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ヴェゼルのボンネットの開け方について|旧型・新型別に解説

ウォッシャー液の補充方法
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ホンダヴェゼルを購入したものの、いざという時のメンテナンスでボンネットの開け方が分からず、困った経験はありませんか。

特に、ウォッシャー液の補充のような日常的な作業や、将来的に挑戦したいボンネット交換、あるいは自分だけのスタイルを追求するカスタムのためにも、基本的な操作をマスターしておくことは大切です。

この記事では、ボンネットを開けるボタンはどこにあるのか、旧型と新型で操作に違いはあるのか、といった基本的な内容から、万が一ボンネットが半開きになった時の正しい閉め方、さらには注意すべきインキーの開け方はどう対処するのかまで、幅広く解説します。

また、同じホンダ車であるステップワゴンやフリードとの操作方法の違いにも触れ、ヴェゼル特有のポイントを明らかにしていきます。

記事の要約

・ヴェゼルのボンネットを開ける基本的な手順
・旧型と新型モデルの操作方法の具体的な違い
・ボンネットに関するトラブル対処法とメンテナンスの知識
・交換やカスタム、関連車種との比較情報

図解でわかるヴェゼルのボンネットの開け方

図解でわかるヴェゼルのボンネットの開け方
出典元:ヴェゼル公式

・ボンネットを開けるボタンはどこ?
・新型ヴェゼルの操作
・旧型ヴェゼルの操作
・ウォッシャー液の補充方法
・半開きになった時の正しい閉め方

ボンネットを開けるボタンはどこ?

ボンネットを開けるボタンはどこ?
CAR LIFE イメージ

ホンダ ヴェゼルのボンネットを開けるための最初のステップは、運転席にある解除ノブ(ボタン)を見つけることです。このノブは、ほとんどの車種で共通のアイコンが描かれており、一度場所を覚えてしまえば、迷うことは少なくなるでしょう。

解除ノブの具体的な位置

ヴェゼルのボンネット解除ノブは、運転席の足元右側に配置されています。具体的には、インストルメントパネル(計器盤)の下部、右側のドアに近い位置です。

ドライバーがシートに座った状態で、右足をブレーキペダルやアクセルペダルに置いたまま、少し右に視線を移すと見つけやすい場所にあります。

ノブには、ボンネットが開いた状態の車のイラストが描かれていることが一般的です。このノブを手前に「カチッ」と音がするまで引くことで、ボンネットの一次ロックが解除され、この操作を行うと、車体の前方でボンネットが少しだけ浮き上がるのが確認できます。

初めて操作する際の注意点

初めてこの操作を行う際は、パーキングブレーキやサイドブレーキの解除レバーと間違えないように注意が必要です。

形状や位置が似ている場合があるため、必ずイラストを確認してから操作してください。また、ノブは過度な力で引く必要はありません。軽く、しかし確実に引くことがポイントです。

もしノブを引いてもボンネットが浮き上がらない場合は、何かが引っかかっている可能性も考えられます。その際は、一度ボンネットを軽く上から押さえつけてから、再度ノブを引くとスムーズに解除されることがあります。

この解除ノブの操作は、これから説明するボンネット先端のレバー操作とセットで行うものです。まずはこの「運転席足元のノブを引く」という第一段階を確実にマスターすることが、スムーズなメンテナンスへの第一歩となります。

新型ヴェゼルの操作

2021年4月に登場した2代目(RV系)、通称「新型ヴェゼル」のボンネット操作は、基本的な流れは旧型と共通ですが、より洗練された設計思想が反映されています。安全かつスムーズに操作を行うために、手順を正確に理解しておくことが大切です。

前述の通り、最初のステップとして運転席足元の解除ノブを引きます。ノブを引くとボンネットの一次ロックが外れ、先端がわずかに浮き上がります。

ボンネット先端のロック解除レバー操作

次に、車外に出てボンネットの正面に立ちます。浮き上がったボンネットの中央部分に手を入れると、内部にロック解除用のレバーがあるのが分かります。このレバーは、ボンネットフードとフロントグリルの隙間に位置しています。

新型ヴェゼルの場合、このレバーを右側(車両に向かって左側)に押すことで、二次ロックが解除されます。レバーを右に押しながら、もう片方の手でボンネットを持ち上げると、スムーズに開けることが可能です。

旧型ヴェゼルの操作

2013年12月から2021年3月まで販売された初代(RU系)、いわゆる「旧型ヴェゼル」も、ボンネットの開け方の基本フローは新型とほとんど同じです。ただし、細かな操作感や部品の配置に慣れておくことで、よりスムーズな作業が期待できます。

操作の第一段階は、新型と同様に運転席の右下にあるボンネット解除ノブを引くことです。これにより、ボンネット先端が少し浮き上がります。

ボンネット先端のレバー操作の違い

旧型ヴェゼルも、ボンネット中央の隙間にロック解除用のレバーが存在します。このレバーを操作して二次ロックを解除する点も共通です。

ただし、レバーを動かす方向については、ユーザーの報告や車体の差で若干の認識の違いが見られることがあります。

基本的には、レバーを右に押すことで解除される設計になっていますが、実際に操作する際は、指でレバーを探り当て、左右どちらかに軽く動かしてみて、抵抗が少ない方にスライドさせると確実です。この「探りながら操作する」感覚は、一度経験すればすぐに慣れるでしょう。

ウォッシャー液の補充方法

ウォッシャー液の補充方法
CAR LIFE イメージ

ボンネットを無事に開けられるようになったら、最も行う機会の多いメンテナンスの一つがウォッシャー液の補充です。特に長距離ドライブ前や、花粉・黄砂の季節には、視界確保のために不可欠な作業と言えます。

ウォッシャータンクの位置とキャップの確認

ヴェゼルのエンジンルームを開けると、いくつかのタンクやキャップが目に入ります。その中で、ウォッシャー液を補充するためのタンクは、青色または水色のキャップが目印です。

キャップには、フロントガラスから水が噴射されているような、直感的に分かりやすいシンボルマークが描かれています。

タンクの位置は、エンジンルーム内の向かって右側、助手席側ヘッドライトの近くに配置されていることが一般的です。冷却水(クーラント)やブレーキフルードのタンクと間違えないよう、必ず色とシンボルマークで確認してください。

半開きになった時の正しい閉め方

ヴェゼルのボンネットを閉める際、稀に「半ドア」ならぬ「半開き」の状態になってしまうことがあります。これは、ロックが完全に掛かっていない危険な状態であり、走行中にボンネットが突然開くリスクにつながるため、正しい閉め方を理解しておくことが極めて大切です。

半開きの状態とは、ボンネットが完全に閉まっておらず、手で持ち上げると少しガタガタと動く状態を指します。

やってはいけない閉め方

ボンネットが半開きになった時、多くの人がやってしまいがちなのが、ボンネットの上から手で体重をかけて押し込む行為です。これは絶対に避けるべき方法です

なぜなら、ヴェゼルのボンネットは軽量なアルミや高張力鋼板でできており、特定の箇所に強い力を加えると、簡単にへこんだり歪んだりしてしまうからです。修理には高額な費用がかかる可能性があるため、力任せに閉めるのは厳禁です。

ヴェゼルのボンネットの開け方と知っておきたい情報

ヴェゼルのボンネットの開け方と知っておきたい情報
出典元:ヴェゼル公式

・ボンネットの交換はできる?
・カスタムパーツの種類
・注意!インキーの開け方は?
・ステップワゴンとの違い
・フリードとの違い

ボンネットの交換はできる?

ヴェゼルのボンネットは、事故による損傷や、ドレスアップを目的として交換することが可能です。ただし、ボンネットは単なる外装パネルではなく、歩行者保護性能や空力特性にも関わる重要な部品であるため、交換には専門的な知識と技術が求められます。

ボンネット交換の主な理由

■事故による損傷
飛び石による小さなへこみや塗装の剥がれから、衝突事故による大きな変形まで、損傷の度合いに応じて交換が必要になる場合があります。板金塗装で修理するよりも、交換した方が費用を抑えられるケースもあります。

■軽量化・ドレスアップ
純正のボンネットから、カーボンファイバー製やFRP(繊維強化プラスチック)製の社外品に交換することで、車両の軽量化やスポーティーな外観への変更が可能です。特にカーボンボンネットは、レーシーな雰囲気を演出するカスタムとして人気があります。

カスタムパーツの種類

ヴェゼルは人気の高い車種であるため、オーナーの個性を引き出すためのボンネット関連のカスタムパーツも数多く市販されています。これらのパーツを活用することで、エクステリアの印象を大きく変えることが可能です。

種類主な特徴特徴・メリット・デメリット
カーボン製ボンネットカーボンファイバー製。
織り目が見えるデザイン。
軽量・高剛性で運動性能の向上が期待でき、スポーティーな外観になるが、非常に高価。
FRP製ボンネットガラス繊維強化プラスチック製。デザインの自由度が高い。純正より軽量で比較的安価だが、塗装が必要でありカーボン製よりは重い。
エアロボンネット(ダクト付)エンジンルームの熱を排出するダクトが設けられている。排熱効果が高く見た目のインパクトもあるが、エンジンチューニング車やサーキット走行向け。
ボンネットダンパーガス圧でボンネットの開閉を補助するパーツ。開閉が楽になり高級感も演出できるが、満足度は高い一方で大きな性能向上はない。
ボンネットガーニッシュ/モールボンネットの先端などに取り付ける装飾パーツ。手軽にフロントの印象を変えられDIYでも取り付け可能だが、両面テープによる固定で耐久性に注意。

これらのカスタムパーツを選ぶ際は、ご自身のヴェゼルの年式やグレードに適合しているかを必ず確認することが大切です。また、特にボンネット本体を交換する場合は、車検の基準に適合しているか(突起物の規制など)も事前に確認しておくと安心です。

注意!インキーの開け方は?

注意!ヴェゼルのインキーの開け方は?
出典元:ヴェゼル公式

「インキー」とは、キー(スマートキー)を車内に置いたまま、誤ってドアをロックしてしまう状態を指します。

ヴェゼルのようなスマートキーシステムを搭載した車両では、通常はキーが車内にあるとロックできない仕組みになっていますが、キーの電池残量が少ない場合や、電波状況が悪い場所など、特定の条件下で発生する可能性があります。

もしボンネットを開けようとしている状況でインキーをしてしまった場合、非常に困った事態になります。ここでは、その際の一般的な対処法について解説しますが、これらはあくまで緊急時の知識になります。

対処法カテゴリ具体的な方法詳細と注意点
推奨される対処法スペアキーの使用最も確実で安全な方法。可能であれば最優先で検討する。
ロードサービスへの依頼JAFや自動車保険付帯のサービスに連絡。専門家が車を傷つけずに解錠してくれる。
Hondaの公式サービス活用Honda CONNECT: アプリで遠隔解錠が可能(※要契約)。Honda Total Care: 緊急サポートセンターにより適切な手配が受けられる。
避けるべき行為(NG)ピッキング行為針金などで鍵をこじ開けようとすると鍵のシリンダーが破損し、高額な修理費につながるリスクがある。
窓ガラスを割る緊急時を除き、ガラスの交換費用が高額になるため避けるべき。割れたガラスの処理も危険。

ステップワゴンとの違い

ホンダの代表的なミニバンであるステップワゴンとヴェゼルでは、ボンネットの開け方に基本的な違いはあるのでしょうか。同じメーカーの車両であれば、操作性が統一されていることが多いですが、細かな点での比較は興味深いポイントです。

基本操作の共通性

結論から言うと、ボンネットを開けるための基本的な手順は、ヴェゼルとステップワゴンでほぼ同じです。

①運転席足元の右側にある解除ノブを引く。
②車体前方に移動し、ボンネット中央の隙間からレバーを操作して二次ロックを解除する。
③ボンネットを持ち上げ、エンジンルーム内のステーで固定する。

この一連の流れは、ホンダ車における標準的な操作方法として確立されています。そのため、ヴェゼルの操作に慣れている方であれば、ステップワゴンのボンネットも迷うことなく開けることができるでしょう。逆もまた同様です。

車格による相違点

一方で、車格の違いからくる相違点も存在します。

項目ヴェゼル(SUV)ステップワゴン(ミニバン)
ボンネットのサイズ・重量比較的小さく軽量大きく重い
開けた時の高さやや低め高い位置まで開く
ステーの長さ短め長め
エンジンルームの広さコンパクト広く、作業スペースに余裕がある

ステップワゴンはミニバンであるため、ボンネット自体の面積が大きく、重量もヴェゼルより重くなります。そのため、開閉時にはよりしっかりとした操作が求められます。

特に閉める際は、ヴェゼルと同じく約30cmの高さから手を離すのが基本ですが、重量がある分、より確実なロックが掛かる感覚があるかもしれません。

また、エンジンルームの奥行きや広さもステップワゴンの方が格段に広いため、ステーの長さもそれに合わせて長く設計されています。ウォッシャー液のタンクなど、基本的な部品の配置思想は似ていますが、エンジンそのものの大きさや補機類のレイアウトは大きく異なります。

このように、基本的な操作手順は共通しているものの、車両のサイズ感からくる取り回しの感覚には違いがあります。

フリードとの違い

コンパクトミニバンとして人気のフリードも、ホンダ車としてヴェゼルとの共通点が多い車種です。ボンネットの開け方に関しても、ステップワゴンと同様に、基本的なメカニズムはヴェゼルと共通しています。

操作フローの同一性

フリードのボンネット操作も、以下の流れで行います。

①運転席足元の解除ノブを引く。
②ボンネット先端の隙間にある二次ロック解除レバーを操作する。
③ステーでボンネットを固定する。

この「ホンダ式の標準フロー」はフリードにも採用されており、ヴェゼルとフリードを乗り換えたとしても、戸惑うことはほとんどないでしょう。解除ノブやレバーの位置、アイコンなども共通化が図られています。

結論として、フリードとヴェゼルのボンネットの開け方は、手順において実質的な違いはないと考えて問題ありません。どちらの車種も、ユーザーが直感的に操作できるよう、分かりやすく設計されています。

もし両方の車種を運転する機会がある場合は、その共通性と、車体のサイズ感からくるわずかな違いを感じてみるのも面白いかもしれません。

まとめ:ヴェゼルのボンネットの開け方の要点

・開ける手順はまず運転席足元の解除ノブを引く
・次にボンネット中央の隙間にあるレバーを操作する
・解除ノブは運転席の右下、ドア付近に配置されている
・ボンネット先端のレバーは右に押して二次ロックを解除する
・開けた後は必ずステー(支持棒)でボンネットを固定する
・新型と旧型で基本的な操作手順に大きな違いはない
・ウォッシャー液タンクのキャップは青色でシンボルマーク付き
・半開きの場合は上から押さず30cmの高さから手を離して閉める
・ボンネットの交換は可能だがプロへの依頼が安全で確実
・カスタムパーツにはカーボン製やダクト付きなどがある
・ボンネットダンパーは利便性を向上させる人気パーツ
・インキー時は無理せずロードサービスに連絡するのが最善策
・Honda CONNECT加入者はアプリでの解錠も可能
・ステップワゴンやフリードとも基本的な開け方は共通
・安全確認を怠らず正しい手順で操作することが最も大切

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