車を買うとき、見落としがちな“税金”のこと。特にフリードの税金と検索している方の多くは、購入後にどれくらいの負担がかかるのか不安を感じているのではないでしょうか?
本記事では、フリードにかかる自動車税の仕組みと計算方法をはじめ、重量税の概要とフリードの税額目安、新型と旧型の税金の違いを比較しながら、モデルやグレードによってどんな差があるのかを詳しく解説します。
さらに、注目度の高いハイブリッドモデルの税制優遇についても見逃せません。加えて、3ナンバー登録と5ナンバー登録の違い、車検時にかかる税金とその注意点、ガソリン車とハイブリッド車の維持費比較など、実際にかかるコストを事前に知っておけば、購入後の後悔を減らせます。
クロスターと他グレードの税金差、ステップワゴンとの税金比較ポイントも含めて網羅しているので、ぜひ最後までチェックしてください。
・フリードにかかる自動車税と重量税の仕組み
・グレードや駆動方式による税金の違い
・ハイブリッドモデルの税制優遇内容
・中古購入や長期保有時の税金の注意点
フリードの税金の基本と種類について

・自動車税の仕組みと計算方法
・重量税の概要とフリードの税額目安
・新型と旧型の税金の違いを比較
・ハイブリッドモデルの税制優遇について
・3ナンバー登録と5ナンバー登録の違い
・車検時にかかる税金とその注意点
自動車税の仕組みと計算方法
まず理解しておきたいのは、自動車税は毎年4月1日時点で車を所有している人に対して課される地方税だという点です。
排気量を基準に金額が決まるのが特徴で、たとえばホンダ・フリードのように1,500cc以下のコンパクトミニバンであれば、基本的な自動車税額は34,500円となります。1,000cc未満なら29,500円、2,000cc未満では39,500円と、排気量が増えるほど課税額も上がっていきます。
また、車の経年によって税額が変わる点も見逃せません。新車登録から13年を超えると環境負荷の高い車とみなされ、税額が約15%加算される仕組みになっています。
自動車税の排気量ごとの税額と経年による増税
排気量区分 | 新車登録~13年未満の税額 | 13年超過後の加算後税額(約15%増) |
---|---|---|
〜1,000cc | 29,500円 | 約33,900円 |
1,001cc〜1,500cc | 34,500円(※フリード該当) | 約39,600円 |
1,501cc〜2,000cc | 39,500円 | 約45,400円 |
たとえば、フリードの1500ccモデルが13年を超えた場合、税額は約39,600円にまで跳ね上がることになります。古い車を長く乗り続ける人にとっては、維持費に大きく影響してくる要素です。
なお、軽自動車にはこの排気量ごとの区分はなく、別の仕組みで課税されます。
つまり、自動車税は単なる維持費の一部ではなく、所有年数や車のタイプによっても影響を受ける税制度だということです。このように、車選びをする際は、自動車税のしくみや計算方法も考慮しておくことが賢明だと言えるでしょう。
重量税の概要とフリードの税額目安

重量税とは、車の重量を基準として課される国税で、新車登録時や車検時にまとめて支払うのが基本的な仕組みです。
ホンダ・フリードのような1.5Lクラスのミニバンであれば、通常1トンをわずかに超える程度の重量となるため、車検1回ごとにかかる重量税は24,600円が目安になります。
これは1.5トン以下の車両に対する2年分の金額であり、車検ごとに支払うことになります。
ただし、環境性能や経過年数によって税率が変動する点には注意が必要です。13年以上経過した車両については、税額が大幅に引き上げられる仕組みが設けられており、同じフリードでも年式によって重量税が30,000円を超えることもあります。
逆に、環境性能の優れたエコカーやハイブリッドカーであれば、重量税の軽減や免除措置が適用されるケースもあります。
また、車両重量はグレードや装備の違いによって微妙に異なります。たとえば、両側パワースライドドアやHonda SENSINGを装備したグレードでは、車両重量が増加し、1.5トンの閾値に近づくこともあるため、重量税の区分にも影響を与える可能性があります。
このように、重量税は「車検時にまとめて支払う税金」として見落とされがちですが、長く乗り続けるほどその差が累積してくるため、車両選びや維持計画を立てるうえで必ず確認しておくべき項目です。
新型と旧型の税金の違いを比較
フリードの新型モデルと旧型モデルを比較する際に見逃せないのが税金の違いです。排気量は基本的にどちらも1.5Lクラスに属しているため、自動車税の基本額(34,500円)には大きな違いはありません。しかし、それ以外の点で実質的な負担額に差が出てくるのです。
まず、重量税に関しては、新型フリードの方が環境性能に優れており、エコカー減税の対象となっているケースが多く見られます。これにより、新型は車検時の重量税が50%軽減、あるいは免除されることもあり、旧型よりも年間維持費を抑えられる可能性があります。
「フリードの新型と旧型モデルにおける税金の違い」
比較項目 | 新型フリード(例:2020年以降) | 旧型フリード(13年超過車含む) |
---|---|---|
排気量 | 約1,500cc(同等) | 約1,500cc(同等) |
自動車税(年額) | 34,500円 | 約39,600円(13年超過時) |
重量税(車検時) | 約12,300円(エコカー減税50%適用時) | 約24,600円〜30,000円(重課あり) |
燃費・環境性能 | 優れている(エコカー減税対象) | 古い基準(優遇なし) |
税金面の総負担 | 軽減措置ありで低め | 減免なし・重課で高め |
一方で、旧型のフリードが13年を超えてくると、いわゆる「重課対象車」として、自動車税や重量税が加算される対象になります。例えば、自動車税は34,500円から39,600円に、重量税は24,600円から30,000円以上になるケースもあり、トータルでの税負担が大きくなります。
このように、新旧モデルで直接的な排気量に変化がなくても、燃費性能や登録年数、税制改正によって、税金面での実質負担は大きく異なるのです。中古車購入を検討する場合には、車両価格だけでなく、税金面の違いも慎重に見極めることが必要です。
ハイブリッドモデルの税制優遇について

ハイブリッド車には、国や自治体が用意している複数の税制優遇措置があります。
ホンダ・フリードのハイブリッドモデルもその対象に含まれており、ガソリンモデルと比較して維持費を抑える大きなメリットとなります。
たとえば、新車購入時に適用される「エコカー減税」では、フリード ハイブリッドが一定の排出ガス基準や燃費基準をクリアしていれば、自動車取得税が非課税、重量税が免税または軽減される場合があります。
これにより、購入時の初期費用が数万円単位で変わることも珍しくありません。
また、環境性能割と呼ばれる税制もハイブリッドモデルに有利です。2021年から導入されたこの制度は、車両の燃費性能に応じて税率が0〜3%で変動する仕組みになっており、フリード ハイブリッドは多くの場合1%〜非課税で済む可能性があります。
これらの優遇により、ガソリンモデルより実質価格が高くても、長期的なトータルコストで見ればハイブリッドの方が経済的と考える人も多いです。
ただし、注意点としては、これらの優遇制度は一定期間で終了したり、年式やグレードにより適用範囲が異なることもある点です。制度の内容は年度ごとに見直されることが多く、購入前には最新の情報を必ず確認するようにしましょう。
3ナンバー登録と5ナンバー登録の違い
自動車のナンバーには「3ナンバー」と「5ナンバー」の分類があり、これは単なる番号の違いではなく、車両のサイズやエンジン排気量によって分けられる制度です。
まず基本的な区分として、5ナンバーは「小型乗用車」に該当し、全長4.7m以下・全幅1.7m以下・全高2.0m以下かつ排気量2,000cc以下という条件を満たす車両が対象です。一方、これらの基準を一つでも超えると3ナンバーの「普通乗用車」となります。
ホンダ・フリードは基本的には5ナンバー枠に収まる設計ですが、グレードや装備によっては全幅が1.7mをわずかに超え、3ナンバー登録となるケースもあります。たとえば「クロスター」グレードは専用フェンダーなどによって幅が広がるため、3ナンバーに分類されます。
ここで気になるのが、ナンバーによって税金や保険料に差があるのかという点です。
「3ナンバー登録と5ナンバー登録の違い」
比較項目 | 5ナンバー登録(小型乗用車) | 3ナンバー登録(普通乗用車) |
---|---|---|
対象車両の基準 | 全長4.7m以下、全幅1.7m以下、全高2.0m以下、排気量2,000cc以下 | 上記のいずれかを超える車両 |
フリードでの該当例 | 標準グレード(AIRなど) | クロスター(専用フェンダーで幅1.7m超) |
自動車税の違い | 排気量ベースで同じ(1,500ccなら34,500円) | 同上(排気量が同じなら税額は同等) |
重量税の違い | 車重により若干異なるがナンバーで直接の差はなし | 同上(重量課税のため車両重量による) |
自動車保険料への影響 | 料率クラスが低めに設定される傾向 | 料率クラスが高くなるケースがある |
維持費全体への影響 | 一般的に抑えやすい | 装備によって高くなる場合あり |
車検・整備の取り扱い | 小型扱いで済む場合が多い | 普通乗用車として扱われるため、整備工賃が高めになることも |
実は、ナンバー区分だけで自動車税の金額が変わることはありません。税金は排気量や経年数によって決まるため、同じ1,500ccであれば3ナンバーでも5ナンバーでも税額は基本的に同じです。
しかし、自動車保険の料率クラスが異なることがあるため、保険料には多少の違いが生じる可能性があります。
つまり、ナンバーの違いは見た目や分類上の違いだけでなく、保険や整備費用に間接的な影響を及ぼす要素だといえるでしょう。
車検時にかかる税金とその注意点

車検は自動車の安全性や公害対策基準を定期的に確認する制度で、一般的には新車登録から3年目、以降は2年ごとに受ける必要があります。この車検時には整備費用だけでなく、いくつかの税金や法定費用もまとめて支払うことになります。
代表的なのが「自動車重量税」です。
ホンダ・フリードの場合、車両重量は約1.3トン程度であり、1.5トン以下の区分に該当します。そのため、ガソリン車であれば24,600円(2年分)の重量税が発生します。
ただし、ハイブリッド車であればエコカー減税の対象となり、車検時の重量税が軽減または免除されるケースもあります。年式や燃費基準達成度によって軽減率は異なるため、該当するグレードや年式を確認しておくことが大切です。
加えて、自賠責保険料も車検時に支払う義務があり、2年間で約17,650円(2025年時点)程度が必要となります。整備費用を含めると、最低でも5万円以上の費用が発生することを想定しておくと安心です。
もう一つ注意すべき点は、重量税が経年によって増加する仕組みです。新車登録から13年を超えると税額が上がり、環境負荷の観点から追加課税がなされます。
このため、古い車を所有している場合、車検のたびにかかる税負担が大きくなり、乗り換えのタイミングを検討するきっかけにもなり得ます。
フリード税金の負担を抑えるポイントと比較

・ガソリン車とハイブリッド車の維持費比較
・クロスターと他グレードの税金差
・ステップワゴンとの税金比較ポイント
・中古車購入時に気をつけたい税金のこと
・長期保有で変わる税金の負担
・税金軽減制度の活用法
ガソリン車とハイブリッド車の維持費比較
ガソリン車とハイブリッド車の維持費にはいくつかの明確な違いが存在します。
まず燃費性能の差は大きなポイントで、ホンダ・フリードの場合、ガソリンモデルはWLTCモードで約17km/L前後、ハイブリッドモデルは約20〜25km/Lと明確に上回ります。走行距離が多い人にとっては、この燃費差が年間のガソリン代に大きく影響することになります。
また、税金面でも違いがあります。ハイブリッド車は新車購入時に「環境性能割」や「エコカー減税」の対象になることが多く、取得時にかかる税金が軽減または非課税になるケースもあります。
これにより、購入初年度のコストを抑えられるだけでなく、車検時の重量税も割引や免税措置が受けられる場合があります。
「ホンダ・フリードのガソリン車とハイブリッド車の維持費比較」
比較項目 | ガソリン車 | ハイブリッド車 |
---|---|---|
燃費性能(WLTC) | 約17.0km/L前後 | 約20〜25km/L |
年間燃料費目安(※1) | 約105,000円(1万km走行時/170円/L換算) | 約75,000円(同条件で22km/L換算) |
購入時の取得税 | 全額課税(環境性能割あり) | 減免または免除(エコカー減税対象) |
重量税(車検時) | 通常課税(24,600円〜) | 減免または免除(最大0円) |
車両価格の傾向 | ハイブリッドより安い | ガソリン車より高め |
保険料の傾向 | 若干安い(車両価格が低いため) | やや高め(車両価格が高く補償額も増える) |
整備費用の傾向 | 構造がシンプルで維持費も比較的安い | ハイブリッド機構の整備・電池交換費用が将来発生する可能性 |
長期保有時の注意点 | 税制優遇がないため年数が経っても税額変化は小さい | 経年による電池劣化・交換費用の準備が必要 |
※1:走行距離・ガソリン単価によって前後します。
一方、ガソリン車は初期コストが低く、車両価格も抑えられているため、購入時の出費は少なく済みます。しかし、税制優遇がないため、自動車取得税や重量税を全額支払うことになり、長期的に見ると総支払額で逆転することもあります。
さらに、整備費用の観点では、ハイブリッド車は構造が複雑で、電池の劣化による交換費用が将来的に必要になる可能性があります。そのため、10年以上乗る前提であれば、バッテリー寿命や交換費用も維持費に含めて計算する必要があります。
このように、ガソリン車とハイブリッド車は単純に燃費だけでなく、税金や整備の観点からもトータルで比較することが大切です。
クロスターと他グレードの税金差

フリードの中でも「クロスター」は個性派グレードとして人気がありますが、実は税金面でもいくつかの違いが存在します。
クロスターはSUV風の外観やルーフレール、専用バンパーなどが装備されており、これにより車両重量やサイズがやや大きくなる傾向があります。たとえば、全幅が1,700mmをわずかに超えることで、5ナンバーではなく3ナンバー登録となる点がその代表です。
しかし、前述の通り、ナンバーの違いによって自動車税が変わることはありません。どのグレードも同じ排気量であれば税額は同じです。ではどこに違いがあるかというと、車両重量が増えることで重量税にわずかな差が出る可能性があるのです。
クロスターの装備重量が他グレードよりも重い場合、1.5トンの閾値を超える可能性が出てきます。これにより、重量税が1区分上がり、車検時の負担が高くなるケースもあります。
さらに、装備が多い分、車両本体価格も高めに設定されており、その分だけ環境性能割の課税額も増えることがあります。加えて、クロスターはハイブリッド仕様とガソリン仕様の両方があるため、税制優遇の有無にも差が生じます。
ハイブリッドクロスターであればエコカー減税の対象となることが多いですが、ガソリンモデルではその恩恵を受けにくいのが実情です。
このように、クロスターは見た目や走行性能に魅力がある一方で、税金や維持費については他のグレードよりも若干の負担がある可能性があるため、購入前に総合的なコストバランスを確認しておくことが求められます。
ステップワゴンとの税金比較ポイント
ホンダ・フリードとステップワゴンは、同じメーカーが展開するミニバンでありながら、車体サイズや排気量に大きな違いがあります。これにより、税金面でも差が生まれる点を理解しておくことが大切です。
まず、自動車税の面では排気量が基準となるため、1,500ccクラスのフリードは年額34,500円で済みます。一方、ステップワゴンの多くは2,000ccクラスに属し、年額39,500円と約5,000円の差があります。
さらに重量税も比較すべきポイントです。フリードの車重は1.3〜1.5トン前後に対し、ステップワゴンは1.7〜1.9トンと重くなる傾向があり、その分、重量税の区分も上がります。
たとえば、2年分で比べると、フリードは24,600円であるのに対して、ステップワゴンは32,800円程度になることもあります。
このように、車格が上がることで税金の負担も増加します。ただし、ハイブリッドモデルを選べば、どちらの車種でもエコカー減税の恩恵を受けられる可能性があります。購入時の環境性能割や、車検時の重量税が減免されることもあり、モデルごとに適用状況を確認しておくと良いでしょう。
一見して、フリードの方が税負担は軽く、ランニングコストも抑えられるため、維持費を重視する方には適した選択といえるでしょう。ただし、乗車人数や荷室容量、快適性などの違いも含めて、総合的に判断することが大切です。
中古車購入時に気をつけたい税金のこと

中古車を購入する際、新車とは異なる税金面の注意点がいくつかあります。
とくに見落としがちなのが、自動車取得時にかかる「環境性能割」と、登録に伴う「自動車税の月割計算」です。
新車購入では環境性能に応じて環境性能割が軽減または免税されることがありますが、中古車の場合は初度登録年や燃費基準により適用外となるケースも多く、税金の負担が予想以上にかかる可能性があります。
また、自動車税は通常4月1日時点の所有者に課税されますが、中古車を途中月に購入する場合、その月以降の月割額を支払う必要があります。この金額は都道府県によって微妙に異なることもあるため、事前に確認しておくことが肝心です。
加えて、13年超の車両を購入する際には要注意です。
なぜなら、一定年数を超えた車両には環境負荷の観点から「重課」が適用され、自動車税と重量税が増額されるからです。たとえば、フリードであっても13年以上経過した車両では、税額が1.2〜1.5倍に増える可能性があります。
中古車は初期費用を抑えられる魅力がありますが、こうした税金面の要素を無視してしまうと、結果として維持費が高くつくこともあります。購入前には、車両年式・排気量・重量・税制の重課対象かどうかをしっかり確認しておくと、後悔のない選択がしやすくなります。
長期保有で変わる税金の負担
車を長く乗り続けると、税金に関してもさまざまな変化が生じます。
特に影響が大きいのが、経年による税額の「重課」です。
たとえば、自動車税では新車登録から13年を経過した時点で税額が15%ほど増加します。フリードのような1,500cc車の場合、34,500円から39,600円へとアップするのが一般的です。
さらに、車検時にかかる重量税も増額されるため注意が必要です。
通常であれば2年分で24,600円ですが、13年超の車両では32,800円と大きな差が出ます。このように、長期保有によって毎年・隔年で支払う税金が増える仕組みとなっており、維持費全体の見直しが求められます。
ただし、すべてが不利というわけではありません。フリードのような信頼性の高いモデルであれば、車両価格の償却が進んでいる分、車両本体にかかるコストは抑えられており、トータルで見ると割安になる場合もあります。
また、故障率や部品代などを加味しても、年1〜2回の整備で済むケースが多く、日常の維持費をうまく管理すれば、長く乗るメリットも感じられるでしょう。
定期的に税額を見直し、乗り換えのタイミングや車検の費用対効果を考えることで、経済的なカーライフを継続しやすくなります。
税金軽減制度の活用法

近年、環境対策や家計支援の一環として、自動車に関わる税金軽減制度が充実してきています。
これらを上手に活用すれば、フリードのような実用車でも大きな節約が期待できます。たとえば、新車購入時には「環境性能割」が適用され、燃費基準を満たした車両であれば最大3%の税率が0%になるケースもあります。
また、「エコカー減税」も注目すべき制度です。
この制度では、排出ガス性能や燃費基準を達成している車に対して、取得税や重量税が大幅に軽減されます。特にフリードのハイブリッドモデルはこの対象になることが多く、車検時の重量税がゼロになるケースもあるため、選択肢として十分に魅力的です。
さらに、自治体によっては独自にグリーン購入補助金や電動車両への助成制度を設けているところもあり、条件を満たせば数万円〜十数万円の補助が受けられることもあります。これらの情報はディーラーや市町村の公式サイトで確認可能です。
大切なのは、制度の内容をただ知っておくだけではなく、申請手続きや対象車種の確認など、実際の活用方法まで把握することです。制度には申請期限や条件があるため、購入を検討している段階で情報を整理しておくと、スムーズな利用につながります。
税金軽減制度を賢く活用することで、家計に優しいカーライフが実現できます。
まとめ:フリードの税金について
・フリードはe:HEVモデルがエコカー減税の対象となる
・FF(前輪駆動)モデルは自動車重量税が免税になる
・4WDモデルは重量税が50%軽減される
・環境性能割はFFが非課税、4WDは1%課税される
・自動車税の軽減は登録翌年度からは適用されない
・車両のタイプや駆動方式により減税内容が異なる
・スロープ仕様車もFFなら重量税が免税対象となる
・税金優遇の有無は2030年度と2020年度燃費基準に基づく
・達成基準に応じて減税率が変わる仕組みになっている
・試算では免税により36,900円分の重量税が軽減される
・有料色の選択で車両価格が38,500円高くなる場合がある
・フリードは登録年度とグレードで減税内容が決定される
・本則税率とは環境基準を満たす車に適用される標準税率である
・同じフリードでも装備やオプションで減税対象が変動する
・減税制度の内容は毎年見直しが行われるため常に最新情報を確認する必要がある
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