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エクストレイルT33の車速連動ドアロックの不具合と対処法・解除方法

エクストレイルT33の車速連動ドアロックの設定と特徴
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エクストレイルT33に乗っていて、「車速連動ドアロックってどうやって設定するの?」「なぜか自動でロックされない…」と感じたことはありませんか?

最近の車両には安全性や利便性を高める多彩な機能が搭載されていますが、それだけに設定や仕組みがわかりづらいという声もよく聞かれます。

この記事では「エクストレイルT33の車速連動ドアロック」に注目し、自動で施錠される仕組みや、約25km/hで作動するロックのタイミング、さらにはアドバンスドドライブアシストによる設定方法までを網羅的に解説します。

また、オートロックが作動しないケースや、T32との違い、さらには社外製TPMSやエンラージ商事製品との干渉リスクまで、気になるポイントをわかりやすく整理。これを読めば、T33の車速感知式オート集中ドアロックを正しく理解し、快適かつ安心なドライブが実現できるでしょう。

記事の要約

・エクストレイルT33の車速連動ドアロック
・アドバンスドドライブアシスト
・オートロックが作動しない場合の原因
・社外製品との干渉リスクと設定変更

エクストレイルT33の車速連動ドアロックの設定と特徴

エクストレイルT33の車速連動ドアロックの設定と特徴
出典元:NISSAN・X-TRAIL

・自動で施錠される仕組みとは?
・車速感知式オート集中ドアロックの特徴
・T33のドアロック設定手順
・アドバンスドドライブアシストでの設定方法
・約25km/hで作動するロックのタイミング
・オートロックが作動しないケースとは?

自動で施錠される仕組みとは?

まず、エクストレイルT33に搭載されている自動ドアロック機能は、車速に連動してドアが自動的に施錠される安全機能です。

具体的には、走行中にドライバーが操作しなくても、時速約25kmに達すると車両が自動的にすべてのドアをロックします。これは「車速感知式オート集中ドアロック」と呼ばれる仕組みによるもので、万が一の飛び出しや第三者の侵入を防ぐために役立ちます。

このように言うと単純なシステムのように思えるかもしれませんが、実際には複数のセンサーと制御モジュールが連携して作動しています。

まず、車速センサーが現在の走行スピードをリアルタイムで感知し、そのデータが車両のECU(エンジンコントロールユニット)へ送信されます。そして、特定の速度を超えたと判断されると、ECUがドアロック作動の信号を送る仕組みです。

この機能は、特に子どもを乗せるファミリー層や都市部の混雑道路を走行するドライバーにとって心強いものです。いくら安全を意識していても、手動でのロック操作を忘れることは誰にでも起こり得ます。

そんなとき、この自動ロック機能がしっかりとサポートしてくれるのです。

ただし注意点として、ロック作動後にドアを一度開けてしまうと、再び自動でロックされることはありません。再度施錠したい場合は、いずれかのドアを閉め直すか、電源を一旦オフにする必要があります。利便性と安全性のバランスをとった設計といえるでしょう。

車速感知式オート集中ドアロックの特徴

車速感知式オート集中ドアロックの特徴
出典元:NISSAN・X-TRAIL

エクストレイルT33の「車速感知式オート集中ドアロック」は、車が約25km/h以上の速度に達したときに、すべてのドアを自動的にロックする仕組みです。

この機能は運転中の安全性を高めるために設計されており、不意の飛び出し事故や第三者の車内侵入を防ぐ有効な手段として多くのドライバーに支持されています。

一方で、この機能には他のドアロック機能と異なる特徴があります。たとえば、一度ドアを開けてしまった場合には、その後の再施錠は自動では行われません。つまり、ロックは一方向的であり、解除された状態から再度自動施錠されることはないのです。

これを再び機能させるためには、車両の電源をオフにするか、ドアを一度閉じ直す必要があります。

このように考えると、車速連動のロック機能は一見便利なようで、実際には使い方に注意が必要です。特に荷物の積み下ろしや乗客の乗降中にドアが一時的に開くと、ロックが作動しないまま走行を再開してしまう可能性もあります。

また、車速感知式オートドアロックは工場出荷時には「作動」状態に設定されていますが、必要に応じて「非作動」に切り替えることも可能です。これは、ユーザーのライフスタイルや運転環境に応じて柔軟に対応できるよう配慮された設計といえるでしょう。

なお、設定の切り替えには特別な操作が必要となります。ドアを閉じた状態で電源をONにし、その20秒以内にドアロックスイッチを5秒以上押し続けることで、作動・非作動の切り替えが可能です。点滅回数によって切り替えの成否を確認できる点も、ユーザーフレンドリーな設計です。

T33のドアロック設定手順

T33型エクストレイルでは、ドアロックに関する各種設定をユーザー自身で変更することができます。なかでも注目すべきは「車速感知式オートドアロック機能」や「オートアンロック設定」の有無や挙動をカスタマイズできる点です。

これにより、個々のユーザーの使用環境や好みに合わせた運転支援が可能となっています。

設定を変更するには、まず車両の電源をONにした状態で操作を開始します。すべてのドアを閉じたうえで、電源をONにし、その後20秒以内に運転席ドアのロックスイッチ(施錠側)を5秒以上長押しします。

すると、車両の非常点滅表示灯が点滅し、設定が「作動」「非作動」のいずれかに切り替わったことを知らせてくれます。点滅が2回なら作動、1回なら非作動です。

この設定変更は、特別な診断機器や整備士の手を借りなくても行えるため、ユーザーにとって手軽なカスタマイズ手段です。ただし、正確な操作手順を知らないと設定がうまく反映されないことがありますので、事前にマニュアルや車載ディスプレイの指示をよく確認することが推奨されます。

また、オートドアロック以外にも、エンジンを停止したときに自動で全ドアが解錠される「オートドアアンロック」も同様の手順で設定可能です。このように複数のロック関連機能を個別に設定できることで、より細やかなドライビングサポートが実現されています。

アドバンスドドライブアシストでの設定方法

アドバンスドドライブアシストでの設定方法
出典元:NISSAN・X-TRAIL

エクストレイルT33には「アドバンスドドライブアシストディスプレイ」と呼ばれる情報表示・設定操作の一元管理システムが搭載されています。この機能を使えば、車速連動ドアロックやオートアンロックといった各種ロック機能の詳細設定を直感的に変更することが可能です。

まず、ステアリング右側にあるコントロールスイッチを使い、「設定」メニューを開きます。

そこから「車両設定」→「ロック」へと進むと、「keyエントリー」や「オートドアアンロック」といった設定項目が表示されます。ユーザーはこの画面上でON/OFFを切り替えるだけで設定を変更できます。

日産エクストレイルT33の設定可能な主なロック機能と特徴

設定項目操作方法(ディスプレイメニュー)ON/OFF切替主な効果・注意点
車速連動ドアロック設定 → 車両設定 → ロック〇 / ✕一定速度に達すると自動的にドアロック。安全性向上に貢献。
オートドアアンロック設定 → 車両設定 → ロック〇 / ✕エンジン停止やPレンジでドア自動解錠。降車時の利便性が向上。
keyエントリー機能(スマートキー)設定 → 車両設定 → ロック〇 / ✕OFFにするとワンタッチスライドドア開閉やハンズフリー機能も無効化される点に注意。
衝撃感知式ドアロック解除設定 → 車両設定 → ロック〇 / ✕衝撃検知時に自動解錠。事故時の脱출性を確保。
Pレンジ連動ドアアンロック設定 → 車両設定 → ロック〇 / ✕シフトをPに入れると自動でドアが解錠。駐車後すぐに乗員が降りやすくなる。

このディスプレイを活用すれば、物理的なスイッチ操作に頼らずに設定が可能であるため、操作ミスを減らせるだけでなく、設定状態を視覚的に確認できるのも大きなメリットです。

特に、keyエントリー機能をオフにした場合、スライドドアのワンタッチ開閉やハンズフリー機能までも無効になる点には注意が必要です。

また、車両に強い衝撃が加わった際に作動する「衝撃感知式ドアロック解除」や、Pレンジに入れたときの自動解錠機能なども、このアシストディスプレイを通して設定変更が行えます。これにより、万が一の衝突時に乗員の安全確保をサポートする準備が整います。

このように、アドバンスドドライブアシストディスプレイは単なる情報表示装置ではなく、安全性と快適性を両立するための中核的存在といえるでしょう。どれだけ機能が充実していても、それを活用しなければ意味がありません。

設定手順を覚えて、自分仕様にカスタマイズすることが安心と満足につながります。

約25km/hで作動するロックのタイミング

エクストレイルT33の車速連動オートドアロック機能は、車が発進してからおおよそ時速25kmに達したタイミングで自動的に全ドアが施錠されます。

この速度はメーカーが設定した基準であり、市街地走行や住宅街での低速走行時にはロックが作動せず、ある程度の加速が確認されてから安全確保のためにロックされる仕組みです。

例えば、信号待ちや渋滞中の徐行運転では作動せず、加速して通行帯に合流する段階で施錠されるという流れになります。

この設定速度は、実際の交通状況を反映したバランスの良いラインといえるでしょう。

いくら自動ロックが便利だとしても、頻繁に停車・発進を繰り返す場面でその都度施錠されていては、かえって煩わしさを感じるユーザーもいるはずです。そこで「約25km/h」という微妙なスピードが選ばれています。

さらに、このロックタイミングはECU(車両の電子制御ユニット)が車速センサーからの情報を受けて判断するため、操作を意識することなく安全性が高まるというメリットがあります。小さなお子さんを乗せているファミリー層や夜間に走行する方にとっても安心材料となるでしょう。

ただし、ロックが作動した後に乗員がドアを開けた場合、再び自動的にロックされることはありません。このような仕様も考慮しながら、実際の走行シーンに合った使い方を覚えておくとより快適にドライブを楽しめます。

オートロックが作動しないケースとは?

オートロックが作動しないケースとは?
出典元:NISSAN・X-TRAIL

一見、便利で安心感のある車速感知式オートドアロック機能ですが、状況によっては期待通りに作動しないことがあります。

その主な原因の一つが「システム設定の非作動状態」です。つまり、購入時には作動状態で納車されることが多いものの、オーナーが意図的に解除していたり、過去の設定変更で機能がオフになっている可能性があるというわけです。

もう一つ見落とされやすいケースとして、すでにドアが一度開いた後の挙動があります。例えば、助手席や後部座席の乗員が走行中にドアを開閉した場合、その後は自動ロックが再作動しない設計になっています。

これは、安全のための措置であり、意図せず車内から閉じ込められるリスクを避けるためです。

また、シートベルトの装着状況やドアの半ドア状態も影響を及ぼします。すべてのドアが完全に閉じられていない場合、ロック信号は送信されません。さらに、故障やセンサー異常が原因でロック作動が検知されないケースも稀にあります。

このような場合は、ディーラーで診断機によるチェックを受ける必要があります。

このように、オートロックは一貫して作動するわけではなく、特定の条件が整ったときにのみ動作します。したがって、日常的に車を使用するなかで「ロックがかからないな」と感じた場合は、これらの要因を一つずつ確認してみるとよいでしょう。

設定変更だけで改善する場合も多く、難しい操作をしなくても自身で対応できるのがエクストレイルT33の強みといえます。

エクストレイルT33の車速連動ドアロックの注意点

エクストレイルT33の車速連動ドアロックの注意点
出典元:NISSAN・X-TRAIL

・手動でロック解除する方法とは
・T32とのオートロック仕様の違い
・ドアロックに関するよくある故障と対処法
・隠しコマンドによる設定変更の可能性
・日産車全体のオートロック機能の共通点
・社外製TPMSやエンラージ商事製品との干渉リスク

手動でロック解除する方法とは

オートロックが作動した後や、自動施錠機能が動作しない状況下で必要となるのが「手動によるロック解除」です。エクストレイルT33では、運転席および助手席ドアの内側にあるドアロックボタンを使って、任意のタイミングで施錠・解錠を行うことができます。

スイッチ一つで全席のロック状態が一括制御される仕組みは、ユーザーにとって非常に直感的です。

特に便利なのが、パワードアロックシステムです。これは、車両の電源がON状態であれば、シフト操作やエンジン停止を待たずに任意でドアロックを操作できるもので、荷物の積み下ろし時などにも重宝します。

例えば、子どもを後部座席に乗せたあとで運転席から素早くロックをかけたい場面では、この機能が非常に役立ちます。

加えて、リモコンキーを使った遠隔操作でもロック解除が可能です。キーレスエントリー対応モデルでは、ドアハンドルに手をかざすだけで解錠される仕様もあり、物理的なボタンを押すことなくスマートに操作できる点が評価されています。

さらに、スマートキー非搭載車の場合でも、キーシリンダーを使って施錠・解錠が行えますので、機械的なトラブル時にも対応可能です。

なお、手動解除時に注意すべきポイントとして、施錠状態のまま走行していても、ドライバーが内側からロックレバーを引くと手動でドアを開けることができます。ただ、すべてのドアにこの操作が適用されるわけではないため、使用状況に応じた確認が重要です。

T32とのオートロック仕様の違い

T32とのオートロック仕様の違い
出典元:NISSAN・X-TRAIL

エクストレイルT32とT33を比較すると、オートロック機能に関する仕様や使い勝手にいくつかの違いが見受けられます。

T32は、車速感知式のオートドアロック機能が基本的に標準装備されていたものの、細かな設定変更は物理ボタンでの操作に限られており、やや手間がかかる印象でした。一方、T33ではアドバンスドドライブアシストディスプレイを通じて設定画面から簡単に機能のオンオフが可能となっています。

この違いは操作性だけでなく、安全性やカスタマイズ性にも大きく影響を与えます。T33では、車両停止時やPレンジ移行時に自動でドアが解錠される「オートアンロック機能」も細かく制御でき、状況に応じた最適な設定が選べるようになりました。

例えば、通勤で一人乗りをしているユーザーと、家族を頻繁に乗せるユーザーでは求めるロック挙動が異なるはずです。T33ではそのような差異に柔軟に対応できるようになっているのです。

また、T32では設定の切り替えを行うにはドアロックボタンの長押しなど、手順がやや煩雑でしたが、T33ではメーター内ディスプレイで選択形式となっており、視覚的に確認しながら操作できる点が大きな進化ポイントです。

特に高齢者や機械操作が苦手な方にとっては、T33の直感的なUIは安心感をもたらします。

これらの違いを踏まえると、T33はただ機能が追加されたモデルというだけでなく、ユーザーの使いやすさをより重視して作られているといえるでしょう。安全性と利便性が一段と向上しているのは間違いありません。

ドアロックに関するよくある故障と対処法

エクストレイルT33に限らず、ドアロック機構は使用頻度が高いだけに、トラブルも比較的起こりやすい部位といえます。

例えば、「リモコンキーでは施錠できるが、解錠はできない」「車内のロックスイッチを押しても反応がない」といった症状がよく見られます。これにはいくつかの原因が考えられますが、最も多いのはアクチュエーターと呼ばれる電動装置の不具合です。

アクチュエーターはモーター駆動によってドアのロック・アンロックを制御していますが、経年劣化や頻繁な使用によりモーターが故障したり、内部のギアが摩耗することで動作が鈍くなることがあります。

また、ヒューズ切れやリレーの接触不良といった電気系統のトラブルも原因の一つです。このようなケースでは、全ドアが一切反応しないという特徴があるため、最初にヒューズボックスを点検するのが良いでしょう。

予備ヒューズが車内に常備されているモデルであれば、比較的簡単に自力で交換できます。

対処法としては、まず症状がどのドアに起こっているのか、どの操作時に反応がないのかを整理することが大切です。全ドアに症状がある場合と、片側だけの場合では原因が異なることが多いため、修理費用も大きく変わってきます。

なお、ディーラーに持ち込む前に、バッテリー電圧の低下やスマートキーの電池切れなど、意外な要因が関与していることもあるため、基本的な点検も忘れず行いましょう。

隠しコマンドによる設定変更の可能性

隠しコマンドによる設定変更の可能性
出典元:NISSAN・X-TRAIL

エクストレイルT33のような最新車両では、メーター画面やインフォテインメントシステムを通じてさまざまな設定変更が可能ですが、それとは別に「隠しコマンド」とも呼ばれる非公開の操作手順によって設定項目を変更できる場合があります。

こうした隠し機能は、通常の取扱説明書には記載されていないことが多く、主にサービススタッフや一部の熟練ユーザーによって共有される情報に依存しています。

例えば、特定のボタンを一定時間押し続けながらイグニッションを操作することで、ドアロックやライト系統の動作仕様を切り替えるという事例もあります。

これを行うことで、通常では変更できないオートロックの作動タイミングや、ドア開閉時のアンサーバック音の有無を調整できる可能性があるのです。ただし、こうした操作はあくまで「裏技」に近いものであり、公式にサポートされていないケースも多いため、慎重に取り扱う必要があります。

このような隠しコマンドは、インターネット上のフォーラムや車種別のオーナーコミュニティなどで情報が集められており、一部のユーザーはDIY的に利用しています。

しかし、操作を誤るとシステムに不具合を生じさせるリスクもあるため、実行前には十分な情報収集と手順確認が不可欠です。どうしても試してみたい場合は、信頼できる整備士に相談した上で実施することをおすすめします。

日産車全体のオートロック機能の共通点

日産車におけるオートロック機能には、モデルを問わず共通する仕様や設計思想がいくつか存在しています。その中で特に重要なのが「安全性の担保を最優先にした作動条件」です。

たとえば、車速が一定値(おおむね20〜25km/h)を超えた段階で自動的にドアを施錠する仕様は、エクストレイルT33に限らず、セレナやノート、ルークスなど他の車種でも共通しています。

また、Pレンジにシフトを入れた際に自動でアンロックされる「オートアンロック」機能も、多くのモデルに標準化されており、乗降時の利便性を高める工夫がなされています。

この機能は、走行中の安全性を確保しつつ、停車後にはスムーズに車外に出られるという一貫したユーザー体験を提供するためのものです。

さらに、車種によってはこのオートロック/アンロックの挙動をメニュー画面からカスタマイズできる点も共通しています。

T33ではメーター内のアドバンスドドライブアシストディスプレイを通じて、ルークスなどではインフォテインメントシステムから設定が可能です。こうした共通点から見えてくるのは、日産が一貫して「ユーザーごとのライフスタイルに対応する柔軟性」を重視しているという姿勢です。

ただし、海外仕様車や輸出モデルでは、法規制の違いによりこの機能が搭載されていなかったり、初期設定が異なる場合もあります。輸入中古車や逆輸入車を検討する際には、この点にも注意が必要です。

社外製TPMSやエンラージ商事製品との干渉リスク

社外製TPMSやエンラージ商事製品との干渉リスク
出典元:NISSAN・X-TRAIL

エクストレイルT33のような高度な電子制御を搭載した車両では、社外製のTPMS(タイヤ空気圧監視システム)やエンラージ商事のようなアフターパーツ製品との電波干渉が問題になるケースがあります。

特に、車速連動ドアロック機能やスマートキーシステムなど、無線通信を前提とした装備が多く搭載されているため、電波帯域が重なった際には不具合が発生することがあるのです。

例えば、TPMSの送信機が車両のドアロック用電波と干渉した場合、「リモコンキーが反応しない」「車内からドアロックが作動しない」といった症状が報告されています。

また、スマートキーの認識範囲が狭まることもあり、ドアに近づいてもアンロックされないなど、利便性が大きく損なわれる恐れがあります。

エンラージ商事が提供する後付けの電装品、たとえばTVキャンセラーや自動格納ミラーキットなども同様で、取り付け位置や配線の取り回しによっては、車両のCAN通信に影響を与えることがあります。

特に、OBD2端子を利用するタイプの製品は、車両と常時通信しているため、誤動作の原因となる可能性が高くなります。

このような干渉を回避するためには、製品の動作周波数や設置場所に注意することが重要です。できれば、日産車専用設計として販売されている製品を選ぶか、信頼できる専門店に取り付けを依頼するのが安全です。

また、万が一不具合が発生した場合には、社外製品を一度すべて取り外し、症状が改善するかを確認することで、原因の切り分けがしやすくなります。

まとめ:エクストレイルT33の車速連動ドアロックについて

まとめ:エクストレイルT33の車速連動ドアロックについて
出典元:NISSAN・X-TRAIL

・約25km/hで自動的にドアロックが作動する仕組みである
・エクストレイルT33ではアドバンスドドライブアシストから設定変更が可能
・初期状態で車速感応ドアロック機能が有効になっている車両が多い
・オートロックが作動しない原因にはバッテリー電圧の低下や設定オフがある
・車速感知式オート集中ドアロックは個別のドアロックと連動していない
・手動解除は内側のロックスイッチまたはリモコンキー操作で行える
・エクストレイルT32とT33ではロック機能の操作性に細かな違いがある
・故障の多くはドアセンサーや集中制御ユニットの不具合によるもの
・隠しコマンドで設定変更できるという情報があるが信頼性は不明確
・日産車全体でオートロック機能の仕様は近いが細部はモデルごとに異なる
・TPMSなどの社外製品との電装干渉が誤作動を招くケースがある
・T33のドアロックは取扱説明書にも詳細に記載されている
・オートロックの作動タイミングはアクセルの踏み込みにも影響を受ける
・設定を無効化したい場合はメニュー画面から手順を踏む必要がある
・エンラージ商事製TPMSを使用すると一部の設定が正常に反映されないことがある

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