジンの排気量」で判断されるため、「モーター主体の走行=税金が安い」というわけではありません。ここはよく誤解されやすい点なので注意しましょう。

さらに、自動車税だけでなく、重量税や自動車取得税(環境性能割)なども排気量や燃費性能に連動して変わってきます。特にエコカー減税の対象となるモデルでは、初年度の課税額が軽減されるケースもありますので、購入前にトータルでの税負担をシミュレーションしておくと安心です。

排気量別の燃費と走行コスト

排気量別の燃費と走行コスト
出典元:NISSAN・X-TRAIL

排気量が異なると、当然ながら燃費や走行コストにも差が出ます。エクストレイルは、型式によって1500cc〜2000ccのエンジンを搭載しており、それぞれのモデルで実燃費とランニングコストが大きく変わります。

例えばT31型やT32型の2000ccガソリンモデルでは、実燃費がリッター10km前後というケースが多く見られます。特に市街地では燃費が落ちやすく、エアコン使用時や渋滞時にはリッター8km程度まで落ち込むこともあります。

走行距離が長い方や日常的に車を使うユーザーにとっては、この燃費の差が年間のガソリン代に大きく影響します。

一方で、T32のハイブリッド仕様やT33の1500cc e-POWERは、実燃費でリッター14〜17kmを記録することが多く、燃料代を抑えたい方にとって魅力的な選択肢です。特にT33型では、電動モーターによる走行の比率が高いため、アクセルを強く踏まなければ非常に効率的な燃費を得られます。

ただし、注意点としては「高速走行ではガソリン車が有利な場面もある」ということです。ハイブリッドやe-POWERは低速〜中速域での燃費効率が高く、高速道路ではエンジンの稼働が増えるため燃費が伸び悩む傾向にあります。

このように、排気量ごとの燃費やコストの違いは一見すると小さく思えますが、年間1万km以上走るユーザーにとっては数万円単位の差になることもあります。車選びの際には、単純なカタログ燃費だけでなく、「自分の使い方における実燃費」を意識して選ぶことが重要です。

中古車選びで見るべき排気量のポイント

中古のエクストレイルを検討する際、多くの人が外観や価格に目を向けがちですが、実は「排気量の違い」が購入後の満足度を大きく左右します。これは、排気量が走行性能・燃費・税金・維持費などに直結するためです。

例えばT31型の2000ccガソリンモデルはパワーと実用性のバランスがよく、街乗りからアウトドアまで幅広く対応します。しかし、同じT31でもディーゼル仕様(20GT)は高トルクで燃費も良好ですが、軽油特有のエンジン音やメンテナンス費用に注意が必要です。

T32型ではハイブリッド仕様の存在がポイントになります。ガソリンモデルに比べて燃費は良好ですが、年式や走行距離によっては駆動用バッテリーの劣化が懸念されます。購入時には、必ずバッテリーの状態や保証の有無を確認しておきたいところです。

また、排気量が2000ccを超える車両では、毎年の自動車税や燃料費も増える傾向があります。

特に初めてエクストレイルを買う方にとっては、想定外の出費になりかねません。ですので、中古車選びでは「年式・グレード・走行距離」だけでなく、「排気量による維持費」を含めてトータルで検討することが大切です。

どの排気量が自分にとって最適かを冷静に見極めることで、後悔しない買い物につながります。

ボディサイズと排気量のバランス感覚

ボディサイズと排気量のバランス感覚
出典元:NISSAN・X-TRAIL

エクストレイルはどの世代でもミドルサイズSUVとしての立ち位置を維持してきました。その中で、ボディサイズと排気量のバランスがどれほど大切かをご存知でしょうか。走行性能と燃費、そして取り回しのしやすさを両立するには、このバランス感覚が非常に重要になります。

たとえばT32型は全長約4.6m、車重は1500〜1600kgほどですが、このボディに対して2000ccのエンジンが搭載されており、登坂路や高速道路でも余裕のある走りを実現します。一方で、T33型ではダウンサイジングされた1500cc e-POWERエンジンを採用しています。

数値だけ見ると非力に感じるかもしれませんが、実際にはモーター走行によってスムーズかつ力強い加速を可能にしており、体感的には不足を感じさせません。

もちろん、都市部での取り回しや燃費を優先したいなら、T33型のサイズと排気量の組み合わせは非常に理にかなっています。ただし、キャンプやスキーといった荷物が多くなるレジャーシーンでは、やや力不足を感じる可能性もあるため注意が必要です。

このように、排気量は単体で評価するのではなく「ボディサイズとのバランス」で見極めることが求められます。使い方や居住エリアに応じて、最適なバランスのモデルを選ぶことで、より快適なカーライフを実現できるでしょう。

「何ccが正解?」という疑問に対する考え方

「エクストレイルは何ccが正解なのか?」という問いに対して、単純な答えを出すのは難しいものです。なぜなら、車の使い方や生活スタイルによって、その「正解」がまったく異なるからです。

例えば、長距離通勤や家族での旅行を頻繁に行う方には、2000ccクラスのガソリンエンジンやハイブリッドモデルが向いているかもしれません。高速安定性や加速性能に優れており、荷物を積んでもストレスを感じにくいからです。

一方、街中中心の走行が多く、燃費と取り回しを重視したい方には1500cc e-POWERがフィットする可能性があります。コンパクトな排気量でもモーターアシストにより滑らかな加速が得られ、維持費の負担も比較的軽くなります。

また、今後のライフスタイルの変化も考慮すべきです。たとえば将来的に家族構成が変わる、引っ越して通勤距離が長くなる、休日のアウトドア活動が増えるといった場合、今の選択が後々の負担につながる可能性があります。

このように考えると、「今だけの正解」ではなく、「これからの自分に合うcc数」を見極めることが、本当の意味での“正解”に近づくための鍵です。車選びにおいては、数値やスペックだけにとらわれず、自分の生活にフィットする選択ができるかを大切にしましょう。

新型は本当にひどい?排気量から見る評価の背景

新型は本当にひどい?排気量から見る評価の背景
出典元:NISSAN・X-TRAIL

インターネット上では、新型T33型エクストレイルに対して「ひどい」という評価が目立つこともありますが、その背景には「排気量1500cc=非力」という先入観が少なからず影響しているようです。しかし、これは単純な数値比較では見えてこないポイントがあります。

T33型に搭載されているのは、ガソリンエンジンが発電専用となり、モーターで駆動するe-POWERシステムです。確かに排気量は1500ccと小さめですが、モーターは最大出力204PSを発揮し、従来の2000ccエンジンよりもトルク性能で勝る場面もあります。

つまり、アクセルを踏んだ瞬間の加速やスムーズさにおいては、むしろ上位に感じられることすらあります。

一方で、e-POWERならではのデメリットも存在します。長距離や高速走行が多い場合、バッテリーの使用状況によっては燃費が安定しづらいことや、エンジン音が不規則になるケースも指摘されています。この点が「期待外れ」と感じられやすいのかもしれません。

また、従来の「エンジンで走るSUV」のイメージと新型T33の乗り味が異なることも、否定的な意見につながる要因です。過去モデルに慣れたユーザーにとっては、感覚的な違和感があるのは事実でしょう。

このように「新型がひどい」と言われる背景には、排気量の数字だけでは測れない“体験のギャップ”が関係しています。先入観にとらわれず、実際に試乗してフィーリングを確かめることが、最終的な判断においては非常に重要です。

まとめ:エクストレイルは何cc?について

・エクストレイルの排気量は世代ごとに異なる
・T30型は2.0Lガソリンと2.2Lディーゼルを搭載
・T31型は2.0Lと2.5Lに加えディーゼルモデルも存在
・T32型は2.0Lとハイブリッド(2.0L)モデルを展開
・T33型は1.5Lターボハイブリッドが中心
・1.5Lターボでも高出力を実現している
・排気量により自動車税額が変わる
・同じ年式でも排気量により燃費性能が異なる
・エクストレイルは全モデルで2000cc以上と思われがち
・小排気量モデルは維持費を抑えたい層に人気
・ディーゼルモデルは一部期間・グレードで限定販売
・ハイブリッドモデルは燃費志向のユーザーに適している
・ボディサイズと排気量のバランスで走行性能に差が出る
・排気量の違いはグレード選択にも影響する
・排気量とエンジンタイプで走りの個性が大きく異なる

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