シボレーカマロの値段は？新車・中古の価格相場をモデル別に紹介

シボレーカマロの値段について、新車から中古車まで幅広く情報を探しているあなたへ。

この記事では、最新の6代目モデルから、今なお人気の5代目、さらには歴史を感じる旧車の価格相場まで、あらゆる角度からカマロの価格に迫ります。

映画トランスフォーマーに登場する黄色いバンブルビー仕様の値段や、コンバーチブルの新車価格、ハイパフォーマンスなSSや主力グレードLT RSの具体的な価格帯、さらには中古市場での最高額や購入後の維持費まで。

あなたが本当に知りたいシボレーカマロの値段に関する情報を、この記事で掘り下げていきましょう。

記事の要約

現行6代目の新車価格とグレード別の特徴
5代目や旧モデルなど中古車の価格相場
トランスフォーマー仕様など特別なモデルの値段
購入後に必要な年間の維持費の目安

新旧モデルで比較するシボレーカマロの値段
条件で絞り込むシボレーカマロの値段

新旧モデルで比較するシボレーカマロの値段

最新6代目の新車の価格帯
主力グレードLT RS
ハイパフォーマンスなSS
開放的なコンバーチブル
旧車や5代目モデルの中古価格

グレード	エンジン	新車価格（税込）
LT RS	2.0L 直列4気筒ターボ	6,680,000円
SS	6.2L V8	8,180,000円
コンバーチブル	2.0L 直列4気筒ターボ	7,580,000円
ファイナルエディション	6.2L V8	9,400,000円

主力グレードLT RS

カマロの多彩なラインナップの中で、最もバランスの取れた主力グレードが「LT RS」です。このモデルは、最高出力275psを発生する2.0L直列4気筒ターボエンジンを搭載しており、日常的な街乗りでの扱いやすさと、週末のドライブで感じるスポーティーな走りを高次元で両立させています。

言ってしまえば、LT RSは「RS」パッケージが標準で備わっている点も大きな魅力です。これには、アグレッシブな印象を与える専用グリルや20インチの大径ホイール、リアスポイラーなどが含まれ、エントリーモデルでありながら非常にスタイリッシュな外観をしています。

大排気量のV8モデルであるSSと比較すると、絶対的なパワーでは譲るものの、車重が軽く鼻先が軽快なため、ワインディングなどではキビキビとしたハンドリングを楽しめます。

そして何より、自動車税や燃費といった維持費の面で大きなメリットがあるのが最大の特徴です。アメ車らしいマッシブなスタイリングはそのままに、現実的なコストでカマロライフをスタートさせたい方には、まさに最適な選択肢と言えるでしょう。

LT RSはこんな人におすすめ

初めてのアメ車、スタイリッシュなカマロに乗りたい方
街乗りをメインにしつつ、週末には軽快な走りを楽しみたい方
V8のパワーよりも、維持費や燃費性能を重視したい方

中古車市場においてもLT RSは人気が高く、SSに比べて流通量も多いため、幅広い選択肢の中から自分に合った一台を見つけやすいという利点もあります。

価格も手頃なものが多く、初めてカマロを購入する際の入門モデルとして、自信を持っておすすめできます。

ハイパフォーマンスなSS

「SS」は、”Super Sport”の名を冠する、カマロの伝統と魂を色濃く受け継ぐハイパフォーマンスグレードです。

このモデルの心臓部には、最高出力453ps、最大トルク617N・mを発生させる6.2Lという大排気量のV8 OHVエンジンが搭載されており、そのサウンドとパワーはアメリカンマッスルの真骨頂と言えます。

エンジンを始動した瞬間に響き渡る、地を這うような野太いエキゾーストノート。そして、アクセルを少し踏み込むだけで車体を猛然と前へ押し出す暴力的な加速感は、SSでしか味わうことのできない特別な体験です。

この強大なパワーは、クロスレシオに設定された10速オートマチックトランスミッションを介して効率的に後輪へと伝えられ、あらゆる速度域で途切れることのない加速を提供します。

また、そのパワーをしっかりと受け止めるため、足回りも徹底的に強化されています。サーキット走行にも耐えうるBrembo（ブレンボ）製の高性能ブレーキシステムを標準で装備し、確実なストッピングパワーを確保しています。

V8エンジンならではのドロドロとしたアイドリング音から、高回転まで一気に吹け上がる官能的なフィーリングは、一度味わうと本当に病みつきになります。これぞカマロの魅力の核心ですね！

もちろん、その圧倒的なパフォーマンスと引き換えに、自動車税や燃費などの維持費はLT RSよりも格段に高くなります。

しかし、それを補って余りあるほどの運転する楽しさと所有する喜びが、このSSグレードには凝縮されています。純粋な速さとパワー、そして五感を刺激するアメ車らしいフィーリングを心の底から求めるのであれば、SSは最高の車種となるでしょう。

開放的なコンバーチブル

シボレーカマロには、スポーティーなクーペモデルだけでなく、電動開閉式のソフトトップを備えたコンバーチブルモデルも用意されています。

ボタン一つ、わずか十数秒で屋根を開ければ、クーペでは決して味わうことのできない圧倒的な開放感と、ダイレクトに風や光を感じながら走る爽快感を満喫することが可能です。

言ってしまえば、コンバーチブルはカマロの流麗でマッシブなスタイリングを、より一層ドラマチックに際立たせるモデルです。

天気の良い日に海岸線や緑豊かなワインディングロードをオープンで走るシーンは、まさに映画の主人公になったかのような高揚感を与えてくれます。

新車時の価格は同等グレードのクーペモデルよりも高めに設定されていましたが、その差額を支払う価値は十分にあると言えるでしょう。

コンバーチブルモデルの注意点を理解する

しかし、魅力的なコンバーチブルですが、購入前にはいくつか理解しておくべき点もあります。

まず、屋根の開閉機構を持つ構造上、クーペに比べて車体重量が重くなり、ボディ剛性も若干劣る傾向があります。また、素材が幌であるため、高速走行時の静粛性や長期的な耐久性、防犯面ではハードトップのクーペに一歩譲るかもしれません。

さらに、トランクスペースも屋根を収納する機構がある分、クーペより狭くなってしまうため、大きな荷物を積む機会が多い方は注意が必要です。幌の定期的なメンテナンスや、経年劣化による交換費用の可能性も考慮に入れておくと良いでしょう。

これらの点を理解した上で、何物にも代えがたい「オープンエアモータリング」という特別な体験に強い魅力を感じるのであれば、コンバーチブルはあなたのカーライフを間違いなく豊かにしてくれるはずです。

中古市場ではクーペに比べて流通台数が少ないため、コンディションの良い個体を見つけたら、早めに決断することをおすすめします。

旧車や5代目モデルの中古価格

カマロの魅力は、輝かしい最新モデルだけにとどまりません。特に中古車市場で高い人気を維持しているのが、2009年から2015年まで販売された5代目モデルです。

映画「トランスフォーマー」での活躍によってその知名度が一気に高まり、初代カマロを現代的に解釈した、力強くレトロモダンなデザインは今なお多くのファンを魅了し続けています。

5代目カマロの中古価格は、安いものでは200万円台から探すことができ、新車時に比べて格段に手が届きやすい価格帯になっています。

ボリュームゾーンは300万円台で、この予算があれば年式や走行距離、グレードなど、かなり幅広い選択肢の中から状態の良い個体をじっくりと選ぶことが可能です。

特にテールランプのデザインが変更された後期型は人気が高い傾向にあります。

「サメカマ」から4代目まで多様な旧車の世界

さらに古いクラシックな世代に目を向けると、その世界はより深く、多様性に富んでいます。1970年から販売された2代目、通称「サメカマ」は、その名の通りサメを彷彿とさせる低くシャープなフロントマスクが特徴で、現在ではクラシックカーとして非常に高い価値があります。

状態の良いものは価格が高騰しており、500万円から時には1,000万円近い値が付くことも珍しくありません。

また、直線的なデザインが80年代の雰囲気を醸し出す3代目や、流線的なフォルムが特徴の4代目も、それぞれに根強いファンがいます。

これらの世代は200万円前後から探すこともできますが、旧車の購入は車両の状態を正確に見極める専門知識や、部品の入手経路、信頼できるメンテナンス工場の確保が成功のカギとなります。

このように、5代目やそれ以前の旧車モデルは、現行モデルとはまた違った歴史的価値やデザインの魅力で選ぶ楽しみがあります。

自身の好みや予算、そしてメンテナンスにかけられる情熱と相談しながら、どの世代のカマロを選ぶかじっくり検討するのも、この車選びの大きな醍醐味の一つですね。

条件で絞り込むシボレーカマロの値段

中古市場の価格相場をチェック
人気の黄色いボディの価格
トランスフォーマーのバンブルビー仕様
中古市場における最高額は？
購入前に把握しておきたい維持費
あなたに合うシボレーカマロの値段とは

中古市場の価格相場をチェック

シボレーカマロを中古で手に入れようと考えた場合、その価格相場は非常に幅広いレンジに広がっているのが実情です。

これは、年式、走行距離、グレード、ボディカラー、修復歴の有無、そしてカスタムの内容といった、実に多くの要因が複雑に絡み合って一台一台の価格が形成されるためです。

大手中古車情報サイトを調査すると、手頃な価格帯では200万円台前半の5代目初期モデルから見つけることができます。

一方で、新車と見紛うほどの登録済み未使用車や、希少な限定車は800万円、時には1,000万円を超えるプライスが付けられていることもあります。

中古車市場における最も一般的な価格帯は、300万円台から500万円台と言えるでしょう。この予算を確保できれば、5代目の後期型や6代目の初期型など、コンディションと価格のバランスが取れた魅力的な個体を十分に射程圏内に捉えることが可能です。

後悔しない中古車選びの鉄則

中古車選びで最も重要なのは、価格の安さだけで判断しないことです。後悔を避けるためには、以下のポイントを必ずチェックしましょう。

正規ディーラー認定中古車：メーカーの厳しい基準をクリアした高品質な車両が多く、購入後の保証も手厚いため、初心者でも安心感が高い選択肢です。
車両品質評価書：第三者機関が車両の状態を客観的に評価した証明書です。修復歴の有無や内外装の傷の状態が一目でわかるため、購入後のトラブルを未然に防ぐのに役立ちます。
信頼できる販売店の選定：アメ車の販売・整備実績が豊富な専門店や、購入者のレビュー評価が高い販売店を選ぶことも非常に重要です。

これらの情報を総合的に活用し、焦らずじっくりと、あなたが心から納得できる一台を見つけ出すことをおすすめします。

トランスフォーマーのバンブルビー仕様

映画「トランスフォーマー」で大活躍するバンブルビーの姿に憧れ、カマロの購入を強く意識する方は後を絶ちません。劇中に登場するバンブルビーは、鮮やかな黄色いボディにレーシーな黒いストライプが入った特徴的な外観をしており、この仕様を忠実に再現した車両は中古車市場でも花形として扱われ、絶大な人気を誇ります。

市場で「バンブルビー仕様」として販売されている車両の多くは、ノーマルのカマロをベースに、後からカスタムが施されたものです。主なカスタム内容は以下の通りです。

ボンネットやトランクを縦断するブラックストライプのデカール
ブラックアウトされたホイールやエンブレム
トランスフォーマー（オートボット）のエンブレム装着

そのため、これらの車両の価格は、ベースとなるカマロの年式やグレード、走行距離に応じた価格に、一連のカスタム費用が上乗せされた形で設定されます。一概には言えませんが、通常の同等モデルに比べて20万円から50万円ほど高くなるのが一般的な相場観です。

「公式モデル」ではない点に注意が必要

前述の通り、日本市場で流通する「バンブルビー仕様」のほとんどは、販売店や前オーナーが独自にカスタムした車両です。

過去に海外でごく少数の限定車が発売された例はありますが、日本国内でシボレーが公式に「トランスフォーマー・エディション」として常時販売したモデルは基本的に存在しません。

そのため、購入を検討する際は、ストライプの貼り方や塗装のクオリティなど、カスタムの質を自身の目でしっかりと確認することが何よりも重要になります。

自分で一からパーツを集めてカスタムする手間と費用を考えると、すでに完成された「バンブルビー仕様」の中古車を購入する方が、結果的に安く、そして早く夢を実現できる場合も多いです。

トランスフォーマーファンにとっては、まさに理想の一台と言えるでしょう。

中古市場における最高額は？

一般的な中古車とは一線を画す、カマロの最高額帯にはどのようなモデルが存在するのでしょうか。その答えは、主に「圧倒的なパフォーマンス」と「絶対的な希少性」という2つのキーワードに集約されます。

まず、パフォーマンスの頂点に君臨するのが、サーキットでの速さを徹底的に追求した究極のグレードです。

代表的なモデルが、6.2L V8スーパーチャージドエンジンを搭載し650馬力を発生する「ZL1」、特にそのサーキット向けパッケージである「ZL1 1LE」です。

これらは正規輸入されなかったため、専門の輸入業者が日本に持ち込んだ非常に希少な個体であり、中古市場では1,300万円から1,500万円以上という、もはやスーパーカーの領域の価格で取引されています。

もう一つの軸である希少性では、生産台数が極端に少ない公式の限定車や、歴史を締めくくる最終モデルが該当します。例えば、6代目の最後に日本国内50台限定で販売された「ファイナルエディション」は、その希少価値から、将来的に新車価格を上回るプレミア価格が付く可能性を秘めています。

コンディションも価格を大きく左右する

もちろん、モデルの希少性だけでなく、その車体のコンディションも最高額を決定する重要な要素です。

年式が比較的新しくても、走行距離が数千キロといった、まるで時が止まったかのような極上コンディションの車両も高額になります。

いわゆる「登録済み未使用車」や、コレクターが大切に保管してきたような車体は、希少グレードでなくとも驚くような価格で取引されることがあります。

このように、カマロの最高額は、そのモデルが持つ特別なストーリー、性能、そしてコンディションによって決まるのです。

購入前に把握しておきたい維持費

憧れのカマロとのカーライフを実現する上で、車両本体価格と同じくらい冷静に計画しておくべきなのが、購入後に毎年かかってくる維持費です。

「アメ車は維持費が高い」という漠然としたイメージがあるかもしれませんが、具体的な内訳を事前に把握しておけば、決して不可能なハードルではありません。

カマロの主な年間維持費は、自動車税、自動車重量税、自賠責保険、任意保険料、ガソリン代、そして定期的なメンテナンス費用です。この中で特にモデルによる差が大きく、計画を左右するのが、エンジン排気量で決まる自動車税です。

モデル別・年間維持費シミュレーション（目安）

費用項目	LT RS (2.0L)	SS (6.2L V8)
自動車税	39,500円	110,000円
任意保険料	約80,000円	約120,000円
ガソリン代	約150,000円	約250,000円
メンテナンス費用	約50,000円	約80,000円
合計（目安）	約319,500円	約560,000円

※任意保険は20等級・ゴールド免許、ガソリン代は年間8,000km走行で計算した場合の概算です。

ご覧の通り、LT RSとSSでは年間で24万円以上もの差が生じる可能性があります。これは主に自動車税と、車両保険料が高くなるSSの任意保険料、そして燃費の違いによるものです。

また、カマロは前後で異なるサイズの大径タイヤを装着しているため、タイヤ交換時には20万円以上のまとまった出費が必要になることも覚悟しておくべきです。

これらの費用を総合すると、年間の維持費はLT RSで最低でも30万円前後、SSになると50万円以上を見ておくと、急な出費にも慌てず、安心してカマロとの生活を楽しむことができるでしょう。

決して安い金額ではありませんが、この素晴らしい車を所有する対価として、計画的に準備することが大切です。

あなたに合うシボレーカマロの値段とは

ここまで、シボレーカマロの値段について、新車から中古車、現行モデルから歴史的な旧車まで、様々な角度から深く掘り下げて解説してきました。

あなたが理想とするカマロ像と、それに見合う値段のイメージが、より具体的になったのではないでしょうか。最後に、この記事の重要なポイントをまとめてみましょう。

現行6代目カマロの国内新車販売は2024年をもって終了した
最終モデルの新車価格は約670万円から940万円の価格帯だった
主力グレードのLT RSは維持費と走行性能のバランスに優れる
ハイパフォーマンスなSSは6.2L V8エンジンによる圧倒的なパワーが真骨頂
コンバーチブルは開放感が魅力だがクーペより高価で希少
中古車市場で最も人気が高いのはデザインに優れた5代目モデル
5代目カマロは200万円台から探すことができ選択肢も豊富
2代目「サメカマ」などの旧車はコレクターズアイテムとして価格が高騰中
中古車の価格は年式、走行距離、グレード、状態で大きく変動する
人気の黄色いボディカラーはバンブルビーの影響で中古市場でも高値傾向
トランスフォーマー仕様の多くはファンによるカスタム車両が中心
中古市場での最高額はZL1などの希少なハイパフォーマンスモデル
ZL1などの特殊モデルは1,000万円を超えるスーパーカー級の価格帯
年間の維持費はLT RSで約30万円、SSでは約50万円以上が目安
維持費の大きな差は排気量で決まる自動車税によるもの
後悔しない中古車選びは認定中古車や品質評価書付きが鍵となる

これらの情報を基に、ご自身の予算やライフスタイル、そしてカマロという車に何を一番求めるのかをじっくりと考え、照らし合わせることが重要です。

ぜひ、あなたにとって最高のパートナーとなる、理想の一台を見つけてください。

新旧モデルで比較するシボレー カマロの値段

最新6代目の新車の価格帯

2023年モデルの新車価格（参考）