「エクストレイルの新型はひどい」と検索してこの記事にたどり着いた方は、おそらく購入を検討しているものの、不安や疑問を感じているのではないでしょうか。
2022年のフルモデルチェンジ以降、エクストレイルは大きく進化しましたが、それと同時にネット上では「後悔した」「思ったのと違った」といった辛口な声も目立ちます。
たとえば、年デザイン刷新が賛否を呼ぶ理由では「洗練された」と高評価がある一方で、「SUVらしさが消えた」との指摘もあります。また、ハイブリッド専用になった影響によってガソリン車が選べなくなり、従来のファンから戸惑いの声が上がっています。
この記事では、後悔しやすい購入者の特徴とは何か、おすすめのグレードと選び方、そして「新型エクストレイル でかい」の真相や購入者の年齢層とライフスタイル傾向など、あらゆる角度から新型エクストレイルを掘り下げます。
見かけない・売れ行きが鈍い理由まで含め、後悔のない選択ができるよう丁寧に解説していきます。
・新型エクストレイルが「ひどい」と言われる理由
・購入前に知っておくべき注意点やデメリット
・後悔しやすい人の特徴と判断基準
・評価が分かれる装備・価格・燃費・デザイン
エクストレイルの新型がひどいと言われる理由

・デザイン刷新が賛否を呼ぶ理由
・ハイブリッド専用になった影響
・実燃費と燃費達成率のギャップ
・シート・シフトなど装備面の不満点
・価格は高すぎるのか?
・受注停止や納期遅れが悪印象に
デザイン刷新が賛否を呼ぶ理由
新型エクストレイルのデザインについては、発売当初から「洗練された」「欧州車のよう」といった肯定的な評価と、「個性がなくなった」「ワイルドさが消えた」という否定的な意見が混在しています。
つまり、フルモデルチェンジによる大胆な外観変更が、ユーザーの好みに大きく左右された結果、賛否を生む要因となっています。
新型では、日産の「Vモーショングリル」やスプリット式ヘッドライトなど、近未来的なスタイルが前面に打ち出されました。このデザインは、街中での上品な存在感を放つ一方で、従来のエクストレイルが持っていた無骨でアウトドア志向のイメージを弱めてしまったという見方もあります。
特に、先代モデルまでのファンからは「SUVらしさが薄れた」「ファミリーカーに近づいた」といった声が目立ちます。
一方、これまでエクストレイルに関心がなかったユーザー層、特に都市部の若年層や女性ドライバーからは「乗ってみたい」「オシャレ」といった反応が見られ、ターゲットの拡大には一定の成果があったとも言えるでしょう。
このように、デザイン刷新の影響は多面的です。既存のファンにとっては期待とのギャップが生じやすく、一方で新規ユーザーの獲得にはプラスに働く可能性もあります。購入を検討している方は、写真だけで判断せず、ぜひ実車を見て印象を確かめてみることをおすすめします。
ハイブリッド専用になった影響

新型エクストレイルでは、従来モデルで用意されていたガソリン車の設定が廃止され、全グレードがハイブリッド仕様(e-POWER)となりました。
この大きな変更は環境性能の向上や静粛性、加速性能の面で多くのメリットがある一方で、従来のユーザーには戸惑いや不満を与える結果にもつながっています。
まず、ガソリンモデルを好んでいたユーザーにとって、e-POWERは選択肢の狭まりを意味します。ガソリンエンジン特有の力強いフィーリングや、メンテナンスコストの低さを理由にガソリン車を支持していた層からは、「選べなくなったのは残念」という声が多く寄せられています。
また、ガソリン車に比べて車両価格が高めに設定されているため、予算との兼ね合いで購入を見送るケースも見られます。
一方で、ハイブリッド専用にしたことで、走行性能や静粛性は確実に向上しました。特に街乗りにおいては、モーター駆動ならではの滑らかで静かな走行感が高く評価されています。この点に関しては、特に家族利用や日常の足として選ばれる理由にもなっているようです。
このように、ハイブリッド専用化には確かにメリットがありますが、ユーザーの好みや使い方によって評価が分かれることは避けられません。
選択肢が一つ減ることによる不自由さを感じる人もいれば、時代に合った進化だと受け入れる人もいます。どちらの立場でも、自分のライフスタイルに合うかどうかをしっかり考える必要があります。
実燃費と燃費達成率のギャップ
新型エクストレイルはハイブリッド専用車でありながら、燃費に関しては期待を裏切られたという声が一定数存在します。
カタログ燃費(WLTCモード)は最大で約19.7km/Lと公表されていますが、実際の使用環境ではこの数値を大きく下回るケースも多く、「カタログと違いすぎる」という不満の要因となっているのです。
その背景には、新型エクストレイルの車重の重さがあります。ライバル車と比べて200~300kgほど重いため、特に登坂路や雪道など負荷のかかるシーンでは燃費性能が落ちやすい傾向にあります。
また、e-POWERはモーターで走行しエンジンで発電するという構造上、アクセルを強く踏むシーンではエンジンの稼働率が高まり、結果的に燃費に影響する場面もあるのです。
新型エクストレイル(T33型)|カタログ燃費と実燃費の比較表
駆動方式 | カタログ燃費(WLTC) | 実燃費(目安) | 燃費達成率(目安) | 燃費に影響する主な要因 |
---|---|---|---|---|
2WD(FF) | 約19.7km/L | 約17.5〜18.0km/L | 約89〜91% | モーター主体走行、比較的軽量な走行条件 |
4WD(e-4ORCE) | 約18.3km/L | 約14.5〜15.0km/L | 約79〜82% | 車重増・雪道走行・登坂時の負荷増大 |
全体平均 | 約19.0km/L前後 | 約15.5〜17.0km/L | 約81〜89% | 都市部渋滞・冬季使用・急加速など |
実際の調査では、2WDモデルで約90%、4WDでは約81%の燃費達成率が報告されています。
これらの数値を見る限り、決して極端に悪いわけではありませんが、「ハイブリッド=高燃費」というイメージが強いことが、ギャップを大きく感じさせている要因でもあります。
このため、エクストレイルの燃費に過度な期待をせず、使用状況や走行環境に応じた実燃費の目安を事前に把握しておくことが大切です。特に通勤や長距離移動が多い方は、走行パターンによる燃費の変動幅を理解しておくと、後悔のない選択につながるでしょう。
シート・シフトなど装備面の不満点

新型エクストレイルは装備の充実度が高い一方で、一部ユーザーからは「細かな使い勝手が悪い」という指摘も見られます。特にシートやシフトレバーまわりの設計については、不満の声が上がることも少なくありません。
まず、シートに関しては快適性の面では概ね好評です。ナッパレザーの質感や座り心地は評価されていますが、一方で「シートベンチレーション(シートクーラー)がない」という点はマイナスに捉えられがちです。
特に夏場の運転ではシートが蒸れやすく、ライバル車にこの機能が搭載されていることから、装備面での物足りなさが目立ってしまいます。
次に、シフトレバーは従来の物理式から電子式に変更され、近未来的な操作性を目指しています。
ただしこの変更は賛否両論で、「慣れるまでは操作しにくい」「視覚的に分かりづらい」といった声が上がっています。特にシフト操作に慎重さが求められる場面では、機械的な違和感を覚える人もいるようです。
このように、装備が進化した一方で、従来のアナログな使い心地に慣れていたユーザーにとっては、違和感や使いにくさを感じやすいポイントが存在します。
装備の良し悪しは人それぞれですが、購入前には必ず実車に乗って、操作性や快適性を体感することが大切です。小さな使い勝手が日々の満足度を左右することもあるため、見落とさないようにしましょう。
価格は高すぎるのか?
新型エクストレイルの価格帯は、最低グレードで約319万円から、上位グレードでは約450万円を超える設定となっています。こうした価格設定に対し、「高すぎるのでは?」という声が少なくありません。
これは単純な価格の高さだけでなく、価格に見合う価値を感じられるかどうかが重要なポイントです。
確かに、旧型モデルの初期価格が300万円を下回っていたことを考えると、価格差は顕著です。加えて、競合する他社SUV――たとえばRAV4やCX-5などと比べても、新型エクストレイルの価格は一段高く設定されています。
そのため、「同じ予算であればもっと上級グレードが選べる」という比較意識が働くのも無理はありません。
しかしながら、この価格には先進安全技術や高級志向の内装、e-POWERやe-4ORCEといった最新技術の搭載など、多くの付加価値が含まれています。
たとえば、プロパイロットや360度モニターなどは標準装備されているグレードもあり、安全性や利便性において高水準です。これをコストパフォーマンスと捉えるか、割高と感じるかはユーザーの価値観に依存します。
もし「価格の高さ=損」と感じる方は、不要なオプションを外す・中古市場を視野に入れるなど、購入方法を工夫することも可能です。いずれにしても、車両価格の数字だけでなく、機能や装備のバランスを見極めることが、納得のいく買い物につながるでしょう。
受注停止や納期遅れが悪印象に

新型エクストレイルは、発売以来高い人気を集めていますが、その一方で「受注停止」や「納期遅れ」といった問題が購入希望者の不安材料になっています。特に2022年から続く半導体不足や物流の混乱など、社会的な影響も相まって、自動車業界全体で納車遅延が常態化しています。
実際、エクストレイルの一部グレードやカラーオプション――とくにツートンカラーなどは、納期が半年以上先になるケースも報告されています。こうした状況に対し、「欲しいときに買えない」「先が読めない」といった不満が噴出するのは当然です。
納車のタイミングは生活の都合にも大きく影響するため、遅れが長引けば長引くほど、購入意欲は低下してしまう傾向にあります。
さらに、受注停止のタイミングが事前告知なしで行われる場合もあり、ユーザーにとっては「なぜ今?」という疑問や不信感を生み出す原因となります。これは販売戦略の問題というより、部品供給や生産体制に依存している部分が大きいため、メーカーだけでは解決しにくいのが現状です。
とはいえ、情報収集と柔軟な判断が対策になります。ディーラーに定期的に進捗を確認する、納車までの代車制度を利用する、他グレードの在庫車を検討するなど、納期に対する工夫も可能です。
あらかじめ「待ち時間」があることを前提に計画を立てておくことで、心理的な負担も軽減されるでしょう。
エクストレイル新型は本当にひどいのか?

・後悔しやすい購入者の特徴とは
・おすすめのグレードと選び方
・「新型エクストレイル でかい」の真相
・購入者の年齢層とライフスタイル傾向
・見かけない・売れ行きが鈍い理由
後悔しやすい購入者の特徴とは
新型エクストレイルは高性能で魅力的なSUVですが、購入後に後悔する人も一定数存在します。
共通して見られるのは、「事前情報が不十分なまま契約した人」や「自分のライフスタイルに合っていなかった人」です。これはどの車にも言えることですが、特に多機能な車ほど、自分の使い方とマッチしているかの見極めが重要になります。
たとえば、「ガソリンエンジンが良かったのに、e-POWERしかないと知らなかった」「シートクーラーがあると思っていたら未搭載だった」といった声は、典型的な例です。
また、価格面でも「見積もりより支払いが高くなった」と感じる人は、オプションや諸費用を軽視していたことが後悔につながっています。
さらに、「アウトドアに使いたくて購入したけど、3列目が狭くて使えなかった」「街乗り中心でこのサイズは持て余す」といった声も散見されます。これは購入前に試乗や実車確認をせず、カタログスペックだけで判断したケースに多く見られる傾向です。
車の購入は大きな買い物です。情報の見落としや思い込みだけで判断してしまうと、小さな不満が日常的なストレスに変わっていきます。
そのため、納得できる購入を目指すなら、スペックだけでなく使い勝手や維持費も含めた総合的な検討が欠かせません。慎重に調べ、実際に試乗して、自分の使い方に合っているかを確かめてから購入に進むのがベストです。
おすすめのグレードと選び方

新型エクストレイルには複数のグレードが用意されていますが、「どれを選ぶべきか分からない」という声は非常に多く寄せられます。価格差も大きいため、選択に悩むのは当然です。ここでは、目的別におすすめのグレードとその選び方のコツをご紹介します。
まず、コストパフォーマンス重視の方には「Xグレード」がおすすめです。基本的な安全装備やe-POWERはしっかり搭載されており、価格を抑えつつも必要な機能がそろっています。子育て世帯や街乗り中心のユーザーには最適でしょう。
一方で、快適性や上質さを重視する方には「Gグレード」もしくは「G e-4ORCE」を選ぶのがベターです。
このグレードにはナッパレザーシートや高性能ナビ、運転支援機能などが標準装備されており、ロングドライブやアウトドア用途にも向いています。AWD性能が必要な方には、e-4ORCE搭載モデルが安心です。
新型エクストレイル(T33型)|主要グレード比較表
グレード名 | 駆動方式 | 価格(税込)目安 | 主な装備特徴 | おすすめユーザー |
---|---|---|---|---|
X | 2WD / e-4ORCE | 約3,300,000円〜 | 標準安全装備、プロパイロット無、合成皮革シート | 街乗り中心/コスパ重視のファミリー |
S | 2WDのみ | 約3,190,000円〜 | 最廉価グレード、装備はシンプル、プロパイロットなし | とにかく価格重視/最低限でOKな方 |
G | 2WD / e-4ORCE | 約3,800,000円〜 | ナッパレザー、12.3インチナビ、プロパイロット2.0標準装備 | 高級感や快適性を求める/遠出が多いユーザー |
G Leather Edition | e-4ORCE専用 | 約4,000,000円〜 | Gグレード+ブラック加飾・高級内装オプション | 上質な空間重視/見た目にもこだわる方 |
グレード選びのポイント
重視するポイント | 推奨グレード | 理由 |
---|---|---|
価格と実用装備のバランス | Xグレード | e-POWER・安全装備を備えつつ価格も抑えめ |
プレミアムな質感 | Gグレード/Leather | 内装の質感・装備充実で満足感が高い |
雪道・山道に強いAWD | e-4ORCE搭載モデル | 電子制御4WDで滑りやすい路面も安心 |
日常の買い物・通勤中心 | S or X(2WD) | 軽快な取り回しで経済的 |
選ぶ際のポイントは、「必要な装備」と「使用目的」を明確にしておくこと。価格に目を奪われがちですが、後から追加できない装備や機能もあるため、最初にある程度の仕様を決めておくと迷わずに済みます。
また、試乗の際にはシートの座り心地やシフトの操作感など、実際の使用感も重視しましょう。
グレード選びを誤ると、「もう少し装備を足しておけばよかった」と後悔することにもなりかねません。
迷ったときはディーラーに具体的な使用シーンを伝え、最適なグレードを提案してもらうのも効果的です。選び方ひとつで満足度が大きく変わるからこそ、慎重な判断が求められます。
「新型エクストレイルはでかい」の真相

新型エクストレイルを初めて目にした人の多くが、「思ったよりでかい」と感じるのは自然な反応かもしれません。
実際、車体サイズは全長4,660mm、全幅1,840mm、全高1,725mmと、ミドルサイズSUVとしては標準的な寸法ですが、国産車の中ではやや大きめに分類されます。特に都市部や狭い道路を走ることが多いユーザーにとっては、取り回しの難しさを感じるシーンもあるでしょう。
一方で、こうした「でかさ」はデメリットだけではありません。
車内の広さや荷室容量の確保、さらには安定した走行性能を実現するためには、ある程度のサイズが必要不可欠です。新型エクストレイルでは、室内長や後部座席のゆとりが十分に確保されており、ファミリーカーとしての使い勝手も高く評価されています。
新型エクストレイル(T33型)|サイズと使い勝手の比較表
項目 | 数値・内容 | 評価・特徴 |
---|---|---|
全長 | 4,660mm | やや長め。駐車時に前後の余裕が必要 |
全幅 | 1,840mm | 都市部では「やや広い」印象 |
全高 | 1,725mm | 標準的なSUV高さ。立体駐車場では要確認 |
ホイールベース | 2,705mm | 安定感と室内空間のバランスに優れる |
最小回転半径 | 5.4m | ボディの割に小回りが利く優秀な数値 |
車内の広さ | 後席・荷室ともに広め | ファミリーカーとして快適 |
取り回しやすさ | ◯(プロパイロット搭載車) | 360°モニター・運転支援で大きさをカバー |
注意すべき点 | 駐車場の幅・立体駐車場制限等 | 幅1800mm制限や高さ制限にギリギリ注意 |
「でかい」=デメリットだけではない
見た目の印象 | 実用的なメリット |
---|---|
迫力があり威圧感がある | 高級感・走行安定性が向上 |
駐車が不安 | カメラ・センサーで補助、最小回転半径も小さめ |
狭い道で気を使う | 反面、車内・荷室は圧倒的に快適 |
一言アドバイス
「大きくて不安」と感じた方こそ、実際に試乗してみるのがベストです。視界の広さ、ハンドルの切れ角、運転支援の頼もしさを体感すれば、「思ったより扱いやすい」と感じるはずです。
また、最小回転半径は5.4mと、見た目の大きさに反して意外と小回りが利く設計になっています。
さらに、プロパイロットや360度モニターといった運転支援機能の充実により、大柄なボディでも運転時の不安を軽減する工夫がなされています。ただ、立体駐車場や狭小住宅街での利用を想定している方は、駐車スペースの確認は欠かせません。
つまり、「新型エクストレイルがでかい」という印象は事実ではあるものの、目的に応じて大きさが武器にもなり得ます。日常使いで不便さを感じる場面もある一方で、車内空間や走行安定性を重視するユーザーにとっては魅力的なポイントとなるでしょう。
購入者の年齢層とライフスタイル傾向
新型エクストレイルの購入層には明確な傾向があります。
主に30代後半から50代の比較的余裕のあるファミリー層や、アウトドア志向の強いユーザーが中心です。この世代は子育てやレジャーなど、車に求める役割が多く、室内の広さ・安全性能・快適性といった要素を重視する傾向があります。
また、新型エクストレイルの高価格帯や先進技術の搭載も、ある程度の年齢や収入水準を持つ層にフィットしている要因の一つです。
たとえば、プロパイロットやe-4ORCEといった装備は、ロングドライブや旅行での安心感を重視するユーザーに特に支持されています。これは、単身者や若年層よりも、家族を持つ層や週末に遠出するライフスタイルの方々に合致していると言えま。
一方で、20代や車初心者にとっては、ややオーバースペックに感じるかもしれません。車体サイズの大きさや高額な車両価格がハードルとなり、購入の選択肢から外れてしまうケースもあります。
ただし、最近ではサブスク型カーリースの普及により、若年層の間でも選ばれる機会が徐々に広がりつつあります。
全体として、新型エクストレイルは「一家に一台」でマルチに活用したいユーザーや、日常とレジャーを両立したいファミリーに向いている車種と言えるでしょう。そのため、購入前には自分のライフスタイルとどれだけマッチしているかをしっかり見極めることが大切です。
見かけない・売れ行きが鈍い理由

新型エクストレイルは、発売当初から話題を集めたものの、「街中であまり見かけない」と感じている人も多いかもしれません。この印象の背景にはいくつかの要因があります。まず一つ目は、受注制限や納期遅れによる供給不足です。
とくに2023年から2024年にかけては、半導体不足や部品の供給遅延によって、生産と納車が大幅に遅れていた時期がありました。
さらに、新型エクストレイルは価格が高めに設定されており、比較的購買層が限定されています。車両本体価格が300万円台後半から500万円台にもなるため、軽自動車やコンパクトSUVのように「気軽に買える車」とは言い難い部分もあるでしょう。
そのため、販売台数自体は一定の水準を保っているものの、街中で頻繁に見かけるほどには浸透していないのが現状です。
また、ライバル車との競争も激しく、RAV4やCX-5、ハリアーといった人気モデルが既に高い市場シェアを獲得しています。
この中で新型エクストレイルがユーザーに選ばれるためには、強みである走行性能や先進技術がしっかりと伝わる必要がありますが、現時点では訴求力がやや不足している可能性も考えられます。
つまり、「見かけない=人気がない」とは一概には言えませんが、市場に出回る台数が限られていることや、価格面でのハードルの高さが影響しているのは確かです。今後、納期改善や認知度向上が進めば、街中で目にする機会も増えることが期待されます。
まとめ:エクストレイルの新型はひどいのか

・デザインがスタイリッシュに変わり、従来の無骨さが失われたとの声がある
・ガソリンモデルが廃止され、選択肢が減ったことに不満が出ている
・車両価格が高騰し、コストパフォーマンスに疑問を持つ人が多い
・実燃費がカタログ値より低く、燃費性能に落胆するケースがある
・ツートンカラーなど一部仕様の納期が長期化している
・シフトレバーが電子式で使いづらいと感じる人が一定数いる
・シートベンチレーションが非搭載で夏場の快適性に不満が出ている
・車体が大きく都市部での取り回しに苦労するという声がある
・重量が増したことで雪道や悪路での安定性に不安がある
・装備が充実している一方で、不要なオプションが多く価格に影響している
・e-POWERの特性に慣れず、違和感を覚えるユーザーがいる
・ハイブリッド専用化によりメンテナンス費用が増すとの指摘がある
・受注停止や納期の不透明さが購入者に不信感を与えている
・見た目が洗練され過ぎてSUVらしさが感じられないとの評価がある
・実際に街中であまり見かけず、売れ行きの印象が薄いとの声もある
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