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アコード2代目の中古価値と選び方・歴代モデルとの違い解説

アコード2代目の魅力と仕様を徹底解説
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この記事では、ホンダアコード 2代目の進化や仕様、そして他世代との違いまで、初めての方にも分かりやすく徹底的に解説します。初代から受け継いだ設計思想をどのように昇華させたのか、「ホンダアコード2代目の特徴と仕様」を通してその本質に迫ります。

加えて、クーペモデルに見るスポーティな魅力や、ワゴン仕様がどのような背景から誕生したのかといった興味深いトピックも網羅。さらに、近年再注目されている理由やエアロデッキという個性派モデルの立ち位置についても紹介します。

3代目・4代目との比較や歴代アコードの中での評価、ワゴン2代目の内装と燃費性能にも触れ、ユーザー視点で「アコード2代目」を多角的に評価。

カスタムベースとしての人気度や、中古で選ぶコツ、5代目以降との走行性能の違いまで、読むほどに“今なぜ2代目なのか”がわかってくる構成になっています。続きを読めば、あなたの疑問はきっと解消されるはずです。

記事の要約

・アコード 2 代目の進化ポイント
・クーペやエアロデッキなどの派生モデルの特徴
・中古車市場での価値や選び方
・他世代アコードとの走行性能や装備の違い

アコード2代目の魅力と仕様を徹底解説

アコード2代目の魅力と仕様を徹底解説
Carlife・イメージ

・初代からの進化ポイントとは
・ホンダアコード2代目の特徴と仕様
・クーペモデルに見るスポーティな魅力
・ワゴン仕様の登場とその背景
・中古で注目される理由とは
・エアロデッキの立ち位置

初代からの進化ポイントとは

ホンダアコード2代目は、1976年に登場した初代モデルのコンセプトを受け継ぎながらも、大きな進化を遂げたモデルとして知られています。

初代が打ち出した「ヒューマン・カー」という考え方を土台に、2代目ではより広い室内空間の確保や、快適性の向上、そして機能性の充実が図られました。特に注目したいのは、全長が拡大されたことによって後席の居住性が改善された点です。

これは、日常使いのファミリーカーとしての役割をより強調する進化だったといえます。

また、燃費性能の改善にも力が入れられました。当時の日本では排出ガス規制が段階的に厳しくなっていたこともあり、CVCC-IIエンジンの搭載は時代の要請に応えた技術革新の一つでした。

このエンジンは燃費と排ガス浄化性能を両立させながら、扱いやすい中低速域のトルクを確保しています。つまり、都市部での運転においてもストレスが少なく、運転初心者にも優しい性能といえるのです。

一方で、足回りにも手が加えられ、当時としては先進的だった四輪独立懸架のサスペンションを引き継ぎつつ、セッティングが見直されました。これにより乗り心地と操縦安定性のバランスがさらに向上し、長距離ドライブでも疲れにくい設計になっています。

このように2代目アコードは、単なるモデルチェンジではなく、ユーザーにとっての「快適さ」や「安心感」を具体的な機能として進化させた点が大きな特徴です。

ホンダアコード2代目の特徴と仕様

ホンダアコード2代目の特徴と仕様
Carlife・イメージ

ホンダアコード2代目の最大の魅力は、その設計思想にあります。「独創のワールド・クオリティ・カー」を掲げ、1981年に登場したこのモデルは、まさに世界を見据えた設計と仕様で構成されていました。

ボディサイズは日本国内だけでなく、アメリカ市場も視野に入れた広めの設定となっており、特にサルーン(セダン)モデルでは4,410mmという全長が与えられ、当時としては大型セダンに分類されるサイズ感でした。

搭載されたエンジンはCVCC-II方式を採用したOHCエンジンで、1600ccと1750ccの2種類が設定されています。燃費性能と排出ガス浄化のバランスを取るためのホンダ独自の技術が投入されており、環境性能の面でも先進的でした。

また、最大出力は90~97PSと控えめですが、実用域でのトルク特性が優れており、街中での扱いやすさが高評価を得ました。

ホンダアコード(2代目・1981〜1985年)の特徴

項目内容
モデル名ホンダ アコード(2代目)
発売年1981年〜1985年
設計コンセプト独創の「ワールド・クオリティ・カー」
ボディタイプセダン(サルーン)、ハッチバック
全長(セダン)約4,410mm(大型セダンに分類)
エンジン種別CVCC-II OHCエンジン
排気量バリエーション1600cc/1750cc
最高出力90〜97PS
特性実用域での高トルク性能・扱いやすさ重視
燃費・環境性能CVCC-IIによる排ガス浄化と燃費の両立
主な装備クルーズコントロール、オートレベリングサスペンション
電子制御技術各種快適装備にエレクトロニクス導入
市場展開日本国内+アメリカ市場を視野に設計
総合評価実用性と先進性を兼ね備えたワールドモデル

さらに、快適装備も充実しています。クルーズコントロールやオートレベリングサスペンションなど、当時としては非常に珍しい先進機能を搭載。これにより、長距離ドライブ時の快適性が格段に高まりました。

加えて、エレクトロニクスの導入が積極的に進められたことも2代目アコードの大きな特徴であり、実用性と先進性を両立した点が多くのユーザーの支持を得た理由です。

このように、ホンダアコード2代目は単なる輸送手段としてのクルマではなく、移動の質そのものを変える提案を行った一台であり、現在のホンダ車に通じる設計思想の源流といえる存在です。

クーペモデルに見るスポーティな魅力

ホンダアコード2代目には、セダンやハッチバックに加え、クーペモデルも存在しました。このクーペは、単にスタイルが異なるだけでなく、走行性能やデザイン面でも「走る楽しさ」を意識した設計が特徴です。

特に、ボディサイズがセダンに比べてややコンパクトであるため、軽快なハンドリングが可能となり、街中やワインディングロードでの運転が楽しく感じられる構造となっていました。

見た目の面でも、異型ヘッドライトやスポーティなバンパーデザインが採用され、他のグレードとは一線を画す存在感を放っていました。

これにより、ファミリーカーというイメージの強いアコードシリーズに、若年層やスポーツ志向のユーザーを取り込むきっかけとなりました。内装においても、セミバケットタイプのシートや本革巻きステアリングなど、ドライビングプレジャーを意識した装備が多数見られます。

もちろん、動力性能もクーペらしく調整されています。エンジンは1750ccモデルを中心に構成され、97PSという出力に加え、軽量なボディと相まってアクセルレスポンスが良好です。加速時のフィーリングも滑らかで、当時のライバル車と比べても遜色のない走行性能を発揮しました。

ただし、実用性という面ではセダンやハッチバックに劣る部分もあります。

後部座席の乗降性や荷室の広さは限定的で、あくまで2人乗り中心の使い方に向いたモデルといえるでしょう。したがって、アコードの中でもクーペを選ぶ際には、そのスタイルや走行性能に価値を見出せるかどうかがポイントになります。

ワゴン仕様の登場とその背景

ワゴン仕様の登場とその背景
Carlife・イメージ

アコード2代目には正式な「ワゴン」仕様は存在しませんが、その後の派生モデルや次世代への伏線として、ワゴン的要素を持つ設計思想が徐々に形になり始めていた時代でもあります。この背景には、当時の市場ニーズとホンダの世界戦略が深く関係しています。

特に北米市場では、セダンに次いでワゴンタイプの人気が高まりつつありました。

ホンダはこうした動きを敏感に察知し、2代目以降のアコードにおいては、ワゴンスタイルを意識したボディデザインやパッケージングを徐々に展開していきます。

後に登場する「アコードワゴン」の源流は、まさにこの2代目での市場観察と技術蓄積の成果であり、当時のホンダの先見性がうかがえる部分です。

また、2代目アコードにはハッチバックモデルも存在し、これはワゴン的な使い勝手を求めるユーザーにとって魅力的な選択肢となっていました。後部ハッチの開口部が広く、荷物の積載性に優れていたことから、アウトドアや家族での長距離移動などに対応する実用性がありました。

このような背景から考えると、2代目アコードはワゴン誕生への「橋渡し役」として重要なポジションにあったといえるでしょう。そして後年、正式なワゴンモデルが登場した際には、既に市場からの需要が形成されており、スムーズな展開が可能となったのです。

前述のように、2代目アコードが担った役割は、単なる乗用車の一形態を超えた「生活の道具」としての価値の再定義であったとも言えます。

中古で注目される理由とは

2代目アコードが中古市場で注目される背景には、いくつかの明確な要素が存在します。まず第一に挙げられるのが、その希少性です。

1980年代前半に販売されていた2代目アコードは、すでに生産終了から40年以上が経過しており、現存する個体が非常に限られています。希少性は中古車市場において大きな価値となり、特にクラシックカーを求める層や旧車ファンにとってはコレクターズアイテムのひとつとされています。

また、当時の日本車としては珍しく、海外市場を見据えた設計がされていたことも魅力の一つです。輸出仕様や左ハンドルモデルも存在しており、北米をはじめとした海外のホンダファンからも根強い人気を誇っています。

これにより、日本国内で状態の良い個体が海外バイヤーによって買い取られ、さらに市場価格が高騰するという現象も起きています。

一方で、整備性の高さやシンプルな構造も評価されています。2代目アコードは、現代の車両と比べて電子制御系が少ないため、メンテナンスや部品交換が比較的しやすく、旧車初心者にも扱いやすいという利点があります。

しかも当時のホンダ車は品質管理が徹底されていたため、今なお元気に走行できる車両も少なくありません。

中古市場で注目されるのは単に年式の古さだけではなく、「その時代のホンダらしさ」が詰まった1台だからこそです。美しいプロポーション、扱いやすいパワートレイン、そしてどこか懐かしさを感じる操作感。

それらすべてが、2代目アコードを“あえて今”選ぶ価値として、多くの中古車ファンを惹きつけているのです。

エアロデッキの立ち位置

エアロデッキの立ち位置
Carlife・イメージ

「アコードエアロデッキ」は2代目アコードの派生モデルとして、独自の立ち位置を築いていました。これは3ドアのシューティングブレーク風ボディを持ち、リトラクタブルヘッドライトを採用した斬新な外観が特徴です。

日本国内よりもむしろ海外で高い評価を受けたモデルであり、北米や欧州市場では「アコードの個性派モデル」として一定の人気を博しました。

そもそもエアロデッキという名称からもわかるように、当時のホンダは単なるハッチバックではなく、より流麗なフォルムと空力性能を両立させた上級志向のクルマを意図していたことが読み取れます。

実際、他のアコード派生モデルとは異なり、スポーティな外装と実用性を両立した独自のパッケージングは、特定のファン層に根強い支持を得ていました。

このようなコンセプトは、のちの「アコードワゴン」や「ツアラー」にも影響を与えたと言えるでしょう。特に空間効率とデザイン性のバランスを重視する欧州市場においては、アコードエアロデッキのようなモデルは非常に重要な意味を持っていたのです。

ただし、販売台数としてはセダンやハッチバックよりも限定的であったため、国内では幻の存在とも言われることがあります。中古市場でも状態の良いエアロデッキは希少であり、価格も高騰傾向にあります。

もしかすると、一般の人にはあまり知られていない“通好み”のモデルかもしれません。

そのため、「ホンダ車の個性派」として2代目アコードを語る際には、エアロデッキの存在は決して外すことのできない一台であることは間違いありません。

アコード2代目と他世代モデルの違い

アコード2代目と他世代モデルの違い
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・3代目・4代目との比較
・歴代アコードの中での評価
・ワゴン2代目の内装と燃費性能
・カスタムベースとしての人気度
・2代目を中古で選ぶコツ
・5代目以降との走行性能比較

3代目・4代目との比較

2代目アコードを正しく理解するためには、続く3代目・4代目との比較が不可欠です。まず、3代目アコード(1985年〜1989年)は、ホンダ車として初めて「リトラクタブルヘッドライト」を採用し、よりシャープで未来的なデザインを打ち出しました。

この時点でアコードは“単なるファミリーセダン”から、“世界基準の中型車”へとその立ち位置を強化します。

一方で、2代目はまだクラシカルな要素が色濃く残っており、丸みを帯びたボディと保守的なデザインが特徴でした。

この点では、時代性の違いが明確に現れています。しかし、前述の通り2代目アコードはCVCC-IIエンジンや快適装備の充実など、機能面での進化に力を入れていた点で高い完成度を誇っています。

ホンダ アコード 2代目・3代目・4代目を比較

世代生産年デザインの特徴技術的特徴主な装備・技術市場での立ち位置評価ポイント
2代目1981〜1985年丸みを帯びたクラシカルなデザインCVCC-IIエンジン採用/OHCクルーズコントロール/オートレベリングサスグローバル展開のはじまり/先進機能に注力技術的土台/環境性能・快適装備で高評価
3代目1985〜1989年シャープで未来的なデザイン/リトラクタブルライトDOHCエンジン(一部グレード)/電子制御の進化電動サンルーフ/パワーウィンドウ等が一般化世界基準の中型車としての認知確立先進性とデザイン刷新が特徴
4代目1989〜1993年よりプレミアムで落ち着いたデザインVTECエンジン初採用/安全性能強化ABS/運転席エアバッグ/高質感インテリア上級セダン市場へのシフト快適性・安全性・走行性能のバランスが高評価

続いて4代目アコード(1989年〜1993年)では、安全性能や内装の質感が大幅に向上し、現代のセダンに近い完成度を見せ始めます。この頃から「VTEC」エンジンの採用も始まり、パワーと環境性能を両立する姿勢が明確になります。

つまり、2代目と比べてよりダイナミックな性能とプレミアム志向が強くなったわけです。

ここで注目したいのは、2代目が「進化の土台」であったという点です。3代目で先進性を、4代目で高級感を、それぞれ確立していく中で、2代目アコードはまさにその分岐点に立つモデルであり、ホンダのセダン開発における技術的な“基礎研究”とも言える役割を果たしたのです。

歴代アコードの中での評価

歴代アコードの中での評価
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アコードはその長い歴史の中で数多くの進化を遂げてきましたが、その中で2代目アコードが果たした役割は非常に特異です。初代アコードが「シビックよりも上級な小型車」として登場したのに対し、2代目はその上級路線を一歩推し進め、「中型セダンの新基準」となることを目指しました。

これは単なるフルモデルチェンジではなく、車格や装備、性能において次世代への準備が始まったモデルであったことを意味しています。

では、歴代モデルの中で2代目はどのような評価を受けているのでしょうか。例えば販売台数の面では、初代や3代目に比べやや控えめではあるものの、北米市場におけるブランド確立の足がかりとして、非常に重要なモデルと位置づけられています。

これは「現代のホンダ」を語る上で見逃せない要素です。

また、ユーザーからの口コミ評価でも「操作が素直で扱いやすい」「装備が充実していた」など、実用面での高評価が目立ちます。とりわけハッチバックやエアロデッキといった派生モデルの存在も、今振り返ると非常にユニークで、他メーカーにはない魅力を放っていました。

さらに、2代目アコードは今なおクラシックカーイベントなどで見かけることがあり、整備された車体を見るたびに、当時のホンダの品質の高さを実感することができます。つまり、その完成度の高さと設計の丁寧さが、今の時代に再評価されているのです。

このように考えると、2代目アコードは“控えめな主役”でありながら、アコードというシリーズの中で非常に深い価値を持ったモデルであることがよくわかります。

ワゴン2代目の内装と燃費性能

アコードワゴン2代目は、当時としては先進的な内装設計と実用性を兼ね備えたモデルでした。特に注目すべきは、室内空間の広さとシートアレンジの自由度です。後部座席は分割式のリアスプリットシートを採用しており、用途に応じて3通りの使い方ができる点が高く評価されました。

荷室容量も十分に確保されており、ファミリーカーとしても、アウトドアユースでも活躍できる設計となっています。

また、内装素材や質感にもこだわりが見られ、上位グレードではシート地やドアトリムに上質な布地を使用し、居住空間に高級感を演出していました。計器類やスイッチのレイアウトも直感的で、運転中の視認性や操作性にも優れています。

このような細やかな設計思想が、ホンダらしい「人を中心にしたクルマづくり」を象徴しているといえるでしょう。

燃費性能については、1600ccモデルで15.0km/L、1800ccモデルで13.5km/L(いずれも10モード・5速車・運輸省審査値)という数値が記録されています。これは同時期の同クラス車両と比較しても優秀な水準であり、CVCC-IIエンジンと空力設計の効果が大きく貢献していることがわかります。

実用燃費としてもユーザーからの評判は良く、燃費重視のドライバーにとっても安心できる選択肢でした。

このように、2代目アコードワゴンは内装の使いやすさと、実用性に優れた燃費性能を両立しており、当時のライフスタイルに合った理想的な車種の一つだったといえるでしょう。

カスタムベースとしての人気度

カスタムベースとしての人気度
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2代目アコードワゴンは、カスタムベース車としても一定の人気を誇ります。その背景には、シンプルかつ均整の取れたボディ構造、そして機械的な扱いやすさが関係しています。

とりわけ、サスペンション形式やエンジンレイアウトが当時のホンダ車共通の基本設計を踏襲しており、社外パーツの選択肢が豊富に存在している点が大きなメリットです。

例えば、ローダウン化やホイール交換などの外装カスタムはもちろん、マフラーやエアクリーナーといった吸排気系のチューニングも比較的手軽に対応できます。特に若年層やカスタム初心者にとっては、手を加えやすい構造であることが魅力的に映る要因です。

さらに、当時の車両にしてはエンジンルームに余裕があり、社外ECUや点火系のアップグレードにも柔軟に対応できます。

また、ボディ剛性が一定以上に確保されているため、ビジュアル面だけでなく走行性能を重視したカスタムにも適しています。たとえば、ブレーキキャリパーの強化やスタビライザーの追加などを施すことで、よりスポーティな走りを実現することも可能です。

内装においても、メーター交換や追加メーターの装着などがしやすく、DIYでの楽しみ方も多彩です。

しかしながら、年式が古いためベース車両のコンディションを見極める目は必要です。腐食やサビの発生箇所が少ない個体を選ぶこと、既存の改造履歴が明確なものを選ぶことなどが、長く楽しむためのポイントになります。

このように、アコードワゴン2代目は“走って楽しい・いじって面白い”という、旧車カスタムの醍醐味を味わえる一台といえるでしょう。

2代目を中古で選ぶコツ

2代目アコードを中古車として選ぶ際には、外観や価格だけで判断するのではなく、いくつかの重要なチェックポイントを意識する必要があります。

まず最初に注目したいのは、車両のサビの有無です。特にサスペンション周りやフロア下、ホイールアーチ部分など、湿気や水がたまりやすい場所に腐食が進んでいないか確認しましょう。年式が古いため、この部分が整備されているかどうかで今後の維持費に大きく差が出てきます。

次に見るべきは、整備記録の有無です。オイル交換やタイミングベルトの交換履歴などが明確に残っていれば、これまで大切に扱われてきた証拠になります。逆に記録が曖昧だったり、走行距離が極端に少ない割に内装が傷んでいるような場合は注意が必要です。

見た目がきれいでも内部が劣化しているケースもあるため、信頼できる販売店や専門店での購入をおすすめします。

さらに、エンジンの始動性やアイドリングの安定性も重要なチェックポイントです。2代目アコードに搭載されているCVCC-IIエンジンは、比較的メンテナンス性に優れているものの、点火系や燃料供給系にトラブルがあると始動時に症状が現れやすくなります。

試乗が可能な場合は、加速やブレーキ、ハンドリングのフィーリングも確かめておくと安心です。

最後に注意すべきは、パーツ供給状況です。すでに一部の純正部品はメーカー在庫が終了していることもあり、修理には中古パーツやリビルト品を活用する必要があります。そのため、自分である程度の整備ができるか、信頼できる整備工場と繋がりがあるかも大きな判断材料となるでしょう。

5代目以降との走行性能比較

5代目以降との走行性能比較
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2代目アコードと5代目以降のモデルを比較すると、走行性能の方向性が大きく異なることに気づきます。2代目アコードは、当時としては画期的だったFF(前輪駆動)と4輪独立懸架を採用し、軽快かつ滑らかな乗り味を実現していました。

特に、2P・4W(2ポスチュア4ホイール)オートレベリングサスペンションの採用により、車高や荷重に応じた安定した走行が可能となり、当時の中型車としては高水準のハンドリング性能を誇っていました。

一方で、5代目以降のアコードは安全性能や快適性の向上が重視されるようになり、サスペンションのセッティングもよりしなやかで落ち着いたものへと変化しています。

また、VTECエンジンの本格的な採用により、高回転域での伸びやパワフルな加速性能が強調されるようになりました。これに伴い、運転そのものの楽しさが“スポーティ”から“安定志向”へとシフトしていった印象を受けます。

ここで忘れてはならないのが、車重と剛性の違いです。2代目は車両重量が軽く、それが取り回しの良さに直結していました。一方で5代目以降は衝突安全基準への対応などからボディが重くなり、そのぶんエンジン出力が必要となる傾向があります。

つまり、軽快さを楽しむなら2代目、安心感ある長距離ドライブを求めるなら5代目以降というように、ユーザーのニーズによって評価が分かれるのです。

さらに技術的な観点で見れば、ABSやトラクションコントロールなど電子制御系の違いも大きなポイントです。2代目ではドライバーの感覚が走りにダイレクトに反映されるのに対し、現代のアコードはシステムが介在するため、ある意味で“完成された”走行フィールになっています。

まとめ:アコード2代目について

・2代目アコードは初代よりも室内空間と快適性が向上
・CVCC-IIエンジンにより燃費と排ガス性能を両立
・四輪独立懸架の採用で操縦安定性が高い
・全長を拡大し、ファミリーカーとしての実用性が増した
・クルーズコントロールや先進装備をいち早く搭載
・クーペモデルはスポーティな走行性能とデザインが特徴
・ハッチバック仕様は積載性が高くアウトドア用途にも便利
・ワゴンスタイルの構想が2代目から始まった
・北米市場を意識した設計がなされていた
・希少価値の高さから中古市場で人気がある
・整備性に優れ、旧車初心者にも扱いやすい
・派生モデルのエアロデッキは欧州で高評価を得た
・3代目以降の進化の基盤を築いた重要モデル
・走行性能は軽快さと素直な操作感が魅力
・当時としては先進的な内装とパッケージングを持つ

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