ホンダヴェゼルはその洗練されたデザインと実用性の高さから、登場以来多くのユーザーに支持され続けてきたコンパクトSUVです。
中でも2013年から展開された旧型ヴェゼルは、価格と装備のバランスが良く、中古車市場でも安定した人気を誇ります。
この記事では、旧型ヴェゼルの内装に関する特徴や魅力を中心に、欠点や後悔しやすいポイントにも触れながら、ユーザー評価や後期型での進化、さらには快適性を高める装備や中古車市場の相場感まで幅広く解説します。
ハイブリッドモデルの性能や、内装の劣化や使用感の見極め方といった実用的な情報もお伝えしているため、中古で失敗しないヴェゼル選びの指針になるでしょう。初めて購入を検討する方も、買い替えを考える方もぜひ参考にしてみてください。
- ヴェゼル旧型の内装デザインや特徴
- グレード別の内装装備や質感の違い
- 中古購入時に注意すべきポイント
- カスタムやアクセサリーでの内装アレンジ
ヴェゼルの旧型の内装の特徴と魅力

・旧型内装の特徴
・Zグレードが持つ上質な雰囲気
・カスタムで広がる個性と楽しさ
・アクセサリーで利便性をアップ
・旧型の内装に関する欠点
・後悔しやすいポイント
・かっこいい内装デザイン
旧型内装の特徴
旧型ヴェゼルの内装は、コンパクトSUVとしての実用性と、上質さをバランスよく備えている点が特徴です。
特に2013年から販売された初代モデルは、ミニバンに匹敵するほどの室内空間を持ち、都市部からアウトドアまで幅広いシーンに対応できる設計がされています。運転席周りは水平基調のレイアウトになっており、視界が広く、初めての運転でも安心感を得られる構造です。
さらに、ヴェゼルは車体サイズのわりに足元のスペースが広く、大人が長時間乗っていても疲れにくい点が評価されています。
リアシートはリクライニング機能だけでなく、ダイブダウンやチップアップといった多彩なシートアレンジが可能で、荷室としての活用幅も広がります。
シンプルなブラックファブリックを基調としたベーシックなグレードでも、無駄を削ぎ落としたモダンな内装デザインが施され、落ち着いた印象を与えます。
また、操作系のスイッチ類はドライバー側に向けて配置されており、直感的な操作が可能です。これにより運転中のストレスが軽減され、快適なドライビング環境が整えられています。
さらに、ハイブリッドモデルではエネルギーフローや燃費情報をリアルタイムで表示するメーターが搭載されており、エコドライブへの意識も高まります。
全体として、旧型ヴェゼルの内装は、デザイン性、快適性、操作性を高いレベルで融合させている点が魅力です。中古車市場でも根強い人気があるのは、このバランスの良さが理由の一つといえるでしょう。
Zグレードが持つ上質な雰囲気
ヴェゼルのZグレードは、旧型の中でも特に上質感が際立つ仕様として知られています。
このグレードでは、一般的なファブリックシートではなく、コンビシートや本革オプションが用意されており、見た目の高級感だけでなく、座り心地や質感にもこだわりが見られます。
インテリアカラーは落ち着きのある「ジャズブラウン」や「パッションブラック」など、重厚感のある色調が採用されており、日常的な使用にも飽きがこないデザインです。
特に注目すべきは、センターコンソールやアームレスト、インパネなどのトリム部にもカラーコーディネートが施されている点です。
ジャズブラウンの内装を選べば、周囲のパネルにも明るめのブラウンが配され、車内全体に統一感と高級感が広がります。さらに、ステアリングホイールにはカラーに合わせたステッチが施されるなど、細部にまでデザインへのこだわりが感じられます。
快適性の面でも優れており、運転席と助手席にはヒートシーターが標準装備され、寒冷地でも快適に過ごせる配慮がされています。また、静粛性を高めるためのフロアカーペットや遮音材の工夫もなされており、ドライブ中の会話や音楽がより楽しめる空間になっています。
このように、Zグレードは単なる上位モデルというだけではなく、快適なカーライフを追求するユーザーにとって理想的な車種となっています。中古市場でもZグレードの人気は高く、上質な内装を求める方にとっては特におすすめです。
カスタムで広がる個性と楽しさ

ヴェゼルの旧型モデルは、カスタム性の高さでも定評があります。もともとのデザインがシンプルで洗練されているため、さまざまなアフターパーツやディーラーオプションとの相性が良く、自分好みに内装をアレンジすることが可能です。
特に内装カスタムでは、ステアリングカバー、シートカバー、インテリアパネルの装飾などが人気で、手軽に雰囲気を変えることができます。
例えば、スポーティな印象に仕上げたい場合には、アルミペダルやレッドステッチのステアリングカバーを取り入れることで、走りのイメージが強調されます。一方、ラグジュアリー志向であれば、ウッド調のパネルや本革調のシートカバーを使うことで、上質な雰囲気を演出できます。
また、収納力を高めるためのインテリアカスタムも有効です。センターコンソールやドアポケットに追加の収納トレーやスマホホルダーを設置することで、より使いやすい空間になります。LEDフットライトや間接照明を取り入れることで、夜間の車内もスタイリッシュに演出でき、見た目と実用性の両立が可能です。
ただし、カスタムの際には「車検適合」や「安全性の確保」といった基本的なルールを守ることが大切です。あまりにも派手な装飾や、視界を妨げるカスタムは逆効果になることもあります。
カスタムは単なる自己表現だけでなく、使い勝手の向上や快適性の追求にもつながります。自分のライフスタイルに合わせた工夫を施すことで、日々がより充実したものになるでしょう。
アクセサリーで利便性をアップ
ヴェゼルの旧型モデルは、純正・社外を問わずさまざまな内装用アクセサリーが豊富に揃っており、利便性や快適性を高める手段として注目されています。特に、長く乗り続ける中古車では、日々の使用感を向上させるためのアクセサリー選びが重要になってきます。
代表的な例としては、ドリンクホルダーの形状を変更できるマルチユーティリティタイプや、LED照明付きのフロントコンソールポケットがあります。これらは日常使いの中で「ちょっと不便だな」と感じる部分を補う存在として非常に重宝します。
また、リアシートに設置できるコートフックは、スーツや上着をスマートに保管できるため、ビジネスシーンでも活躍します。
さらに、LEDフットライトやイルミネーション付きのドアステップガーニッシュといった、視覚的に楽しめるアクセサリーも人気です。
これらの装備は夜間の視認性を高めると同時に、車内をおしゃれに演出する効果もあり、ハンドルやセレクトノブに本革製のカバーを装着するだけでも、質感が大きく向上し、握り心地が快適になります。
注意点としては、装着するアクセサリーが内装のデザインバランスを崩さないように配慮することです。過度な装飾は見た目だけでなく機能面でも不便になることがありますので、あくまで実用性と統一感を意識したアイテム選びが求められます。
このように、適切なアクセサリーを取り入れることで、ヴェゼルの中古車は新車以上の満足感を得られる可能性を持っています。日々の使用シーンを想定しながら、必要な機能を補うアイテムを取り入れていくと、より快適なカーライフが実現できるでしょう。
旧型の内装に関する欠点
旧型ヴェゼルの内装には多くの魅力がありますが、いくつかの欠点も存在します。
まず最も指摘されやすいのが、質感にばらつきがあるという点です。グレードによって素材や加飾の内容が異なり、ベースグレードでは特に硬質プラスチックが多用されており、視覚的にも触感的にもチープに感じられることがあります。
中古で購入を検討する場合、価格重視でベースグレードを選ぶと、この点に不満を感じる方も少なくありません。
また、デザイン自体がやや保守的であることも一部ユーザーからはマイナスポイントとされています。特に近年のSUVは内外装ともにモダンで先進的な設計が主流になっているため、旧型ヴェゼルのインテリアは見劣りすると感じるケースがあります。
ナビやエアコンパネルなどの操作系のデザインも、やや古さを感じるレイアウトになっており、ユーザーインターフェースの進化が著しい現代では使いにくさを感じることもあるでしょう。
さらに、収納力の面でも過度な期待は禁物です。確かにラゲッジスペースやリアシートのアレンジ性は高いものの、小物収納の配置や容量に不満を抱くこともあります。
例えば、スマートフォンや小型のアクセサリー類を収納するスペースが限られており、追加の収納アイテムを購入して対応するユーザーも多いようです。
このような点から、旧型ヴェゼルの内装に完璧を求めるのは難しいかもしれません。しかし、それでも価格と性能のバランスを考えれば十分魅力的な車種です。購入前にはグレードごとの違いや装備内容をしっかり比較し、自分の優先するポイントに合ったモデルを選ぶことが大切です。
後悔しやすいポイント

ヴェゼルの旧型を中古で購入したユーザーの中には、あとから「こうしておけば良かった」と後悔するケースも見られます。その原因は主に、グレード選びや装備内容の見落とし、そして使用シーンとのミスマッチにあります。
まずよくある後悔の一つが、「思ったよりも内装がチープだった」というものです。特にベースグレードは装飾が控えめで、シート素材や内張りの質感も最低限に抑えられています。
価格の安さに惹かれて購入したものの、実際に乗ってみると「もう少しお金を出して上のグレードを選べばよかった」と感じる方が少なくありません。
また、後席の快適性を軽視した選択も後悔の一因になりがちです。旧型ヴェゼルは後部座席の足元スペースは確保されているものの、グレードによってはリクライニングがなかったり、ヒートシーターが省略されていたりします。
ファミリーでの利用や長距離ドライブを想定している場合、後席の快適性は重要なポイントになります。
さらに、純正ナビの選択ミスも注意が必要です。一部の旧型モデルではインターナビやディーラーオプションのナビが装着されていますが、地図更新が古かったり、スマホとの連携機能が乏しいこともあります。
その結果、ナビ機能に不満を感じて社外品へ交換を検討するユーザーもいますが、費用も手間も余計にかかってしまいます。
このように、旧型ヴェゼルには便利な装備が揃っている一方で、必要な機能や装備が揃っていないモデルを選ぶと、後悔の原因になります。購入前には、自分の使い方に必要な装備がしっかり備わっているかを事前に確認しておくことが、後悔しないための大きなポイントです。
かっこいい内装デザイン
旧型ヴェゼルの内装は、価格帯を考慮すれば非常にスタイリッシュで洗練された印象を与えます。特に「RS」や「Z」グレードになると、デザイン性と素材感の両面で高い評価を得ています。見た目の“かっこよさ”を重視する方には、これら上位グレードが強くおすすめです。
まず、コックピットのデザインはドライバーを中心に設計されており、ディスプレイやスイッチが手元に自然に収まるよう配置されています。
この設計思想は運転のしやすさに直結し、見た目のバランスも良好です。水平基調のインパネデザインは、視界の広さと圧迫感のなさを両立させており、外観だけでなく内装にも現代的なSUVらしい存在感が宿っています。
内装色も印象を大きく左右するポイントです。「ジャズブラウン」や「パッションブラック」といったカラーは、シートだけでなくドアトリムやセンターコンソールにもコーディネートされており、インテリア全体に統一感と高級感を与えています。
特にジャズブラウンは、明るめの色調で車内を上品に彩り、多くのユーザーから高評価を得ています。
また、「RS」グレードに用意されているウルトラスエードのコンビシートも、スポーティさと高級感を兼ね備えており、他のグレードにはない特別感を演出しています。
さらに、細部にはクローム加飾や本革巻ステアリング、スムースレザーなども用意され、実用性だけでなく所有する喜びも感じさせてくれます。
このように、旧型ヴェゼルの内装は単なる移動手段を超えた「魅せる空間」としての魅力を持っており、「かっこいい車内に乗りたい」と思う人にとっては、十分に満足できる仕上がりとなっています。
ヴェゼルの旧型の内装はどこが優れているのか

・おすすめのグレードや装備
・内装に対するユーザー評価
・後期モデルで進化したポイント
・快適性を高める装備
・中古車市場における相場感
・ハイブリッドモデルの性能
・内装の劣化や使用感の見極め方
おすすめのグレードや装備
旧型ヴェゼルの購入を検討しているなら、グレード選びと装備のチェックは重要なステップです。特に中古車市場では様々な仕様が出回っており、どれを選ぶかによって満足度は大きく変わってきます。おすすめは「HYBRID Z Honda SENSING」や「RS」グレードです。
項目 | HYBRID Z Honda SENSING | RS |
---|---|---|
シート素材 | コンビシート | ウルトラスエード コンビシート |
シートカラー | ジャズブラウン / パッションブラック | グレー基調(スポーティ) |
ヒートシーター(前席) | あり | あり |
静粛性向上装備 | 高遮音フロアカーペットなど | 高遮音フロアカーペットなど |
ステアリング素材 | 本革巻き(ステッチなし) | 本革巻き(ステッチあり) |
内装の雰囲気 | 上質・落ち着き | スポーティ・精悍 |
スポーツペダル | なし | あり(ステンレス製) |
足回りセッティング | 標準 | 専用チューニング |
走行性能の特化度 | バランス型 | 高い |
内装の特別感 | 高い | 非常に高い |
また、どのグレードを選ぶにしても「Honda SENSING」が標準装備されているモデルは安心です。衝突軽減ブレーキやアダプティブクルーズコントロールなど、安全性を高める機能が豊富に揃っており、中古であっても、これら先進機能が備わっていれば、日常のドライブでの安心感は大きく異なります。
このように、自分のライフスタイルや使い方に応じて、最適なグレードと装備を選ぶことが大切です。見た目のかっこよさだけでなく、長期的な満足度を考慮してモデルを選びましょう。
内装に対するユーザー評価
ヴェゼルの旧型の内装に関して、ユーザーからはおおむね高い評価が寄せられています。特に多く挙げられているのが、価格帯以上の質感とレイアウトの優秀さです。
水平基調のダッシュボードと広いフロントガラスによって、車内は視覚的にも広く感じられる設計となっており、コンパクトSUVでありながら開放感があるという意見が目立ちます。
また、上位グレードにおいては、ウルトラスエード素材やレザー調の加飾が施されており、「高級感がある」「長時間乗っていても疲れにくい」といった実用性の面でも支持されています。
シートの座り心地やスイッチ類の配置もユーザーの使い勝手を意識した設計となっており、日常の運転が快適に行える点も好評です。
一方で、ベースグレードに関しては「内装がチープに感じる」「素材に高級感がない」といった指摘もあります。プラスチックの質感や収納の少なさに不満を感じるケースも見受けられ、中古での購入時にはグレード選びが満足度を大きく左右するポイントになります。
また、長期間使用された車体では内装の劣化や汚れが目立つ場合もあるため、実際の現車確認が非常に重要です。評価の高い内装も、メンテナンス状態が悪ければ台無しになってしまいます。中古購入時には、素材の状態や装備の作動状況なども丁寧に確認しましょう。
このように、ヴェゼル旧型の内装は総じて高評価ですが、実際の使用状況やグレード差により印象は大きく異なります。内装の質感や装備を重視する方は、購入前に複数の車両を比較検討することが大切です。
後期モデルで進化したポイント

ヴェゼルの旧型には、2016年のマイナーチェンジを境に「前期型」と「後期型」が存在します。後期モデルでは主に内外装デザイン、安全装備、快適性の向上など、多方面にわたって進化が見られました。
中古でヴェゼルを探す際には、この後期モデルに注目することで、より満足度の高い選択が可能になります。
まず外観では、ヘッドライトやフロントグリルのデザインが変更され、より洗練された印象に。内装においても、スイッチやパネルの質感が改善され、細部の仕上がりが上質になっています。
特にZグレードやRSグレードでは、ウルトラスエードやレザー調素材が使用されており、プレミアム感がアップしました。
また、後期型からは「Honda SENSING(ホンダセンシング)」が全グレードに搭載されるようになり、衝突軽減ブレーキや車線維持支援機能など、安全性能が大幅に強化されました。これにより、家族での利用や長距離ドライブでも安心感が増しています。
一部のモデルでは、ナビやオーディオまわりのインターフェースも刷新され、より直感的な操作が可能に。後期型はこうした「見た目と中身」の両方で改良が施されており、中古市場でも人気が高く、価格も前期型よりやや高めに設定されています。
とはいえ、前期型が劣っているわけではなく、コストパフォーマンスを重視するなら前期型にも魅力があります。選ぶ際には、自身の使用目的や優先する装備を明確にし、予算と相談しながらモデルを選ぶと良いでしょう。
快適性を高める装備
ヴェゼルの旧型は、快適性を追求する装備が随所に散りばめられており、長時間の運転でも疲れにくい設計となっています。特にZグレード以上になると、その恩恵は顕著で、日常の運転はもちろん、長距離ドライブでも高い満足度を得られるでしょう。
まず注目したいのが、シートの設計です。ZグレードやRSグレードにはコンビシートが採用され、触り心地の良い素材と程よいホールド感が特徴です。長時間座っていても姿勢が崩れにくく、身体への負担を軽減してくれます。
加えて、運転席と助手席にはヒートシーターが装備されているモデルもあり、寒い季節の乗車を快適にサポートしてくれます。
エアコンもフルオートで、車内の温度を均一に保ちやすい設計です。また、リアシートの居住性も優れており、膝まわりのスペースにゆとりがあるため、後部座席に乗る家族や友人にも配慮された作りになっています。
他にも、マルチユーティリティドリンクホルダーやUSB充電ポートなど、日常で使用頻度の高い便利装備が整っています。小物の収納スペースも随所にあり、使い勝手の良さは非常に高いといえるでしょう。
中古でヴェゼルを探す際には、こうした快適装備がどの程度そろっているかも重要なチェックポイントです。特にZグレード以上の装備内容は充実しているため、予算が許すなら検討する価値は十分にあります。
中古車市場における相場感
ヴェゼルの旧型の中古車相場は、年式や走行距離、グレードによって幅広く変動していますが、全体としては比較的手の届きやすい価格帯にあります。
エントリーグレードである「G Honda SENSING」や「HYBRID Honda SENSING」であれば、状態にもよりますが100万円台前半から購入可能なものも存在します。
一方で、装備が充実した「HYBRID Z」や「RS」などの上位グレードになると、走行距離が短く内外装の状態が良好な車両は200万円近くになることも珍しくありません。特に人気のジャズブラウン内装や本革シート装備車は、他と比べて高値で取引される傾向があります。
また、後期型(2018年以降)でHonda SENSING搭載車は、中古市場でも評価が高く、安定した需要があります。安全性や快適性の面からも支持されており、リセールバリューも比較的高いとされています。
中古車相場は季節や販売エリアによっても異なりますが、全国展開している大手中古車販売店では価格比較もしやすく、保証付き車両も多いため初心者にはおすすめです。また、走行距離や整備履歴、修復歴の有無などもしっかり確認することが、失敗しない購入のカギとなります。
最終的に、予算に応じて必要な装備とグレードを見極め、自分に合った一台を見つけることが、満足度の高いヴェゼル選びにつながるでしょう。
ハイブリッドモデルの性能

ヴェゼルの旧型のハイブリッドモデルは、「SPORT HYBRID i-DCD」と呼ばれる1.5Lエンジンと7速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)の組み合わせによって、燃費性能と走行性能を高次元で両立している点が特徴です。
特に市街地での加減速が多いシーンでは、モーターによるアシストが滑らかで、ストレスの少ない走行を実現します。
燃費はJC08モードで最大27.0km/Lを達成しており、ガソリン代を抑えたいユーザーにとって非常に経済的です。高速道路ではDCTの恩恵でエンジンの回転数を抑えつつスムーズな加速が可能となり、長距離移動にも十分対応します。
一方で、DCTの特性として、クリープ現象(停車状態でゆっくり動く力)が弱いため、坂道や渋滞時の運転に少し慣れが必要という意見もあります。中古車として購入する際は、このトランスミッションの動作に違和感がないかを試乗で確認するのが理想です。
また、ハイブリッドモデルはバッテリーの劣化具合も気になるポイントです。一般的に7〜10年程度で性能が落ちると言われており、年式の古い車両や走行距離が多い場合は、点検記録や交換歴を確認することが大切です。
それでもなお、ヴェゼルのハイブリッドは総合的なパフォーマンスに優れており、燃費重視かつ運転の楽しさも求めるユーザーにとっては非常に魅力的な車種です。
内装の劣化や使用感の見極め方
中古車選びで失敗しないためには、内装の状態を正しく見極めることが重要です。外装は比較的修理しやすいのに対し、内装の劣化や臭いなどは見逃しやすく、修復にも手間とコストがかかることがあります。
チェック項目 | 確認ポイントの内容 | 注意点やヒント |
---|---|---|
シート(ファブリック含む) | 擦れ・ヘタリ・破れの有無を確認 | 使用頻度や丁寧さが反映されやすい |
ステアリング・シフトノブ | テカリ・色落ち・グリップ感 | 手汗や紫外線の影響も考慮 |
フロアマット | 汚れ・破れ・擦れ具合 | 土砂や水濡れの跡があるかを要チェック |
ペダルの摩耗具合 | ラバーの減り具合や金属の擦り傷 | 運転スタイル(荒さ)を推測可能 |
天井・ドアトリム | たるみ、シミ、パネルの浮きや剥がれ | 湿気や長期保管時の影響を確認 |
ペットの痕跡 | 毛、におい、引っかき傷などの有無 | アレルギー持ちの人は特に注意が必要 |
加飾パネルの状態 | 色落ち、割れ、浮き、剥がれの有無 | デザイン性だけでなく触感の劣化にも注目 |
エアコン・オーディオ | 作動音、風量、操作パネルの応答性 | 実車での試運転時に必ず確認する |
電動ミラー | 可動範囲、動作スムーズか | 折りたたみやミラー角度変更の挙動を見る |
シートヒーター | スイッチ反応、加熱具合 | 寒冷地仕様のチェック対象にもなる |
内装全体のニオイ | たばこ臭、芳香剤の香り、カビ臭など | 消臭処理で隠れている場合もあるので要注意 |
車両登録地域の確認 | 湿気の多い地域、沿岸部などの履歴 | サビや内装劣化が早まっている可能性がある |
このように、内装の状態から前オーナーの使い方やメンテナンス状況を読み取ることができれば、より納得のいく中古車選びが可能になります。
中古車販売店では見落とされがちなポイントでもあるため、自分の目でしっかり確認することが求められます。
まとめ:ヴェゼルの旧型の内装について
・旧型ヴェゼルの内装はコンパクトSUVながら広い室内空間を確保
・水平基調のコックピットで視界が良好かつ操作性にも優れる
・リアシートは多彩なシートアレンジに対応し、荷室としても使いやすい
・ブラックファブリック基調でもモダンで落ち着いた印象の内装デザイン
・Zグレードはジャズブラウンやパッションブラックのコンビシートを採用
・ステアリングやインパネの加飾にも統一感があり高級感を演出
・コンビシートやヒートシーターなど快適装備が揃い寒冷地でも安心
・内装カスタムで個性を出しやすく、ドレスアップの自由度が高い
・スポーティにもラグジュアリーにも内装をアレンジできる柔軟性がある
・純正・社外アクセサリーが豊富で実用性と見た目の両方を向上できる
・一部グレードでは質感のチープさが気になるという声もある
・ナビや操作パネルの古さが気になる場合もあるため注意が必要
・グレードや装備の選び方を間違えると後悔することがある
・ジャズブラウン内装やRSのウルトラスエード仕様は見た目の満足度が高い
・Honda SENSING搭載車は安全性が高く、中古でも安心して選べる
・ヴェゼルのマイナーチェンジはいつ行われた?新旧モデルの違いを比較
・ヴェゼルの旧型はかっこいい?人気の理由や評価・欠点を分析
・ヴェゼルの内装をおしゃれにカスタムする方法と旧型・新型の違い
・ヴェゼルは何人乗り?5人乗りの快適性と車内スペースの広さを検証
・ヴェゼルの最低地上高を比較!4WD・2WD・グレード別に紹介