ゴルフ仲間とラウンドへ出かけるとき、荷物の悩みといえばゴルフバッグの積載ではないでしょうか。
とくにコンパクトミニバンであるホンダフリードで「ゴルフにバッグ4つを積めるのか?」という疑問を持つ方は非常に多いです。本記事では、そんな悩みを解消すべく、具体的な積載力や実際の使い勝手を徹底解説します。
例えばプラスは4つのキャディバッグに対応できるかや、クロスターの荷室とゴルフバッグ収納力についての情報をはじめ、ホンダ公式の見解と実際の積載性能の違いまで詳しくまとめています。
さらに、4人乗車時にもゴルフバッグが積めるのか、ゴルフバッグの横置きは現実的かどうかといった実用面にも踏み込んで検証しました。加えて、スパイクとの比較で見える積載力の違いや新型の積載性能は旧型から進化したかといったモデル間の差異も紹介。
シエンタとフリードのゴルフバッグ積載比較や軽自動車やフィットと積載力でどう違う?といった他車種との比較、5つ積載の可能性とリスクを考える、安全性と快適性を両立する積み方の工夫まで、幅広くカバーしています。
・フリードにゴルフバッグを4つ積むための方法
・グレード別の積載性能の違い
・他車種との積載力比較
・4人乗車時や5つ積載時の実用性
フリードにゴルフバッグ4つを積める実用性を徹底検証

・プラスは4つのキャディバッグに対応できるか
・クロスターの荷室とゴルフバッグ収納力
・ホンダ公式の見解と実際の積載性能の違い
・4人乗車時にもゴルフバッグが積めるのか
・ゴルフバッグの横置きは現実的かどうか
・スパイクとの比較で見える積載力の違い
プラスは4つのキャディバッグに対応できるか
フリードプラス(FREED+)は、3列シートを取り除き、2列仕様にしたことで大容量のラゲッジスペースを実現したモデルです。ここでは、ゴルフ愛好家にとって重要な「キャディバッグが4つ積めるか」という点に焦点を当てて検証してみましょう。
まず、フリードプラスの荷室寸法に注目してみます。
荷室奥行きは約87cm、幅は底面で127cm、上部では130cm近くに達します。この数値は、一般的なゴルフキャディバッグの高さである120〜125cmを寝かせて収納するのに十分な長さと言えます。また、荷室の天井高も十分にあるため、バッグを2段に積むことも可能です。
このように考えると、単純にスペースの問題で言えば、フリードプラスはキャディバッグ4つに対応できる設計といえます。さらに特徴的なのは、荷室が2段構造になっている点です。
下段スペースにはボストンバッグやシューズ、レインウェアなどのゴルフ用品を分けて収納でき、整理もしやすい構造です。
フリードプラス(FREED+)のキャディバッグ4つ積載可能性
項目 | 内容 |
---|---|
荷室寸法 | ・奥行き:約87cm ・幅(底面):約127cm ・幅(上部):約130cm |
キャディバッグ対応 | 一般的な高さ(120〜125cm)のキャディバッグを寝かせて収納可能 |
荷室構造 | 荷室は2段構造。下段にボストンバッグやシューズ等を分けて収納でき、整理がしやすい |
ユーザー報告 | 4つのキャディバッグを寝かせて積載しつつ、手前に横置きができる余裕あり |
積載のポイント | バッグの形状や厚みによって積載しづらくなる可能性あり。特に大型のプロ仕様バッグでは工夫が必要 |
実用性評価 | 荷室容量が大きく、ゴルフ愛好家から高い実用性評価を得ている |
実際にユーザーの報告によれば、フリードプラスの荷室に4つのキャディバッグを寝かせて積載しても、手前に1つを横置きできるほどの余裕があるとのことでした。これにより、キャディバッグの上積みも含め、4つを無理なく収めることができる実力を持っていると考えられます。
ただし注意すべき点もあります。それはバッグの形状や厚みによって積載しづらくなる可能性があることです。
特にプロ仕様の大型バッグを複数使う場合には、レイアウトに工夫が必要になるでしょう。とはいえ、フリードプラスは実用性において非常に高い評価を得られるモデルであることは間違いありません。
クロスターの荷室とゴルフバッグ収納力

フリードクロスターは、ホンダの人気ミニバン「フリード」にSUV的なデザインと機能性を加えた派生モデルです。見た目のワイルドさやアウトドア向けの装備が話題ですが、実際にゴルフバッグの収納力はどうなのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
まず、クロスターの荷室はベースとなるフリードと基本構造を共有しています。3列シート仕様であることから、荷室の奥行きはやや制限され、2列仕様のプラスと比較すると収納面で若干の工夫が求められます。
ホンダの公式資料では、3列目シートを跳ね上げた状態で斜めにゴルフバッグを3つ積載可能とされています。
ただし、それはあくまで「推奨される積載方法」です。実際には、3列目シートの一部または両側を跳ね上げ、2列目シートも片側をたたむことで4つのキャディバッグを積むことが可能だという報告も存在します。
この場合、乗車定員は2人に制限されるものの、荷室全体を有効に活用できるメリットがあります。
また、クロスターの天井高は1,255mmと十分な余裕があり、キャディバッグを立てて収納するという方法も考えられます。もちろん、バッグの高さやドライバーの長さにより限界もありますが、上部空間の活用は収納バリエーションを広げる要素です。
このように、クロスターはアウトドア用途だけでなく、ゴルフバッグのような長尺物の収納にも柔軟に対応できるポテンシャルを秘めています。ただし4人乗車しながらキャディバッグ4つを積むという用途には向かないため、使い方に応じてシートアレンジの工夫が必要です。
ホンダ公式の見解と実際の積載性能の違い
ホンダは自社のウェブサイト内に「Honda Golf」という特設ページを設けており、車種ごとのゴルフバッグ積載性能を紹介しています。このページによると、フリード(3列シート仕様)で積載可能なゴルフバッグの数は3個と明記されています。
3列目シートを両側に跳ね上げ、斜めに収納してやっと3つ、というのがホンダ公式のスタンスです。
一方で、実際にフリードやフリードプラスを所有しているユーザーの中には、4つ以上のゴルフバッグを積載している事例も数多く存在します。とくにフリードプラスでは、2列仕様であるため3列目の制約がなく、広大な荷室が確保されている点が大きなアドバンテージとなっています。
この差はどこから生まれるのでしょうか。おそらく、ホンダが公式見解で「3つ」と定めているのは、安全性や積載時の安定性を重視した結果です。
バッグの形状やサイズ、車の走行中の動きなどを考慮したとき、メーカーとしては「これが確実に安全に積める数」として最小限の数字を公表しています。
しかし、実生活では車内を自由に使い、工夫しながら荷物を載せるのが現実です。シートアレンジやバッグの置き方を工夫すれば、4つのバッグを積むことは可能ですし、必要に応じてバッグを立てて積むといった手法も取られています。
このように、ホンダ公式と現実との間にはギャップがあるのは事実です。ユーザーが最大限の積載能力を引き出すには、事前に自分の使用環境やバッグのサイズを確認し、慎重に判断することが求められます。
4人乗車時にもゴルフバッグが積めるのか

フリードを検討している人の中には「4人でゴルフに行きたいが、キャディバッグも4つ積めるのか」という疑問を持つ方が多いようです。この点についてはモデルによって状況が大きく変わるため、個別に検討が必要です。
まず、フリードプラスは2列シート構成のため、乗車定員は最大5人です。
そして重要なのが、2列目シートを使ったままでもラゲッジスペースに余裕があるという点です。実際の検証では、2列目を倒さずにキャディバッグ4つを荷室に寝かせて収納できることが確認されています。
つまり、4人がしっかり乗車した状態でも、荷物の積載に問題はないということです。一方で、3列シート仕様の通常フリードやフリードクロスターの場合、3列目シートを跳ね上げて荷室を確保する必要があります。
この際に、2列目と3列目を部分的にたたむことで、キャディバッグを横に2つ、上に2つ積載する方法もありますが、4人乗車時にはシートの制限があり現実的ではありません。
このように、4人乗車とゴルフバッグ4つの積載を両立するには、やはりフリードプラスが最も適していると言えるでしょう。ただし、バッグの形状やサイズ、車内での積み方によって多少の差が出る点には注意が必要です。
大きなプロ仕様バッグが4つともなると、少し余裕がない可能性もあります。
結局のところ、4人で快適にゴルフへ出かけたいと考えるなら、フリードプラスの荷室設計は大きな魅力となります。荷物と人のバランスを取ることができるのがこの車の強みなのです。
ゴルフバッグの横置きは現実的かどうか
ゴルフバッグを車に積む際、縦置きではなく横置きできるかどうかは、積載効率や出し入れのしやすさに大きな影響を与えるポイントです。とくにホンダ・フリードのようなコンパクトミニバンでは、荷室の奥行きや幅、開口部の形状によって積み方が変わってきます。
横置きができれば、バッグ同士が重ならず、クラブへの負担も減り、輸送中の振動によるダメージを防ぐことができるでしょう。
まず、フリードプラスを例にとって説明すると、荷室幅が底面で約127cmあり、キャディバッグの長さが一般的に120〜125cm程度であることを踏まえると、横置きは現実的です。
荷室の幅に対してわずかに余裕があるため、バッグを真っ直ぐに寝かせたまま、スムーズに収納できる構造になっています。また、荷室上部の幅が130cm程度とやや広がっているため、大型バッグでも斜めに置く必要がなく、安定した積載が可能です。
これを考慮すると、横置きが可能かどうかは単なるスペースの問題にとどまらず、「車内の整頓性」や「積載の安全性」にも関わる重要な要素です。
もちろん、車種によってはドアの開口角度や荷室高の関係で、斜め置きや縦置きしかできないケースもありますが、フリードシリーズにおいては、特に2列仕様のモデルであれば横置きは十分に実用的といえます。
ただし、バッグの種類によっては注意が必要です。キャスター付きや硬めのプロ仕様のバッグは若干全長が長くなっていることもあるため、実際に積む際にはバッグの寸法を確認した上で試すことが望まれます。
横置きができるかどうかの判断材料として、車両のカタログ数値だけでなく、実測やレビューを参考にするのも有効です。
スパイクとの比較で見える積載力の違い

ホンダがかつて販売していた「フリードスパイク」は、フリードシリーズの中でも積載力に特化したモデルとして知られています。
その特徴的なフルフラットの荷室構造や広い開口部は、アウトドアや趣味用途に特化したファン層から高く評価されてきました。では、現在販売されているフリードプラスと比較したときに、ゴルフバッグの積載性能にはどのような違いがあるのでしょうか。
まず、フリードスパイクは初代フリードをベースに荷室空間を最適化したモデルで、2列シート専用車です。3列目を廃止したことにより、荷室の奥行きが確保され、キャンプ道具や自転車、そしてゴルフバッグを複数積むような用途に対応していました。
キャディバッグ4つの横置きも可能で、ラゲッジボードを使って上下2段に分けて積むといった柔軟性も持っていたのが特徴です。
一方、後継とも言えるフリードプラスも同様に2列シート仕様で広い荷室を持ちますが、設計思想がやや異なります。より乗用車に近づけた快適性を重視しており、車内の仕上がりや静粛性においては進化が見られます。
その分、積載力に関してはスパイクほどの圧倒的な余裕はないものの、キャディバッグ4つを問題なく収められるスペースを備えています。
このように比較すると、積載力においてはスパイクがやや上回る印象を与えるかもしれませんが、使い勝手や快適性の面で見るとフリードプラスのほうがバランスの取れた選択肢といえるでしょう。
特に、日常使いと趣味の両立を求めるユーザーにとっては、現在のプラスの設計は十分魅力的なものです。積載に特化したスパイクか、快適性と実用性を両立したプラスか、用途に応じた選択がカギとなります。
フリードゴルフバッグ4つに関する他車種との比較と注意点

・新型の積載性能は旧型から進化したか
・シエンタとフリードのゴルフバッグ積載比較
・ゴルフバッグが4つ載るコンパクトカーの条件
・軽自動車やフィットと積載力でどう違う?
・5つ積載の可能性とリスクを考える
・安全性と快適性を両立する積み方の工夫
新型の積載性能は旧型から進化したか
新型フリードが登場するたびに注目されるのが「積載性の進化」です。
とくにゴルフバッグのような長尺・重量のある荷物を運ぶユーザーにとっては、荷室の広さだけでなく、使い勝手やシートアレンジの柔軟性が大きな関心事となります。では、新型フリードは旧型と比べてどのような点で進化を遂げたのでしょうか。
まず、大きな違いとして挙げられるのがシート構造の改善です。旧型モデルでは、2列目シートの可倒機能や跳ね上げ方式にややクセがあり、積載効率に不満を持つユーザーも少なくありませんでした。
一方、新型ではフラットになるシートアレンジや、シートの可動域が拡大されており、荷室をより有効に使えるよう改良されています。
また、荷室の開口部が広くなったことで、大きな荷物の出し入れが格段にしやすくなりました。ゴルフバッグ4つを積載する場合でも、以前のようにバッグを斜めにしたり、細かく角度を調整する必要が減り、より自然な形で収納可能となっています。
車内高も確保されているため、2段積みにも適しています。
さらに、床下収納スペースの設計にも工夫が加えられており、濡れたレインウェアやゴルフシューズなど、細かなアイテムを分けて収納する際にも便利です。このような改良点は、旧型では見られなかった使い勝手の向上として評価できます。
一方で、新型だからといってすべてが劇的に変わったわけではありません。
全体的なサイズ感は5ナンバー枠に収められているため、荷室の根本的な大きさには限界があります。しかし、限られた空間の中でどれだけ効率的に活用できるかを追求した点は、新型ならではの進化といえるでしょう。
シエンタとフリードのゴルフバッグ積載比較

トヨタのシエンタとホンダのフリードは、同じ5ナンバーサイズのコンパクトミニバンとして競合関係にある車種です。
どちらも3列シート仕様を基本としつつ、荷室の使い勝手や内装の質感、乗り心地の違いで購入を迷う人が多く見られます。とくにゴルフバッグの積載性能においては、どちらがより実用的なのかが気になるポイントではないでしょうか。
まず、シエンタの荷室サイズは開口幅約1,100mm、奥行き約800〜1,000mm程度で、3列目シートを収納すればそれなりのスペースが確保できます。ただし、構造的に3列目が床下に格納される方式のため、その分、床面の高さがやや高く、長尺物の収納には工夫が必要になります。メーカー公式では、ゴルフバッグは最大で2〜3個までとされています。
トヨタ シエンタとホンダ フリード(特にフリードプラス)のゴルフバッグ積載性能比較
項目 | トヨタ シエンタ | ホンダ フリード(フリードプラス含む) |
---|---|---|
車種カテゴリー | 5ナンバーサイズのコンパクトミニバン | 5ナンバーサイズのコンパクトミニバン |
シート仕様 | 基本は3列シート(3列目は床下格納方式) | 3列シート(3列目は跳ね上げ式)、フリードプラスは2列仕様もあり |
荷室開口幅 | 約1,100mm | フリードは幅がやや狭いが縦方向空間が広い |
荷室奥行き | 約800〜1,000mm | フリードプラスは約870mm以上あり、荷物を寝かせて積みやすい |
ゴルフバッグ積載数 | 最大2〜3個(メーカー公式) | フリードは立てて積むのに適している。フリードプラスは4個横置き可能 |
荷室構造の特徴 | 3列目床下格納で床面高め。長尺物は工夫が必要 | 3列目跳ね上げ式で縦方向空間広い。プラスは荷室2段構造で整理しやすい |
設計思想の違い | 多人数乗車と室内移動のしやすさを重視 | 荷物重視のユーザーにも対応する柔軟な設計 |
ユーザー向けの選択 | 家族での移動中心で、たまにゴルフに行く人向け | 週末ゴルフなど積載重視のアクティブユーザー向け |
一方、フリードの場合、3列目シートは跳ね上げ式で側面に収納されるため、荷室幅がやや狭くなりがちですが、縦方向の空間が広く、立てて積むには適しています。
さらに、2列仕様のフリードプラスであれば、横置きでもキャディバッグが4つ積載できるという優れた実績があり、これはシエンタではなかなか真似できないポイントといえるでしょう。
このように、ゴルフバッグの積載に関しては、フリード(特にプラス)が一歩リードしています。
車両の設計思想にも差があり、シエンタはあくまで「多人数乗車」と「室内の移動のしやすさ」を優先しているのに対し、フリードプラスは「荷物重視」のユーザーにも対応できる柔軟な設計となっているのです。
とはいえ、どちらが優れているかは使い方次第です。家族での移動を主目的にしつつ、たまにゴルフに行くのであればシエンタでも不便はないでしょう。一方で、毎週末のようにゴルフへ行くようなアクティブユーザーには、フリードプラスの積載力が魅力に映るはずです。
用途に応じた選択が、満足度の高いカーライフを生み出します。
ゴルフバッグが4つ載るコンパクトカーの条件
ゴルフバッグを4つ載せられるコンパクトカーというと、一見するとかなり限られた条件に思えるかもしれません。実際、5ナンバーサイズのボディでゴルフバッグ4本分の長さと幅を確保するには、荷室設計の工夫が不可欠です。
ここでは、具体的にどのような条件が揃えばゴルフバッグを4つ積めるのかを詳しく見ていきます。
まず注目すべきは、荷室の奥行きです。
一般的なゴルフバッグは長さが約120〜125cmあります。そのため、後部座席を倒した状態で、奥行きが130cm以上確保されていることが理想です。さらに、バッグを横に寝かせて並べることを想定するなら、荷室の幅も120cm以上必要になります。
また、開口部の高さと幅も重要です。高さが足りないとバッグを斜めに傾けて積まなければならず、その分スペースを無駄にしてしまいます。シートアレンジの自由度も見逃せません。フルフラットになる後席や、床が低くフラットな荷室設計は、積載効率に大きく貢献します。
このような観点から見たとき、ホンダ フリードプラスのように2列シート専用で荷室を広く確保した車種は非常に有利です。単に「大きい荷室」ではなく、「使いやすい荷室」であることが重要だと言えるでしょう。
軽自動車やフィットと積載力でどう違う?

ゴルフバッグの積載を考える際、コンパクトカーの中でも特に人気のある「軽自動車」や「ホンダ・フィット」と、フリードプラスのようなミニバン型コンパクトカーとでは、積載力にどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、実際の使用シーンを想定しながら比較していきます。
まず、軽自動車は税金や維持費の安さ、取り回しの良さで非常に人気がありますが、ゴルフバッグ4つの積載には物理的な限界があります。一般的な軽ハイトワゴンであっても、荷室の奥行きや幅は不足しており、縦に積むにしても2本が限界というケースが大半です。
特にバッグの厚みやクラブの長さを考慮すると、無理に積もうとすると内装を傷つける恐れもあります。
一方、ホンダ・フィットは後部座席のチップアップやダイブダウン機能など、ユニークなシートアレンジが特徴です。コンパクトカーの中では荷室の活用性が高く、バッグ3つまでは比較的スムーズに積載できます。
しかし、4つとなると後席を完全に倒した上で縦に並べる必要があり、同乗者のスペースが大幅に制限されてしまいます。
それに対してフリードプラスは、もともと2列仕様で荷室に特化した設計のため、バッグ4つの積載が現実的です。床が低く、荷室もフラットなので、重たいバッグを出し入れする際の腰の負担も軽減されます。
つまり、コンパクトなサイズ感を保ちながらも、積載性の面では軽やフィットと比べて一歩リードしているのが現状です。
5つ積載の可能性とリスクを考える
ゴルフバッグを4つ積めるなら、あと1つくらい追加して5つ載せることもできるのでは?と考える人も少なくありません。たしかに、広い荷室を持つフリードプラスや一部のSUVでは、理論上は5本分のスペースを確保することが可能です。
しかし、その積み方には注意すべきポイントがいくつも存在します。
まず、サイズ的にはバッグ同士をやや立てて重ねたり、隙間に斜めに配置することで5本目を押し込むことはできます。しかし、そのような積載方法ではバッグやクラブに負担がかかりやすく、車内のバランスも崩れがちです。
特に急ブレーキやカーブ時には、荷物が動いて内装を傷つけたり、運転に支障が出るリスクがあります。
また、視界の確保という観点も忘れてはなりません。
リアウィンドウを塞ぐような積み方は、後方確認を妨げ、安全運転に悪影響を及ぼします。さらに、バッグの上に物を積むことでクラブのシャフトが折れる可能性もあるため、無理な積載は控えるべきです。
どうしても5本を積みたいという場合は、1本を後部座席に安全に固定するか、ソフトタイプのバッグに変えて厚みを抑えるなどの工夫が必要です。ただし、そのような方法を選ぶ場合でも、安全性を優先して荷崩れを防ぐ対策は必須です。
ゴルフ仲間の荷物をまとめて運びたい気持ちは理解できますが、積載オーバーによるトラブルを避けるためにも「4本が限界」という前提を持っておくほうが安心です。
安全性と快適性を両立する積み方の工夫

ゴルフバッグを車に積む際は、単に「載せられるかどうか」だけではなく、走行中の安全性や、同乗者の快適性まで考慮する必要があります。とくに4つ以上のバッグを積載する場合、荷室の使い方や荷物の配置方法によって、大きく快適性が変わってきます。
まず、安全性の観点では、バッグが動かないようにしっかり固定することが大切です。走行中に荷物が転がったり、急ブレーキで前方に飛び出したりすれば、非常に危険です。カーゴネットや滑り止めマットを活用することで、荷物の安定性を確保できます。
また、バッグの上に他の荷物を重ねないようにすれば、クラブへの圧迫も防げます。
次に快適性についてですが、同乗者がいる場合には、荷室だけでバッグを完結させることが理想です。後部座席にバッグがはみ出してしまうと、足元が狭くなったり、エアコンの風が届きにくくなるなど、長距離移動では疲労の原因となります。
そのため、積む順番や向きを工夫することがポイントです。例えば、2本ずつ横置きで奥から順に重ねていく方法は、重心が低く安定しやすいためおすすめです。加えて、バッグのポケット部分を外側に向けるようにすれば、出し入れもしやすくなります。
さらに、バッグの中にあるボールや小物を事前に取り出して別に収納しておくと、バッグ自体の形が整いやすく、積載効率も向上します。
つまり、「工夫次第で快適な移動は実現可能」ということです。安全運転を最優先にしつつ、ゴルフをより楽しむための積み方にこだわることが、真のカーライフ充実に繋がっていくはずです。
まとめ:フリードにゴルフバッグ4つ積めるのか

・フリードプラスは2列シート仕様で荷室が広くゴルフバッグ4つに対応可能
・荷室奥行き87cm・幅127cmありキャディバッグを寝かせて積載できる
・荷室が2段構造でシューズや小物の整理収納がしやすい
・フリードプラスは4人乗車状態でもゴルフバッグ4つの積載が可能
・フリードクロスターはシートアレンジ次第でバッグ4つが積載可能
・クロスターは天井高があり立てて積むアレンジも選択肢になる
・ホンダ公式では3列仕様のフリードにゴルフバッグ3つまでと案内されている
・実際のユーザー検証では工夫次第で4つ積めるケースが多く報告されている
・横置き収納ができればクラブへのダメージを軽減し安定性も高くなる
・フリードプラスの荷室幅はキャディバッグを横置き可能なサイズ
・スパイクと比較するとフリードプラスは快適性と積載性を両立している
・新型フリードはシート構造や開口部が改良され積載しやすくなった
・フリードはシエンタと比べて荷室の使いやすさと積載力で優位性がある
・軽自動車やフィットではゴルフバッグ4つは物理的に難しい
・バッグ5つの積載は可能性はあるが安全性やクラブ破損リスクが高まる
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