日産エルグランドの中でもひときわ存在感を放つのが「VIPグレード」です。
とくに4人乗り仕様は、まるで高級リムジンのような上質な装備と快適性を誇り、中古市場でも根強い人気を集めています。「エルグランドのVIP4人乗り中古」と検索している方の多くは、ラグジュアリーな移動空間をリーズナブルに手に入れたいと考えているのではないでしょうか。
本記事では、VIPグレードの魅力と上質な装備をはじめ、4人乗りと7人乗りの違い、エグゼクティブラウンジ仕様やニスモ仕様との比較ポイントまで詳しく解説します。また、「中古で狙える最高級グレードとは？」といった疑問に答えつつ、アルファード4人乗りとの比較も視野に入れてご紹介。
高品質な中古エルグランドを見極めるための情報が満載です。
・VIPグレードの4人乗り仕様の特徴
・他グレードやニスモ・エグゼクティブラウンジとの違い
・中古市場での価格帯やおすすめの年式・モデル
・購入時にチェックすべきポイント
エルグランドのVIP4人乗り中古はどんなクルマか
・VIPグレードの魅力と上質な装備
・4人乗りと7人乗りの違いとは？
・エグゼクティブラウンジ仕様との比較ポイント
・ニスモ仕様はVIPとどう違う？
・中古で狙える最高級グレードとは
・アルファード4人乗りとの比較も視野に
VIPグレードの魅力と上質な装備
エルグランドのVIPグレードは、その名の通り“最上級の快適性”を追求したモデルとして位置付けられています。
最も注目すべき点は、乗員一人ひとりがまるでラグジュアリーホテルのスイートルームにいるかのような心地よさを感じられるインテリア設計です。例えば、本革シートには温度調整機能や電動調節機構が備わっており、長距離ドライブでも体への負担を大幅に軽減できます。
加えて、セカンドシートにはオットマン付きのリクライニング機構を採用しており、リムジンのようにゆったりとした時間を過ごせるのも大きな特長です。
また、VIPグレードでは静粛性へのこだわりも徹底されています。車内には吸音材が多用されており、走行中のエンジン音やロードノイズが抑えられています。これにより、後部座席でも会話や音楽をクリアに楽しむことができる環境が整っています。
さらに、リアエンターテインメントシステムや高性能なナビゲーションシステムも装備されており、移動中でも退屈しない設計になっているのも魅力の一つです。
もちろん、豪華な装備ばかりに目を奪われがちですが、安全装備も充実しています。
インテリジェントエマージェンシーブレーキや車線逸脱警報など、先進の安全技術が標準搭載されており、ドライバーに安心感を与えてくれます。このように、VIPグレードは単なる“豪華仕様”にとどまらず、上質な移動空間と安心感を両立させたグレードだと言えます。
4人乗りと7人乗りの違いとは？
エルグランドにはさまざまなシートレイアウトがありますが、特に注目されているのが4人乗り仕様と7人乗り仕様の違いです。この2つの仕様は、ただ乗車定員が違うというだけでなく、目的や使い方に大きく影響する特徴があります。
まず4人乗り仕様の最大の魅力は、後席の快適性が格段に高い点です。セカンドシートが独立したキャプテンシートになっており、中央にコンソールを設けた贅沢な空間が広がっています。
左右に仕切られているため、隣に人がいても干渉せず、自分だけのプライベートスペースとして過ごすことができます。とくにエグゼクティブ層や送迎用としての需要が高く、快適性重視のユーザーに選ばれています。
一方で、7人乗りはファミリー層に人気の高いレイアウトです。
3列シートで3列目にも2〜3人が乗れるため、子どもが多い家庭や親族での外出が多い家庭にとっては、実用性が高いと評価されています。また、必要に応じてシートを倒すことでラゲッジスペースを広く使うこともできるため、荷物の多い旅行や買い物でも対応しやすくなっています。
ただし、4人乗りに比べて後席のゆとりはやや劣ります。そのため、乗車人数では7人乗りが有利ですが、快適性やラグジュアリー感では4人乗りが上回るというのが実情です。どちらを選ぶかは、乗る人数だけでなく、どのような用途で使うかを基準にすると良いでしょう。
エグゼクティブラウンジ仕様との比較ポイント
エルグランドの中でも「エグゼクティブラウンジ」仕様は、特に上質さを追求したモデルとして知られています。VIPグレードとの違いを明確にするためには、装備面や内装の造り込みに注目することが大切です。
まず大きな違いのひとつがシート設計です。エグゼクティブラウンジでは、セカンドシートにマッサージ機能や通気機能を搭載しており、VIPよりもさらに一歩進んだ快適性を提供しています。また、シートの縫製や素材も特別仕様となっており、高級感は一段と上に感じられます。
次に、インテリア全体の造形に目を向けると、天井素材や照明の配置、ドアトリムの質感など、細部に至るまでこだわり抜かれていることがわかります。特に間接照明は高級車ならではの雰囲気を演出し、ナイトドライブの満足度をさらに高めてくれます。
一方で、装備が充実している分、価格も高めに設定されているため、コスト面ではVIPグレードの方が手に入りやすいという側面があります。中古市場でもエグゼクティブラウンジ仕様は流通台数が少なく、価格も安定して高値を維持している傾向があります。
そのため、コストパフォーマンスを重視する方にはVIPグレードの方が魅力的かもしれません。
どちらの仕様にも明確なメリットがあり、利用目的や予算に応じて選ぶことが求められます。特に長距離移動や送迎など、日常的に車内で長時間を過ごす予定がある方には、エグゼクティブラウンジ仕様が最適な選択肢となるでしょう。
ニスモ仕様はVIPとどう違う？
エルグランドの「ニスモ仕様」は、VIPグレードとはまったく異なる方向性で設計されています。一般的に、VIPはラグジュアリー志向、ニスモはスポーティ志向という対比構造になっており、見た目から乗り味、装備の内容まで違いは多岐にわたります。
まず、見た目に関して言えば、ニスモ仕様は専用のエアロパーツや赤いアクセントラインが施されており、よりアグレッシブな印象を与えます。ホイールやサスペンションもスポーツ仕様になっており、街中でも目を引く存在感があります。
一方、VIPグレードは落ち着いた高級感を重視した外観で、メッキパーツやダーク系のボディカラーが多く採用されています。
また、走行性能にも違いがあります。ニスモはスポーツサスペンションや専用チューニングが施されており、ハンドリングや加速性能が向上しています。VIPグレードは逆に、快適性と静粛性を最重視しており、柔らかな乗り心地を実現しています。
そのため、ドライブの楽しさを重視するか、快適な移動を重視するかで、選択肢は明確に分かれると言えるでしょう。
さらに、内装についても方向性が異なります。ニスモは黒を基調としたスポーティな仕上がりで、運転席まわりの操作性を高めた設計がされています。VIPは本革や木目調パネルなどを使用し、後席の快適性を中心に据えた構成になっています。
こうして比較してみると、ニスモ仕様は“走り”に特化したモデルであり、VIPは“乗り心地”に焦点を当てたモデルだとわかります。用途や好みによって、どちらが自分に合っているかを見極めることが大切です。
中古で狙える最高級グレードとは
エルグランドの中古市場で「最高級グレード」として注目されているのは、やはりVIP系のグレードやエグゼクティブラウンジ仕様です。
特にE52型後期モデルに設定されたVIPやVIPパワーシートパッケージは、上質な内装と快適性を追求した装備内容で、中古車市場でも安定した人気を誇っています。
これらのグレードには、セカンドシートにオットマン付きのキャプテンシートを採用し、まるで高級セダンのような後席空間を演出しています。
ただ、選ぶ際には年式や走行距離に注意が必要です。例えば、2015年以降のマイナーチェンジ以降のモデルであれば、先進安全装備が一層強化されており、現在の基準でも通用するスペックを備えています。
また、メーカーオプションであるプレミアムサウンドシステムや後席モニターが装備された個体は、ファミリーユースにも対応できる柔軟さがあり、非常におすすめです。
一方、あまりに高年式・低走行の車両は新車と価格差が少なく、割高になる傾向もあります。
そのため、コストと装備のバランスを見極め、2016～2019年式あたりを中心に検討するのが現実的です。また、4WD仕様や寒冷地仕様など、使用環境に合った装備が備わっているかどうかもチェックポイントになります。
このように「最高級グレード」を中古で選ぶには、単にグレード名だけでなく、装備内容・使用環境・状態まで総合的に確認することが大切です。
アルファード4人乗りとの比較も視野に
ファミリーカーやVIP送迎車として高い評価を受けているエルグランドですが、同じく4人乗り仕様が存在するライバル車としてはトヨタ・アルファードが挙げられます。
とくにエグゼクティブラウンジグレードのアルファードは、エルグランドVIPと比較される機会が多く、それぞれの特徴を把握しておくことは重要です。
まず、アルファードは内装の高級感が非常に高く評価されています。シート素材やパネルの質感、インテリア全体の造形に至るまで“おもてなし”を重視した造りになっており、後席の快適性は国産車トップクラスといっても過言ではありません。
一方、エルグランドも上級グレードでは本革シートや大型センターコンソール、快適装備を備えており、乗り心地の良さでは遜色ないものがあります。
ただし、価格帯を見るとアルファードの4人乗りモデルは新車・中古車ともに高額になる傾向があり、予算に余裕がないと手が出しづらいという一面もあります。その点、エルグランドの4人乗りVIP仕様は比較的手ごろな価格帯で流通しており、コストパフォーマンスに優れているのが魅力です。
また、アルファードは後輪駆動ベースのプラットフォームを採用しており、重厚な走行感を持つのに対して、エルグランドはFF（前輪駆動）ベースで安定感があり、広い室内空間を確保しやすいという設計上の違いも存在します。
このように、両車を比較する際は、見た目や価格だけでなく、走行性能や使用環境に応じた選択が求められます。
エルグランドのVIP4人乗り中古を賢く選ぶ方法
・中古車価格の相場と値段の目安
・ロイヤルライン中古との違いを整理
・中古在庫の多い年式やグレードは？
・価格帯別に見るおすすめモデル
・購入前にチェックすべき装備や状態
・予算に合ったお得な購入タイミング
中古車価格の相場と値段の目安
エルグランドVIPの中古車価格は、グレード・年式・走行距離・装備内容などによって幅がありますが、ある程度の目安を押さえておくことで検討しやすくなります。
たとえば、2013～2015年式のE52後期型VIPモデルは、走行距離が5万km未満であれば、約180万円〜250万円程度が相場とされています。装備の充実度や状態が良好なものほど高値で流通しており、人気カラー（ブラックやパールホワイト）も価格に影響します。
一方、2016年以降のマイナーチェンジモデルやパワーシートパッケージ付き車両では、250万円〜320万円前後になるケースも珍しくありません。
とくにメーカーオプション満載の個体や寒冷地仕様、4WDモデルなどは需要が高く、価格が落ちにくい傾向があります。中古市場では、走行距離が少なく修復歴のない車両が好まれるため、同年式でも状態により20万円以上の価格差がつくことがあります。
もちろん、価格が安いからといって即決するのは危険です。年式が古いものや走行距離が10万kmを超えるような車両は、整備費や今後の修理コストも視野に入れる必要があります。また、車検の残り期間やタイヤの状態、バッテリー交換歴なども確認しておくと良いでしょう。
このように、価格の安さだけでなく、総合的なコストパフォーマンスやメンテナンス性も含めて判断することが、失敗しない中古車選びのポイントです。
ロイヤルライン中古との違いを整理
エルグランドの中でも「ロイヤルライン」は、特別仕様車として位置づけられたモデルであり、VIPグレードとは異なる魅力を持っています。中古車選びにおいて「VIPとロイヤルライン、どちらが自分に合っているか」を見極めるには、両者の違いを明確に理解することが必要です。
まず、ロイヤルラインは主に「スタイル」と「装備のバランス」に重きを置いた仕様です。専用のメッキパーツやホイールデザイン、内装のカラーコーディネートなど、外観とインテリアの上質感を演出しつつも、VIPほどの“贅沢仕様”ではありません。
つまり、豪華さと実用性の中間に位置するモデルと考えるとわかりやすいでしょう。
一方、VIPは本革シートやパワーオットマン、専用コンソールなど、後席の快適性を極限まで高めた仕様です。運転するより“乗る人”のことを考えた設計となっており、送迎車や高級志向のユーザーに選ばれやすい傾向があります。
中古価格にも差があり、ロイヤルラインは同年式・同走行距離で比較すると、VIPよりも10万〜30万円程度安いことが多いです。そのため、予算を重視する方や「ちょっと良いエルグランドが欲しい」と考える人には、ロイヤルラインが魅力的に映るかもしれません。
しかし、快適性を最優先する方にとっては、装備が簡略化されたロイヤルラインでは物足りなさを感じることもあります。このため、自分のカーライフスタイルに合った装備レベルをしっかり見極めた上で選択することが大切です。
中古在庫の多い年式やグレードは？
エルグランドの中古市場において、最も多く見かけるのは2010年〜2015年頃のE52型モデルです。
この世代はフルモデルチェンジ直後の登場で流通量が多く、グレード構成も豊富であったことから、中古として出回る台数も非常に安定しています。特に「250ハイウェイスター」や「350ハイウェイスター」は装備の充実度が高く、ファミリー層にも人気があるため在庫数が豊富です。
さらに、VIP系のグレードにおいても2014年以降の後期型では「VIP」「VIP パワーシートパッケージ」などが選ばれており、この時期のモデルは中古車として出回る頻度が高くなっています。
これは新車購入者が法人や個人VIPユーザーに集中していたため、リースアップや乗り換えによる放出が多かったという背景もあります。
一方で、前期型や初期モデル（2010〜2012年式）は装備や走行性能にやや古さを感じることもあり、価格は抑えられるものの人気は落ち着いています。そのため在庫としては多いものの、状態や装備の吟味が求められます。
このように、中古在庫の多い年式やグレードを見極めることは、選択肢の幅を広げる上で非常に有効です。多くの選択肢から比較できる分、理想の1台に出会える確率も高まります。
価格帯別に見るおすすめモデル
エルグランドの中古車を選ぶ際には、価格帯ごとにどのグレードが狙い目かを把握しておくと選びやすくなります。まず、予算が150万円未満であれば、2011年〜2013年式の250ハイウェイスターやXグレードが候補になります。
この価格帯では走行距離が多めの車両が中心となるため、車検の残期間や整備履歴など、細かい点の確認が不可欠です。
200万円前後まで予算を広げると、2014年以降のマイナーチェンジ後モデルや350ハイウェイスター、VIPのベースグレードが視野に入ります。この層になると内外装の質感も向上しており、安全装備や快適性もアップしているため、日常使用にも十分な安心感があります。
とくにVIP系は装備が手厚く、4人乗りでも満足度の高い仕様が手に入りやすい価格帯です。
250万円以上の価格帯になると、パワーシートパッケージ付きVIPグレードや、低走行・高年式・ワンオーナー車が候補になります。法人リースアップの良質な車両も多く、状態面でも安心感があるため、長く乗りたい方にとっては投資価値が高いゾーンです。
このように、価格帯に応じたモデル選びをすることで、予算内で満足度の高いエルグランドを見つけやすくなります。
購入前にチェックすべき装備や状態
エルグランドの中古車を購入する前に、絶対に確認しておきたいのが「装備の有無」と「車両の状態」です。
まず、装備面ではナビゲーションシステム、後席モニター、本革シート、オットマン付きキャプテンシート、全方位カメラなど、日常での快適性を大きく左右するポイントがあります。
とくにVIPやVIPパワーシートパッケージでは、それらが標準またはオプションで装着されているかどうかが価値の決め手になります。
次に、状態面では修復歴の有無、走行距離、整備履歴、消耗部品の交換履歴などをしっかり確認する必要があります。
特にエルグランドのような大型ミニバンはサスペンションやブレーキへの負担も大きいため、足回りのチェックは欠かせません。内装の使用感やシートのヘタリ具合も、前オーナーの扱い方を反映する部分です。
加えて、タイヤやバッテリー、エアコンの動作、電装品の不具合がないかも試乗時に確認しておきましょう。ハイブリッドではない分、高額修理になる箇所は少ないものの、電子制御パーツの経年劣化には注意が必要です。
購入後に「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、これらの点を事前に確認しておくことが、後悔しない買い物につながります。
予算に合ったお得な購入タイミング
中古車の価格は市場の需要と供給によって変動するため、「いつ買うか」はとても重要な要素です。エルグランドのような高級ミニバンは、決算期や新車モデルの発表タイミングなどで価格が動く傾向があります。
たとえば、3月や9月の決算期前後には、ディーラー系中古車センターが在庫を処分するため、値引き交渉がしやすくなります。
また、新型アルファードやヴェルファイアが発表されるタイミングでは、乗り換え需要が一気に高まり、エルグランドが下取りに出されることも少なくありません。そうした時期は良質な在庫が増える一方で、価格が一時的に落ち着く傾向も見られます。
一方で、年末年始や夏休みシーズンなどは需要が集中するため、価格が上がる傾向があるため避けたほうが無難です。加えて、冬季には4WD仕様の需要が高まり、寒冷地仕様の車両価格も上昇するため、春先の購入が狙い目になる場合もあります。
このように、予算に限りがある方ほど、時期を見極めることが大切です。タイミングをうまく調整することで、同じ条件でも数十万円の差が生じることもあります。買うタイミングで満足度が変わる、それが中古車選びの醍醐味の一つです。
まとめ：エルグランドのVIP4人乗り中古について
・エルグランドVIPは上質な内装と快適性を追求した高級グレード
・4人乗り仕様は独立キャプテンシートによる快適な空間が魅力
・中古市場では4人乗り仕様の在庫は限定的で希少価値がある
・7人乗りモデルとの最大の違いは2列目の座席構成にある
・エグゼクティブラウンジ仕様はVIPよりさらに上級な特別装備が多い
・ニスモ仕様は走行性能や外装のスポーティさを強調した別路線のモデル
・中古での最高級グレードはVIPやエグゼクティブラウンジに集中している
・アルファード4人乗りとの比較ではデザインや走行性能で差がある
・VIPグレードの中古相場は年式や走行距離により幅がある
・価格帯別では100万円台〜300万円台に選択肢が集中している
・ロイヤルラインはVIPに似た仕様だが装備や内装で違いがある
・多く流通しているのはE52型の後期モデルが中心
・中古購入時は本革シートやパワーシートの動作確認が重要
・希望の仕様が出回るタイミングを逃さないために継続的な検索が必要
・予算と希望条件に合う車両を見つけるには比較検討が欠かせない
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