家族での移動やレジャーにぴったりなミニバンとして高い人気を誇るステップワゴン五代目。
本記事ではステップワゴンの五代目について検索している方に向けて、このモデルが何年に登場したモデルなのか?という基本情報から、前期と後期モデルの違いとは何か、さらに人気のスパーダとの違いと特徴を比較しながら詳しくご紹介します。
注目すべきはそのミドルサイズミニバンとしての車体サイズと、都市部でも扱いやすい最小回転半径は他車と比べてどうかという点。特に8人乗り仕様の使い勝手とはどんな場面で便利なのか、実用性の高さにも焦点を当てます。
また、数あるグレードの中から自分に合う仕様を選ぶためにグレードの違いと選び方のポイントを整理し、後期モデルはいつから販売されたのかについても明確にします。
購入や買い替えを検討中の方にとって、きっと役立つ一記事になります。
・ステップワゴン 五 代目の登場時期やモデルチェンジの流れ
・前期・後期モデルやスパーダとの違いと特徴
・ミドルサイズミニバンとしての車体サイズや回転半径の扱いやすさ
・グレードや中古価格、燃費・口コミなど購入時に役立つ情報
ステップワゴン五代目の魅力と基本情報

・何年に登場したモデルなのか?
・前期と後期モデルの違いとは
・スパーダとの違いと特徴を比較
・ミドルサイズミニバンとしての車体サイズ
・最小回転半径は他車と比べてどうか
・8人乗り仕様の使い勝手とは
何年に登場したモデルなのか?
ホンダ・ステップワゴン五代目は、2015年4月に登場しました。
これは、1996年に初代がデビューして以来、約20年の進化を経て誕生したモデルです。ステップワゴンは常に“家族のためのミニバン”として進化してきましたが、五代目はその流れを汲みつつも、大きな変革が加えられた世代といえます。
特に注目すべきは、1.5L直噴VTECターボエンジンの採用です。
これは従来の2.0L自然吸気エンジンからダウンサイジングされたもので、燃費性能と走行性能の両立を実現する狙いがありました。ターボエンジンの搭載によって、街乗りはもちろん、高速道路での加速感も高評価を得ています。
こうした技術革新は、ファミリー層だけでなく、幅広いドライバーにとって魅力的な要素となっています。
また、登場当初から「わくわくゲート」と呼ばれる横開きと縦開きを両立したリアゲートを採用した点も特徴的でした。これは、限られたスペースでも荷物の出し入れがしやすくなるよう設計されたホンダ独自のアイデアであり、実用性の高さが話題になりました。
その後、2017年9月にはマイナーチェンジが実施され、後期モデルへと進化します。
このように、2015年から2021年まで販売されたステップワゴン五代目は、約6年にわたり多くのユーザーに親しまれてきたモデルです。時代の変化に合わせて安全性や快適性が見直されてきた点でも、注目に値する一台といえるでしょう。
前期と後期モデルの違いとは
ステップワゴン五代目には「前期モデル」と「後期モデル」の2つの仕様が存在します。
前期モデルは2015年4月から発売され、後期モデルは2017年9月にマイナーチェンジを経て登場しました。外観デザインの変更や装備の充実度などが主な違いとなっており、購入時にはこの差を理解しておくことが重要です。
まず外観についてですが、後期型ではフロントグリルやバンパー形状が刷新され、よりシャープで力強い印象になっています。これにより、全体的に高級感が増したという評価を受けています。ライト類もLED化が進み、視認性だけでなくデザイン性も向上しています。
内装面では、細部にわたって質感が向上し、より快適な室内空間が実現されています。
シート表皮の素材やカラー展開にも変更があり、ライフスタイルに合わせて選びやすくなった点も魅力です。また、インフォテインメントシステムも後期型では改良され、より直感的な操作が可能になりました。
安全性能も大きな進化を遂げています。
後期型には「ホンダセンシング」が標準装備され、衝突軽減ブレーキ、アダプティブクルーズコントロール、車線維持支援システムなどが搭載されました。これらは運転支援だけでなく、事故防止にも寄与するため、ファミリー層にとっては非常にありがたい装備です。
このように前期と後期では、見た目だけでなく機能面でも確かな進化があることがわかります。中古で購入を検討している方は、どちらのモデルが自身のニーズに合っているかを見極めることが大切です。
スパーダとの違いと特徴を比較

ステップワゴン五代目には、標準モデルのほかに「スパーダ」という上級グレードが設定されています。このスパーダは、よりスタイリッシュなデザインと高級感のある装備を求める層に向けた仕様となっており、明確な差別化がなされています。
外観においては、スパーダの方が精悍なデザインとなっており、フロントグリルにはメッキパーツがふんだんに使われています。エアロパーツや専用ホイールが装備されていることもあり、街中での存在感は一段と際立ちます。
標準モデルと並べて比較すると、その違いは一目瞭然です。
内装面でも差があります。スパーダは、ダーク系の落ち着いたカラーリングが採用されており、インテリア全体がより上質な雰囲気を醸し出しています。シート素材も上位仕様が用意されており、快適性が高められています。
さらに、装備面でもスパーダは充実しており、パドルシフトやLEDライティング、先進のインフォテインメント機能などが標準で搭載されています。
一方で、スパーダは装備が豪華であるぶん、価格もやや高めに設定されています。
そのため、「最低限の装備で十分」と考える方には標準モデルの方がコストパフォーマンスに優れているかもしれません。また、スパーダの方が車体重量がやや増える傾向があるため、燃費にも若干の差が生じる場合があります。
このように、スパーダはスタイル重視かつ装備充実派向け、標準モデルは実用性重視の方に向いているといえるでしょう。選ぶ際は、自分のライフスタイルと予算を考慮することが大切です。
ミドルサイズミニバンとしての車体サイズ
ステップワゴン五代目は「ミドルサイズミニバン」に分類されるモデルで、日常使いとファミリーカーとしての実用性を両立する絶妙なサイズ感が魅力です。
車体のサイズは、全長4,690mm、全幅1,695mm、全高1,840〜1,855mm(グレードと駆動方式による)となっており、多くの一般的な駐車場にも収まるサイズであることがポイントです。
このサイズ感は、都市部での取り回しの良さと、郊外でのロングドライブにおける快適性のバランスがとれています。
特に最小回転半径は5.4mと比較的小さく、狭い道路やUターン時にもストレスを感じにくい設計となっています。トヨタ・ノアや日産・セレナなどの競合モデルと比較しても、扱いやすさの面では高い評価を受けています。
項目 | 内容 |
---|---|
車両分類 | ミドルサイズミニバン |
全長 | 約4,690mm |
全幅 | 約1,695mm |
全高 | 約1,840〜1,855mm(※グレード・駆動方式による) |
最小回転半径 | 5.4m(取り回しが良く、狭い道やUターンも容易) |
室内長 | 約3,220mm |
室内幅 | 約1,500mm |
室内高 | 約1,425mm |
室内空間の特徴 | 8人乗りでもゆとりがあり、ロングドライブやファミリーユースに最適 |
荷室の使い勝手 | 3列目シート収納時に広大な荷室を確保、旅行・アウトドア用品・自転車も積載可能 |
都市部での利便性 | 標準的な駐車場に収まるサイズ感で、都市部でも比較的停めやすい |
注意点 | 車体サイズにより、運転初心者や都市部の立体駐車場・狭小コインパーキングでは注意が必要 |
室内空間についても、ミニバンらしい広さが確保されています。
室内長は3,220mm、幅は1,500mm、高さは1,425mmと、8人乗りでも快適に過ごせる設計です。特に3列目シートを収納した際の荷室の使い勝手は非常に優れており、旅行時の荷物や自転車などもラクに積むことができます。
ただし、車体がある程度大きいため、運転に不慣れな方にとっては最初はやや圧迫感を感じることがあるかもしれません。特に都市部の狭いコインパーキングや立体駐車場などでは注意が必要です。
それでも、多くのミドルサイズミニバンの中でも、ステップワゴン五代目の車体設計は実用性に優れており、特にファミリー層にとっては非常にバランスのとれた選択肢となるでしょう。サイズ感に迷ったら、まずはステップワゴンを基準に考えてみることをおすすめします。
最小回転半径は他車と比べてどうか

車の取り回しのしやすさを語る上で欠かせないのが「最小回転半径」です。
これは、ハンドルを最大に切った状態で車が旋回する際に必要となるスペースの半径を示しており、数値が小さいほど小回りが利くとされています。
ステップワゴン五代目の最小回転半径は5.4m。この数値は、同じミドルサイズミニバンであるトヨタ・ノア(5.5m)、日産・セレナ(5.5m)と比較しても優れており、わずかな差とはいえ、日常使いにおいては明確なアドバンテージとなります。
例えば、狭い住宅街の交差点やコンビニの駐車場など、限られたスペースでの切り返し回数を減らせるのは運転者にとって大きなメリットです。特に運転初心者や、日々の送り迎えで何度も駐車をする必要がある家庭では、その効果を実感する場面が多くなります。
また、最小回転半径が小さいとUターンや車庫入れもスムーズに行えるため、ストレスの軽減にもつながります。これはミニバンのような比較的大きな車では特に重要な要素です。ボディサイズが大きくなればなるほど、小回り性能は扱いやすさに直結します。
このように、ステップワゴン五代目はミニバンの中でも小回り性能が高く、特に都市部での利便性に優れた設計となっています。車体サイズに対する不安を持つ方にもおすすめしやすい理由の一つです。
8人乗り仕様の使い勝手とは
ステップワゴン五代目には、家族連れを意識した8人乗り仕様が用意されています。
この8人乗りモデルは、3列シートの構成で2-3-3の座席レイアウトを採用しており、多人数での移動に非常に適しています。特に、3列目シートが独立しており、必要に応じてフルフラット化や収納が可能な点が大きな魅力です。
一方で、8人乗りと聞くと「窮屈なのでは?」という不安を抱く方もいるかもしれません。
ですが、ステップワゴン五代目の室内長は3,220mmと非常に広く、2列目・3列目の足元スペースにもゆとりがあります。これにより、大人が3列目に乗っても苦しくない程度の快適性が保たれています。
また、シートのアレンジ性も非常に高いため、乗車人数や荷物量に応じて柔軟に対応できるのが特徴です。3列目シートは床下に収納できる構造になっており、大きな荷物を積む場合にも便利です。
この点は他のミニバンと比較しても優れており、キャンプや旅行など多様なシーンで活躍してくれるでしょう。
ただし、定員いっぱいに乗車した場合は荷室スペースが制限されるというデメリットもあります。
そのため、長距離移動では屋根にルーフボックスを追加するなど、工夫が必要になる場合もあるでしょう。とはいえ、8人乗り仕様がもたらす利便性は日常的にも旅行時にも非常に大きく、多人数家庭にはぴったりの選択肢です。
ステップワゴン五代目の選び方と中古車事情

・グレードの違いと選び方のポイント
・後期モデルはいつから販売されたのか
・燃費性能はファミリーカーとして十分か
・中古価格と相場の推移
・評価・口コミから見るユーザー満足度
・「旧型のほうが良い」と言われる理由とは
グレードの違いと選び方のポイント
ステップワゴン五代目には複数のグレードが用意されており、購入時にはその違いをしっかり把握しておく必要があります。
大きく分けると「B」「G」「G・EX」といった基本グレードに加え、「スパーダ」系統の上位グレードが存在します。それぞれに特徴があり、装備や価格のバランスを見ながら選ぶことが求められます。
例えば、ベースグレードの「B」は価格を抑えつつも、基本的な快適性や安全性を確保したエントリーモデルです。一方、「G」や「G・EX」は装備がより充実しており、ナビやスライドドアの電動化など日常的な使いやすさが向上しています。
ファミリーカーとして活用するのであれば、快適装備が多い「G・EX」以上のグレードがおすすめです。
また、スポーティな外観や上質な内装を求めるなら「スパーダ」シリーズが候補に上がります。
スパーダは外装デザインが専用設計となっており、メッキパーツやエアロバンパーが装備されているため、より洗練された印象を与えます。加えて、インテリアにはブラック基調のシートや高級感のある加飾が施され、上質な空間を提供してくれます。
選び方のポイントとしては、予算と使用目的のバランスを取ることが重要です。通勤や買い物メインであれば「G」グレードでも十分満足できるでしょう。しかし、長距離移動や旅行など多用途に使いたいなら、上位グレードやスパーダを選ぶことで後悔が少なくなります。
このように、ステップワゴン五代目のグレード選びには、自身のライフスタイルや使用頻度をしっかり考慮することが大切です。
後期モデルはいつから販売されたのか

ステップワゴン五代目の後期モデルは、2017年9月にマイナーチェンジを受けて登場しました。
これは2015年にデビューした前期モデルから約2年半後のことです。後期モデルではデザインや安全装備、インテリアの質感に大きな変更が加えられており、実質的には新モデルに近い進化を遂げています。
まず大きな変化として挙げられるのがフロントフェイスの刷新です。
グリルやバンパーのデザインが変更され、より力強く、シャープな印象を持たせたスタイルへと生まれ変わりました。この変更によって、ファミリー向けながらもスタイリッシュさを兼ね備えた一台へとイメージチェンジしています。
装備面では、ホンダの先進運転支援システム「Honda SENSING」が全グレードに標準装備となった点が大きなポイントです。
これには衝突軽減ブレーキや車線維持支援システム、前車追従機能付きクルーズコントロールなどが含まれており、安全性を大きく引き上げました。これは子どもを乗せて日常的に使うファミリーカーとしては、非常に心強い要素です。
さらに、内装の質感向上も見逃せません。シート素材の見直しやカラーバリエーションの拡充により、より快適な室内空間が提供されるようになりました。また、インフォテインメントシステムも改善され、使い勝手が向上しています。
このように、2017年9月から販売された後期モデルは、単なるマイナーチェンジを超えた内容となっており、今から中古でステップワゴン五代目を検討している方にとって、後期型は非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
購入時には「後期モデルかどうか」を一つの基準として考えると、より満足度の高い車選びができるはずです。
燃費性能はファミリーカーとして十分か
ステップワゴン五代目の燃費性能は、ファミリーカーとしての日常利用において十分な水準にあります。
特に注目すべきは、1.5リッター直噴VTECターボエンジンを搭載している点です。
これは、ミニバンの中でも比較的珍しい仕様で、排気量を抑えながらも力強い走行性能と燃費効率を両立しています。ターボエンジンと聞くと燃費が悪いイメージを持つ方もいるかもしれませんが、近年の技術進化によってそのデメリットはかなり解消されています。
実際の燃費は、WLTCモードで13.0km/L前後。街乗りが中心の使い方ではやや低下する傾向はありますが、高速道路を多く走行する家庭には、かなり現実的な数値と言えるでしょう。また、CVT(無段変速機)の採用により、スムーズな加速と回転数の最適制御が実現され、効率的な燃費を支えています。
ただし、同クラスのハイブリッドミニバンと比べると、燃費面ではやや劣る部分もあります。例えば、トヨタ・ノアや日産・セレナのハイブリッドモデルは15km/L以上の数値を記録しており、年間走行距離が多い家庭には燃料費の差が生じる可能性もあります。
とはいえ、ステップワゴン五代目はハイブリッド車ほどの初期費用がかからないため、トータルコストで見ればバランスの良い選択肢です。
さらに、ターボ車ならではの力強い走行性能は、山道や荷物を多く積んだ状態での運転でもストレスを感じさせません。この点は、ファミリーカーとして安全かつ快適な走行を求めるユーザーにとって、見逃せないポイントとなるでしょう。
中古価格と相場の推移

ステップワゴン五代目の中古市場における価格帯は、年式や走行距離、グレードによって幅広く設定されています。
特に後期モデルの人気が高く、相場は高値安定傾向にあります。2025年現在、中古車サイトなどを調べると、2017年以降の後期型モデルでは120〜180万円前後の価格帯が多く見られます。一方、2015〜2016年式の前期型であれば、100万円前後からの購入も可能です。
このような価格差は、単に年式の違いだけではなく、先進安全装備や内外装の質感など、装備面の差にも起因しています。特に「Honda SENSING」搭載の後期モデルは、安全性を重視するユーザーにとって魅力が大きいため、中古市場でも評価が高く価格が下がりにくい傾向にあります。
また、グレードごとにも相場に違いがあり、装備が充実している「G・EX」や「スパーダ」系は比較的高めです。反対に、ベースグレードである「B」は価格が抑えられているため、コストを重視する人には選びやすいモデルと言えます。
中古市場全体を見ると、燃費や走行性能に対する高評価、内装の広さなどの要素が相まって、ステップワゴン五代目は安定した需要を維持しています。特にファミリー層からの支持が根強く、状態の良い車両は早めに売れてしまう傾向があります。
したがって、希望の仕様や価格帯に合った一台を見つけた場合は、早めの決断が望ましいでしょう。
価格推移としては、今後徐々に下落傾向にあると予測されますが、安全装備やターボエンジンといった特徴を備えた後期型は、一定の価格を維持し続けると考えられます。
評価・口コミから見るユーザー満足度
ステップワゴン五代目に関するユーザーの評価や口コミは、全体的に高水準を保っています。
特に多くの利用者が口をそろえて評価するのが「室内空間の広さ」と「使い勝手の良さ」です。ミドルサイズながら3列シートをゆったり使える設計になっており、ファミリーカーとしての実用性は申し分ありません。
2列目・3列目の足元空間や天井の高さに満足する声が非常に多く見受けられます。
また、ステップワゴン独自の「わくわくゲート」への評価も目立ちます。この縦開きと横開きの両方に対応したリアゲートは、狭い駐車場での荷物の積み下ろし時に大変便利で、実際に使用してみて初めてその利便性に気づく人も多いようです。
加えて、フルフラットにできるシートアレンジや床下収納も高く評価されており、レジャーや旅行など幅広いシーンで活躍しているようです。
一方で、「ターボ車であるため発進時の加速がやや敏感」という声や、「内装の素材感に高級感がやや欠ける」といった意見も少なからず存在します。これはあくまで他の高級ミニバンと比較した場合の話であり、価格帯を考慮すれば十分に納得できる範囲です。
さらに、燃費に関しても概ね良好な評価が見られます。
特に高速道路での燃費性能に満足しているユーザーが多く、CVTのスムーズな変速も走行中の快適さを引き上げています。総じて「コストパフォーマンスが非常に高い」「家族持ちには最適な一台」との評価が多く、長期間乗っても不満が出にくい車種だと言えるでしょう。
「旧型のほうが良い」と言われる理由とは
「旧型のほうが良い」という声は、車を乗り継いだ経験があるユーザーほど口にしがちな意見です。ステップワゴン五代目に対しても、そのような声が一部で見受けられます。では、なぜそういった意見が出るのでしょうか。
背景には、デザインや装備の進化とは裏腹に、使い勝手や操作性の面での「慣れ」が影響していることが多いです。
まず一つ目の理由は、四代目までに採用されていた「自然吸気エンジン」と比較したときの走行フィーリングの違いです。
五代目は1.5Lのダウンサイジングターボエンジンを採用しており、加速感が鋭く、アクセルの踏み加減に敏感な印象を受けることがあります。これが「旧型のほうが扱いやすかった」と感じる理由の一つになっています。
また、操作系統やインパネ周りのレイアウトが変更されたことにより、以前のモデルに慣れていた人にとっては「使いにくい」と感じられるケースもあります。特にカーナビやエアコン操作パネルのデザイン変更により、視認性や操作性が微妙に異なる点が、好みに合わないと評価されることがあります。
もう一つの理由としては、旧型の内外装デザインを好むユーザーの存在です。
車のデザインは個人の感性による部分が大きいため、五代目のシャープで現代的なフロントマスクよりも、四代目までの丸みを帯びた柔らかいデザインを支持する声があるのです。
ただし、これはあくまで一部の意見であり、総合的な性能や快適性、安全性においては五代目が大幅に進化しています。そのため、「旧型のほうが良い」と感じるのは、過去モデルに対する愛着や習慣によるものであることが多いといえます。
新型を検討する際は、こうした背景も理解した上で、自分にとって何を重視するかを明確にすることが大切です。
まとめ:ステップワゴンの五代目について

・ステップワゴン五代目は2015年4月に登場
・約20年の進化を経て誕生したファミリー向けミニバン
・1.5L直噴VTECターボエンジンを初採用
・「わくわくゲート」により利便性が向上
・2017年9月にマイナーチェンジで後期モデルが登場
・後期型はフロントデザインやライト類が刷新
・ホンダセンシングが後期モデルから全車標準装備
・スパーダは上級志向の専用デザインと装備を持つ
・室内空間は8人乗りでも快適な広さを確保
・最小回転半径は5.4mでライバル車よりも小回りが利く
・ミドルサイズミニバンとして都市部でも扱いやすいサイズ感
・中古価格は後期モデルが高値安定で人気
・実燃費は13km/L前後とバランスが良い
・利用者の満足度は室内の使い勝手や走行性能に集まっている
・旧型の走行感やデザインを好む声も一部存在
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